中川式糠床 今夜のようす

糠床

 

1週間ぶりに京都から帰って来ました。
今週は台風の影響を受けたりして、慌ただしい日がありました。
でも、今日の京都は爽やかで、実に気持ちの良い青空が広がり、空気がガラッと変わって秋になりました。

こうなると気になるのが糠床です。
埼玉の自宅にある糠床は、京都に出かけるときには32度で蒸し暑かったので、クーラーをつけっ放しにしていました。
どうなっているかなあと思いながら帰宅して、すぐフタを取るとこんな感じでした。
ホッ。
息子が毎日かき混ぜてくれたとのこと。
ありがとう。

息子は中川式糠漬けでアトピーが改善したので、この糠床を大切に思っていてくれるようです。
糠床を混ぜる25歳の男っていうのも、なかなかいい感じだね。
将来、中川式糠漬けを漬けられるようになっておくれ。

 


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人の道

きょうは中川さんと生き方の話をした。
奥深い内容でとても考えさせられることが多く、「ああ、この人と一緒に仕事をすることが出来て良かったな」と思った。

学んだことだけでなく、その上を目指せる向上心や才能、そして体力。
それらがあっても人間としてはまだ未完成。

自分を過信してはいけないし、卑下ばかりでもいけない。
相手があってこその人生。

最後は人の道として納得できる生き方なんだとつくづく思った。

一人の女として、どこまで人の道を歩めるのかを考えると、人生に静かなる挑戦欲が湧いてくる。
私の中にある「義」の世界。
大切にしたい。

 
 

すずばら

 
 

(すずばら 京都 宝泉)

 


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阿呆鴉と愛

阿呆鴉

 

人は誰でも親に愛されたい
ちょっとだけでもいい
ほんの少しだけでもいい

いつだって 誰だって
人間は愛で立ち直れる

たった一人でもいいのさ
本当に愛してくれる人がいたら
人は強くなれる
頑張れる

 


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「中川式おからのたいたん」にマクロビオティック料理の奥深さを感じる

おからのたいたん

 
 

おからは体にもお財布にも優しい食材の優等生ですが、それを美味しくお料理するにはこんな方法があったのか!
と思わせてくれる中川善博ならではの作り方がここにあります。
8人が作れば8種類の味がくっきりと出てくるお料理でもあります。
最後の最後まで丁寧に氣を抜くことなく仕上げましょう。
ある意味では、仕上げの差が美味しさの差になるお料理です。

このお料理は普通の作り方とは違うのですが、その工程がまさに陰陽を反映していて面白いくらいです。
すでにこの「おからのたいたん」を習った人であっても、もしかしたら徐々にズレて陰性に仕上げている人が多いかも知れません。
まずは美味しいおからの購入からスタートして、中川さんの味を目指してください。
そうすればきっとおから嫌いの人でも食べてくれることでしょう。

これぞまさしく「お料理をしている」と感じる一品かも知れません。
材料選びから始まって、どの工程でも細心の注意をはらって仕上げれば、滋味深いお味に仕上がって、食べた後に心の安らぎが残ります。
癒やしのお料理とはこんなお料理を指すのだと感じます。
そこにはマクロビオティックの陰陽がきちんと存在していて、食べた人の心と体に心地よい中庸をプレゼントしてくれます。
おからの陰性は陽性な仕上げで美味に変わるのだと改めて気づいたことでした。

 


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マクロビオティックの本丸が誤解されている 陰陽バランス

マクロビオティックといっても少しづつその伝え方に差異があります。
何といっても一番大きな差は油とお塩の使い方にあります。
どれが正しいのかと答え探しをするために時間を費やすのではなく、自分の体で答えを出すのがマクロビオティックの王道です。
なぜなら、人はみな体質も体調も異なるので、100%同じ答えはあり得ないからです。
それなのにそれなのに、「一つの答え」を求めてしまうから体調が悪くなるのです。

そもそもマクロビオティックというのは、陰陽の物差しで物事のバランスを取り、健康な肉体と精神を保ち、哲学的な判断で人生をより良く生きられるようにし、もっと大きな視点では平和への道も開ける考え方です。
しかし、その導入部分であるマクロビオティック料理の段階で多くの誤解が生じている現状を見るにつけ、とても悲しくなってしまいます。

あえて声を大にして言います。
「マクロビオティックとはバランスを取ることです」と。
ですから、Aさんにはプラスに作用するお料理でも、Bさんにはマイナスに作用してしまうこともあります。
それを知るために陰陽バランスを使いこなすのです。

昨日の上級幸せコースのメニューは、「おからの炊いたん」と「一番出汁の取り方」と「二番出汁の取り方」のみでした。
出汁の取り方は幸せコースですでにお伝えしていますが、「見極め」がしっかり出来ていない人も多いようなので、上級幸せコースでは各自がもう一度挑戦します。
その出汁をもとにお味噌汁を三種類作って次々と飲んで行きます。
そうすると体に変化が出てきます。
つまり陽性の症状が出てくるんですね。

もともと陽性なタイプの人は、すでにお味噌汁を飲む段階から反応が出ています。
あまり飲みたくないんですね。
でも、陰性タイプの人は「美味しい美味しい♪」といって4杯飲んでいる人もいました。
この差が体の声なんですね。
この体の声に忠実に対応すること、それがマクロビオティックなのです。
決して画一的にみんなが同じ方法をとることではありません。

お料理をしている時から、陽性な中川さんはお味噌に反応してキュッ!となり、中川さんより陰性な私は「美味しい♪」とお味噌汁を飲んでいました(笑)
そんな私でもさすがに3杯目は苦行なので、その後には陰性をお願いしました。
(きょうは1杯だけでやめておこう・・・。)

 
 

水物

 
 

さすがに多くて、これ全部は一気にはいただけませんでしたが、一口頬張るごとに体が緩んで行くのが判りました。
皆さんも実感されているようで、表情が変わって来ます(笑)
これが陰陽のバランスが取れてくる体感なんです。
常々こんな乱暴な実験はしなくても良いのですが、ぜひ体で感じて頂きたくてこんな方法を取りました。

冒頭の油とお塩は、マクロビオティックを間違って解釈しているために、体調に合っていない使い方をされている人が多く見受けられます。
油とお塩を少なくするのがマクロビオティックだと思わないで、ぜひ臨機応変に増減出来るバランス感覚を身につけてください。
それこそが真のマクロビオティックであり、その「バランスを取る」ということがマクロビオティックの本丸です。

 


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