風邪?おめでとう!

風邪が流行っているようです。
風邪をひいた人に、野口整体では、「おめでとう」と言います。
こんなことを言うと?????。
頭がおかしくなったと思われるでしょうね。

 

でも、頭痛、腹痛、のどの痛み、倦怠感、鼻水、くしゃみ、咳などの症状
すべては、実はもう回復の過程なんですよ。
極めつけは熱ですね。
熱は、高いほど体力がある証拠ですから、怖がらずに熱を楽しむぐらいの
ゆとりがほしいもの。

 

これらの症状は排泄(排毒でもOK)段階なので、逆算すると、体に歪みが
来ていて、それを治そうとして起きたものです。

 

歪みとは、体が鈍って正常に機能していないことなので、風邪を引く前には、
食べ過ぎたり、働き過ぎたりする人が多いようですよ。

 

それで体が揺り戻しを求めて、発熱などを利用して元に戻るというわけです。

 

ですから、風邪には薬というより、早く熱を出してしまうお手伝いをするのが
一番です。
その点、マクロビのお手当ては理に適っていますよね。
ここまで書くと、「風邪はウィルスによるものだ」という声が聞こえてきそうですが、
それはそれで間違いありません。
問題は、風邪をひく人とひかない人が一家にもいるということです。
その差は、個々人の体の状態にあるわけです。
一般には「風邪もひかない」ことを、イコール健康の証拠として使っていますが、
本当に体が整っていて「風邪をひかない」のなら、それでOKです。
しかし、体が鈍っていて、「風邪もひけない」人は、立派な病人です。
ですから、風邪の諸症状が出る前に、「歪み」という病気になり、風邪を経過する
と、すっきり整った体に戻るので、「おめでとう」というのです。
風邪は、体を整えるチャンスなのです!
発熱は体の掃除をしてくれます。
大切です。
解熱剤に頼らず、熱を利用しましょう。
一般に「病気」と思われていても、それを活用して元気になれるんです!
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カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪, 子育て・野口整体・アトピー | 12件のコメント

あなたも詩人に?

「リウマチを体・心・魂で見つめよう」のぢゅんさんが、
素晴らしい写真を掲載していらっしゃいます。
私は、心が洗われる思いがしました。
20代のとき、10年間横浜に住んでいたのですが、
「日本大通」のイチョウ並木も、こんな感じで見事です。
まるで、映画のワンシーンを観るようで、誰でも詩人に
なれる場所です。
こんな景色を眺めると、ワイングラス片手にシャンソンを
聴きたくなりました。
高校生の時は、ピアノでよく“枯葉”を弾いていました。
でも、横浜に住んでいた時は、“ビル・エヴァンスの枯葉”
が好きで、中華街にあるジャズの生演奏が聴けるバーに、
足繁く通っていました。
音楽とお酒、そして映画と小説。
いずれも私の青春でした。
      *
      *
      *
こんな日は、詩人になれそうです。


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マクロビオティックはすごい!

きょうは、とても嬉しいことがありました。
皆さんにもおすそ分けしますので、ご一緒に喜んで下さいね。
10月18日の「古代米と旧暦のふしぎ」にも登場したかたから、ご主人の転職先が
内定したとの知らせがありました。
私は、とっても嬉しくて、そこに至るまでのご夫婦の悩みを思うと、目頭が熱くなりま
した。
マクロビオティックを知ってから、体が変わり、考えも変わり、価値観も変わって、
ついにはお百姓さんを志したのですが、経済的なことを考えて、納得のいく仕事を
探していたのです。
「これから、棚田に近いところに古民家を探して住もうかな?」と、夢を語ってくれま
した。
ここに行き着くまでには、関係者に理解してもらえない苦労や、多くの問題もありま
した。
しかし、マクロビオティックの考えをバックボーンに、ご夫婦が心をひとつにして、
ポジティブな毎日を送りながら、願い続けたのです。
その結果、仕事は思わぬ方向からやって来ました。
まるで、スパイラルに吸い寄せられるように。
(これだ、これがマクロビオティックなのだ)
マクロビオティックを忠実に実践して、まさにマクロビオティックの申し子のような
ご夫婦をみていると、「マクロビオティックって本当にすごいなぁ」と実感します。
このご夫婦は、確実に陽のスパイラルに入りましたね。
これからがとても楽しみです。

 

 

 

 

 

 


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マクロビオティックのとり入れ方(2)

マクロビオティックとは?
私がマクロビオティックを始めた頃は、舌を噛みそうなこのカタカナ文字を正しく復唱
してくれる人は皆無でした。
でも、最近は「あ?、聞いたことがある」という反応もチラホラで、たま?に正しく発音
してくれる人も現われました。
しかし、それらの人が話すマクロビオティックは、私の教わったマクロビオティックと
少し違ったり、あるいは笑ってしまう内容のものまで、多々あります。
ブログ上でも、多くの情報に混乱している人を見受けますので、マクロビオティックを
正しく理解していただくために、この文章を参考にしていただけると有難いです。
         
     *    *    *    *
マクロビオティックを最も難しくいうと、A:「幸せに生きるための原理、あるいは法則
」、最も易しくいうとB:「幸せに生きるための考え方」、最も身近にいうとC:「幸せに
生きるための食事法」であると、私は理解しています。
ここでいう「幸せ」とは、人類的規模・地球的規模を指すのですが、それではピンと来
なかったり、距離を感じる人は、「元気」におきかえても結構です。
そもそも「幸せ」って元気でなければ味わえないし、「他人の幸せ」も自分が元気でな
ければ願ってあげるゆとりがないからです。
「自分が、あるいはみんなが元気に生きるための法則」

「えっ、そんなの学校で習わなかったけれど、あるなら知りたい」と思いませんか?
それが、マクロビオティックなのです。
ところが、巷で今話題になっているのは、「長寿食」・「ダイエット食」などがメインで、
本来のマクロビオティックのほんの一部分だけがひとり歩きしているように感じます。
「長寿食」も「ダイエット食」も、マクロビオティックを実践した結果の一部分に過ぎま
せん。
さらに、実践の仕方も数多くの教え方があるので、どの方法によったかも明らかで
ありません。
しかし、大事なのは、それだけ広範囲な内容をもつマクロビオティックの一部分だけ
実行しても、何らかの効果が得られるという事実が、数多く存在するということです。
最近では、本屋さんに行けば何冊ものマクロビオティック書が入手できますので、
マクロビオティックの解説はそちらに譲りますが、大切なのは、マクロビオティックに
理論実践があることです。
それは車の両輪と同じく、どちらが欠けても正しいマクロビオティックとは言えませ
ん。
理論なき実践(主に食事法・手当て法)は、むしろ危険ですらあります。
また、実践なき理論は、机上の空論と同じです。
最近、前者の人々が増えて来ているように感じ、空しさを覚えます。
マクロビオティックの醍醐味は「原理を実践で感じる」ことにあり、食事法はその導
入部分ですが、最後に行き着くのも食事法です。
ですから、マクロビオティックという考え方は、どんな学問よりも、食事を大切にする
のです。
そして、「食事が人間の体や精神をつくるので、宇宙の秩序に従った食事をして、
個人はもとより、人間が構成するところの社会世界を平和にしましょう」と考える
のです。
決して怪しい宗教ではなく、団体でもありません。
「個人から人類、そして世界が一つになるために、日本に受け継がれてきた伝統
や文化を見直しましょう
」と、日本に里帰りしてきた二十一世紀のための考え方で
す。
日本より、アメリカやヨーロッパの方で先に認知されて、最近やっと日本でもブーム
になりつつあります。
どうですか? 安心していただけましたか?
と同時に、マクロビオティックの素晴らしさを認識していただけましたでしょうか?


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マクロビオティックと日本人と宗教

明日、9月に亡くなった父の四十九日の法要があるため、これから北海道に行き
ます。
正確には、11月10日が四十九日目なのですが、出席する人達の都合を考えて
6日になったそうです。


お坊さんは、死後7日間の意味と、それが7回目にあたる四十九日の意味を考え
ると、安易に繰り上げる風潮に反対の意見を、お葬式の時に述べておられました
が、職業柄当然といえば当然でしょう。


父が9月23日に亡くなってから7日間は、お経をあげるために毎日お坊さんが実家
に来られました。
さらにそれからは、7日間(1週間)おきに来られ、これが四十九日まで続きます。


そして四十九日目にやっと死者が旅立つというわけですから、仏教の教えどおりに
いくと父はまだ旅立ちの準備ができていないことになります。
しかし、残された者たちの都合が優先されるようになった現在、仏様たちはどんな
ふうに思っているのでしょうね。


(私も義母を送りましたが、お坊さんはこんなに来られませんでした。地域によって
違うものですね。あるいはお寺によってというのか、宗派によってというのか。)


    *    *    *    *


ところで先日、久司道夫先生がこんなことをおっしゃっていました。
 「日本人はオギャーと産まれたら神社に行ってるのに、結婚式はキリスト教でや
 ったり、死んだら仏教でお葬式というように、もう何でもとり入れて平気でいられる
 民族なんだ。外国では大変ですよ、こんなの。宗教が違うだけで戦争になっちゃう
 んだから。」


常々私もそのことに疑問を感じていたので、大きく頷いたのは当然です。
そして、久司先生はこう続けます。
 「日本人は何でも受け入れられる国民なんだから、世界を一つにするのに最も
 適しているんです。マクロビオティックは単なる健康法ではありません。宗教をも
 超越した考え方なんです。」


    *    *    *    *


宗教にこだわらない日本人にこそ、マクロビオティックの真髄を理解できるDNAが
流れているのでしょうね。
私達は日本人であることに誇りをもって、日本生まれのマクロビオティックを大切に
育てあげ、次世代に伝えていきたいものです。


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