マクロビオティックを始めて変わったこと

先日、コトコトさんの赤ちゃんを抱かせてもらった。
8ヵ月とのこと。
柔らかくてあったかい。
無性に可愛い。
よく笑う。
コトコトさんと別れてから、ふと思った。
「どうして、あんなに愛しいのだろう?」
医学的にいえば、血のつながりはない。
それでも、実の孫(?)のような感じがした。
まだ、孫どころか、17歳の息子を育てている私が、こんなことを言うのもおかしいけれど。
本当に、「血のつながり」があるように思えたのだ。
          *     *     *     *
昨日(2月5日)、セミナーがあって、大阪に行って来た。
往復の新幹線の車内で、ふと、あることに気がついた。
ちょっとうるさい子供に出会っても、以前ほど不快感を覚えないのだ。
私が自分の子供を育てている時は、よその子供のうるささに辟易とすることが多々あった。
自分の子供だって、他人からみれば「よその子供」だから、同じ理屈なのだが、身勝手にも我が子はもう少しマシだと信じていた。
息子も成長して、家庭の中に幼児がいなくなると、たまに接する子供たちは疲れの元になるはずなのに、マクロビオティックを始めてから、子供たちを見る目が変わったのだ。
「あ?、ご苦労さま」「子育て、お疲れさま」と感じる。
「よその子供」ではなく、「仲間の子供」だと感じる。

           *     *     *     *
コトコトさんが、赤ちゃんにお乳を含ませる姿は、美しかった。
癒される。
最も本能的で、最も自然な姿だから、癒されるのだろうか?
母子の幸せな、ゆったりとした時間が流れていて、私も落ち着いた。
「母乳を与える時の母親の表情は、観音様だなぁ」とつくづく思った。
神々しい姿だ。
その姿に私は思った。
「新しい命を育ててくれて、ありがとう」と。
マクロビオティックを始めて変わったことが、また一つ増えた。

           *     *     *     *
昔、伊丹十三の「タンポポ」という映画のラストシーンで、無心にお乳を飲む赤ちゃんと、それを見つめる穏やかな表情の母親を、ふくよかな胸をアップに写して、長い間放映されていたのを想い出した。
当時は、マリアだと感じたけれど。
        

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コメント

  1. ゆなりんご より:

    あぁ、なんとなくわかる気がします。

    私も以前は子供をみると「うるさいなぁ・・・」と思っていた部分がありますが、今はなんだかその元気のよさからパワーをいただいている感じで、ほほえましく、また少し元気になります。

    赤ちゃんなんかはもっとレベルアップで、産声や泣き声がちらっと聞こえるだけで、その場の雰囲気が一瞬にして和むというか癒しになるというか・・・。柔らかい気持ちになります。

    ありがたい存在です。

  2. ユウ より:

    マクロ美風さん、こんにちわ。

    素敵なブログですね。心温まります☆

    確かにマクロビを始めて変わったこと・・・

    たくさんあります!!

    味覚や体が変わったのは言うまでもありませんが、他人に対する態度や感じ方・・・確かに変わりました!!

    マクロビって不思議ですね~。

    あと、マクロ美風さん聞いて下さい!!

    今日午前中に仕事の取引先の方(男性)から電話があったのですが、何かモゾモゾ言っていて、何を言いいたいのか纏まりがなく、チョットイライラっとしてしまいました。。(その点は反省しています。。)

    そこで、お昼を食べながら何でイライラしちゃったんだろう・・・って考えてたんですが、私なりの解釈としては・・・。

    その男性は陰性の食べ物ばかり摂っているんじゃないかと思うんです!

    何か陰よりの感じをうけました。

    ・・・で、私もどちらかというと陰性体質です。

    なので、陰と陰で反発しあってしまってチョットイライラしてしまったのかなぁぁ・・・と。。。

    マクロ美風さん、どう思いますか??

  3. コトコト より:

     私自身、子を持つ前は子どもは苦手でした。

     自分の子を持っても正直可愛いというより必死さが先立っています。

     ただ確かにマクロビを始めてから可愛さが各段にUPしたような気がします。

     そして他人の子に対してもまだまだほんの少しですが余裕をもって接することができるようになりつつあります。

     ああ、こういうのもマクロビ効果なのですね。

     本来の人間性の回復とでもいうのでしょうか

     大きな視点で物事を捉えられるようになっていく感じ。

     その後、坊は人見知りをすることが判明しました(笑)。

     初めての場所と人の前では固まるのです。

     お会いした日坊があれだけご機嫌だったのは

     風さんやnanna(ナルコ)さんの大きな愛情や優しさ温かさに安心感を覚えていたからだと思います。

     この記事は思いがけないプレゼントを頂いたような気持ちになりました。ありがとうございます。

     (私の日常は観音様ではなく般若だったりするので、嬉しい反面冷や汗かきながら読みました。)

  4. マーフィー より:

    一年や二年では無理ですが、長い間菜食してると短気さが無くなり、怒り憤慨のエネルギーが減ったような気がします。 たぶん、菜食に切り替えて10年くらい経ち、ふと我ながら気長になったかな~と思ったことがあります。 草食動物の性格になってきたのかもしれませんねー!

  5. マクロ美風 より:

    マクロをしていると、ホントに感じ方が変わってきますよね。

    何だか、嬉しくなって、一人でニヤけてしまいました。

    怪しい人だと思われたかしら?

  6. マクロ美風 より:

    ユウさん、だいぶお勉強が進んで来ましたね。

    その調子で結婚相手を決めるとバッチリですよね。

    でも、男と女の仲は不思議なもので、思う人には思われず、思わぬ人には好かれるもののようですよ。

    また、最初イヤだと思っても、段々良くなる関係もあるので、ムズカシ~イ問題ですね~。

    ぜひ、ユウさんが研究して、みんなに教えてくださいナ。

    待ってま~す。

  7. マクロ美風 より:

    子育ての真っ最中は、どうしても必死になるものです。

    それに、「般若の顔」もよ~く解ります(笑)

    それでも、マクロビ生活をしていると、「必死」も「般若」も、その程度が大いに違うのではないでしょうか?

    ですから、ストレスの多い子育て中のお母さんにこそ、マクロビオティックを採り入れて欲しいと思います。

    ところで、ついに人見知りが始まったのね!

    人見知りは、赤ちゃんが自分のお母さんと他人との違いを認識できるまで、脳みそが発達してきた証拠です。

    良かったですね♪

  8. マクロ美風 より:

    そうですね。

    ある程度の期間がないと、体の中に溜まったものの排出ができませんからね。

    マーフィーさんは、細胞レベルで変化しているのだと思います。

    素晴らしい!!

  9. マクロ美風 より:

    ユウさんへのお返事が、ちょっとずれていたので、追加ね。

    確かにそのお話は、反発し合ったのかも知れないけれど、その理論を推し進めていくと、自分と合うタイプの人しか受け入れなくなりそうですよね。

    それだと偏りが出てしまうので、私はそんな時、ちょっと相手のテンポに軸足を移すようにしています。

    そんなことを意識するだけでも、イライラの受け止め方が変わりますよ。

    自分が拒否すると、相手にも拒否されて、それ以上の関係は望めません。

    それでは勿体ないので、私は、手を替え品を替えのやり方で試みています。

    それで、失敗したことがないので、これでいいかな?と思っています。

  10. ユウ より:

    マクロ美風さん、ありがとうございます!

    納得です!

    これからは相手のテンポに軸足を移すように努力してみますね~。

    う~ん、男女の関係って陰陽以上に難しいかも。。。

    あと、マクロ美風さん、ご質問があります。

    私が何度考えても分からないこと。。。

    それは。。『大陰は小陰をひきよせる。大陽は小陽をひきよせる』ということなのですが、12原則の中で唯一これがよく理解できません。。

    これは何かよい例がないでしょうか??

    今まで読んできた本にはこのことについてはあまり触れていないので、よく理解ができません。。

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