人身事故

きょうは高松の歯医者さんに定期検診に行くべく、電車で池袋に向かっていました。
池袋まであと12分くらいのところで、「緊急停車します」とのアナウンスがあり、電車が静かに止まりました。
しばらくして「人身事故のためしばらく停車します」とのこと。
人身事故はしょっちゅうあるのですが、だいたい怪我人を搬出して警察が現場検証に来て、40分くらいかかるのが普通でしょうか。
でもきょうは1時間あまりも車内に閉じ込められ、具合が悪くなった人の救護にさらに時間がかかりました。
携帯電話であちこちに連絡する人の声が聞こえますが、全員いたって平気で携帯の画面を見ている人がほとんどです。
私は50分の余裕をもって自宅を出たにもかかわらず、飛行機の搭乗時刻には間に合わず、四国行きは断念となりました。
これまで相当飛行機には乗りましたが、人身事故の影響で飛行機に乗れなかったのは生まれて初めてでした。
マクロビオティックをしていると、こういう時には上手く難を逃れてセーフになると教わったのですが、今回はそのようなことはありませんでしたね。
ま、単に私のマクロビオティックが濁って来ただけなのかも知れませんが。
心しなくては。
というわけで「遅延証明書」をもらってANAへ連絡。

黒いテーブルの上で写したので4のところが黒くなっていますが、実際はパンチで穴を開けてあるだけ。
向こうが見えます。
この紙切れが改札を出た脇にドサッとかごに入れてありました。
日付のところにパンチを入れれば、いつでも使える様式なんですね。
四国へ日帰りで行く予定だったのですが、こんなわけで不可能になってしまったので、お昼ごはんをデパートの中で食べました。

「麦とろ御膳」にしたかったのですが売り切れとのことだったので、「花かご御膳」にしました。
これで1,370円也。
茶碗蒸しと天ぷらは少し残しました。
二切れのお刺身は美味しかったです。
花かごの中はお刺身以外はすべて植物性なので、食べ終わった後はさっぱりしていました。
さ、真面目にマクロビオティックしよ(笑)
 
 


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誕生日


昨日は息子の誕生日だった。
このあと夫、私と誕生日が続く。
そしてなぜか息子の彼女も7月が誕生日。
暑苦しい関係だねぇ(笑)
日曜日に家族3人の誕生日をお祝いした。
息子は昨日彼女と2人で、お台場の某ホテルの30階で夜景とお食事を楽しんだ模様。
毎年息子の誕生日に思うこと。
それは生きていてくれてありがとう。
ただこれだけだ。
子育てをしながら私はもう一度「生き直す」ことができた。
子育てをするまでは勝手に大きくなってきたような気がしていたけれど、子育てをして初めて「ああ、生かされていたんだなぁ」ということが実感として震えるほど理解できた。
子育てはそれほどに多くのことを教えてくれる。
息子の感性の芽を摘まないように、伸ばせるように、それだけを柱にして育ててきた。
今もまだ育て中だけれど、これからはバトンタッチの段階だ。
幸いに同じお料理の世界に関心のある彼女のようなので、良い関係が築けたらいいなと思う。
コースターの亀甲模様のように、理解し合える人たちに囲まれながら気持ちの良い人間関係を築いてほしい。


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糠床と塩分の関係

 

今年も美味しい糠漬けがこの糠床から生まれて来ています。
美味しい糠漬けを口にするたびに「ああ、日本人で良かったなぁ」と思います。
毎年糠床から学ぶことがあって、今年もまたその引き出しが増えることでしょう。

写真の糠床は硬そうに見えるかも知れませんが、手を入れるとふかふかしています。
穴を掘ればそこに水分が溜まってきますが、この水分が美味しさの源です。
簡単に捨てることのないようにしましょう。
私は大事に大事にこの水分をコントロールしています。
また、よく発酵している糠床なら米糠が乳酸菌のエサになるので、硬さ調整の目的だけでなく、「糠床のごはん」として少し糠床にプレゼントしてあげます。
ほんとに少しでも糠床が喜ぶので可愛くなってしまいます。

去年は塩分の感じ方でレベルアップした気がしましたが、今年は酸っぱさと塩分のバランス状態で塩分の感じ方が変わることを学びました。
酸味の強さで塩分が薄く感じたり、逆に発酵が弱いために塩分が強く感じたりするのですが、その相関関係がかなり理解できました。
ですから自分の舌でしょっぱいと感じても、本当に塩分が多くてしょっぱいのではなく、発酵との関係でしょっぱく感じているだけのことがあります。
そうして塩分を足さないで塩足らずになって、腐敗に向かう人が毎年結構多いですね。

糠漬けが初めてでない人はもうお気づきだと思いますが、足し塩をしたばかりの時には塩辛く感じます。
でも、時間とともにその塩辛さはまろやかさに変わっていきます。
これは糠床に限らずお料理の世界では誰でも感じることですね。
材料に反応してお塩の角が取れてくるからです。
これがもっと進むと「なれ」(熟れ=熟成)の世界になります。
その「熟(な)れ」が次なる旨味を引き出してくれるのですが、そのことを頭の中で予測しながら塩分濃度を考えなくてはなりません。
もちろん糠床は発酵させること自体が難しいのですが、ひとたび発酵に至ると、塩分濃度のコントロールも難しいかもしれません。

糠漬け初心者は材料から出る水分のことを忘れて、セオリーどおりにしようとします。
しかし細かなセオリーなんて作れません。
すべては発酵のご機嫌次第なんですから。
マニュアル世代にはどうしても難しく感じる糠漬けですが、よ?く考えてつき合っていけば本当に正直な生き物だと感心します。
正解か不正解かが刻々と判って、誠にやりがいのある相手です。
さあ、「じゃい安」仲間の皆さん、今年も糠床相手にあなたの観察力に磨きをかけてください。
繊細さを要求されますから、この機会に人間性も向上させましょう。

 


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紙袋の収納〜我が家の場合〜

 
 

これは我が家の収納スペースの扉です。
中は幅50センチ・奥行き44センチ・高さ207センチの狭い空間です。
最上段には電気の分電盤がドカンとあるので、その部分をふさぐことはできません。
何も棚のない空間だったので、その中に私が雑貨を利用して4段の棚を作りました。
紙袋はこんなふうに収納しています。
右側は典型的な縦長の袋。
左側はデザインに凝った横長の袋。

 
 

左側を別の角度から見るとこんな感じです。
すべて大きさ順に並べています。

 
 

この中で緑のこの袋は息子がずっとお気に入りだったので捨てずにとっておきました。
(息子はなぜか緑がお気に入り)

 
 

でも最近は黒が好きなので、今年は捨てられる運命になるでしょう。
こちらの紙袋ですが、これもそろそろ捨てて良いような感じになって来ました。
息子の関心事が変わったから(笑)
となると、我が家の紙袋の総枚数は5枚になります。
でも不自由は何もありません。
きっと一枚もなくてもそれはそれでやっていけるのだと思います。
だって紙袋は間に合わせの物ですから。


<注意>
独身の方なら大きさ違いで2枚もあれば充分です。
安易に紙袋ばかり使用するのは美しくありません。


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慈しみのある丁寧 

よく「丁寧に」という言葉を見聞きします。
語源由来辞典によると、昔、中国の軍隊で警戒や注意を知らせるために鳴らす金属製の楽器を「丁寧」といったそうです。
そこから、注意深くすることを「丁寧」と言うようになり、細かい点まで注意が行き届いていることや、礼儀正しく手厚いことも意味するようになったとか。
楽器のイメージは銅鑼(どら)のようで、兵士たちに確実に伝えるため、何度も念入りに叩いたことも「丁寧」には含まれているようです。
金属製の楽器なら当然のことながら傷がつきやすいでしょうから、その傷をつけないように扱うことに気を配ったに違いありません。
ですから今私たちが「丁寧に」と言って使っている言葉のイメージとかけ離れているところはないのですが、私はあえて上の意味に「慈しむ」というのを付け加えたいと思います。
掌で大切に撫でまわすかのような慈しみの気持ち。
そこには荒っぽさも無神経さもありません。
心地良い穏やかな世界です。
ところで「丁寧」というと「ゆっくり」だと勘違いする人がいます。
でも、丁寧はゆっくりだけではありません。
最初はゆっくりに感じることがあるかも知れませんが、本当の丁寧は「慈しみのある心地よいスピード」だと思います。
速くするべきところを遅くすると心地よくありません。
反対に速さはあっても慈しみがなければ心地よくありません。
対象に「慈悲の心」が持てるような行為と気持ち。
それが本来の「丁寧」なのではないかと思っています。
これはお料理をするときにも、お掃除をするときにも、誰かと話をするときにも、考え方や生き方にも影響します。
「慈しみのある丁寧」を手放さず、笑みを絶やさずに生きましょう。
【特にむそう塾幸せコースの皆さんへ】
「慈しみのある丁寧」。
これが身につけば桂剥きのレベルはグンと上がるはずです。
そして刻み方にも艶が出てくるはず。
あなたの手から良い氣が発せられることでしょう。



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