久司道夫先生の講演会に????

昨日(3月2日)、久司道夫先生の東京講演会がありました。
東京会場を皮切りに3月19日まで、全国9会場で講演会があるようですが、予想外の内容に、はっきり言って“失望”してしまいました。
私は、他人の悪口を言うのは好きではありません。
それは、必ず自分に返ってくるから、自分のためでもあるのですが・・・。
ましてや、ブログの特質を考えると、悪口は絶対書いてはいけないことなのですが、今後のマクロビオティック界のことを思うと、あえて、危険な行為であることを承知の上で、この記事を書こうと決心しました。
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今回の久司道夫先生の講演会は、○ニューウ○ル株式会社が主催し、講演のタイトルは、“愛と平和をはぐくむ久司マクロビオティック”というものでした。
ですから、きっと久司道夫先生の本に書かれている内容と重複するだろうけれど、最新の世界事情をおり込んだ、本に書かれていないお話も聞けるのかなぁ、と思って講演会を申し込んだのです。
私は、開演1時間20分前に会場に着きましたが、もう扉の前には50人近くが列をなし、その後もどんどん増え続け、あっと言う間に階段にとぐろを巻く状態になりました。
それで、主催者側が予定より早く開場したほどです。
しかし、並んでいる間、私は異様な雰囲気を感じていました。
それは、昨年の久司道夫先生の講演会の時と、明らかに“異質”な人達の存在がビンビン伝わってくるのです。
扉が開くと、我先に走り出す主婦軍団、男性先頭に席とりに夢中な人達、“○○さんは10人!”“◇さんは1列!”“あっちで9人とれー!!”
着席した私の頭の上を、大きな掛け声が飛び交います。
“何?これ?” 
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予定時刻に主催者側の挨拶があり、その後、久司マクロビオティックでアトピーが良くなった人の体験発表がありました。
これで、すでに40分経過。
やっと久司道夫先生のお話が始まったのですが、アメリカで調査したデータの発表ばかりです。
そして、“クシ酵素”がいかに優れているかの説明を始め、“クシ酵素をよろしくお願いします”と頭まで下げたのです。
久司先生のお話は、1時間15分だけでした。
“エッ?、これで終わり?”というのが、正直な実感でした。
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そうか、開場前の異様な雰囲気も、異常な席とりも、講演開始までくり返しくり返し流されていた、○ニューとクシ酵素のビデオも、みんなクシ酵素の宣伝だったのね。
ということは、あのオバサン達は“さくら”だったの??
私は、仕事を休んで、3,000円払って、宣伝を聞きに来たわけ?
ム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ム
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私はこの記事を書くかどうか、とても悩みました。
しかし、あえて、久司道夫先生の名誉のために書きました。
それは、久司先生の本を読んでマクロビオティックを知り、解りやすく思い、勉強を続けている人達がたくさんいて、今回初めて久司先生の講演を聞けると、楽しみにしていた人達がいっぱいいたはずです。
しかし、“クシ酵素は、味噌より醤油よりずっといい”“玄米を食べなくても、普通の食事をしていても、クシ酵素を飲めばそれでいい”と言われてしまうと、“私達は何のためにマクロビオティックを勉強しているのか?”と、考えてしまうでしょう。
アメリカ人に玄米を普及させた久司先生が、なぜこの日本で“日本食の素晴らしさ”を口にせず、“クシ酵素”を宣伝するのか。
もう、お分かりですね。
大人の社会のイヤな部分ですね。
今回、初めて久司先生の講演を聞かれた方、これから聞かれるご予定の方、これで久司先生のすべてを評価しないでくださいね。
久司先生は、やはり偉大なお仕事をされた方です。
そのことに変わりはありません。
今回の件で、“マクロビオティックが物売り”と誤解されない事を、願うと同時に、きちんとしたマクロビオティックを身につけて欲しいと、心から思っています。
きょうは、これから出かけます。
時間がないので、この辺で。


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久司道夫先生の東京講演会

明日、3月2日(木)は、いよいよ久司道夫先生の東京講演会ですね。
ブログ仲間で参加する方は結構多いようですが、私もその一人です。
主催者の関係で、きっと試供品やパンフレットを渡されるはずですから、少し大きめ(A4サイズが入るくらい)のバッグがいいと思いますよ。
それに、久司道夫先生の講演に先立って、主催者側が宣伝のために結構時間をとるので、久司道夫先生の講演終了時刻は予定より遅くなる可能性があるかもね。
講演会終了後に待ち合わせの方は、ご注意を。
会場で何人のブログ仲間に会えるかな?
楽しみだなぁ♪
ツァーのご一行様みたいに、目印の旗でも持って行こうかしら?
たぶん、私は、赤い服を着ているはずですから、興味のある方は、チョイと探してみてくださいな。
どの辺に座るか、どんなヘアスタイルかは、あなたの第六感を働かせてみてください。
日頃の、玄米(マクロビオティック)効果を確認する、絶好のチャンスですよ?。
では、お会いできるのを、楽しみにしていま?す♪
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マクロビオティックな土日でした

2月25日(土)は、細川順讃先生の“ワークショップのフォローアップセミナー”があって、日本CI協会に行きました。
(ワークショップの内容は、セルフコントロールです。)
私は昨年、7月(第1回)と9月(第2回)の二度、このワークショップに参加しましたが、あまりにも素晴らしいので、今年の1月には、にも参加してもらいました。
そのフォローアップセミナーがあったわけですが、何と!1月に仙台で開かれた“おひさまや交流会”でお会いした今村さんと、再会できたのです!
思わず“ワァー!”っと、お互いに歓声で近寄ったのは、言うまでもありません。
嬉しい再会でした。
この、セルフコントロールは、マクロビオティックと併行して実践すると、鬼に金棒で怖いものなし!
人生が楽しくて、楽しくて、やりたいことがいっぱい出てきて、寝ている暇なんかありません!
可能性が無限に広がる宝庫です。
人間関係に悩んでいる方や、色々な意味で壁にぶつかっている方には、絶対おすすめのワークショップですよ。
絶対、人生が変わります!
桜沢如一先生の“魔法のメガネ”と同じく、“もうひとつの羅針盤”を心にもてるので、絶対に“強い自分”なれるのが素晴らしいところです。
なお、細川先生には、セルフコントロールの他に、マクロビオティックに関する疑問をいっぱい質問して、たくさん“納得”出来たのが、嬉しかったです。
細川先生独自の見解もあり、目からウロコが何枚も落ちました。
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翌26日(日)は、“日本テレワーク学会”・NPO法人(複数)・地元大学の主催でイベントがあり、主催の大学に行ってきました。
参加人数は100名ほどでしょうか。
東京工業大学比嘉邦彦教授の基調講演があり、その後、他大学教授・行政の政策担当課長・NPO法人代表らがパネリストになって、ディスカッションがありました。
コーディネータは、青森大学柴田郁夫助教授です。
テーマは、“行政と協働して地域で働きつづける?コミュニティビジネスとテレワーク”です。
   注 (協働は変換ミスではありません)
私は、マクロビオティックを何かの形にして、多くの人に理解してもらう場をつくりたいと思って参加したのですが、アンテナに触れるものがあって、希望がもてました。
18:30からは懇親会です。
会場は、さつま芋料理で人気のある“いも膳”という料理屋さんの貴賓室です。
出席者は、主催者側の大学関係者がメインですが、私にブログの手ほどきをしてくださった教授がホスト役をなさるそうなので、図々しく出席しました。
出席者13名のうち、女性は私一人だけですが、とっても有意義で有益な時間でしたよ?。
何しろ、隣の男性はパネリストのお一人で、環境問題をメインにお話をされていた方なのです。
私が“マクロビオティック”の言葉を使ってお話をしたところ、“知ってますよ?ン”(とにかく明るい人ナノダ)と返って来るではないですか!
盛り上がるのは想像できるでしょ。
とにかく、この方のネットは凄い!
隣同士で座ったことに意味のある将来にしたいな!
テンポが早くて、ホントに気持ちのいい素敵な男性でした。
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余談ですが、前述の、私にブログを指南してくださった教授が、壺入りの大変珍しい焼酎を、店主から特別にサービスされて、その壺を開けるときの手つきが、何とも美しいのです。
さらに、小さなひしゃくでグラスに注ぐ時の手つきが、これまた色っぽくて、ふと、なかなかさんの同様な手つきを思い出してしまいました。
なかなかさんは、本当に手つきがしなやかで、女性より女性らしいのです。
(私の方がゴツゴツしていて、よっぽど男っぽいノダ)
もしかすると、キーボードで生きている方の共通点なのでしょうか?
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こんな土日を過ごしていたので、コメントのお返事が大変遅くなって、ごめんなさいね。
メールがタックサン届いていたので、そちらのお返事から始めます。
オバサン(自分でこんな言葉は口にしない方がいいノダ)の体力では、これから、ビュ?ン(?)といくかどうか分かりませんが、玄米パワーで頑張ります!!
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補足:いも膳のお料理は、マクロビオティックの名前はありませんが、限りなくマクロビオティックに近いものばかりです。
なぜなら、さつま芋が川越市の特産品で、そのさつま芋を使ったお料理を展開したいとの熱い思い入れがあるからです。
地元の特産品を使った郷土料理にこそ、マクロビオティックの原点がありますね。
日本各地にそんなお料理がたくさんあるでしょうから、それらを紹介して、郷土料理を見直すきっかけの風も起こしたいですね。


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とことこさんのブログが出来ました!

先日、ブログ・マクロビ仲間との交流のところで登場した、とことこさんが、ブログを立ち上げました!
タイトルは、“しなやかにのびのびと”です。
目的は、まさに、マクロビ仲間と交流したいから!です。
すでに、第1回目の交流会の予定が告知されていますので、参加したい方、出来る方、のぞいて見たい方、お気軽にご参加くださ?い♪
モチロン!
私も小さくなって参加します・・・・・・・・、オバサンなので、遠慮しながら(笑)


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マクロビオティックの理論と本の選び方

私がマクロビオティックを知って、リマ・クッキングスクールに通い始めた頃は、今のような華やかさより、病気治しの食事法として認識している人が多かったですね。
でも、今では久司道夫先生が、積極的に日本で普及活動をされているせいでしょうか、“明るく楽しいマクロビオティック”が知られ始め、ついでに“セレブ”なんて言葉まで加わるようになってきました。
さらに、“ダイエットに効く”なんて切り口も登場しています。
それに伴って、お料理本を片手にマクロビオティックをマスターしようとする人も多くなり、“・・・ねばならぬ”とストイックになってしまう人が増えてきたように感じます。
その結果、マクロビオティックを正しく理解していない人もいるようなので、ここでは、少し具体的なことを書いてみたいと思います。
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<マクロビオティックの理論について>
マクロビオティックには、原理とも呼べるしっかりした理論があります。
ですから、その理論を正しく理解するところから始めるのが本当なのですが、テレビや雑誌で取り上げる場合は、ほとんどその理論が省略されてしまいます。
なぜなら、ちょっと解りにくいから。
そして、マクロビオティックの特徴である“陰陽・・動物性・・乳製品・・砂糖・・”などの言葉だけが独り歩きし始めるのです。
その結果、大雑把な言い方をすると、“極端な偏食状態”なのに、“マクロビオティックを実践している”と思い込んでいる人が、結構います。
しかし、マクロビオティックにとっての理論と実践は、車の両輪であって、理論なき実践は厳密には不可能であり、危険ですらあります。
ですから、ぜひ理論を勉強していただきたいのですが、そこが問題なのです。
マクロビオティックの理論は、“実用弁証法”といわれる哲学なので、文字を見ただけで“・・・・”となってしまう人が多いのです。
仮に、教科書とされる桜沢如一の“無双原理・易”を読み始めたとしても、最後まで読みきれる人が何%いるでしょうか?
その他の本も、結構古いものが多いので、その辺が理論への壁を作っているように思えてなりません。
ですから私は、思い切ってそれらの本を読まないで、最初はもっと易しい本から入った方がいいと思うのです。
それから、調べる意味もかねて、徐々に内容のある、高度な本に進んだほうが、解りやすいように思います。
現在なら、マドンナのプライベートシェフで一躍有名になった、西邨まゆみさんの“小さなキッチンの大きな宇宙”(カナリア書房)が、ゴロ寝感覚で読める易しい本ですね。
ただし、まったくリラックスして読むものであって、教科書としてではありませんから、念のため。
2章4章がお勧めです。
次が、奥津典子先生の“マクロビオティックと暮らす”(ビジネス社)が解り易いですね。
何しろ、ご本人がお若いので、感性が今風なのが嬉しいです。
その次あたりで、いよいよ久司道夫先生の本がいいですね。
久司道夫先生は、本をたくさんお書きなので、迷うかもしれませんが、一番入門的なのは、次の2冊です。
 ・マクロビオティックをやさしくはじめる
 ・マクロビオティックが幸福をつくる  (いずれも、成甲書房)
ここまで来たら、マクロビオティックの輪郭がはっきりしてくるでしょうから、あとは、久司道夫先生のもう少し詳しい本を読みながら、理解する作業が必要になるでしょう。
その過程で、必ず桜沢如一先生の本を読む必要性を感じるでしょうから、その時になってはじめて桜沢如一先生の本を読めば、相当理解できるはずです。
これから先は、その人の理解度によって、また、好みによって自由に選ぶのがいいと思います。
なぜなら、本というのは、著者との相性が大きなウェイトを占めるので、ご自分の感覚で選ぶのが最もいいからです。
また、ここまで進んでくると、微妙に著者のニュアンスの違いや、やり方の相違点などが解ってくるので、この辺は、ご自分の“判断力”で、ご自分が納得いくやり方、あるいは方向性を見いだして、進んで欲しいと思います。
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ところで、そろそろ桜沢先生の本を読みたくなってきた人に、注意です。
もう、読んでしまった人も、よ?くこれからの文章を読んでね。
それは、桜沢先生の本をそのまま実践に移すと、
 ・塩分が多い
 ・陽性がいい
ということになります。
確かに桜沢先生の時代には、陰性体質の人が多かったので、それでいいのですが、今の人たちは、親の代からお肉や乳製品が入っていて、すでに体質が陽性よりになっている人が多いのです。
(厳密にいうと、陽性に偏っている人と、陰性に偏っている人の両極端にわかれて、中庸が少ない
ですから、そんな人たち(陽性よりの人)が桜沢先生の本に従ってマクロビオティックを実践すると、コチコチの陽性になってしまいます。
一番いいのは“中庸”であることを、よ?く理解してくださいね。

マクロビオティックの本はたくさんありますが、時代背景著者のマクロビオティック歴には、十分気をつける必要があります。
地方にお住まいで、なかなかマクロビオティック関係の本を手にとってご覧になれない方は、私に連絡してださい。
今のあなたに合いそうな本を、ご紹介いたしますから。
一冊の本が人生を左右することは、よくあります。
マクロビオティックの本は、そんな経験を多くの人達にさせたことでしょう。
そしてまた、その本に出会ったきっかけは、ドラマチックであり、必然であるかも知れません。
私は、そんな出会いを大切にしたいので、あえて、アフィリエイトをしていないのですが、アフィリエイトのご要望がありますか?
地方にお住まいなら、その必要性はありますよね。
いずれにしても、良い本に出会えて、素晴らしいマクロビオティックライフを楽しんでくださいね。
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「人は何のために食べるのか()」の、コメントのお返事を、「人は何のために食べるのか()」で、お答えするつもりだったのですが、()ではちょっと内容が脱線してしまったので、お答えできませんでした。
それで、次回以降で随時お答えしていきますので、コメントを下さった方々、もうしばらくお待ちくださいね。
すみません。


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