「第55回 むそう塾 愛クラス」は満席になりました

ただいまをもちまして「第55回 むそう塾 愛クラス」は満席になりました。
お申し込みをいただきました皆様、ありがとうございました。
・当日まで玄米投稿記事を参考に、しっかりと予習なさってください。
・予めお鍋を用意して炊飯の練習をされておくと、驚くほど上達が早くなります。
・お鍋の購入については、こちらの記事をご覧になってください。
・お鍋の選び方買い方などでお分かりにならない場合は、こちらのフォームからご相談下さい。
(中川善博本人から直接アドバイスをさせていただきます。)
・写真やパソコンが苦手な人は、十分に練習しておきましょう。
(玄米投稿で苦労しなくてもすみます。)
・携帯よりデジカメ・パソコンのメールの方が玄米投稿には適しています。
では10月23日にお会いできるこを楽しみにしています。


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糠床の調子はいかがですか?

最近悲しいメールがあります。
糠床に虫が・・・・・。
えーーーーーっ!?
もう、ビックリです。。。。。
でもね、こんなメールが3人から寄せられました。
中川さんによるとこの原因は乳酸菌不足・塩不足とのこと。
乳酸菌不足とは、つまり発酵不足ということですね。
乳酸菌が濃くて塩分もしっかりあったら、虫が生きていける環境ではないので、虫が動いているなんてことにはならないのです。
申し訳ないけれど虫が底の方にいたら、もうその糠床はダメです。
再生の見込みはありません。
そんなことのないようにしっかり発酵させてね。
ちなみにこの時期の糠床は、朝晩フタをとると室温より高いはず。
ホワーっとあったかくてフタの裏にはうっすらと水滴がついているくらいです。
思わず「えっ!?」と思うほどです。
その温かさがないと発酵が弱いですから頑張りましょう。

こんなふうにみんなで手を入れて確かめた糠床の感触。
覚え書きをよ?く理解して、頑張って越年させましょう。
◆参考記事
<必読>糠床を秋冬仕様にするために


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「シラルガンeコントロール」で炊いた玄米ご飯

むそう塾生のArさんが「シラルガンeコントロール」で初炊飯をしてくれました。
ビックリした様子が記事に書かれていますのでご覧ください。
「ふわっふわ?♪」
Arさんらしい踊るような文章に思わず笑みがこぼれてしまいます。
まだこの記事では口当たりとお子さんの手で感じた感想だけですが、このあと間違いなくお通じと腸の変化となって表れてくるはずです。
お嬢さんはアトピー体質なので、この玄米ご飯でなお一層腸が整ってくれるといいですね。
Arさん、嬉しい記事をありがとうございました。


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マクロ美風の糠床騒動

朝晩がグンと涼しくなってきましたね。
台風も去って空気も乾いてきました。
8月からお知らせしていた糠床の衣替えは上手に出来ましたか?
実は、私は途中でヒヤッとした場面があったんですよ。
8月中に秋冬仕様にするため、糠床をザルに入れて水切りしたのですが、少し水分を抜きすぎたようで硬めの糠床になったのです。
でも、胡瓜などを漬けるとすぐ糠床が軟らかくなるから「ま、いいか」と思って、気になりつつもそのままにして様子を見ていました。
糠床の汁はボールにあるにもかかわらず。。。
3日間は硬めの糠床とボールに入った汁の両方を管理していたのですが、もういらないだろうと判断して汁は捨てました。
あの美味しい旨味のある汁を捨てるのは、すご?く後ろ髪が引かれ、よっぽど少し糠床に戻そうかと思ったほどです。
汁を抜く前には美味しい美味しい瑠璃茄子が漬かっていたので、よけい汁に未練がありました。
ところが4日目あたりから糠床の様子がおかしくなってきたのです。
どう考えても汁の抜きすぎだと思ったので、キャベツを漬けたり胡瓜を漬けたり、せっせと水分を増やそうとしました。
そうこうしているうちに糠床に苦味が出てきました。
さらに変な臭いがしてきました。
ここまで来るとさすがに困りました。
中川さんのご指示はエアレーションをとのこと。
茄子が3個下の方にあったので、その部分を混ぜていなかったからです。
夜にエアレーションをして朝起きてすぐフタを取ると、落ち着いた匂いがして昨日までの臭いは消えていました。
は?、やれやれ。
中川さんによると「糠床に気づかれたんやね?」とのこと。
そうでした。
お塩を足す時も、糠を足す時も、糠床に気づかれないようにすることは知っていたのに、汁を抜くときはそのことをうっかり忘れていました。
ここが最大の敗因でした。
急に汁が少なくなって糠床は危機モードにスイッチが入ったのでしょう。
私の分析では茄子の漬かっている下の方は酸味があったのですが、乳酸菌が弱まったため上の方だけ腐敗の方向に進みかけたのだと思うのです。
それでエアレーションをすることによって、乳酸菌がまんべんなく行き渡って、臭いのもとになった菌を乳酸菌が食べてくれたのだと考えました。
汁を抜かずに少しずつの足し糠で乗り切っても良かったかも知れません。
糠床の水分も今はちょうど良い状態になって、糠味噌といえる硬さになりました。
これで越冬してくれる準備はできました。
今回のことで私は、糠床って本当に真剣に向き合わないと、あっという間に変化してしまうことを改めて体験しました。
ちょっとした気のゆるみが最悪の結果につながることを糠床に教えられました。
「糠床に気づかれないように」お世話をする。
腕の中で眠っている赤子を布団にそっと寝かせるときのように、そーっとそーっと、でも手速いスピードでエアレーションを。
足し塩・足し糠・汁抜きは気づかれないように。
こんなことを学んだ糠床騒動でした。


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月のとうふ

マクロビ井戸端会議をしていた頃、一人のピンと来る男性が来てくれました。
彼は当時体調を崩していて、マクロビオティックに関心を持ってくれたようでした。
何回もお会いする機会を得て、夜通し話をして朝を迎えたこともありました。
落ち着いていて自分の考えをしっかり持っていて、人当たりも良くて笑顔も素敵。
こんな彼が本当に素敵で、健康になってほしいと心から思っていました。
ひょんなことから一緒に熊本に行くことになり、2泊3日の熊本旅行となりました。
当時の私は九州や熊本や札幌や香川や名古屋などを跳び回っていて、こうして古い記事を読んでいてもあの頃の忙しさや夢や希望が熱く想い出されます。
一緒に熊本に行ってくれた彼は周浦宏幸さんと言って、その当時お豆腐屋さんになりたいと言っていました。
自分で大豆を作ってその大豆でお豆腐を作りたいんだと熱く語ってくれたのです。
それでTAOさんのところに一緒に行き、そこでお医者さんと会い、そのお医者さんつながりでパーマカルチャーをされている方を訪問することが出来たのです。
突然訪問させていただいたにもかかわらず、気持ちよく私達を受け入れてくれて昼食までご馳走になり、手作りこんにゃくまでお土産にいただいてしまいました。
このことは後々周浦さんの夢に少なからず影響したかも知れません。
その後周浦さんは勤め先を辞めてお豆腐屋さんに修業に行きました。
修業に行ってからもお会いすることがあったのですが、つらそうなその修業を前向きに頑張っている姿に感心したものです。
周浦さんはその後夢を叶えてお豆腐屋さんになりました。
やっぱり彼は見どころのある男性でした。
彼の人生に幸多きことをお祈りしています。
「月のとうふ」
<関連記事>
月のとうふ
月のとうふ(以前のブログ)
こうさぎ自然塾「月のとうふ」
200億円の再開発事業から1200円の豆腐作りへ
<抜粋>

[競わない生き方]のススメ

周浦宏幸さん(42歳)

【経歴】旧特殊法人勤務→豆腐屋経営

【年収】800万円→400万円

マンション5棟を含む200億円規模の再開発事業から、1丁200円の豆腐作りへ。形は同じ四角形だが、かなりスモールなものづくりへ転身した、周浦さんのキッカケは病気だった。

10年間勤務した旧特殊法人の8年目に肝臓の病気になって、食事療法に取り組んだんですよ。肉や魚をひかえ、玄米と野菜中心の食生活にしたら、肝機能の数値もグンと上がり、朝5時頃には目が覚めるようになりました」

食の大切さを体感した周浦さんは、日本の食や農業の現状を知るための勉強会などに通い、自分が納得できる食べ物を作りたいと思うようになった。

「再開発の仕事って、以前あったものを潰して新しいものを建てるんですけど、本当はなくさなくてもいいものまで潰してるんじゃないのか。でも給料をもらっている以上、そんなことを考えるのは『悪』だし、仕事と割り切ってやらざるをえない。そんな葛藤も、見えないストレスになっていたのかも」

そこで、以前からおいしいと思っていた池袋の大桃豆腐店で2年間修業を積み、昨年9月、千葉県香取郡神崎町に約30坪の豆腐店「月のとうふ」を開業。地元産を含めた有機国産大豆と、酒蔵の多い町の地下水、海水由来の天然にがりだけで豆腐を作っている。

転身後、周浦さんには大きな変化が2つあった。ひとつは、毎日16時間労働で、時にはヘロヘロな状態で定期検査を受けても、肝機能は前職の頃より良好なこと。

「自分の好きな仕事をして、お客さんにも喜ばれていると、病気にはなりにくいんでしょうか」

そしてもうひとつは、「幸せ」の感じ方が変わったこと。

「前職の頃は、百数十万円のハーレーダビッドソンを買ったり、海外旅行したりというのが幸せだと思っていました。でも、それはメディアから刷り込まれた不特定多数の幸せだったんじゃないか。他人と同じものが欲しい、同じことをしたいと、いつの間にか思わされていたのかもしれません」

今の彼は、毎朝4時に起きて作る豆腐を売って店の経営を続けながら、「夫婦2人で健康に暮らせること」が幸せだという。転身と減収を経て掴んだ、他人と比べない自分だけの幸せのかたちだ。

<マクロ美風からの追記>
周浦さんは現在お子さんも出来て、親子3人幸せな生活を築いています。
子供好きだった周浦さんがお子さんと一緒に笑顔で写っている写真を見て、心から「ああ、良かったなぁ。おめでとう!」と思っています。

 


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