「第2回 パスポート取得者のための愛クラスと包丁研ぎの会」が終わりました

昨日は「第2回 パスポート取得者のための愛クラスと包丁研ぎの会」でした。
懐かしい幸せコースの1期生にお会い出来たのが嬉しかった?♪
そして2期生と初々しいパスポート取得者たち。
そんな人達が仲良く一斉に包丁を研いだり、玄米ご飯の炊き上がりを真剣に見つめたり、心を一つにして一日が終わりました。
むそう塾生がすぐ仲間になれるのは、何といってもこの玄米ご飯があるからでしょう。
ともに玄米投稿の関門を乗り越えて、晴れてパスポートを手にしたからこそ味わえる気持ちでしょうか。
現在玄米投稿中の方も頑張ってください。
パスポートを手にされると、受講できる講座がグンと増えます。
さてさて包丁研ぎですが、やはり個性がありますね?(笑)
割と多いのは包丁を立て過ぎる人です。
この場合は早く刃がつきますが、早く切れなくなるのでご注意を。
このタイプの人は、早々と包丁を台無しにしてしまいます。
丸刃・二枚刃女王もいて、大笑いしてしまいましたが^^
玄米ご飯も包丁も毎日接するものです。
日々を大切に生きるためにも、それらはきちんと身につけましょう。
美味しい福ZENをいただきま?す♪
楽しい講座風景
ステンレスの包丁と鋼の包丁のお話


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甘いもの・お酒が欲しくなる理由

マクロビオティックを始めると、動物性は比較的簡単にやめることが出来ます。
しかし、最後の最後まで難航するのが甘いものです。
男性ではお酒という人もいます。
もちろんお酒はおつき合いの場では、大いに人間関係をスムーズにしてくれる役目もあるので、何が何でも止めなさいというつもりは毛頭ありません。
私がここで取り上げているのは、自宅で飲んでいるお酒を減らしたい、あるいは止めたいというケースです。
マクロビオティックの教室でもスイーツを教えていたりしますから、甘いものに対する認識にはとても個人差があります。
しかし、体調が今ひとつという人は、短期間でもいいから甘いものを止めてみたり、お酒を止めてみたりすると、体調の変化にビックリされるはずです。
その変化を知ってしまうと、甘いものやお酒がいかに陰性なものかを思い知るでしょう。
そう、甘いものもお酒も陰性の代表選手です。
ということは、それらが欲しいときは体が陽性に傾いているときなんです。
陽性の特徴である「締まる」状態を解消したくて、陰性の特徴である「緩む」ものを欲しがるのです。
でも、体の声には怪しい声があって、習慣化しているものを欲することもあるので要注意ですが。
昔のマクロビオティックは陰性を嫌って、とにかく塩を大量に摂りながら陽性に持っていくやり方でした。
しかしその結果、桜沢先生ご自身もお弟子さんも、ずいぶん陽性過多の状態になったようです。
恩師の大森英櫻先生は、「○○は落第者」なんて実名をあげて、陰陽バランスの崩れたお弟子さんの見本を教えてくれました。
その方達の末路は、やはりお酒やお菓子に手が伸びています。
マクロビオティックを説きながら。
ですから、何事も「ちょうどいい」が良いのです。
そのちょうど良い状態は、玄米ご飯をお代わりして食べることによって、簡単に生み出されます。
無理に意志の力と闘うことなく、基本的なことで解決できるのです。
ただし、玄米は確実に消化吸収できる状態でなければなりません。
もし、炊き上がりに自信のない人は、よく噛むことを忘れてはなりません。
玄米ご飯の効果を期待するには、吸収されて初めてのものであることを忘れてはなりません。
それからとても大事なことなのですが、マクロビオティックは食べ物だけを論じるのではありません。
人間を丸ごと見て答えを出します。
ですから当然のことですが、精神的な影響は絶対はずせません。
甘いものやお酒に関していえば、ストレスが多くなるとそれらのものに手が出ます。
最近ではこんなことがありました。
桂剥き投稿をしている塾生さんが、桂剥きが終わるとおビールが飲みたくて、あるいはお菓子が食べたくて、なんて声が聞こえました。
これは桂剥きがストレスになっているのであって、楽しめていない証拠です。
人生も同じです。
同じ場面において、ある人にはストレスになることであっても、ある人には楽しむチャンスと捉えることが可能だということです。
その差は大きいですよ?。
いわゆるストレス耐性と似ています。
このストレスの扱い方で人生は天と地の差になること間違いなしです。
ストレスは癌だけでなく、死をも誘発してしまう怖いものですからね。
甘いものに距離をおけるようになると、まず目覚めが違います。
頭がクリアになるのが判ります。
そんな状態で毎日過ごしたいと思いませんか?
さあ、あなたも楽しい世界で遊んでみましょう。
マクロビオティックの理論にはそれだけの力があります。
◆kotoさんがアトピーで使用したステロイドから離脱するために、本腰を入れてマクロビオティックに向き合ってくれました。
中川式玄米ご飯と中川式糠漬けが彼女のお食事をバックアップしています。
kotoさんの近況はこちらから。


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甘いもの

買い物カゴのその中身。


それじゃあ、冷えるよね。
彼女は甘い物の怖さを知らないんだね。
甘いものを控えるだけで、ずいぶん体調が良くなるのに。
その上で玄米ご飯を食べたら鬼に金棒だ。
たったそれだけでボディは変わり、人生も変わる。
そんな人の何と多いことか。
マクロビオティックの真の力を知ってほしいな。
あなたの体と心は間違いなく楽になるはず。


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「シコマチック Tプラス 3.0L」で炊く白米ご飯と精米機

先日、中川さんから白米ご飯の炊き方を教わった。
昨年教えていただいた炊き方より進化していた。
なぜ進化したか?
それはお鍋の形状が違うから。
ということで、早速教わったとおりに炊いたのだけど、中川さんの所で見た炊き上がりのツヤより寝ぼけた感じがする。。。。
食べた感じもイマイチ中川さんのより劣る。
色々考えて思い当たったのが精米機。
絶対これだと思った。
なぜならお米屋さんの精米機は家庭用の精米機と比べたら、格段に性能が違うから。
我が家の精米機はカレコレ10年以上は使っていて、もうセラミックも摩耗しているのかも知れない。
ということで、お米屋さんが精米した白米で炊いてみると、やっぱり!!!!!
ツヤも粘りもバッチリ!
やはり道具の限界があるんだなあと感じたことだった。
で、なぜ白米?
はい、息子が白いご飯を食べたいと言ったから。
22歳の男子は、母親の不在中に友達と白米が欲しくなるようなものを食べていたらしい。。。
僅かな自宅滞在中は、夫や息子の体調のコントロールを取るのが私の務めだから、何でも作るのだ。
ちなみに、きょうのお昼は素麺派と玄米派。
糠床には美味しい糠漬けが待っている。
ところでこの白米ご飯は、シコマチック Tプラス 3.0Lで炊いた。
10万円以上の高級炊飯器よりはるかに美味しい!
お米が立った状態で炊き上がる炊き方だ。
炊飯器の半分以下の時間で炊き上がる。
ジャーに入れて丸二日経ってもビクともしない。
さすが中川式だと改めて唸る。


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桜沢如一著「うなぎの無双原理」より<かば焼き>

きょうは土用の丑の日です。
うなぎの蒲焼きを召し上がった人も多いことでしょう。
私がマクロビオティックを始めた頃は、鰻なんてとんでもない!
ということで、世の中が土用の丑の日であろうがなかろうが、鰻とはサヨナラしておりました。
それから何年も経ってから、鰻の陰陽加減を知るために、天然うなぎを食べることになりました。
恩師に教わったとおり、甘味のある蒲焼きは避けて白焼きを食べました。
うなぎを食べる時には天然物で白焼きというのが、教えだったからです。
ところで、桜沢如一先生の本に「うなぎの無双原理」があります。
古い本ですが、何故か好きな本です。
桜沢先生が錬金術として鰻を研究されていたことがあるそうで、軽いタッチで書かれているのですが、よ?く鰻のことを知り抜いていて面白い本です。
その中から今日にちなんで「かば焼き」をご紹介しましょう。
                *    *    *    *
<かば焼き> (うなぎの無双原理37Pより)
かば焼きは「香疾(はや)き」からきたという説が一番古いそうです。
しかし、私はかば色に焼いたという意味にとります。
なまずやどじょうのかば焼きもありますから。
かば焼きには最も上等の炭—-堅炭、姥女(うばめ)炭、備長(びんちょう)炭のごとき—-が必要です。
これは最も陽性の木で作った炭。
石炭やガス、電気ではまずい。
陽性がすぎます。
これを烈火とし、その上にのせ「手返し百辺」というほど返しつつ、ぱたぱた高い音をうちわでたてて焼きます。
これは最も陽性の火を最も陰性にする方法です。
「裂き三年、串八年、焼きは一生・・・・・・」という言葉があるほど焼きはむずかしいのです。
昔はうなぎの丸焼きに塩をつけて食べたそうです。
そのうち、たまりを用いるようになり、醤油というものができ、専門の店—-醤油屋までできました。
それからさらに、たれを作るようになったのです。
たれは醤油とみりんを等分に入れたのが同割り。
今では四分六分になっています。
東京でも深川へんの労働者の多いところでは、今でも六分四分のたれを用いる店があります。
これも昔は二割づめといって八割くらいに煮つめたのだそうですが、今では二分づめくらいが関の山です。
みりんのかわりに砂糖を用いているのもたくさんあるからたまりません。
かば焼きは頭と尾がうまいので、これを捨ててつけないのはウソです、ことに尾のおいしいことは有名です。
こんなことを聞くと、むしゃむしゃ食った人は恥ずかしくなります。
東京と大阪では料理方法も出し方も全く違います。
関西のウナギのまむし(実は飯(まま)蒸しで、蝮(まむし)にあらず)や茶漬けは温かいウナギを食べる方法としては天下一品です。
東京では白焼きしてから、むしにかけて脂肪の陰をみな取り去り、関西ではむしにかけません。
これは見かけからいえば東京流が美しく、カロリーからいえば大阪風がよろしく、どちらにも勝負ありませんが、無双原理からみると男性的(陽性)な江戸っ子は淡白を好みつつ、陰性の脂肪を去って、陰過多になることをさけ、女性的(陰性)な大阪人は濃厚な味を好みつつ、それを陰性の脂肪で取るというまことに賢明なやり方です。


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