「マイナスに働く癖は直しましょう 人生が変わります」の記事で、自分が変わるためには「今までしなかったことをする」と書きました。
これをもう少し詳しく書きますと不作為も含まれるのです。
つまり、「今までしていたことをしない」となります。
これに該当する人は結構多くて、代表的なのは「口出しの多い人が口数を減らす」なんていうのがあります。
本人は相手のためを思って喋るのでしょうが、相手はそれが負担になっていたり圧力になっていたりします。
子育て中のお母さんにはこの例が多いですね。
あるいは夫婦間でもよくあります。
ですから、口数を減らすだけで人間関係の陰陽が逆転して、スムーズな関係を築けるようになります。
でもね、ここで「無言の圧力」を発している人がいます。
これは視線ですね。
「目は口ほどにものを言う」の言葉どおり、これは大いに気をつけなければなりません。
案外自分のことは分からない人が多いので、関係が改善されない時にはそれも自分の癖の中にはあるのではないかと思ってみましょう。
「今までしなかったことをする」、「今までしていたことをしない」、どちらも自分を取り巻く陰陽が変わるために人間関係に変化が起きるわけですが、その一端として改名もあります。
改名というのはそもそも自分の陰陽を少し変えるわけです。
その「少し」でも結果を生むのは、本人の意識が動かされているからです。
この「本人の意識」というのはとても大事で、形だけ変えても意識が伴わないと効果(変化)はありません。
逆に形はまだ変わっていなくても、強い意識が先行していたら、先に結果が出ることもよくあります。
要は意識次第ということですね。
その意識の土台になるのが日々の暮らし方とか食べ物です。
自分を取り巻くすべてに陰陽のエネルギーは働いています。
その陰陽のどのエネルギーをチョイスして自分を構成していくか、それが生きることに他なりません。
マクロビオティックはそのチョイスの仕方を具体的に示した考え方です。
自分をその陰陽理論で洗い直してみて、再構築することによって、今までよりもグンと生きやすくなって人生が愉しくなることでしょう。
私のマクロビオティック体験からいうと、迷いが払拭されました。
迷いがないってこんなにも爽やかで効率的なものかと感動したのを覚えています。
同じ24時間でも迷いがなければ処理能力が上がるので、結果として多くのことをこなせます。
それが満足感につながって、また良い氣を生みます。
このスパイラルに入って日々を送れば、結構納得出来る生き方ができますよ。
その第一歩は自分の癖を知ること、直すことから始まります。

(夏には夏野菜のエネルギーを。マクロビオティックの基本は旬のエネルギーをいただく。)