不耕起米について、せさみさんからコメントがありましたので、ちょっと記事にしてみますね。
「不耕起米」とは、読んで字のごとく、「土を耕さないで作る米」のことです。
一般的にお米を作る場合は、まず、水田の土を掘り起こし、水を入れてから「代掻き」と呼ばれるドロドロ状態にしてから、ある程度まで育った苗を「田植え」しますね。
ところが、この不耕起栽培は、それらの作業を一切やらないで田植えをするのです。
なぜか?
昔、稲は「育てていなかった」のです。
勝手に育って、勝手に実った物だけが生き残ったわけです。
ところが現在は、化学肥料や農薬で、病気にも自然環境にも弱い稲が多くなってしまいました。
そのようにして栽培されたお米は、当然エネルギーが低くなっていますね。
そこで、稲をできるだけ「野性的」な環境で収穫しようとしたのが、「不耕起栽培」なのです。
純粋な意味では、「栽培」の部分をうんと少なくしたものです。
一般的に稲の栽培は手間がかかると思われていますが、田植えをしてから収穫するまでほとんど手をかけないのです。
草取り? これが凄いんですね〜。
凄い裏ワザがあって、雑草の芽があまり出ないようになるのです。
これは、土壌づくりに秘密があります。
メダカやイトミミズなど、他の命も一緒に米作りをしてくれるんですね〜。
最もいいのは「強い稲」になることです。
その結果、害虫や低温の被害から守られるのですから。
このようにして収穫されたお米は、当然エネルギーが高いので、人間に良い作用を及ぼすのは間違いありません。
何だか子育てと似ているように思いませんか?。
「いじくりまわすのは不自然」ってことですね。
肝に銘じたいものです。