薄暮の高瀬川
若柳
とある店
粋
艶
最後のいただきま?す♪
チュー♡
豪華なお料理がたくさん!
中川さんの最後のお話
記念品
とにかく楽しいクラスでした。
ノリが良くて、あっという間に息が合ってしまう気持ちよさはピカイチでした。
この日は最後まで色気のお話満載で、集合写真もこんなふうになりました(笑)
その笑顔よいつまでも(^_^)/~
(お二人の欠席が残念でした。)
玄米ご飯を100回噛んでくれたさっこさんは、今子育ての真っ最中です。
その上ネット上のお店も展開して大忙しの毎日ですが、それでも噛むことに挑戦してくれました。
その体験をこちらの記事にコメントで寄せてくださったのですが、子育て中のママ、特に離乳食時のお子さんを持つお母様にも読んでいただきたいので、記事にさせていただきます。
* * *
美風さん、こんにちは。
子どもを出産してからというもの、いつも時間に追われているような感覚が拭えないまま暮らしていました。
子どもが寝ているうちに、とか、おっぱいの時間になる前に、とか。。。
離乳食が始まり、一緒に食べるようになってからは子どもに気を取られて自分はいつの間にか食べ終わっている、という状況でした。
子どもに食べさせながら、自分はとにかくパクパクパクっと口に入れて、「おいしいねぇ、一緒に食べると楽しいねぇ」と言いながらも、自分は噛むことも味わうことも忘れていました。
でも、こどもは見ているんだろうなと思いました。
噛まないで味わうことをしないで食べているわたしを、ちゃんと感じているんだろうなと思いました。
昨日の記事を読ませていただいて、心を入れ替え
昨日から自分もゆっくりとよく噛んで食べるようにしました。
やわらかく炊いた玄米は100回噛まないうちに溶けてゆきましたが、それでも食後からいろいろなことが変化して驚きました。
ゆっくりでいいんだ、焦らなくていいんだ。
そう思えて、たった1食、1口100回噛んだだけなのに、時間に追われる感覚がすこし薄れたように思いました。
今日も引き続き実践中です。
ときどきは子どもに食べさせてから、自分一人で落ち着いて食べる時間を作ってもいいかなとも思います。
大切なことをありがとうございました。
桂剥きにも、このままゆったりと向き合えたらいいなと思います。
* * *
さっこさんの文章の中に次のような表現がありました。
>やわらかく炊いた玄米は100回噛まないうちに溶けてゆきましたが、それでも食後からいろいろなことが変化して驚きました。
そうですね。
中川式玄米ご飯を軟らかめに炊いていたら、100回噛まないうちにペースト状になります。
私は個人的体験として、中川式玄米ご飯は噛む回数に換算して30回分は玄米の炊き方で補っていると認識しています。
これは白米と同じくらいまでの軟らかさに炊き上げていることになります。
これは驚異的なことです。
ですから中川式玄米ご飯を食べるようになって、体調が改善される人が多いのだと思います。
それでも、ここで満足してはいけません。
日常的にはこれで大満足なのですが、もし体調不良の改善や精神の安定を望む場合は、玄米ご飯を100回以上噛んでみてください。
現実的には上記のさっこさんのように100回未満でペースト状になっても、それを舌でこそげ取るように集めて、それをまた噛むのです。
それは通常の噛む行為と違う感覚ですが、ちゃんと唾液は出ます。
先の例のように1000回噛んだお子さんなんて、実際は唾液を噛んでいたようなものです。
それでも良いのです。
毎回1000回噛むことをしなくても、1000回噛んだらどうなるのだろう?という好奇心と、アトピーを改善したい一心の子供心を誉めてあげたいと思いました。
今まで経験しなかったことをしてみる。
そのちょっとの勇気はあなたに希望への扉を開けさせてくれます。
噛むことを侮るなかれです。
連日しつこいように噛むことを書いていますが、とても大切なことなのできちんとお伝えしたいのです。
きょうはすでに噛むことを実践された人の体験談です。
wakabaさんはメールで私に相談して来られたことがあります。
「玄米ご飯を食べると唇が乾く・ひび割れる・皮がむける」という内容でした。
wakabaさんの偉いところは、ご自分で原因をいくつか考えて、それを箇条書きにされてあったことです。
この人は賢いな、こういう人は伸びるなと思いました。
そのメールの中には30回噛んでいると具体的な数字を書いてありました。
しかし30回というのは白米を食べるときの回数であり、玄米ご飯では少なすぎるので、100回は噛むようにとアドバイスしました。
すると彼女はすぐ実行してくれました。
その結果が下記の文章です。
こちらの記事に寄せられたコメントですが、貴重な体験談なのでこちらで記事にさせていただきます。
今はお若いかたでもリップクリームをつける方がいます。
あるいは潤いの多いタイプの口紅を選ぶ人も多いです。
普通ならお若いうちにはそんなに唇は乾燥しません。
ま、冬の乾燥する時期に一時的にリップクリームを必要とする程度ですね。
しかし夏でもリップクリームが必要な場合は、冷房の影響と食べ物の影響、それから噛む回数不足、あまり噛まなくても良いような食べ物の摂取、胃腸の状態が悪いなどの原因が考えられます。
唇の形からしても、今は胃腸があまり調子よくない若者が多いように感じています。
では、wakabaさんの体験を掲載します。
* * *
こんにちは。
よく噛むことの大切さを体感した人間の一人です。
きちんと100回噛むと唇のあれはすぐ改善されました。
ちょっと急いで食事しておろそかにするとすぐ荒れます。
ですので、食事にあまり時間がかけられない時などは、必然とかなりの小食にまたはとらないことになりますが、それがさらに体に良かったのだと思いますが、お通じの調子も良くなりましたし、体も軽いです。
噛むことそれ自体が精神を安定させるようにも感じています。
よく噛まないことや大食することが、ものすごく心身に悪いということが体感できました。
どんなに体によくおいしいお料理であったとしても(作れたとしても)、食べ方がなってなくてはとてももったいないことになってしまいますね。
健康的でおいしい料理をほとんど噛まないで頂くよりも農薬が少しぐらい使ってある食材を普通に料理したものをよくよく噛んで頂くことの方がよい場合もあるような気がします。
とすると、むそう塾でお料理を身につけ、よく嚼んでいただいたら、どんな変化が起きるのだろうとワクワクしてしまいます。
まずは感謝して姿勢を正してよく噛んでいただく。
(これは日本人が昔からしてきたことですよね。)
幸せコース前にとても大切なことを学ばせてもらいました。
ありがとうございます。
* * *
この中でwakabaさんはとても大切なことをたくさん書かれています。
>食事にあまり時間がかけられない時などは、必然とかなりの小食にまたはとらないことになりますが、それがさらに体に良かったのだと思いますが、お通じの調子も良くなりましたし、体も軽いです。
>噛むことそれ自体が精神を安定させるようにも感じています。
私も食事の時間があまり取れないときには1食抜きます。
私は胃腸が元々そんなに丈夫な方ではないので、自分の体に負担をかけたくないからです。
急いで食べるより抜く方がとっても体が楽です。
そうすると元々1日2食が多い私は、1日1食なんて日もありますが、それでも何の支障もありません。
少食に慣れた胃袋は、1食抜いてもびくともしないのです。
でも常々大食をしている人は、1食抜くと大騒ぎですね。
なお、血糖値のコントロールがうまくできない体の人は、お食事の時間が遅れるだけでも体調に影響しますので、容易に食事抜きには出来ませんが、このような場合は量を少なめにされると良いです。
wakabaさんが体が軽いと感じていらっしゃるのは、胃腸の調子が改善されて来つつあることの証です。
でもまだ噛み方が足りないと唇が荒れるので、完全に改善されたわけではないですから、もう少し噛み方をしっかり続行しましょう。
それから、噛むことと精神の安定は連動しています。
ですから幼児の頃から噛むことの多いお食事内容が日本人の安定した精神性を培って来たのです。
最近はそれも崩れつつあって、それとともに精神不安定な日本人が多くなっているようです。
アメリカの刑務所では食事内容と精神の安定性をすでに実験しており、それと犯罪の再犯率も数字として出てきているようですが、日本でもぜひそのような傾向を把握してほしいものだと思います。
>どんなに体によくおいしいお料理であったとしても(作れたとしても)、食べ方がなってなくてはとてももったいないことになってしまいますね。
>健康的でおいしい料理をほとんど噛まないで頂くよりも農薬が少しぐらい使ってある食材を普通に料理したものをよくよく噛んで頂くことの方がよい場合もあるような気がします。
そうなんです。
まさにwakabaさんのおっしゃるとおりなんです。
どんなに美味しく出来上がったお料理でも、食べ方が悪かったら最終的に体には良い食べ物になりません。
最後の最後、食べ方まで神経を使っていただくのが本当の食べ方です。
さらに、農薬の問題にも触れていらっしゃますが、唾液は相当の力を持っており、これでかなりの害を減らすことができます。
赤ちゃんが何でも口に持って行く頃、相当よだれが出ます。
あのよだれはお口の清潔とともに病気から赤ちゃんを守ってもいるんですね。
でも歯が多く生えてくるようになると、今度はよだれより噛むことで体を守る段階に移行して行きます。
そして最後、あまり唾液が多くなく、喉に食べ物を詰まらせたりするお年寄りになって人間は死んで行くのです。
ですからもっと私たちは唾液の効用を意識しておくべきだと思います。
wakabaさんは5月から幸せコースに通われます。
すでにこのような体験をされて、しっかりした意識も持たれての受講を、今から楽しみにしております。
私たちは往々にして、忙しいとつい噛むことを疎かにしてしまいます。
食事の時間を早く切り上げようとするのですが、食事の時間を早く切り上げても、他で時間を無駄にしていないか考えてみることも大事です。
一日をトータルでみた場合、そこに占める食事の時間がどれほどのものか。
そして急いだらどれだけ短縮できるのか。
急ぐことが日常になってはいないか。
あの狂人的な仕事量をこなした桜沢如一先生ですら、お食事の時間はきちんと確保されていたようです。
そしてお食事の時間をきちんととれない生き方に疑問を呈してもおられます。
よく「食べるのが遅いと仕事も遅い」といって、速く食べ終わることをよしとする風潮もあります。
確かにそのようなことは経験上感じることも多いのですが、マクロビオティックでは玄米ご飯をよく噛むことを大切にしています。
それはよく噛むことによって得られる効果をきちんと認識しているからです。
マクロビオティックをしていなくても、一般的に噛むことの利点は歯医者さんをはじめとして、栄養学者の間でも知られていることです。
よく噛んで悪いことなんて何もないのに、それでもよく噛まないのは、噛むことによってどんなメリットがあるのかを正確に把握していないからかも知れません。
健康な人ならいざ知らず、いま何かしらの体調不良を改善したいと思う人は、まずよく噛むことを実行してみることをお勧めします。
それが出来ない人は、よく噛むことを前提とした時間配分を、一日のスケジュールで確保できるようにすることです。
この意識が持てるか持てないかで、今後の人生が大きく変化するといっても過言ではありません。
人生を変えることって、特別なことばかりではないのです。
こんな「普通のこと」にいっぱい変化の芽は散りばめられているのです。
「普通のこと」って、つまりは「人間の土台づくり」なんですね。
土台のしっかりした人間になるその芽を生かすのもあなた、殺すのもあなたです。
なお、稀にかき込むように食べても健康そのものという人がいます。
そんな人は強靭な胃袋をお持ちの人なので、個人差を考慮してくださいね。
でも、「人生そんなに急いでどうする?」と問いたい気持ちはありますが(笑)