マクロビオティックと生命保険(陰陽ひとり立ち講座 投稿56)

<陰陽2-9さん>
細かく分析した内容をお送り下さいまして、ありがとうございました。
結構お時間がかかったことと思います。
総括の意味を込めて書かれていたのが、あなたらしいと思いました。
>1ヶ月ほど前にあれ程分からないと凹んで落ち込んでいましたが、シンプルに最初の感情を自分の行動に生かすような意識になってきています。
>こんな簡単(シンプル)なことだったのですね。
>宇宙の法則に従える素直さということなのでしょうか。
素晴らしい!
そう、簡単なことなのです。
でも、この簡単なことを出来ない人が、今は多いのです。
あなたもそのお一人でした。
マクロビオティックとはね、「宇宙の法則=自然」に沿って生きることなんですよ。
だから、単純に「宇宙=自然」と一体になって生きればいいのです。
お手本はすべて自然界にあります。
自然界はあれこれと難しく考えません。
ある意味で単純です。
あなたは書かれています。
「シンプルに最初の感情を自分の行動に生かすような意識」と。
これが大事なんです。
瞬時に感じたままの行動をとる。
そしてその行動が軽はずみでもなく、間違いでもなく、衝動でもなく、整った氣の結果であることが理想です。
それらが出来るためには、日々のありようが大切なのです。
それには芯の陽性さがものを言います。
>神社仏閣のお掃除やお料理など毎日の暮らしの考え方と同様ですね。
>毎日の自分の行為が大きな流れにつながっていく。
はい、そのとおりです。
だからこそ、マクロビオティックではお料理やお掃除を大事にしているのです。
日々をきちんと送れない人が、どうして大きなことが出来るでしょう。
もし一時期華々しい生き方が出来たとしても、それは長く続くものではないでしょう。
なぜなら、基本を怠っているからです。
それは砂上の楼閣と同じことです。
しっかりした土台を作ってこそ、その上に大きなものが築けるのです。
一瞬、一時、一日。
物事の最小単位だと思いませんか?
ご質問の件です。
>美風さんは生命保険についてどのようにお考えでしょうか。
結論から申し上げます。
生命保険については、必要性を感じません。
夫が自営業であることから、事業のことも考えて、我が家はかつて月々の保険料が20万円近くかかっていました。
しかし、私がマクロビオティックを始めてから、生命保険は不要と考えるようになり、夫の分も私の分もすべて解約しました。
マクロビオティックを始めてから3ヵ月目くらいのことです。
今は保険と名のつくものは、自動車の保険しか入っていません。
そもそも保険は人間の不安心理の上に成り立つものです。
「万が一」というのがそれを良く表していますよね。
しかしマクロビオティックをすると、不思議なほど不安はなくなります。
その結果、「万が一」の認識が変わってしまうんですね。
つまり、お金に対する考え方が変わるから、「万が一」も変わるのです。
そして根底には、価値観の変化があります。
価値観が変わったからこそ、生命保険の認識が変わるという構図です。
余談ですが、生命保険を解約した時に思いましたよ。
「ああ、これで何も頼るものがない。真剣に自分と家族の健康を守らなくちゃ。」
気持ちが引き締まったのを覚えています。
そして腹をくくりました。
もちろん今もその気持ちに変わりはありません。


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岡部賢二先生とクリスマスイブのランチ会 in 西千葉「陽菜」

関係者から原稿をいただきましたので、ご案内いたします。
岡部賢二先生とクリスマスイブのランチ会 in 西千葉「陽菜」

『マワリテメクル小宇宙 暮らしに活かす陰陽五行』(ムスビの会刊)や、『月のリズムでダイエット』(サンマーク出版刊←吉度が編集)の著者で知られるマクロビオティックの指導者・岡部先生と、イブのランチをご一緒しませんか?
お料理は、マクロビオティックコースランチ・クリスマスバージョン。穀物と野菜の滋味をいただきながら、クリスマス限定マクロスイーツを楽しみながら、岡部先生のお話をゆっくりとうかがいます。
テーマは、『2010年からの生き方、暮らし方のヒント』
一人一人が、心に大きなクリスマスプレゼントを持ち帰ることになるはず。
日  時:12月24日(木) 12時半?14時半
場  所:マクロビオティックレストラン 陽菜
        総武線西千葉駅より徒歩3分
        地図 http://www.natural-hina.jp/45.html
参加費:3300円
定   員:16名
 
申込み:ORYZA(オリザ)まで
      E-mail:moon@e-oryza.com
<岡部賢二(おかべ・けんじ)先生のプロフィール>
1961 年、群馬県生まれ。日本玄米正食研究所所長。フードアンドメディカルコンサルタント。大学在学中に渡米し、肥満の多さに驚いて「アメリカ社会とダイエット食品」をテーマに研究。日本の伝統食が最高のダイエット食と気づいたのち、「正食」と出会い、松岡四郎氏(正食協会元会長。世界にマクロビオティックを広めた桜沢如一氏の直弟子)から指導を受ける。正食協会講師として活躍後、2003 年、福岡県の田舎に移り住み、日本玄米正食研究所を開設。農業の勉強のかたわら、マクロビオティックの講演やプチ断食セミナーで全国を回っている。05 年、「ムスビの会」を発足。06 年、セミナーハウス「四季の舎ながいわ」を開校し、マクロビオティックレストラン「ながいわの郷ムスビ」をオープン。趣味は畑仕事。著書に『マワリテメクル小宇宙?暮らしに活かす陰陽五行』(ムスビの会刊)、『月のリズムでダイエット』(サンマーク出版刊)がある。
ムスビの会ホームページ http://www.musubinokai.jp


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「むそう塾 愛クラス」に空席が出ました

満席になりましたので、締め切りました。
ありがとうございました。(21:11追記)
「むそう塾 愛クラス」にキャンセルがありましたので、2名のお申し込みを受け付けます。
・2010年1月25日(月) (満席)21:11追記
・2010年1月26日(火) (満席)21:06追記
お申し込みは下記までメールをください。
こちらからメールを差し上げます。
form★bifu.co.jp (★を@に置き換えて送信してください)  
*    *    *    *
「むそう塾 愛クラス」は、あなたの体にピッタリのオーダーメードの玄米ご飯を炊く教室です。
この機会にオーダーメードの玄米ご飯をあなたのものにして、本当の健康を手に入れてください。
なお、お手持ちのお鍋がどんな種類であっても対応しております。
あらゆるお鍋にマンツーマンで個別指導をしていく教室。
人間性も含めて向上出来る教室。
それが「むそう塾 愛クラス」です。

*    *    *    *
講座名
 「第31回 むそう塾 愛クラス」
「第32回 むそう塾 愛クラス」
◆開催日  
第31回 2010年1月25日(月)
第32回 2010年1月26日(火)

◆会場  
「なかがわ」京都市左京区孫橋町18 地図はこちら
◆内容
 ・「新中川式玄米ご飯の炊き方」実演(担当:中川善博)
シコマチック T プラス(ニューシラルガン)とフィスラーの圧力鍋を使用> 
 ・お料理写真の上手な撮り方指導(担当:中川善博)
・マクロ美風の話&なんでも相談
・中川善博手づくりの昼食(玄米ご飯・おばんざい・お味噌汁・お漬物・三年番茶)
◆特典
・ブログによる「玄米投稿」の写真指導付(担当:中川善博)
・「むそう塾 パスポート」取得可(一定レベルに達することが必要)
懇親会
希望者のみ
・費用:喫茶店のメニュー料金による
・会場:京都ホテルオークラ カフェレックコート

プログラム
・11:30?12:30 お食事&撮影指導
・12:30?13:00 自己紹介
・13:00?15:00 マクロ美風の話&なんでも相談
・15:00?17:00 鍋別玄米ご飯の炊き方指導&試食
・17:00?17:30 意見交換
・17:30                 解散
・18:00?20:00 マクロ美風との懇親会
◆募集人数
各1名ずつ
お子様
会場が狭いため、申し訳ありませんがご同伴出来ません。
                     
受講費
各25,000円
受講費の支払期限
 自動返信メールが届いてから7日以内               
◆お申込方法
 マクロ美風の下記アドレスまでメールをください (コピーしてお使いください)
form★bifu.co.jp (★を@に置き換えて送信してください)
こちらからメールを差し上げます。

ちらのをはずしました 9/11 19:31追記
◆締切
 定員になり次第

キャンセル料
申込時?開催日の23日前迄 : 0%
開催日の22日前?16日前迄 : 受講費の10%
開催日の15日前?8日前迄 : 受講費の80%
開催日の7日前?当日迄 : 受講費の100%
(ご返金に伴う振込手数料は頂きません)
◆お問合わせ
マクロ美風の下記アドレスまで (コピーしてお使いください)
form★bifu.co.jp (★を@に置き換えて送信してください)
◆企画・責任
中川善博およびマクロ美風
<受付までの流れ>
 1)
申込みフォームから申し込む。
(携帯電話からでも申し込めます)
 2)申込フォームから送信して頂くと、直ちに自動返信メールが届きます。
(自動返信メールが届いて初めて仮受付になります)
 3)参加費を振り込む。(7日以内)
(自動返信メールに振込先が記載されています)
 4)ご入金を確認してマクロ美風からメールをお送りします。
(受付完了)
※もし、上記 2)の自動返信メールが届かない場合は、下記の点が考えられます。
・メールアドレスの入力間違い。
→再度、申込みフォームから申込みし直してください。
・携帯電話からのお申込みで、受信拒否設定をしている。
→この場合は、拒否設定を解除しておいてください。
・セキュリティソフトの関係で、迷惑メール扱いになってしまうことがあります。
→「削除済みアイテム」のご確認をお願いいたします。
参照記事(ぜひお読みください)
むそう塾参加者のご感想
「中川式玄米ご飯の威力(1)」?消化吸収?
「中川式玄米ご飯の威力(2)」?噛む?
「中川式玄米ご飯の威力(3)」?薬のような玄米ご飯?


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氣を大切にしましょう(陰陽ひとり立ち講座 投稿55)

<陰陽2-3さん>
あなたの本気度を感じる素晴らしい文章でした。
嬉しく思いながら拝見いたしました。
>陽性に偏り過ぎない中庸の食事を心がけていきたいと思います。
お食事については、「抜く」ことも意識されるといいですよ。
抜くというのは食べないことではなくて、すでに身体に入っているものを外に出すことを意味します。
この理屈を究極的にしたものが断食ですね。
別に断食をお勧めしているわけではありませんが、「取り込まない」ことも大きな変化を生むことを思い出してほしかっただけです。
あなたの場合は体内に溜まった「古塩」を抜くことが、一番最初にするべきことのように思います。
この方法は浸透圧の原理を考えたら、よ?く解ります。
>整理整頓、掃除が苦手で、次回の講座までに本気モードの大掃除を終わらせることをテーマにしました。
>これをしなければ気を整えることなどできませんし、私のマクロビオティックが始まらないと思います。
>頑張ります。
ふむふむ。
苦手なことに挑むのは、本気にならなければ出来ません。
あなたの頑張り精神が、ここで発揮されることを期待しています。
>知らず知らず自分にも身に付いてきてることを実感し嬉しかったです。
>そうしてシンプルがゆえに迷いのない判断ができるのだとも思いました。
>自分の料理にも迷いが少なくなると思います。
成長されていますね?。
これからもどんどん変化しますね。
土台が出来つつあるのを感じます。
マクロビオティックは骨格の考え方をきちんと知ったら、迷いがなくなります。
反対にその骨格を押さえなかったら、何年経っても中心軸が定まらなくて不安定になり、迷いの日々になってしまいます。
後者の人がどんなに多いことか。。。。
今後のあなたが楽しみです。
<陰陽2-1さん>
少しずつ前を向けるようになって来ましたね。
あなたにとって、時の経過は最良の妙薬です。
過去の涙も恨みもすべて流すために、時はあるのです。
あなたも内観をなさると心の整理がついて良いと思いますよ。
ご希望であれば、個別にご案内いたします。
>不要なもの、使わないものは処分して、何も持たない、ただ一人の自分として生きていくところから、すべては始まると思います。
そのとおり!
過去の記憶はすべて遠い彼方にやってしまいましょう。
細胞は刻々と生まれ、刻々と死んでいます。
あなたの心も、それと一緒の波動で生きてみましょう。
輝きと潤いが出てきますよ。
頑張りましょう。
<陰陽1-3さん>
>いつも通り挨拶をしてたのに相手がパッと花が開いたような笑顔で挨拶を返してくれたり、郵便局やスーパーの店員さんや宅急便のドライバーさんまでとても優しく対応してくれました。
>これは、私が変ったからですか?それとも私の感じ方が変ったのでしょうか?
両方ですね。
でも、間違いなくあなたが変わったことが先です。
あなたの心が変わって、あなたの表情が変わって、それを見た人の印象も変わった結果ですね。
あなたの感性がやっと重い鎧を脱ぎ始めたことを意味します。
でも、まだまだこれからですから、油断をしないで内観を続けてくださいね。
>紅葉より私は、お寺の隅々まで掃除が行き届いているのにとても感動しました。
>そして、気が整っているという事はこういう事ではないのかと思いました。
そうですね。
庭だけを、紅葉だけを観るのではなく、そのような観点でお寺を眺められたあなたは素晴らしいです。
お寺に行くというのは、「氣」を整えに行くと思った方がいいですね。
お寺のお掃除は雲水の修行を見ても分かるように、気を整えて丁寧かつ早く隅々まで綺麗にしなければなりません。
そういう背景があってこその「美」なんですね。
>最近、家族と一緒に朝ごはんを食べるようになりました。
>今までは、朝ごはんを食べるとだるくなったり、眠くなったりして調子が悪くなるので食べなかったり今の季節は林檎を食べたりしていたのですが、朝から果物を食べると眠くなるという事がわかったので果物を食べるのを止めたのですが、G睡眠で早く起きると朝食の時間にお腹が空くのでみんなと一緒に玄米ご飯とお味噌汁を食べるようになりました。
>そうすると、毎日お便りが来るようになり以前のようにだるくなる事も無く、かえってお昼にお腹が空いて規則正しく毎日同じ時間に食事をする事ができるようになりました。
まさに陰陽ですね?。
朝に陽性を摂ることの意味を分かっていただけましたね。
この点は某マクロビオティックを習っている人に多い盲点です。
この記事を読んでいらっしゃる方は、注意してください。
どっちが正しいかどうかより、お便りがきちんと答えを出してくれています。
生きたマクロビオティックとは、こういうことを言うのです。
体験してこそのマクロビオティックです。
>内観糊付けをするようになって親への感謝する事ができて自分の故郷は東京の実家だと思えるようになった事で心が落ち着いた気がします。
良かった。
やっとあなたの心の居場所が出来ましたね。
でも、もっと欲を言えば、今お住まいの地に居場所が出来るようになると、もっとあなたが楽しく生きられるように思います。
それにはもうちょっとあなたの変化が必要な気がします。
でも、とりあえず落ち着ける場所が出来ただけでも良かったです。
>ご飯のおかずも品数を減らした事で毎日悩む事もなくなりました。
>肩の力が抜けたような気がします。
ぐふっ(笑)
こんな単純なことで悩んでいたなんてね。
シンプル、シンプル。
ご質問の件です。
・お子さんのアトピーについて。
アトピーにも陽性と陰性の場合があって、単純には答えられません。
どちらのタイプであっても、腸の状態がどうであるか、お便りと相談しながら進めると間違いないですよ。
・お鍋の味付けについて。
個別に対応するしかありません。
それぞれに体質も体調も違うのですから。
薬味とか、器の中で一味補うとか、中川さんからの多くのヒントを活かしてください。
・ワインについて。
マクロビオティックをしていると、徐々にアルコールは欲しくなくなります。
なぜなら中庸になるからですね。
無理してアルコールを付き合うのではなく、今の私は不要だと言っても良い雰囲気を作りましょう。
ご主人とワインを飲まなくたって、一緒にお話をすることでも良いのではないでしょうか。
どうしてもというのなら、お盃に1杯程度入れてもらいましょう。
それぞれの体調も大切にすることを忘れないように。
・小豆かぼちゃについて。
某教室で習ったのなら、なぜその先生にお聞きにならないのでしょうか?
そこで教わった炊き方で食べてみて、ご自分の身体の反応を見て、その結果を先生にご相談するべきです。
あれこれと本を開いて、微妙に作り方が違うからと質問するのは、この講座の狙いではありません。
この講座では、陰陽でお料理を考えることをお伝えしているのですから、まずは実践してほしいのです。
「ひとり立ち」してください。
<陰陽2-7さん>

焦らない焦らない(笑)
もちろん焦っているおつもりはないでしょうが、今までの問題点をそんなに短期間で魔法のように消し去れるものではありません。
あなたの身体にはまだまだマクロビオティック的なものが少ないので、結果を出すには時間がかかるのです。
でも、その割には良く結果がついてきていると思いますよ。
きっとあなたの観察眼と克明な記録のお陰で、それを知ることが出来ているのだと思います。
それを励みに頑張りましょう。
>自分が炊くご飯が本当においしいのです。
>朝、2時起きで炊飯するご飯。
>炊きたてのほんのりうす?くついたお焦げを食べながら、今日もおいしく炊けたことに感謝をする日々です。
あなたに感謝の言葉が多くなりました。
これが一番変化の原動力になっていると思います。
この力は大きいです。
あなたはこれからもっともっと変われますよ。
期待していますから、弱気にならずに頑張ってください。
内観についてですが、これは気づきを手帳に書くだけのやり方ではありません。
もうひとつ秘密があります。
内観をご希望でしたら、方法をメールいたします。
ご質問の件です。
「幸せコース」のことでは、そのようなご事情がおありなのですね。
分かりました。
予定より早めて告知するようにします。
あなたは今年の春からご予約が入っていましたので、ちゃんと確保いたしますからご安心ください。
ご縁のある人には、必ず繋がるようになっています。
マクロビオティックとはそういうものです。
それを司るのは「氣」ですね。
大切にしたいものです。


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昔取った杵柄

先日中川さん宅の2階リフォームが終わった。
春の1階リニューアルに引き続いて、2階部分も工事前からアドバイスをさせていただくことになってしまった。
2階には玄米投稿をこなす事務所部分と美味しいお料理が出来上がるキッチン部分があるので、「むそう塾」との絡みで工事業者の方から私の意見もと言われたためだ。
ここのキッチンは、ご家族とのお食事をされる大事なリビング空間でもある。
リフォーム前に私が描いたのは、早くに奥様を亡くされて頑張って来られた中川さんとお子さんたちが、天に召されたお母様やお婆さまといつも一緒に暮らせることだった。
そのために大きな仏壇は処分していただいて、壁に小さなミニミニ仏壇(もどき)をしつらえた。
オープンなこの壁面とともに、ご家族はいつも一緒に大きなテーブルを囲んで笑顔になれる。
そのためにとてもいい「氣」のこもったテーブルが、奈良から運び込まれた。
このテーブルのそばで中川さんはお料理を作る。
背中に亡き奥様とお母様の「氣」を感じながら。
きっと中川さんは、これから益々「氣」の充実を感じることだろう。
*    *    *    *
私は掃除と収納がとても好きだ。
独身の頃、私の部屋に遊びに来た人はみなビックリした。
「これをビジネスにしたら繁盛しそう」なんて声もあった。
お掃除をしたり、収納を考えたりすることは、私の趣味でもあった。
そんな私が家を建てようとした時は、拘らないわけがない。
何度も実物を見、寸法を測り、図面をひき、設計していく工程は、楽しくて楽しくて、一生の仕事にしたいと思ったほどだ。
結婚してから子育ての日々に追われていたけれど、今回中川さんの1階や2階の改装にあたって、昔の知識や経験が大いに活きた。
特別な資格はないけれど、ふと、昔取った杵柄が役に立ったかも知れないと思った。
ありがたいことだ。
何事も真剣に取り組むと、後で思わぬところで活きるものだなぁと改めて思った。
お陰様で、中川さんにもお子さんたちにも喜んでいただけた。
前より広くなったこの空間で、3人が、いや5人が一つになって本当の幸せをかみしめてほしいと、心から願っている。


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