7月の講座が昨日で終わりました。
さあ、次は怒涛の8月連続講座の始まりです。
色んな人を観察していて思うのですが、うまくいかない時にはその人の思考や生き様が手に取るように分かって非常に勉強になります。
何歳になっても学びがありますね。
人は生まれながらにして自然治癒力を備えています。
ですから心の方も当然ながら自然に愉しい方に治癒されるように出来ています。
しかし何らかの理由で人は反対方向に入り込んでしまう場合があります。
理由は実に様々ですが、そんな状態になったら「あれ? おかしいぞ?」と思いましょう。
原則は目が醒めた時から寝るまで愉しいように神様は私たちを創ってくれているのですから、それと反対の心になっている時には、どこかに間違いがあると気づくべきです。
多くの場合は自分に間違いがあるのですが、悲しいかなや人間はそれを自分以外の他人のせいにしようとします。
そこからボタンの掛け違いが起きて解決の道が混乱を極めます。
心が不調になったら、すぐ自分に何か問題はないかを探りましょう。
それでも自分のことは正確に把握出来ないのが常ですから、そこをしっかり計算しなくては大間違いをします。
探っても答えが見つからない時もあるでしょう。
それでもまだ答えはあるのが普通です。
最後に行き着くのは大抵の人が「感謝」を忘れていることです。
ある意味では「感謝」は万能薬だといえるでしょう。
マクロビオティックの創始者である桜沢如一先生は、傲慢病を最も悪い病気に位置づけています。
人々は感謝を忘れて傲慢の世界に無意識に入ってしまいますから、心して常に自分に言い聞かせるようにしなければ心の治癒力は働きません。
心から愉しいこと、自然に笑顔になれること、それを感じ取るセンサーをちゃんと磨いておかなければ、知らず知らずのうちに周りに悪い氣を発してしまうことになります。
そしてその氣は廻り回って自分のところに返って来ます。
ですから、まずは自分がその第一の悪い氣を発しないことが、表向きは周りの人のためであるように見えても、結果としては自分のためになるのです。
良い氣を発しない人のもとには良い氣は集まりません。
ですから私は、悪い氣を発する人は第三者に対して氣の不法行為をしていると考えています。
誰であっても第三者に不法行為をする権利なんかありません。
それは相手が赤ちゃんでも幼児でも同じです。
自分の目に輝きがなくなったら、それは不法行為のスタートだと思いましょう。
ため息なんて完全な不法行為の着手です。
ましてや愚痴なんて不法行為の既遂です。
こうして私たちは知らず知らずに他人を傷つけながら生きているわけですから、意識出来たことだけでも即刻直しましょう。
それがあなたの心の自然治癒力を高める道です。

(紅花 7月26・27日の教室の掛花)