お盆ですね

昨日(8月12日)、お墓掃除に行きました。
私達が現在住んでいる所とお墓は、21kmあまり離れています。
以前住んでいた土地にお墓があるのですが、その町は私たち(夫の側)のご先祖様が眠る土地でもあります。
古い町で、昔、絹織物で栄えた時代には、毎月7のつく日に市がたち、町全体が活気づいていたそうです。
鉄道も早くに開通し、私鉄も競合するその町は、今とは随分違っていたと、古?いお方はおっしゃいます。
そして、いつもセットでこう言われました。
「お宅はね、○○(町名)の四天王と言われてねぇ、それはそれは凄い家だったんだよ」と。
私たち夫婦は、昔のことを知りませんが、近所のお年寄りやお店の方達は、よく昔のことを知っていたり、親から聞いていたらしくて、事細かにご先祖様のことを教えてくださいます。
その度に、四天王の末裔として恥ずかしくないように生きなくちゃとか、跡取り息子である我が子をしっかり育てあげなくちゃと、気が引き締まったものです。
            *    *    *    *
そんな家ですから、お盆が来る前には、どこよりも早く、どこよりもきれいにお墓掃除をしなければなりません。
(今はその意識が薄らいでしまいましたが)
ところが、このお墓がまた広いのです。
軽?く、よその3倍?4倍はあります。
そして、墓石の数が多いのです。
私たちの先代がお墓をつくり直したのですが、それでもまだ古い墓石があって、鎌倉時代・江戸時代の元号も見えます。
何しろ、私達は17代目ですから、そのくらい古い墓石があっても不思議ではないんですねぇ。
ま、そんなこんなで、お墓掃除は、毎年家族総出でやります。
子供にも18代目の自覚をもってもらう意味で、小さい時から一緒にお墓掃除やお墓参りをさせました。
お墓に来ると、当然のことですが、ご先祖様と向き合って日常の生活や想いを見直す気持ちになりますね。
びっしり生えたドクダミを、大汗を流しながら抜いていると、お会いしたことのない遠い昔のご先祖様に、親しみを感じるから不思議です。
           *    *    *    *
でも、私達は10年前にその町を出ました。
その町に住んでいる限り、「四天王」がついてまわり、段々窮屈に感じる私達がいたからです。
かつては勢いのある家だったかも知れませんが、絹織物産業が下降するのと同じく、町の勢いもなくなって来て、当然のことながら家の勢いも落ちてきました。
それなのに、「四天王」という言葉と目は、私たちにとって、違和感のあるものでした。
「もっと気楽に暮らしたい」
北海道生まれの北海道育ちである私は、古いものを受け継ぐより、新しいものを受け入れる方が、性格に合っていたようです。
夫にとっては、そこで生まれ育ったわけですが、その辺は以外にもドライに受け止めていて、その町を離れることに同意してくれました。
           *    *    *    *
そんな経緯があるので、お墓参りをすると、「この土地を離れてすみません」と、ご先祖様にお詫びするのです。
と同時に、きちんと背筋を伸ばして、しっかり生きていかなくちゃとも思います。
今では、窮屈さではなく、夢と一緒に希望が混じっていて、思わず笑顔になってしまう私がいるのですが、心の奥底では、地元にいてあげなかった後ろめたさがチラッとあります。
でも、マクロビオティックを始めてからは、この広いお墓の故人ひとりひとりが、私を見守ってくれているような力強さを感じるようになりました。
           *     *     *     *
宇宙も、自然も、人間の営みも、全部一緒になると、こんなに穏やかで心地よくなるんだね。
「穏やか」の文字には禾偏(のぎへん)が使われているから、やっぱり穀類を食べることが精神的に落ちつくんだよね。
生きるために最も必要なもの。
それがお米・お塩・お水だから、お墓参りにも持参するんだよね。
子供とそんな会話をしながら、多くのご先祖様に、「玄米をお持ちしましたよ?」と声をかけました。
コトッと墓石が喜んだように感じたのは、気のせいでしょうか?



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コメント

  1. macro_yuu のコメント:
    美風ママ、こんにちわ~☆

    またまた素敵な記事に心を打たれました~。



    >「穏やか」の文字には禾偏(のぎへん)が使われているから、やっぱり穀類を食べることが精神的に落ちつくんだよね。

    生きるために最も必要なもの。

    それがお米・お塩・お水だから、お墓参りにも持参するんだよね。



    今まで考えもしなかったことです。

    この記事でとても納得できました!

    ありがとうございます♪



    あと、きっと、ご先祖様も玄米喜んで下さってると思いますよ♪



    長崎のお盆は花火やら爆竹やらでとても賑やかになります。

    明日は、ご先祖様に感謝してから、

    花火を楽しんできたいと思います!


  2. ぢゅん のコメント:
    マクロ美風さん、こんにちは!

    わたしも夫の実家の初盆を済ませ、昨日帰ってきました。うちは代々続く薬屋で夫は長男で10代目なのですが早々と家を出て、わたしが知り合った頃はもう違う仕事についていました。でも去年、義父がなくなって依頼、家の仕事も少し関わるようになり、きっと将来は山形で暮らすことになるのだと思います。今回は義父に代わって夫が親戚周りをしていました。これまで好きなことをしてきたぶん、これからいろんなものを引き継いでいくのだと思います。なんだかちょっと身が引き締まる思いの帰省でした。
  3. ルパ のコメント:
    マクロ美風さん、おひさしぶりです♪

    お盆期間中はいつも肩の辺りが重たくなります。

    きっと親不孝で不精な私を心配してご先祖さんがはっぱをかけに来てくれたのかと思ったりします、苦笑。



    それにしても墓石に鎌倉時代の元号とはとっても由緒のあるお家なのですね。

    うちの旦那のご先祖様は江戸時代に某藩の城下町建設維持管理をやっていた家のようです。まあ、400年くらいまえのことは過去帳などでさかのぼれるらしいです。

    その当時は山林と普請の奉行も兼ねていたようで、今の国の組織と違って、造林植林と建設が一つの組織で管理されていたようです。

    だから伐り出せるものとそこから作り出せるものがはっきり把握できていただろうなと推察しています。

    こういう物の需要供給を見渡せる管理の仕方ってマクロに通じるものがあるなあと常々感じていました。

    今の日本の国政管理運営行政再編なんかももマクロ的な健やかさを目指せばやがては赤字もなくなっていくのではないかなんて、お盆に大雑把な妄想をいてしまいました、照笑。
  4. 小春 のコメント:
    マクロ美風さん



    はじめまして*

    ときどきブログにおじゃまさせていただいています。

    2年ほど前にマクロビオティックを知り、

    毎日少しずつ勉強しながら生活に取り入れています!



    突然なのですが、

    質問をさせていただいてもいいですか?

    今までマクロビオティックを本などを参考に

    自身で行っていたのですが、

    体のことで少し心配なことがあり、

    どなたかに相談しようと思いました。



    CI協会やHAPPYLIFE研究所という場所で

    アドバイスを受けられると聞きました。

    どちらもあまり詳しく知らないため、

    マクロビオティックをなさっているマクロ美風さんに

    選び方などを教えていただけたらと思いました。



    突然いろいろとお尋ねしてしまってごめんなさい。

    お時間のあるときにお願いします*
  5. マクロ美風 のコメント:
    yuuさん、こんにちは。

    今ではお墓参りより、旅行優先の方もいらしゃるけれど、我が家は本家なので、お盆は家を空けられません。

    気楽さがなくてイヤだった時もありますが、今では、ご先祖様に向き合う大切な時間だと思って、一家で味わうことにしています。

    子供の教育にもなるので。



    長崎のお盆って、歴史があっていいなぁって思ってます。

    今までは遠い存在の長崎だったけど、yuuさんの登場によって、グッと身近かになった感じがします。



    9月3日にお会いできるのが、今から楽しみです。
  6. マクロ美風 のコメント:
    ぢゅんさん、こんにちは。

    ぢゅんさんも今年は初盆なんですよね~。

    私も同じです。



    ご主人は10代目のご長男ですかぁ。

    ゆくゆくは山形へ戻られるとなると、それはそれは身が引き締まるのは当然ですよね、お察しします。



    でも、ぢゅんさんなら大丈夫!

    その素直でピュアな人間性は、全国どこへ行っても必ず受け入れられますよ。

    保証します!
  7. マクロ美風 のコメント:
    ルパさん、こんばんは。



    >きっと親不孝で不精な私を心配してご先祖さんがはっぱをかけに来てくれたのかと思ったりします



    面白いですね~、この表現(^^)

    だったら、親不孝ばかりして来た私は、肩のあたりだけが重いのではなく、う~んと重たい荷物を背負わされそう・・・(汗)



    そんな私だから、きっとお墓を守る家にご縁があったのだと思っています。



    鎌倉武士や室町時代の人物にまつわる逸話がいくつもある土地柄なので、きっとその頃の墓石もあるのだと思います。



    何だかちょっと、歴史物の本を手にしたい気持ちになって来ました。
  8. マクロ美風 のコメント:
    小春さん、はじめまして。

    お身体のことで少しご心配なご様子。

    ブログ上でお答えするのは適当でないと判断しましたので、下記までメールをください。



       macro21@mail.goo.ne.jp

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