父の死に想う(1)

<死亡原因>
死亡診断書には、「大腸がん」と書いてありました。
しかし、ガン特有の痛みはまったくなく、ベッドの脇で座っていた母は、
父が死んでも眠っていると思っていたほどです。
回診に来たお医者様が手を合わせるので、やっと死を知ったのでした。
まさに、眠るように亡くなったのです。

父は4年位前から「肺気腫」になり、急いで歩くと呼吸が乱れていました。
それでも、ゆっくり歩いてゲートボールを楽しみ、父が運転する車で
老人仲間を送り迎えしていました。

他にはどこも悪いところはなく(神経痛はありましたが)、元気だったので、
きっと風邪か、肺炎あたりが引き金になって、一気に亡くなるのかな?と
常々思っていました。
ところが、肺気腫が進行して入院したところ、検査で大腸ガンが発見された
次第です。

ガンは、ハイライトの箱より縦横とも大きかったのですが、最後まで痛みが
なかったのは、本当に不思議でした。
ガンの部位は、下行結腸で直腸に近いところでした。
しかし、ガンはいつごろから出来て、あるいは何が原因だったのか、
ちっとも分かりません。

父は食べ物の好き嫌いは何もなく、お酒も煙草も大好きでした。
玄米は食べていませんが、マクロビ的には、比較的陰陽のバランスがとれた
理想的な食事をしていました。
なにしろ、92歳になる母が一貫して手づくりしているのですから、欧米食は
入っていません。

*    *    *    *    *    *    *

父の死に顔はとっても穏やかで、いい夢をみて少し微笑んでいるようでした。
葬儀に参列して下さったお年寄りが、「あんなにいい顔で死ねるんなら、
死ぬのも怖くないな」と話しておられたのが、印象的でした。


カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪ | 1件のコメント

大森英櫻先生を偲んだ一日

  9:30 小牧市到着
10:30 伊藤先生の講演開始
     講演の内容は、後日ご報告します。 
同じ場所で、昨日「大森一慧先生」がお料理講習をされたそうですが、
小牧市に来る途中、「大森英櫻先生」が転んだ「岩倉」の駅に寄って、
お塩でお清めをなさったそうです。
そこから小牧市まで、バスの中で涙が止まらなかったとか。
私は、5月に大森先生が最後の講演をなさった場所に座って、これからの
勉強に、新たな1ページを加えました。
なお、大森先生の最後の講演は「記憶力と判断力」で、極度の緊張
状態にありながら、渾身の力を振り絞って、最高の名講義だったそうです。
さすがに、寝た状態の写真は遠慮したけれど、録音はしてあるので、
後日テープを販売してくれるそうです。
            *   *   *   *   *   *
帰りに、私も「岩倉」の駅におりて、玄米をひとつまみとお塩を少しおいて、
大森先生を偲んできました。


カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪ | 7件のコメント

ただいま

きょう、北海道から帰ってきました。
不在中、たくさんの方からコメントをいただき、
ありがとうございました。
また、個人的におくやみのメールもいただいて、
大変ありがたく拝見いたしました。
お返事が遅くなってしまいますが、もうしばらく
お許し下さいね。
     *   *   *   *   *   *   
明日、愛知県の小牧市に行ってきます。
大森先生が最後の講演をなさった、あの小牧です。
「大森英櫻先生の功績」と題して、伊藤誠先生が
お話なさいます。
CI協会で行われた「大森先生のお別れ会」は、残念
ながら父のお葬式で出席できなかったので、伊藤先生に
大森先生の思い出などを、お伺いしたいと思います。
明朝、4時起きで行ってきます。


カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪ | コメントする

父が亡くなりました

本日、父が亡くなりました。
95歳でした。
明日、北海道に出発しますので、
ブログのお返事が遅くなってしまいます。
お許しくださいね。


カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪ | 10件のコメント

玄米ごはんと色黒について

玄米を炊くときの加熱方法の補足>
老婆心とは思いますが、玄米の炊き方と色黒について一言。
私が、リマ・クッキングスクールに通っていた時、いつも、そして、どの先生も
仰っていたこと。
それは、「ここで教えることは、絶対ではありません。ひとつのやり方です。
体の声をきいて、体に合わせて下さい。」というものでした。
体の声に合わせていれば、肌の色も体調も極端にならないはずです。
ですから、玄米をたべて色黒になった人は、陽性のものを摂りすぎていると
考えられます。
酸化だけの問題ではないと思います。
海辺の人は、魚・塩・干物・潮風・直射日光など、陽性の環境に囲まれて
いるので、わさび・大根・みかんなど、陰性での毒消しが必要なのです。
しかし、そのバランスがとれていないと、陽性が過多になってしまい、黒くて、
しわしわの顔になるというわけです。
ところが、海辺の人にだって、色白でしわの少ない人もいます。
きっと、陰性が多い生活をしていると想像できます。
こんな風に、陰陽を考えながら玄米を炊こうとすると、いつも同じ炊き方で、
続けて食べることに疑問を感じるはずです。
体調が良かったり、美味しく感じるなら問題ありませんが、そうでない場合は
偏りを考えて、バランスをとりましょう。
リマで習っていた時、よく先生が仰っていました。
「最近は、土鍋で3時間かけて炊いた玄米ごはんが美味しいと感じるわ。」
「暑いときは、圧力鍋の玄米ごはんは入らないわねぇ。」
「旦那さんは陽性で、奥さんは陰性なのに、圧力鍋で炊いた玄米ごはんを
一緒に食べていたら、旦那さんが病気になるから、気をつけるのよ。」
「食事は、一人一人に合わせて作るように。」
などなど。
特に最後の言葉は大事で、我が家では確実に守っています。
☆     ☆     ☆
マクロビオティックを始めたばかりの頃は、どうしても「こう、あらねばならない」
と思い込みがちです。
しかし、大切なことは、「自分の頭で考え、納得して結論をだす」ことです。


カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪ | 3件のコメント