玄米の炊き方秘伝(第96回愛クラス)が終わりました

昨日は「玄米の炊き方秘伝(第96回愛クラス)」を開催しました。
参加者の内訳は、福島1名・埼玉1名・東京2名・石川1名・富山1名の6名でした。
新人さんが4名、再受講者が2名です。
全員が玄米炊飯をして、53点1名・52点3名・51点1名・50点1名という結果になりました。
全員が玄米ご飯を持ち帰りましたので、冷めても美味しい中川式玄米ご飯を今頃味わっておられることと思います。

初めての人でも美味しく炊き上げられた経験は、これから自宅で玄米炊飯をされる時の大きな自信になりますので、全員が早くパスポートを取得してほしいと思います。
玄米炊飯は短期決戦で一気に会得してしまわないと、消化の悪い状態の玄米を召し上がって体調を崩すことになりますから、お気をつけください。

懇親会の会場を京都ホテルオークラのカフェに移して、和気あいあいと話し合いました。
全員がTwitterデビューもされて、これでむそう塾のお仲間入りです。
パスポートを取得されると、単発講座の受講資格も得られますので頑張ってくださいね。

*   *   *

むそう塾が初めての方は、どなたも玄米ご飯のふっくら感に驚かれます。
硬い玄米ご飯を召し上がっておられた人、皮感が残る玄米ご飯を召し上がっておられた人たちが、こうしてまじまじと玄米ご飯を見つめて味わっておられる姿は、愛クラスのいつもの光景です。
これが中川式玄米炊飯の凄いところですね。

 
 

マクロビオティック京料理教室 むそう塾 玄米ご飯

 
 

そして昨日は、この福ZENをずっと楽しみにされていた方がおられました。
動物性が一切含まれていない完全ベジ仕様のお料理が並びますが、腰抜けになるような腑抜けな味でもなく、全部茶色になってしまう食養料理でもなく、マクロビオティックの王道を行くやさしい陰陽料理です。
京料理人 中川善博の腕の確かさを感じていただけましたでしょうか?

 
 

マクロビオティック京料理教室 むそう塾 福ZEN

 
 

(マクロビオティック京料理教室 むそう塾 福ZENの盛り付けをしているところ)

 
 

【これから開催予定の講座案内 最新版】

 
 

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中川式糠漬けのポイント「激混ぜ」(動画付き)

マクロビオティック京料理教室 むそう塾 糠漬けの練習

 
 

(糠床を混ぜる練習 マクロビオティック京料理教室 むそう塾の授業から)

今年も二日間の中川式糠漬け講座が終わりました。
いっぱいのノウハウを教わって、頭のなかが混乱されているかたもいらっしゃることでしょう。
しかし、お伝えしたことすべてが大事なことであり、それらが複合されて美味しい糠床が現実になるのです。
どれを間違っても十分に発酵した中川式糠漬けにはなりません。
クサイ臭いのする「糠漬けもどき」にならないために、お渡しした覚書を頭に叩き込んでおいてください。

なお、過去に失敗する人の多くが酸素不足・塩不足という状態でした。
糠床は混ぜ方が遅すぎてもいけないのです。
なぜなら、その間はフタを取った状態が長く続くからです。
なぜ長くフタを取っていたらダメなのか? 考えてみてくださいね。
お塩を入れる時も、米糠を足すときも、手早くしましょう。

なお、短時間で酸素を供給する目的で糠床を混ぜることを、むそう塾では「激混ぜ」と呼んでいます。
糠床の元気がないときに、この混ぜ方をして助かった先輩がたくさんいますので、ぜひこの混ぜ方が出来るようになってください。
ポイントは「速さ」と「音」です。
確認のために激混ぜの動画をアップしておきます。
スピードを目に焼き付けてください。

[youtube width=”880″ height=”440″]

なお、普段の混ぜ方スピードはこんな感じです。
(この樽は60リットルなので、スケールが違いますが)
[youtube width=”880″ height=”440″]

激混ぜは「いつするか?」という見定めも重要です。
湿度が上がって糠床が蒸れそうになった時には必ずしましょう。
雨の前あたりは空気が重くなってきますので、誰でも分かりますね。
「ああ、息苦しそうだなあ」と感じる時も激混ぜしましょう。

ですから、宅配の糠床が届いたら、シール蓋を取り外して、すぐ激混ぜしてくださいね。
車に揺られてご苦労様という気持ちで。
一人でも多くの方が越冬できますように。

 
 

無農薬胡瓜 マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

(京都  上賀茂農家さんから届いた無農薬胡瓜 お届けする糠床に入っています)


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アトピーを救った中川式糠漬け 男子厨房に入る

<中川式糠漬けに救われたアトピー>

昨年の10月にむそう塾デビューした竜クンは、生まれて初めて炊いた玄米ご飯を今も炊き続けています。
その後、モバ味噌講座陰陽実験と個人別食べ方講座最新の食べ方講座を受講して、昨日は糠漬け講座を受講しました。
彼にとっての糠漬けは、救世主でもあります。
彼がアトピーの再発でズルズルの皮膚だった頃、中川さんの漬ける糠漬けを毎日いっぱい食べ続けて、腸の改善をはかり、見事にアトピーが完治したからです。
顔も手も赤くただれていたのですが、今はこんなに平気で笑顔がこぼれるようになりました。
素手で糠床に手を入れられるようになりました。

 
 

マクロビオティック京料理教室 むそう塾 糠漬け講座

 
 

(糠床を混ぜる竜クン 照れて少し顔が赤くなっていますが、アトピーのせいではありません^^;)

アトピーを改善するには腸を改善すること。
ストレスを可能な限り排除すること。
これに尽きます。

健康の土台は腸を整えること。
これはマクロビオティックの世界では常識ともいえることですが、一般社会ではやっと今頃腸に関心が集まっています。
かなり遅れているとともに、「やっと今頃そのことに気がついたか」という感じです。
最近ではテレビでも雑誌でも腸のことが取り上げられ、本屋さんにも腸と健康関係の本が並びます。

と同時に「発酵」にも関心が高まっています。
これもマクロビオティックの世界では口を酸っぱくしてその重要性を伝えてきたのですが、なかなか本物の発酵食品が少ない環境になっていることも事実です。
そんな中でむそう塾は、ずっと貴重な発酵食品として糠漬けを塾生さんに教え続けて来ました。
現代の住環境では難易度が高くなってしまった糠漬けですが、毎年工夫をこらして何とか塾生さんの手で糠床をキープ出来るように応援しています。
教材としてお送りしている「じゃい安DIRECT」が功を奏して、グンと越冬率も上がりました。

あとはいかに本家の味に近づけるかですね。
これが難易度が高いのですが、そこには微生物の世界を徹底的に理解することと、暮らし全体を見直す気持ちがあれば不可能なことではありません。
むそう塾に出会ったからには、最高の武器として本物の糠漬けを漬けられる人になりましょう。
竜クンも頑張ってください!

*   *   *

<男子厨房に入る>

母の不在中、竜クンは自分で玄米ご飯を炊いて、父親と自分の健康のために頑張ろうという気になりました。
何度か京都に足を運んでいるうちに、中川さんの魅力に惹かれたのも大きな要因です。
同じ男性として、どんな話でも通じるうえに、深い所で自分を分かってくれている中川さんのそばに行くと、なぜか笑顔になれたからです。
自分に出来ることが少しでも増えたらいいな。
そんな気持ちもあることでしょう。

話は変わって、母はこの写真を見ていると感慨深い気持ちになります。
こちらの記事でも書いたように、竜クンは中学校3年の2月あたりから急に髪が抜け始めました。
本人も母も思い出したくないつらく悲しい過去でした。
体中の毛がなくなっていく恐怖は、死を意識した日々につながりました。
その彼が、今こうしてフサフサの濃い髪の毛に恵まれ、眉毛もまつげもあって、笑顔まであることに、もうそれだけで十分と思えるのでした。
まさに「生きていてくれるだけでいい」と思えた日々でもありました。

アトピーや脱毛と闘って来た彼が、健康に関心を持つのは当然のなりゆきかと思います。
ですから、彼がこれから幸せコースでお料理を習って、少しでも自分の健康を自分の手で生み出せたら、生きていて良かったと思えることでしょう。
まだまだ未知数だらけですが、彼の生活に笑顔が増えるなら、母としてこれ以上の喜びはありません。
中川さんから習うお料理によって、彼の人生に新しい命が吹き込まれることを母は願っています。

 
 

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地震直後、避難所での厳しい状況 74歳女性のとった行動は

すでにTwitterでご紹介したのですが、多くの人にご紹介したい記事があります。

「地震直後、避難所での厳しい状況 74歳女性のとった行動は」

この記事を読んで真っ先に思ったことは、仕事柄、食べることの重要性です。
誰しも非常事態のときには不安になりますが、その時に食べるものがその不安を和らげてくれるのか、より一層不安にさせるのか、食べ物の影響が如実に表れます。
食べ物の温度だけでも不安を和らげることができます。
大きな不安の中で食べ物の力は小さいと思われるでしょうが、一時でも良いのでホッとできる瞬間が必要なのです。

先の記事でご紹介したむそう塾生も、東日本大震災の時には温かい玄米ご飯とお味噌汁にどれほど救われたかしれません。
暗闇であっても、温かい食べ物を口に出来たことで、人は一瞬であっても精神的に平常を取り戻せるのです。
たとえ1杯の温かい飲み物でも。

ここに登場する木下さんは、避難所で感じた「小学校の床って硬いでしょ。毛布だけじゃ硬いまま。あれは年寄りにはきついって」と言っておられますが、それは本当にそのとおりだと思います。
痩せていて弾力のない体には硬い床はとても堪えます。
でも、多くの人がそれを余儀なくされているのですから、一日も早い地震の収束を願ってやみません。

 
 

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(熊本市に住む74歳の木下真由美さん)

 
 

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体温をあげ病気を改善させる方法(内海聡医師の記事より)

今は低体温の若者がとても多いですね。
むそう塾にも35度台の人がよく来られます。
逆に、外見からどうも活力を感じられないので、体温をお聞きすると35度台、それも34度に近い35度台なんてこともあってビックリしてしまいます。
そのような人でも食べ物を改めていただくと、とても表情が変わったり、朝の寝起きが楽になって来たとご報告を受けます。

Facebookで内海聡医師が体温について書かれた記事がありましたが、常日頃食べ物と健康の関係をお伝えしているむそう塾としても、食べ物だけでなく常在菌のお話も納得出来るところです。
藤田紘一郎氏にも20年ほど前にお目にかかったことがありますが、私はずっと常在菌を意識して子育てしてきたので、藤田氏のお話がとても納得できて、意を強くした思い出があります。

私は子育て中の服装も、「大人より1枚薄めに」を心がけていましたので、内海医師の「暖衣飽食病の元」という言葉も納得です。
そういえば、マクロビオティックの創始者である桜沢如一先生は、寒い季節も裸足で過ごして、内側から発熱して健康になろうとした文章が残っています。
寒さひもじさをバネに人生を強く生きようとした桜沢先生らしいなと思います。
では、下記に内海医師の記事を掲載させていただきます。

*   *   *

<内海聡医師の記事より> 抜粋

【体温をあげ病気を改善させる方法】

地震の記事ばかりでもよくないので普通の医学的話も書きます。このウォールを見ている人なら低体温が病気のリスクであり、癌その他の入り口になることは知っていることでしょう。しかし実際に体温をあげる方法となると悩んでしまうものです。実は簡単なことですが一般人は気付いていないようなので、その方法や食べ物を考察してみましょう。

1.砂糖や精製穀類などの精製物をやめる
これらはやってみるとすぐにわかりますが、砂糖は麻薬の言葉通り一番難しかったりします。また砂糖は止めれたけど精製穀類は止めれないという人がたくさんいますが、GI値も高く砂糖に近い組成なので要注意です。

2.筋肉量を増やす
これはイメージはわきやすいでしょう。スポーツ選手やむきむきキン肉マンで低体温の人はまずいません。筋肉は発熱機関であり第二の心臓でもあります。内側の筋肉を鍛えなさいなんてよく言いますね。

3.添加物や農薬や経皮毒類など化学物質を遠ざける
これも分かりやすいでしょう。これらは抗生物質やクスリに近い作用があり、ホルモンを乱し体温を下げる傾向があります。コンビニやジャンクばかり食べていれば病気になりやすいのは当たり前。

4.動物性食品を食べる
動物性食品は悪いという人がいますけど、人類の歴史は動物性食品摂取の歴史であり、質を選べば悪いということはありません。多種な栄養素とタンパク質を含み体を作るのに役立ちます。肉にこだわらず魚貝や卵も重要です。

5.野菜は要注意
野菜=ヘルシーと思っている人がいますけどこれも要注意です。野菜には特に旬がありますので体を冷やすモノがあると東洋医学では教えます。にんじん、ごぼう、大根などの冬野菜や根菜は体を温めるといい、ナス、ピーマン、トマト、ゴウヤなどは体を冷やすと教えます。ただ、だからといって夏野菜が悪いわけではありません。

6.温めなさいでよいのかどうか
よく温泉に入りなさい、半身浴しなさい、服を何枚も着なさいというのがありますけど良いとばかりいえません。これらは外的に温めている部分が強く、体がそれに適応してしまう可能性があります。野生や生物の原則から考えれば着すぎは問題です。暖衣飽食病の元という言葉もありますから要注意。ちょっと寒いと思えるくらい一枚減らすことを私は勧めています。

7.冷暖房を使い過ぎない
これも同様の考え方で要注意です。ヒートアイランドの都会では必要かもしれませんが、昔は冷房がなくても脱水になどなりませんでした。季節を感じられないほどの空調は体を壊しますので要注意です。

8.常在菌を多く保つ
これは腸内細菌を多くするという意味と、皮膚や口の中の菌を殺菌しないという二つの意味が含まれます。アレルギーは清潔病であるという藤田紘一郎氏の有名な言葉もありますね。

 
 

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(画像はこちらからお借りしました)

 
 

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