想いをいただく

知人からお米が送られて来ました。
このかたは、過去の記事にも登場していただいたのですが、本当に素敵なご夫婦なのです。
手づくりの小包を開けると、4つの袋が出てきました。
それぞれに、「こしひかり」「赤米」「黒米」「緑米」とやさしい文字で書いてあります。
さらに、几帳面な文字で書かれたお手紙が、一緒に入っていました。
それを読んでいると、私は胸がいっぱいになって、窓辺に立ち、ご夫婦の住む方向の空を眺めました。
きちんとお勤めをしながら、その合間をぬって、片道40分もかけて棚田に通い、丁寧に丁寧に育てたお米。
愛情をいっぱい注いで、子供のように育てたお米。
そのお米を、私のために荷づくりしてくれる姿、私のために手紙をしたためてくれる姿。
それらの姿を想像すると、有難くてありがたくて、自然と涙が湧き出てきました。
なんだか、体中が「ありがたい」感じにつつまれ、長い間窓辺で泣いておりました。
「充実した涙」とでも申しましょうか、本当に「幸せな涙」を体験いたしました。
マクロビオティックを通してこのご夫婦と知り合い、マクロビオティックを「共有」していたら、こうなったのです。
このご縁は、すべてマクロビオティックがつくってくれました。
マクロビオティックは本当に素晴らしい!
*    *    *    *
早速、丁寧に扱いながら、玄米ごはんが炊きあがるのを待ちました。
ふたをとる時の幸せ感は、なんとも言えません。
炊き上がったご飯をいただく時、ふっと思いました。
いただきます
今までは、「その食材のに感謝して」いただきますと言っていましたが、その時は、作り手である「ご夫婦の想いとお米のに感謝して」いただきますと言っていたのです。
一般的に「生産者の顔が見える」という表現をしますが、この場合は顔は勿論ですが、「生産者の想いもみえる」ことに気がついたのです。
思えば、昔は自給自足が多かったので、当然作り手の顔は分かっている筈ですね。
それなら、なおのこと、「作ってくれた人とその想い・そしてお米の命に感謝してのいただきます」だったことでしょう。
「いただきます」には深い意味が込められていたんだなぁと、改めて思いました。
*    *    *    *
その気づきを与えて下さったご夫婦と、マクロビオティックに感謝しながら、「想い」をいただいたのは言うまでもありません。


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家族の絆・子供編

きょうは、我が家の子供について書いてみます。
子供といっても1人しかいないのですが・・・。
私が高齢出産だったため、育てているうちに疲れて、「ま、いいか」になってしまいました。
私は独身のころ、子供は3人ほしいと思っていました。
理由は、3人いると「子供たちの世界ができる」からです。
でも、私がちょいとお酒を楽しみすぎたせいで、結婚するのが遅すぎましたねぇ(笑)
子供には申し訳ないと思っています。
 (息子よ、ゆるせ)
さて、この息子は「理解不能人」です。
お腹にいる時から、最善の方法で育てたつもりなのですが、親の想いとは180度反対の方向に育っています。
ま、子供は親の所有物ではないのですから、それでいいのですが・・・。
この子はお腹にいる時から、「野口整体」で育てたので、個性が強いことは百も承知だったのですが、そのあまりに強い個性に、親の方がついていけません。
結果として、「子供は勝手に育っていくから、親はそのお手伝いをするだけ」ということを学びました。
トイレトレーニングにしても、離乳食にしても、保育園や小中学生時代にしても、ずっとよそのお子さんと違うのです。
その上、ひどいアトピーを抱えていたので、私は精神的にも肉体的にも10人子供を育てたくらい疲れたと、よく夫にこぼしたものです。
 (でも、本当の子育ては楽しいもので、疲れるのはどこか間違っていると野口先生は本に書いています)
今、息子は高校2年生で、定期テストの真最中だというのに、な?んにも勉強をしません。
インターネットに夢中です。
楽天でブログを開設していて、毎日アクセス数が600前後あるそうです。
高校時代は、将来の基礎をつくる大事な時期なので、もっと勉強に取り組んでほしいところなのですが、息子にはそんなことちっとも通じません。
「自分が興味をもてるもの」にしか関心がないのです。
ですから、「勉強」に興味のない彼は、毎朝「死にに行ってくらぁ」と家を出て行きます。
学校から帰ってくると、朝とは別人のスピードでブログ仲間に会いに行きます。
「あ?、楽しかった」といって夕食に戻ってくる息子をみていると、趣味を共有する仲間がいることに、「ありがたいな」と思います。
17歳という微妙な年齢にあって、「楽しい」時間は必要です。
そして、そのひとときは彼の作リ出した時間だから、心から満足しているのでしょう。
何だか、私がブログ仲間と想いを通じ合い、マクロビ井戸端会議で盛り上がるのと同じですね。
そうそう、「野口整体」では、子供がお腹の中にいる時から父親のかかわり方を重視します。
夫に協力してもらってそれを実行した結果、やっぱり、父親への反応が違いました。
すごくお父さんっ子で、反抗期であっても父親との関係は良好です。
 (これが野口整体子育てのポイント)
私は息子を育てる時、いつも守っていることがあります。
それは、「もし、このまま息子が死ぬことがあっても、絶対後悔しないように接すること」です。
 (ただし、死をいつも意識しているわけではありませんよ。もう、癖としてです)
毎朝、我が家では、息子が一番早く家を出るのですが、その時は夫婦そろって「いってらっしゃい」と玄関まで送ります。
学校が休みの時は、息子が玄関まで来て「いってらっしゃい」と送ってくれます。
これはほんの一例ですが、この気持ちを持っていると、「ああ、あの時こうすれば良かった」という育て方はできません。
いつも真剣勝負です。
今は勉強が嫌いで、パッとしない息子ですが、こんな息子でも私は精一杯育てました。
だから、何も後悔することはありません。
息子の将来に何があっても、すべて受け入れてやります。
親の子供に対する愛情は、「無償の愛」だから。


 


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家族の絆・妻編

ちょっと家族のことを書こうと思ったら、結構長くなってしまったので、4つに分けてみますね。
前回のは“夫編”とし、今回は“妻編”、次回は“息子編”、最後は“総集編”にしようかなと考えています。
お時間があれば、最後までおつき合いいただけると嬉しいです。
“妻編”を書こうと思ったのですが、自分のことって分からないものですね〜。
そこで、夫に「私の特徴ってなんだろう?」と聞いてみました。
すると、即座に「強いところ」と、答えが返ってきたのです。
(ムム、いつもカカァ天下だから?)
「強いっていうか、絶対へこたれないところだね」と、ここで、補足が入りました。
(な〜るほど、そんなふうに私を見ていたんだ)ホッ

思えば、自然環境の厳しい北海道で生まれ育った、道産子4代目の私には、“フロンティアスピリット”の血がいっぱい流れているのは明白です。
確かに、「どんな時にもへこたれない」「ダメもとで何でも挑戦していく」気持ちは、毎日家族にも言い、自分でも実行していたのでした。
(その割に、家族の細胞には染み込んでいないなぁ)
もうひとつ、“Boys Be Ambitious”(青年よ大志をいだけ)の言葉が今でも好きで、新たな目標を掲げると、歳を忘れて血が騒ぎます(笑)
それでは、この辺で日常のことを。

私は夫と違ってお酒が大好きでした。というより、お酒を楽しむ「雰囲気が好き」だったのです。
ですから、当然「男性」がいなければ寂しいデス。
男性だったらどんな年寄りでもかまいません(笑)
下戸の夫と結婚してからは、年に数回しか飲まなくなりましたが、マクロビオティックを知ってみると結果オーライだったと思っています(感謝)

それから、性格について。
鍼美人さんがご自分の性格を「石橋を叩いて、叩いて・・・」と書かれていましたが、私は「パパパーッと渡ってしまってから、あれっ?橋があったっけ?」という感じです。
要するに、石橋であろうが、朽ちかけていようが、渡ってしまえ!なんです。
向こう見ずですね〜。
あ、それから初めての人に会うのが大好き♪
新しい発見があるから。

昔、小料理屋さんの止まり木で、一人お酒をのんでいたら、「ほう○い・ほう○い」という男性達の言葉が耳に入ってきました。
当時、私は法律の勉強をしていたので、「法経・法経」と聞き取ってしまい、彼らと法律の話をしたいと思って、トイレの帰りに声をかけてみました。(若い男の子が8人)
すると、「????」
ギャーッと大笑いになって、店中の人に説明することになってしまいました。
老いも若きも、初対面の人もお腹を抱えて笑ったのは、言うまでもありません。
涙をこぼして笑っている人までいたのですから。

若い彼らは、電気学校の気の合う仲間で、男性自身のお話をしていたのでした・・・。
それからすっかり彼らと話が弾んで、3軒はしごをしてしまいました。
もちろん、法律の話は出ませんでしたよ。
あ〜、イケナイ。
ちっとも私のことが書けないではないか。
もう、皆さんに判断してもらおう!!


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家族の絆・夫編

最近は、悲しい事件が多すぎます。
私は、テレビをほとんど観ないので、主な情報源はラジオです。
ラジオは、目を拘束されないので、テレビより自由度があって好きです。

 

ところで、我が家の家族について、ちょっと書いてみますね。

 

まず、夫。
この人はなかなか不思議なキャラクターの持ち主で、“”のような存在です。
最近、マクロビ・パパさんへのコメントで、初めてブログ界に一歩足を踏み入れたのですが、ハンドルネームのつもりで、「マクロ風」と書いておりました。
その後、私が「風」と入力したつもりでも、「風」と変換されて、しばし笑ませてもらいましたが。
私と同じく、コンピューターオンチなので、仕事では専用ソフトのお世話になりっ放しです。
毎日、必要最小限しかパソコンに触りません。
(体のためには、ま、いいか)
携帯電話も、高校生の息子に頭を下げて、教えてもらっています。
たまに、ゴルフに行くのが唯一の運動。
家庭では、マクロビ・パパさんと正反対で、な?んにもしません。
あ、ゴミ出しをして、これからの時期なら、窓ガラスの結露を拭いてくれます(感謝)
家の中が汚れていても、「ホコリじゃ死なない」と涼しい顔をしています。
でも、綺麗だとやっぱり嬉しそう(そりゃそうだ)
おしゃれにはまるで無頓着。
結婚してからは、私が毎日「着せ替え人形」をして特訓したのですが、無駄な抵抗だったようです(涙)
「センスは持って生まれた才能」を妙に実感します。
さて、食べ物ですが、これが大問題。
好き嫌いがた?くさんあって、結婚した当初の私はガッカリの連続でした。
まず、私の大好きな「酢の物」がダメ。
「お酢の味は、酢豚とお寿司までならOK」とのこと。
でも、梅干はOKで、さらに夏みかんの酸味は大好きというから分かりません。
何よりも悲しかったのは、私が独身の時から大事にしてきた自慢の「糠みそ」を、まったく評価してくれなかったことです。
糠漬けより市販の漬け物に味覚が慣れていたようでした。
決定的だったのはお酒!
アルコールは、嫌いというより、「飲めない」のでした。
コップに2センチほどのビールを飲んでも、「金時の火事見舞い」なのです。
(あ?、うかつ、確認しておけば良かった)
で、それ以後、我が家には「料理のためのお酒」以外、存在しないこととなりました(トホホ)
何だか、合わない面ばかり出てきたので、彼の名誉回復のために一つ。
性格が非常に温厚というか、ファジーというか、自己主張しないタイプなのです。
近所の人の言葉をかりると、「真面目が背広を着て歩ってる」そうです(確かに)
夫は二人兄弟で、お兄さんは、進学校から現役で東大に入ったけれど、まったくガリ勉タイプではなく、一緒によく遊んでくれたそうです。
デキの悪い弟をバカにすることもなく。
その遊びの過程で、「自分とは違う考え方・見方・器用さなどを学んだ」そうで、後々、自分が社会に出てから、「一歩ひく姿勢」として影響したらしいですね。
「賢兄愚弟」は自分のための言葉だと、よく話しております。
そのせいか、人間関係にも、ビジネスにも「一歩ひく姿勢」がつきまとうのです。
それが良かったり、マイナスだったりするのですが、総合的には○(マル)でしょうか。
少なくても、私のような「イケイケどんどん」タイプの女性と夫婦でいようとすれば、夫のその性格は「」です。
まぁ、マクロビオティックを知った今となっては、すべて「アハハ」で済むことばかりです。
あら、何だか夫だけで、こんなに長くなってしまったので、その他の家族は次回ね。


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お肌のはなし

私は高校生のころ、ある絵描きにモデルになってほしいといわれたことがある。
喜んで母に告げると、「そんな話に乗っちゃダメ!」と予想に反したコトバ。
理由は、「絵描きはそんなことを言って、女の人を裸にして、最後は弄ばれるから」というものだった。
何だかいい機会を逃したような気もしたけど、お断りした。
それから、高校を卒業する頃になると、化粧品会社の美容部員がお化粧の仕方を教えに来た。
家庭科教室で、2人ほどの生徒がモデルにさせられて、次々と壁塗りされる。
1社では不公平なのか、3社が来て同じことをした。
モデルは、美容部員がグルッと生徒をみまわして、「はい、あなた、前にきてください」と指名される。
私はなぜか、3回とも指名されてしまった。
まったく美人じゃないのに・・・。
その講習会で、美容部員はこういった。
「社会に出て、お化粧をしないのは、下着で街を歩くのと同じことです」
のちのち社会に出た私は、この言葉を守った。
私は一人暮らしだったので、母や姉がお化粧をしていないことは忘れていた。
会社勤めの緊張感から、胃も痛くなり、肌も変わってきた。
何年かすると、肌にポツポツと出来たので、薬局ですすめられた薬をつけた。
効果抜群!だった。
何年その繰り返しをしただろう。
そのうちに、お肌の色がくすんできて、ファンデーションの色も合わなくなってきた。
と同時にトラブルの多い肌になってしまった。
そのころ、ファ○ケ○のチラシがポストに入っていて、目からウロコが落ちた。
説明が納得できたので、手持ちの化粧品と薬は全部すてた。
そして、毎日スッピン生活をした。
(女にとって、これは結構勇気のいることナノダ)
その生活が今も続いている。
お化粧をするのは、儀式としておめでたい事に出席する場合のみ。
だから、年に何回もしない。
         *    *    *
子育てをしている時は、どうしてもお日様にあたることが多くなる。
子供が17歳になった今、私の顔にはシミ・ソバカスが満開だ。
冗談に「子育てのおかげで、お母さんの肌はこんなになっちゃた」と子供にいったら、「すみません」と言うではないか!
オオ、ウブな子よ。(ちなみに男)
もし今、高校の同窓会があったら、私は別人と思われるだろう。
顔だけ色が違うのだ。
化粧品を塗ったところだけ・・・。
お日様のせいなら、手も黒いはず。
確かに手の甲には年齢を隠せない勲章があるけど、顔の色とは違う。
ああ、やっぱり化粧品のせいだったのね?。
あの画家も、あの美容部員も、“お化粧をしていない肌”を見ていたのだ。
         *    *    *
父の四十九日で、姉妹3人が集まって、お肌の話になった。
92歳になる母のお肌がきれい過ぎるのだ。
いつも顔を洗っただけで、何もつけない母の顔は、私の顔より白くてシミが皆無だ。
何本かシワはあるけど、とても92歳にはみえない。
70代でとおるかも。(腰が曲がっているのがザンネ?ン)
ついでに、足をみせてもらうと、ガツ?ン!!
真っ白で、ツヤツヤ☆☆
姉妹3人、息をのむ。
あわてて、自分達をながめる。
まず、長女。母とほぼ同じ。シミもなし。洗顔のみ。
洗顔後のツッパリ感が気持ちいいという変わり者。
続いて次女。乳がんの手術以来肌が変わってしまい、うっすらと薬をぬる。
う?ん、歳相応かな?
そして三女の私。な、なに? 私が一番汚い肌じゃん?一番若いのに・・・。
と、いうわけで、お肌には何もつけていない人が、一番きれいな肌でした。
        *    *    *


そういえば、父は病院に入院してから、顔も洗えず、看護婦さんがチョチョっと拭いてくれる程度だったけど、きれいなつやのある顔をしてたなぁ。
94歳とは思えないほど、張りのある肌だった。
父も母も、マクロビオティックなんて知らなかったけど、結果として、かなりしっかりしたマクロビ実践者の生活をしていたわけだ。
今の私より本物のマクロビアンだ。
う?ん、お肌にマクロビは絶対いい!!!
これが結論でした☆


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