原点

今日の東京は、とっても風が強くて寒いです。
でも、日差しは確実に春です。
立春を過ぎると、夕日が沈むのも遅くなるし、ひょんなところに春の気配を感じますね。
中でも一番春を感じるのは、やはり「光」ですね?。
日差しが明るいです。
眩しさがあります。
希望を感じます。
風が強い分、空の塵はどこかに吹き飛んで、真っ白な雲が恋してしまいそうなほど綺麗です。
             *    *    *    *
21年前のきょう、私は夫に喫茶店でこう言いました。
私:「結婚しようか」
夫:「うん、いいよ」
こうして二人の結婚生活は4月1日からスタートしました。
結婚生活といっても、一緒に住み始めただけですが。
いつの間にか子供が産まれ、育て、父親・母親をこなし、そろそろ夫も私も、一人の人間としての生き方を再考する年齢になりました。
人生の途中でマクロビオティックという考え方に出会い、私はすっかり魅了されました。
幸い夫も共感してくれたので、とても恵まれたマクロビオティックライフを送ることが出来ました。
2005年8月から始めたブログも思わぬ展開になりました。
今では、ブログが生活の中心的存在になっています。
でも、ずっと抱えていた想いを、きょう整理しようと思いました。
ふっと気がついて見ると、きょうはバレンタインデーだったのね?。
あの輝く恋しい雲に、私は心を動かされたようです。
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「美風ゼミ」で初めての人とお会いする時、よくこんな言葉を頂戴します。
「美風さんって、もっとコワイ人かと思いました。ちゃんとマクロをやっていないと怒られるかと思いました。でも、全然違いました?」って。
あれれ。
どうも私は、カチッとマクロビオティックを実践している人のように思われているようです。
私とお会いしてくださった方は、私がいかにいい加減な人間かお分かりですよね?。
ブログって(特に私のブログは文字だけなので)、やはり全体像は伝わり難いんだな?って、実感しました。
それと同じように、私がマクロビオティックでお伝えしたいことも、ブログだけでは、なかなか正しくお伝え出来ません。
それで、それを解消するために、「美風ゼミ」を始めたいきさつがあります。
各地で何回か「美風ゼミ」を開催して思うことは、やはり「悩んでいらっしゃる方が多い」ということです。
「マクロビ井戸端会議」の時もそうでしたが、混沌とした情報の中で、よけいな悩みを抱え込んでいる人の何と多いことか。
マクロビオティックの答えは、一つではありません。
逆にいうと正解はありません。
もし、あるとするならば、それは「その人にとって最も適したものを選びとる考え方」だけです。
だからこそ、マニュアル世代に育った人達にとっては、そこはかとなく難しいもののように思えるのでしょう。
私は、そんな人達のお手伝いをしたいと思いました。
マクロビオティック情報の交通整理をしたいと思いました。
その場が「美風ゼミ」です。
その「美風ゼミ」の連絡網にもなるこのブログ。
もっと柔らかい記事も書こうと決心しました。
そうね?、日々の暮らしのちょっとしたこと。
エッセイ的なこと。
あ、時には、エロマクロビオティックになるかも知れません(^^;)
顰蹙(ひんしゅく)を買っちゃうかな?。
でも私は人生において、この“エロ”が、限りないエネルギーを持ち、人を変えることを知っているので、どうしてもこれは外せないテーマなのです。
エロをどのように受け止めてくださるかは、あなた次第と言うことでご容赦を。
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夕べ、私がブログを始めた時からの友人と、お電話でアレコレお話ししました。
二人が目指している方向はとても似ていて、最初から気の合う間柄でした。
話の内容は多岐にわたり、それぞれの立場で頑張ろうといって励まし合ったのですが、やはり声を聞くのはいいものです。
どんなにメールがあっても、密に連絡をとっても、生の声には叶いません。
一声聞いただけで今の状況が手にとるように解るものです。
どうせなら、声だけより、肌に触れるちょっとした時間があれば言うことなしです。
握手だけでも泣き出す人がいるくらいですから。
人間の原点は、やはりスキンシップなんだと思います。
だから私は、今年も肌の触れ合いを求めて、各地にお邪魔したいと思います。
去年は色々な試みを実践に移してみました。
その結果、これからの方向性が見えて来ました。
それと同時に、私の本当にやりたいことも絞られて来ました。
今年は、内容を選んで、本当にやりたいことにのみ時間を割こうと思います。
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ずっとずっと気になっていたこと。
それは、ブログを開設していながら、すぐコメントのお返事が書けないことでした。
私の今までの人生は、「人と交わる喜び」で貫かれていました。
心と心が通い合って、信頼関係が築けることの喜びは、最高の宝物です。
この喜びは、ブログ上であっても何ら変わりません。
それなのに、パソコンに向かう時間がとれないまま時間が経過して、失礼なことの連続でした。
お年賀状を頂きながら、お返事も書けない日々が続いたり、メールのお返事もすぐ出来なかったり、まったく私としては不本意なことばかりです。
告知記事ばかりが続く私のブログは、仮死状態のように思えます。
イキイキとしたブログにしたいです。
そのためには、原点に戻る必要があると思います。
「丁寧に毎日を生きる」。
これしかありません。
うまく行かない時には、必ず原点に。
これはすべての基本です。
改めて、丁寧な暮らしをしよう。
上質の時間を紡ぎだそうと思いました。
春の素晴らしい空を仰ぎながら、宇宙の秩序に感謝します。


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土鍋炊きの玄米ごはんと圧力鍋の玄米ごはん~喜びへ~

私はこのブログで、主食の大切さを何回も記事として書いています。
それは、主食の種類であったり、炊き方であったり、量であったりするわけですが、どの場合にも大切なのは、体に合っているということです。
マクロビオティックを長い間続けると、圧力のかかった玄米ごはんを重く感じる人が多くなります。
あるいは、マクロビオティックを始めたばかりの人でも、圧力のかかった玄米ごはんをなかなか美味しく感じない人もいます。
そんな時には、玄米ごはんの炊き方を変えてみましょう。
ちなみに私は、真夏でも圧力のかかった玄米ごはんを美味しく食べていたタイプなのですが、さすがに日々の陽性な行動が影響して、昨年の晩秋からコトンと圧力がイヤになりました。
今はこんなに寒いというのに、陽性さがイヤです。
でも、夫は圧力の陽性さを受け付ける体なので、私の体調で炊き分けています。
ところで、子供は大人より陽性なので、圧力のかかった玄米ごはんはそんなに長くは欲しがらないようです。
ウチの息子は、初めて玄米ごはんを口にした時は、普通に食べていて、おやつも玄米おにぎりでした。
体が求めていたのでしょう。
でも、そのうちに玄米ごはんを嫌がるようになりました。
それで、学校のお弁当は分づき米ご飯を持たせてやりました。
でも、そんな息子でも、玄米ごはんを土鍋で時間をかけてフワッと炊くと、な?んにも言わずに食べます。
まるで、白いご飯を食べているかのような感覚です。
今日のお昼も、土鍋炊きの玄米ごはんを黙って食べていました。
だから、玄米が嫌いなのではないんですね~。
ところが、圧力鍋で玄米ごはんを炊くと、「エー!、玄米ごはん? ほかに何かないの??」とブーブー言います。
そんな息子も黙って食べる玄米ごはんは、「ニューマスタークック」のお鍋で炊きました。
マスタークックシリーズ・ニューマスタークックシリーズは、我が家には全部揃っています。
同じ型でもお料理によって使い分けるので、二つあったりします。
余談ですが、マスタークックの6号深型は、糠みそ漬けの樽代わりになっているんですよ。
あ、話が横道にそれました。
とにかく、今の私は陽性に傾いているようです。
でも、そんなに甘いものが欲しいわけでもありません。
きっと、精神的に満たされているからなんでしょうね。
毎日が幸せです。
充実しています。
夢が途切れることなく溢れて来て、どんどん楽しくなってきます。
嬉しいなぁ、こんな日々♪
この嬉しさを、多くの人と分かち合いたいな♪


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歯の磨き方~歯科衛生士さんより伝授~

歯の磨き方って、知っているようで知らないものです。
何故って?
それは、正しく指導してもらうチャンスが、驚くほどないから。
私も正しいと信じていた磨き方が、実は違っていました。。。
だから歯を悪くしてしまったんですね?。
マクロビオティックをしていても歯は悪くなります。
いや、間違ったマクロビオティックをしていると、普通のお食事をされている方より歯を悪くするかも知れません。
そこで、ぜひ、正しい歯の磨き方をブログ上でお伝えしたいなぁと、ずっと思っていました。
でも、間違って表現するといけないので、プロの歯科衛生士さんにお願いして、原稿をいただきました。


文章だけではなかなか具体的に伝わらないと思いますが、ポイントだけでも掴んでいただけたら嬉しいです。
そして、解らないことはご遠慮なくコメントをお寄せください。
プロの方と協力してお答えしたいと思いますので。
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 – - 原稿提供 : 松見歯科診療所 歯科衛生士 今川さえ様 - –
◆歯磨きのポイントについて◆


(1)歯ブラシの選び方・持ち方
  ①毛がやわらかい物を選ぶ
    歯肉は粘膜。デリケートな部分です。
    やわらかいものでも、歯は十分磨けます。
  ②毛の部分が小さいものを選ぶ
    当院で取り扱っている歯ブラシは、次のとおり。
    毛の長さ:1cm
    毛の幅:5mm
    つま先からかかとまで:2cm
  ③えんぴつを持つように持つ
    力を入れると歯肉も歯も傷が出来ます
  ④歯みがき粉はつけない
     清涼感で磨けた!と思ってしまうため、何もつけずに磨きます。
         口臭の原因の80%以上はお口です。


(2)磨く時間と場所


  ①歯科衛生士の私が、全く問題のない自分の歯を磨くのに1回10分はかかります。
   
ex) もし、3分だけ磨くとすると…60秒×3分=180秒
               全部の歯が残っている方は、親知らずを省いて28本ありますから、180秒÷28本=約6秒(1本あたり)


        ex) もし、10分磨くとすると…60秒×10分=600秒   600秒÷28本=約21秒(1本あたり)      
       小さい指輪やネックレス、大切な小物を磨く時、6秒では終わらないですよね。
            歯も一つ一つ大切な物です。
            時間をかけて丁寧に磨いて下さい。


  ②テレビや本を見ながら、座って磨きましょう。


   ③時間が取れるときにゆっくり行いましょう。
   
磨く時はいつでもいいです。
         1日一回はゆっくり歯磨きする時間をとって下さい。


(3)磨き方 赤い文字はマクロ美風が色をつけました)


    ①歯と歯肉の境目を磨く
       
歯の周りには、溝があります。溝の入り口を清潔に保ちましょう。


   ②歯の表面に歯ブラシの毛先を直角に当てる
       
歯肉を痛めずに、きれいに磨けるのがこのあて方です。


   ③1本ずつ磨くように、細かく横に動かす
       
歯1本1本はとても小さい物です。
      大切な指輪や貴重な小物を磨く気持ちで磨きましょう。


    ④前歯の裏側は歯ブラシのかかとの部分を引っ掛けるようにあてる
       
かかとは、歯ブラシの植毛部、持ち手側を指します。


    ⑤舌でなめてつるっとしたら磨けています
       
ざらざら感があるところ、ぬるぬるしているところは磨き残しのところです。


   ⑥唾液を飲む
       
ためて飲むと気持ち悪いです。
         ためずに飲み込む。
         普段会話をしている感じと同じです。
以上
              *    *    *    *
<マクロ美風より>

これは標準的な歯の磨き方です。
すでに歯のトラブルがある人は、それに対応した歯磨き方法と道具があります。
ちなみに、私の場合は、2本の歯ブラシと4本の歯間ブラシを使っているので、磨く時間がもっと長くなります。
なお、最後の「唾液を飲む」は、最初抵抗がありました。
でも、慣れというのは怖いもので、今ではすっかり平気になりましたよ。
その結果、私の歯と歯茎は、見事に改善されて来ました!
歯を治療するのは歯医者さんと歯科衛生士さんのお力を借りなければなりませんが、歯を守る大半の部分は本人の歯磨きにかかっていることを痛感しました。
歯磨きがこれほど重要であることを、この歳になるまで認識していなかったのです(恥)
この歯磨き方法と玄米ごはんで、病気知らずの人生を送りましょう!


カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪, マクロビオティックと歯科治療 | 17件のコメント

姓名判断と無双原理

恩師大森英櫻先生は、あえて本を残さない人でした。
大森先生の偉業を惜しんだ編集者が、なんとか出版に漕ぎ着けた本が2冊あるだけ。
他には講義録がありますけれど、書き下ろしの本はありません。
大森先生が亡くなって3年経った今も、せめて「姓名学」に関する本だけでも書き残してほしかったな?と思います。
きのう、その大森先生から姓名学を教わって、人様の姓名判断を手がけている人とお食事をしていました。
私も大森先生から姓名学を教わりましたが、膨大な時間を要する作業をこなせないために、スピードがありません。
でも、きのうの彼は、とにかく凄いんです!
文字を見ただけで、あらゆるデータがたちどころに溢れ出てくるのです。
う?ん、お見事!
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ところで、善右衛門さんが本名の中川善博さんで活動されることになりましたが、これはもう、必然なのかなぁと思っています。
「善」という文字は「膳」の原字で、「おいしいごちそうのこと」を表しています。
中川さんのお仕事は、ご存知のとおり、美味しいお料理を追及し続けていますよね?。
「善博」は「美味しいお料理」に関する「博士」と考えられますね。
こんなに名前と職業が一致するなんて、もう必然としかいいようがないのでは?
無双原理は何にでもあてはめられます。
巷に溢れる姓名判断ではなく、無双原理によるところの姓名判断は、安心と勇気を与えてくれます。
無双原理って凄いですね?。
さてさて、中川善博さん。
皆さんも、何だか新しいお名前では照れくさそうなので、今までどおり「善さん」と呼んでいただくのが良さそうですね。
「おいしいごちそう」を作り続ける中川さんには、その方がピッタリなのかも知れません。
ご活躍を!


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「体をいたわるマクロビオティックフェア」に思う

我が家の近くにブックファーストという書店があります。
先月からずっと「マクロビオティックフェア」をしているんですよ。
去年も「マクロビオティックフェア」を開催していたので、結構マクロビオティックの本が揃っています。
あの先生、この先生、あ、あの人も、この人も。
あ?ら、あの人もこんな本を出したのね?。
お顔を存じ上げている方の本がかなり並んでいます。
そうそう、あの山村慎一郎先生の「美人のレシピ」も、しっかり正面を向いて並んでいましたよ?。
何だか嬉しかったです。
この「美人のレシピ」は、もう5刷に入っているそうですよ。
凄いですね?。
今年は他に出版予定が数冊あるのだとか。
楽しみです。
ところで、この「マクロビオティックフェア」なんですが、正式には
「体をいたわる マクロビオティックフェア」という表現なんです。
う?ん、「体をいたわる」ね?。
ま、いいか。。。
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私としては、一番読んで欲しい本がここには一冊もないことが悲しかったです。
「ここに並ぶマクロビオティック本」は、「マクロビオティックに似て非なるもの」とは言いませんが、一部分でしかないことは確かです。
あるいは、構成の都合で多くを盛り込めなかったのかも知れませんね。
ですから、これからマクロビオティックをなさろうとする方は、本屋さんで入手する本だけでマクロビオティックを理解したとは思わないでくださいね。
ぜひ、桜沢如一先生の本を読んでください。
一般書店にはありませんが、日本CI協会で買える本もたくさんありますのでね。
桜沢先生の本を読んで、初めてマクロビオティックの楽しさが解ると思いますよ。
下記の記事も参考にしてくださいませ。
参考記事
(サーバーの関係なのか、間隔を空けないとURLが同じになってしまいます。お見苦しいでしょうがお許しを。)
「宇宙の秩序」 「魔法のメガネ」
「みっつめの目」 「宇宙のきまり きみ、知ってる?」

「陰陽入門の手引き」と兎龍都先生のこと
「無双原理」


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