栗は栄養の宝庫 栗を食べて元気をもらおう!

暑い暑いと言いながらも、季節は着実に秋に向かっています。
秋の味覚といえば、女性の好きなものの一つに「栗」があげられます。
しかし、男性は女性ほど栗が好きではないようですね。面白いものです。

 
 

 
 

栗は栄養学的には「種実類」に分類され、「ごま」や「落花生」や「銀杏」の仲間です。
種実類は陰陽で見ると「陽性」に分類され、とても栄養に満ちているので、積極的に摂りたいものです。

でも、他の種実に比べてでんぷん質が多いので、これが男性が栗をあまり好きではない理由になるわけですね。
もちろん、でんぷん質大好きの男性もいますが。

種実は文字どおり「種」になるものですから、次世代を生み出すものです。
次世代を生み出すには陽性の力が必要なので、たっぷりと栄養を蓄えていますから、これを食事としていただくと元気がもらえるわけです。

栗は他のナッツ類より脂質が少ないのが特徴で、たんぱく質、ビタミンA、ビタミンB1、B2、ビタミンC、カリウム、葉酸も含まれて、食物繊維やミネラル類も豊富です。
特に葉酸は血を作ってくれますし、カリウムは高血圧を予防してくれますので、せっせと摂りたいものです。

栗はでんぷん質の美味しさから、お菓子にされることが多いのですが、甘いものは体を緩めてしまうので、日常的には甘い味付けではないお料理でいただきましょう。
下の写真のように「栗ごはん」が代表的なので、むそう塾では幸せコースの段階で栗の皮の剥き方と「栗ごはん」をお教えしています。
もちろん、包丁でむきます。

 
 

(栗ごはん 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

こんな記事もありますよ(笑)
「栗の皮むき」 2012.10.18

 
 

***

そういえば、「無双原理コースメニュー講座(2)秋」で、「地鶏手羽肉と丹波栗の甘辛煮」というお料理があります。
このお料理がメチャクチャ美味しいのです。
地鶏の美味しさと相まって、栗の美味しさがたまりません。

この講座は、もともと「無双原理コース」の昼食に提供された主役のお料理を、あえて3回の単発講座にまとめたものですから、一つひとつのお料理の内容がとても濃いのです。
いつか再開催してあげたいと思っています。(って、もうその季節ですが…)
すでにお二人のご希望者がおられます。
再開催ご希望講座一覧

 
 

(地鶏手羽肉と丹波栗の甘辛煮 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

カテゴリー: マクロビオティック京料理教室 むそう塾 | 2件のコメント

Macで使うExcelの不都合が1週間続いて 原因がわからないまま直った

今年の9月。
といってもまだ9日間ありますが、今までで一番忙しい9月でした。
外に出る用事がいっぱいあったのです。

慌ただしい日程の途中で、Excelに原因不明の不都合状態が起き、検索機能もダウンして、過去の名簿も消えてしまい、入金処理ができない状態でした。
MacでExcelを使っているのですが、いくら調べても解決に至らず、ほとほと困り果てていました。

昔のこと。
Macに不都合が起きて困っていた時、中川さんから「一晩寝かせてみたら? 朝起きたら直っているかもよ^^」と言われて、「??」になったことがあります。
コンピュータはきちんと反応するものだと思っていたので、中川さんの言葉がなんとも理解しにくかったのです。

でも、中川さんの言葉に従ってその夜は諦め、翌朝おそるおそるパソコンを立ち上げたところ、な、なんと、直っているではありませんか!
急いで中川さんに連絡したところ、「やっぱりね〜。パソコンってそんなもんなんだよ。」とおっしゃるではありませんか。

 
 

もっと古くからMacを使っていた中川さんの話によると、昔はもっとひどかったそうなのです。
でも、Macファンたちは、むしろそれらを楽しみながら一緒に歩いてきたのだとか。
それに比べたら、今のMacは本当に不都合がないそうです。

私は2008年に初代MacBook AirでMacデビューしました。
MacBook Air がやって来た 2008.12.20
それまでのWindowsと比べて、細部に至るまで美しくて興奮したものです。
それから何台も買い替えて、今はMacBook Proが私の第2の心臓です(笑)

本当に最近のMacは快適です。
それなのに、謎のExcel不調が起きて、解決方法も見つからないまま1週間が過ぎ、昨夜遅くに帰宅してExcelを開いたところ、名簿が出てくるではありませんか!
検索もできました! \(^o^)/

 
 

それにしても、あの原因はなんだったのだろう?
コンピュータって時々意味不明にすねることがあるような……
理由はともあれ、氣の流れが停滞するのはよくないので、まわりの人も機械もサクサク動けるように、良い流れで過ごしたいものです。

 
 

(京都市東山区にて)

緑はやっぱりいいですねぇ。
良い氣をもらえます。

 
 

カテゴリー: その他 | 2件のコメント

「中川式鉄火味噌(筍入り)が出来上がりました

自然食品店に売っている鉄火味噌と違って、「マクロビオティック京料理教室 むそう塾」には、「筍入り鉄火味噌」というのがあります。
これは私の恩師が教えてくれた秘伝中の秘伝物です。
陽性を求めるためのお料理なのに、陰性の強い筍なんてと最初は面食らいました。
でも、この陰性が絶妙な働きをするんですねぇ。

召し上がってみたらはっきり分かります。
この世に完全なる陽も、完全なる陰もないのですから、よく考えれば当然のことなのですが、味で判断できるのが面白いところです。
京都は美味しい筍の名産地ですが、その旬の筍を使って作っていますので、美味しいのは当然かもしれません。

9月20日からは例の接種が始まっています。
ご自分は接種しなくても、まわりから影響を受けるでしょうから、それに負けないためにも、こちら側が陽性になっておく必要があります。
どんな環境にあっても、全員が乗り切りましょう。

 
 

「お宝さんDIRECT」に入れることができますので、メールでご注文ください。
事前にご連絡いただければ、教室でお渡しすることもできます。
現在の在庫は次のとおりです。

「節多め」4個
「筍入り」
8個

 
 

*   *   *

【注文できる人】
①むそう塾の幸せコース在籍以上
②現在コースに通っていなくてもOK
③2024年度幸せコース申込者
④むそう塾が特別に許可した人

【注文先】
中川善博
メールアドレス:order.musojuku@gmail.com
<メールの記載事項>
・お名前
・塾生番号
・郵便番号
・住所
・電話番号
・個数
 節多めか筍入りか

【代金の支払方法】
1)代金の支払時期:品物を受け取ってから
2)代金の支払先:PayPay銀行のジョブズ口座へ
3)お支払金額:発送後にお送りするメールに記載
4)鉄火味噌代金:22gで5,000円(消費税込) 筍入りは6,000円

てっぺんに見える白いものは、大きさ比較のための玄米です。

 
 

 
 

(筍入り鉄火味噌 料理:京料理人 中川善博&スタッフ麗可 マクロビオティック京料理教室 むそう塾 2023.9.20撮影)

 
 

カテゴリー: 講座のご案内・連絡事項 | コメントする

マクロビオティックの陰陽 陰性さんのよいところ

昨日は陽性さんのよいところについて記事を書きました。
マクロビオティックの陰陽と 習い事における陽性の例 2023.9.14

しかし、陽性がよくて、陰性がダメというわけではありません。
一番よいのは、陽性であってほしいときに陽性さが発揮できて、陰性が求められるときに陰性さが発揮できるのが理想なのです。

これは一人の人間の中に、当然のことですが陽性と陰性が同居しているので、瞬間的にそれが活かされればよいわけです。
人によってはその陰陽割合が微妙に違うので、「あなたは陽性」「あなたは陰性」と言ったりしますが、誰一人として「陽性のみ」、「陰性のみ」なんていうことはありません。
割合の多い方を意識して表現しているだけです。

 
 

ところで、先日塾生さんとメールのやり取りをしていたら、面白いことがありました。
とても良い陽性さを持った塾生さんに、「あなたは陽性なので」と前置きしてアドバイスしたところ、その塾生さんは「女性は陰性がよい」と思っておられたのです。
ですから、自分は女性として問題ありなのかなと感じたのでした。

昔のマクロビオティックの本には、女性が陽性になったらうまくいかないような表現のものがあるのは事実です。
女性は陰性でなければならない、みたいな。
でもね、それは多分に男尊女卑的な要素も入っていて、私は好きではありません。

そもそも女性は体内に卵子という陽性を抱えているので、芯は陽性なのです。
ですから、表面的にはやわらかさや優しさの陰性が覆ってバランスを取っているのです。
一方男性は体内に精子という陰性を抱えているので、芯は陰性なのです。
表面的にはかたさや力強さの陽性が覆ってバランスを取っています。

 
 

でも、人間は個人差があるので、その割合が人それぞれなのが実に面白いところです。
最近は男性並みの活躍をされる女性もおられるし、身なりも女性的にした方が落ち着く男性もおられます。
それらの人をどんな言葉で呼ぼうと、陰陽的にはバランスの違いによるものです。

ですから、うわべに現れる現象だけでなく、奥の奥まで思いをめぐらして相手のことを考えると、案外うまくいくことが多いです。
そして、本当に深いところで理解し合えるように思います。

 
 

***

陰性さんのよいところは、テンポがゆったりしているところです。
ですから、こちらが何かの事情でつらいとき、話を聴いてもらうには最高の人です。
人は話すことによって負担が軽くなったり、愚痴を聴いてもらうだけで救われたりします。
陰性さんはそんなときに、大いに役立つのです。

でも、陽性さんはそんなに長い時間をかけないうちに結論を出したくなります。
それでも芯に陰性さを多めに持っている陽性さんなら、かなり時間をかけてくれますけど、解決策を提案したくなります。

一方、陰性たっぷりの人は、「うんうん」「そうだね〜」と言いながら聴いてくれて、解決策を積極的に出そうとしません。
だからこそ救われることが人にはあるのです。
こういう人は案外、結婚して義理の両親とうまくやっていけます。

また、陰性さんはオアシスになれます。
相手が配偶者であったり、子どもであったり、あるいは知人であっても、疲れた羽根を休めるためのオアシスになれる器量があるのです。

 
 

***

ところで、「デキル人」というのがいます。
そういう人は陰陽バランスがとてもよい場合が多いです。
仕事では陽性に動くけど、人間関係には陰性な面も上手に含んで解決に導くんですよね。

相手の考えていることを見抜くには陽性の力がいります。
ぼんやりとしていてはダメです。
身近にいませんか? 痒いところに手が届くように接してくれる人が。
そういう人とは気持ちのよい関係が築けるでしょう。

そして、そんな気遣いを学びながら、自分も成長しようと思えると素敵ですね。

 
 

(京都市左京区 冷泉通 この通りの右側に平安神宮がある)

 
 

カテゴリー: こころ・想い | コメントする

マクロビオティックの陰陽と 習い事における陽性の例

マクロビオティックでは陰陽で物事を判断をしますが、これは日常の色々な場面で簡単に判断できます。
たとえば、せっかちな人とのんびりした人では、せっかちさんが陽性で、のんびりさんが陰性という具合です。

この判断はどちらがよいというわけではなく、その時その時にピッタリであるのが一番よいわけです。
ですから、陰性さんがよい時もあるし、陽性さんがよい時もあるのです。

昔のマクロビオティックの本を読んでいる人は、陽性がよくて陰性は悪いと思い込みがちです。
私もそうでした(汗)
桜沢先生の本を読めば読むほど、陽性でなければ人間失格みたいな気持ちになったことがあります(笑)

「臨機応変」という言葉がありますが、まさに陽性と陰性が臨機応変に入れ替われたら、それが最高なのです。

 
 

それを前提とすると、習い事をする時は陽性な方が上達しやすいです。
陽性というのは、単に「速い」というだけでなく、「集中する」ことも大事な要素です。
集中というのは、一瞬の気のあり方だけではなく、「事前から気にかける」ことも含まれます。
ということは、事前に習うことを下調べすることも含まれます。
学校の勉強なら予習に相当しますね。

下調べしておくと、全体を俯瞰して見ることができるので、気持ちの焦りがかなり減ります。
こうすることによって、いざ本番というときに「集中力」が増すので、受け取る力も増します。
これが陽性の効果ですね。

 
 

***

習い事にはもう一つ陽性の力がほしいところです。
それは、すぐ復習すること。
人の記憶力は時間とともに低下するのは誰でも知っていることですが、技術は繰り返すことが不可欠であり、その結果が体の記憶になってはじめて使えるものになるからです。
自転車乗りや水泳がその代表例だといえばお分かりいただけるでしょう。

ここまで到達した技術は、長い間使わないとちょっと勘が狂うことはありますが、ゼロになることはありません。
むそう塾でお教えしている「桂むき」と「出汁巻き玉子」は難しい料理技術なので、教えっぱなしではなく遠隔から指導できるように「投稿月間」を設けています。

 
 

今はその「出汁巻き投稿」の真っ最中ですが、ここで陽性さんと陰性さんの差が出てきます。
陽性さんの代表例が昨年のNamikaさんでした。
大変お忙しいお仕事をお持ちであるにもかかわらず、計画的に時間をやりくりして練習されていました。
そうなんです。陽性さんは時間の管理が上手なのです。

まわりの人の心理状態もよ〜く見抜いて、協力体制を整えてから投稿月間に突入されていました。
ですから、われこそは陰性と思われる方は、意識して陽性な行動を心がけましょう。
何かを会得するときは、陽性さが必要なのですから。

1か月でここまで上達したNamikaさんの記事を引用しておきます。
投稿期間中に課題を次々とクリアして行く姿は、見ていても惚れ惚れしました。
皆さんも頑張ってください!

出汁巻き投稿2022   Haさん(141-1)  最終投稿 2022.10.7

 
 

(Namikaさんの最終投稿記事より)

 
 

カテゴリー: マクロビオティックの指導現場からシリーズ | 2件のコメント