陰陽で夫婦を見つめてみました(麗可さんの場合)

幸せコースの課題提出で、麗可さんがとても素敵なまとめ方をしてくれました。
麗可さんと出会ってからの日々を振り返りながら、彼女がこの文章を書いてくれた気持ちを重ね合わせて、感慨深い気持ちになりました。
麗可さんが真剣に歩んで来られた姿は私の心を打ちます。
このひたむきさとでもいいましょうか。
これが彼女の魅力ですね。
ますます「ええ女」を目指して頑張っている麗可さんの生き方を参考にして、あなたも陰陽で物事を見つめてみませんか?
うまくいかない原因が判ったり、より良くなることが多くなると思いますよ。
最後に、公開することを許諾してくださった麗可さんに感謝申し上げます。
<麗可さんのレポートより>
私の母はよく喋りせっかちで子供の話を聞かず、あれしろこれするなとうるさく言う落ち着きのない陽性の人でした
亡くなった父は、口数が少なくマイペースでのんびりした陰性の人でした
私も弟も母に押さえ付けられて言いたい事も言えず、とても大人しい陰性の子供でした
会社に入ってからは外食が多くなり肉類を食べる機会が増え、次第に陽性になってきました。
コーヒーやコーヒー牛乳を頻繁に飲むようになったのもこの時期からです。
無意識に身体を緩めようとしていたのだと思います
夫の母もよく喋りせっかちな陽性の人で、子供の頃から夫が何か言い出す前に先回りして色々言ったりやったりしていたそうです
マクロビオティックを知る前の私は極陽性でした。せっかちでなんでもすぐにやらなければ気が済まず、それを上司や同僚、夫や友達にも求めていました
生理前はPMSになり、イライラして自分の気持ちを押さえきれず、よく夫に当たっていました。落ち込んだり悩む事はあまりなく、思い立ったらすぐ行動していました
生理周期は常に28日周期で遅れたのは、一度妊娠した時だけでした
この数年は26日周期ですが、出し巻き玉子の練習を沢山するようになってからは23日?24日周期になりました
最近は控えていますが、生理中にコーヒーやカレー等の陰性食品を摂ると、出血量が増え期間も長くなりました 
結婚前の夫は大人しくて石橋を叩いて叩き割る人でした。極陰性の夫と極陽性の私が惹かれ合ったのは、自然な事でした
マクロビオティック(最初は◯◯系)を始めてから、私の体調はとてもよくなりイライラしなくなり精神的にも肉体的にもとても楽になりました
たまたま検索して家の近くの教室を見つけて通いだしましたが、最初が△△じゃなくて本当に良かったです。
しかし、長く続けて行くうちに中庸を通り越して極陰性に傾き落ち込んだり悩んだり、習い事ジプシーをしたり、不安になって誰かに頼って相談してまた悩むの繰り返しで、完全に陰陽のバランスを壊していました
夫が鬱やギャンブル依存症になったのは、私が極端なマクロ(ミクロ)ビオティックをして肉等の陽性食品を食卓から排除し、硬い玄米ご飯を炊いていたせいだと、深く反省しています

幸せコースで習ったお出汁でお味噌汁を作った時、いつも何も言わずに食べていた夫が『今日のお味噌汁めちゃくちゃ美味しい、何が入っているの?』と興奮して聞かれた事が忘れられません。極陰性の夫の身体からの叫びでした。
なかなか物事を決められず、何でもいいと言う夫にかわって陽性過ぎた私が何でも自分で決めて自分でする事で、更に夫を陰性にしていました。
この数年間は、出来るだけ夫に頼ったり相談したり甘えるようにしながら口数を少なくするようにしたら、よく喋るようになり段々しっかりしてきました
今ではとても頼りがいがあり、私も楽になりました。
女性が陽性過ぎると男性を駄目にしてしまうので、程よい陰性が必要なのですね。
出し巻き玉子の練習を沢山した日は身体がとても熱くなり、火の前に長く立っているのが辛くなりました。
最初は頻繁に味見をしていた事もあり、練習してはクールダウンしての繰り返しでしたが、ご近所の方にお裾分けするようになってからは、出来るだけ味見をしないようにしています。時々食べるときは大根おろしをたっぷり食べてバランスを崩さないように心がけています。
先日福ZENで3日漬けたキュウリの糠漬けを頂きました。皆は美味しいと言っていましたが、私にはなれた塩が入った糠床で長く漬けた糠漬けは酸っぱ過ぎ(陽性過ぎ)ました。夫は美味しいと言ってました。今は浅漬けがとても美味しく感じますが、1日漬けたキュウリも食べています。
切り干し大根や小松菜と揚げの煮浸し等、習った頃はおだしを使っていましたが、
この2ヶ月は野菜の×××でお料理する事が増えました
嫌いだったしいたけスープも、最近は美味しいので時々飲んでいます
夫は帰宅してからはこだわりの日本酒(主に生酒やどぶろく等)を飲みながら食事をする事をとても楽しみにしています
会社に行く事でストレス(陽)をうけ、陰性の物を欲するようで、会社では毎日コーヒーを1杯飲んでいるそうです
時々メニューによってはビールを飲みますが、ビールは陰性過ぎて食後しばらくすると寝てしまう事が多いです
本人もビールは身体が冷えるので出来るだけ飲まないようにしていると言っています
昔、毎日終電まで働いていた時は、よく芋焼酎を飲んでいました
私も夫も定期的に運動をしているので汗はサラサラとしていて汗でかぶれる事もありませんが、夫がギャンブル依存症になって全く運動しなくなった時、夫は入浴時にも汗をかかなくなりました。そして数ヶ月後に運動を再開した時の汗は、どろっとしていて自分の汗でかぶれていました
過去糠床を駄目にしたのは混ぜ過ぎ、漬け過ぎ(待てない陽性)と、塩足らずや
ほったらかし過ぎ(陰性)が原因でした
陰性の調味料(糖類・酒)を先に中心に入れて材料を緩ませて柔らかくし、後で味をしみ込みやすくする。逆に陽性の調味料(醤油等)は柔らかくなってから、外側に回し入れる
お料理を陰性に仕上げたい時は、陰性の食材を使うだけではなく、材料を大きく切る、調理時間を短くする、圧力をかけない(又は低圧)
昔は煮物や煮魚が苦手で、炒め物・揚げ物・焼き魚が多かったです。その為さらに落ち着きがない待てない陽性になっていました。この数年はコトコト煮物をするのがとても楽しいです。
包丁研ぎ、桂剥き、出し巻き玉子等、自分が苦手な事、慣れない事等をする時、すぐ力んでしまいます。そして息を止めてしまっている事も多いです
息を止めてしまう事でさらに陽性になり力んでしまうので、息を吐く事を心がけています。
集中力が長く続かないのは陰性な所ですが、諦めずに続けられているのは陽性な所かなと思います
これから桂剥き投稿も始まるので、しっかり集中して取り組めるように、陰陽のバランスを整えたいです。その為にも、引き続き良く噛む事、気持ちで食べたり行動せずにしっかり考えて行動します。

  
 

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一緒に早寝早起きしませんか?

いま私は「あること」に時間が必要なので、早寝早起きを心がけています。
皆さんにはG睡眠の素晴らしさをお伝えしながらも、ついつい脱線していた私です。
でも、新しい目的達成のためにはどうしても時間を捻出しなければならないので、本気でG睡眠をしようと頑張っています。
昨夜は11時近くになってしまいましたが、私にしては上出来の時間に就寝しました。
今朝は2時に起きてアレコレこなし、今京都に向かう新幹線の中です。
東京駅に向かう電車の中では、眠っている人のなんと多かったことか!
皆さんお疲れなんですね。
きっと夜が遅いのでしょう。
誰でもそうですが、夜が遅いとなかなか朝は起きられません。
ましてや夜にご飯をたくさん食べると、よけい朝の目覚めが悪くなります。
食べ過ぎは睡眠の長さにつながりますからね。
とまあこんなわけで、私はこれからG睡眠(22:00?2:00)を実行しようと思っていますので、もし一緒に早寝早起きの癖をつけたい方はお仲間になりませんか?
この時間帯が無理なら、22:00?3:00でも、23:00?4:00でも良いですよ。
でも、これが実行出来るためには少し陽性になっておく必要があります。
マクロビオティックをしていても陽性になっていない人は、6時間睡眠は必要なのでね。
特に女性はあまり陽性にするとしっとり感が減少してくるので、6時間くらいは寝ておいた方が良いでしょう。
一人では出来ないことでも二人以上なら出来ることがあります。
この機会にあなたも早起きモードの生活に切り替えてみませんか?
今は夜明けの時刻も早くて、早起き練習には最高の季節です。
一緒に楽しんで癖をつけてしまいましょう。
 


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「からだの自然治癒力をひきだす食事と手当て(放射能対策編)」発売のお知らせ

「からだの自然治癒力をひきだす食事と手当て」シリーズの「放射能対策編」が出版されました。
著者のお二人や編集者さんも存じ上げているだけに、何だか身内の本が出版されたような嬉しい気持ちです。
この「からだの自然治癒力をひきだす食事と手当て」シリーズは、1冊目から私もずっと勉強させていただいた本で、すでに10年以上でシリーズ総数として16万部を突破するという実力派です。
マクロビオティックの本としては驚異的な売れ行きです。

放射線問題では尽きることのない心配がありますが、とにかく私たちは生きて行かなければなりません。
どんなことが起きても生きるために食べなければなりません。
その時に何も考えずに食べ物を口にするのと、ちょっとでも食べ物のことを知っていて口にするのとでは、結果は大いに変わってくると言えるでしょう。
なぜなら、それは毎日回数多く繰り返されるからです。
この回数多く繰り返すということが重要ポイントです。
原発問題は個人の力ではどうすることも出来ない面がありますが、個人でもできることはたくさんあります。
その一つが「食べ物の力を見直す」ことです。
そのためにこの本は、食べ物の持つ力をあらゆる角度から研究して書かれた良書です。
特にお子さんのいらっしゃるご家庭では、育児書としても参考になることと思います。
書名:「からだの自然治癒力をひきだす食事と手当て」(放射能対策編)
著者:大森一慧 磯貝昌寛
出版社:サンマーク出版
 


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食べ過ぎ熱の毒消し

マクロビオティックでは動物性の毒消しとして色々な組み合わせがありますが、案外きちんと知られていないことの一つに林檎があります。
現在は何でもかんでも甘い味を消費者が好み、それに応えた品種改良がなされ、果物はおろか野菜までもが甘みを優先する時代になって来ました。
しかし林檎の場合、毒消しとして効果を発揮するのは酸っぱい種類です。
代表的なのは紅玉ですね。
解毒する肝臓の助けになるのは酸味だからです。
ところで風邪ではない熱を出す人がいます。
子供ならほっぺが赤くなります。
こんな時には食べ過ぎを疑います。
食べ過ぎて体がカッカと燃えているのですから、クールダウンさせる必要があります。
そんな時には酸っぱい林檎を食べましょう。
それでも熱が下がらなかったら、林檎ジュースです。
ジュースは液体なので腎臓に作用します。
こうして腎臓の熱を下げる方法もあります。
熱が出る時は風邪だけではなく、こんな場合もあることを参考にして、すぐ薬に頼るのではなく、体を観察しながら考えてみましょう。
マクロビオティックはそれを可能にしてくれます。
 


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糠床の塩分と糠床の表面

毎年のことですが、今年も続々と塩分不足の糠床が出てきましたね。
中川さんのところには塩分不足と思われる質問メールが後を断ちません。
面白いことに、陰性タイプの人は往々にして塩分不足の糠床にしてしまいます。
お料理の味付けと同じ傾向です。

あのね、なぜ野菜が漬かるかというと、糠床の塩分が野菜に入って野菜の水分が糠床に出ていくからですよね。
これって高校生の時に習った浸透圧の作用そのものだと気づきませんか?
この作用は糠漬けだけでなく、漬け物全般、そしてお料理中やお料理の下ごしらえでも日々体験しているはずです。
そのことをそのまま糠床に当てはめて考えれば良いだけです。
中川さんから届いた糠床に毎日野菜を入れて食べているのに、塩を入れなければ塩分の足りない糠床になるのは当然のことです。
かといって突然ドカンと塩を入れると糠床のバランスが変わってしまいます。
コツは「糠床に感づかれないように入れる」です。 
つまり、「使った分だけ足す」のが感づかれにくい方法ですね。 
私はいつもおにぎりを握る時に使うくらいの塩を手につけて、糠床の表面をひと撫でしてから野菜を取り出しています。 
こうすると著しく塩不足になるのは防げます。
そして漬けた野菜が水分の多いものなら、糠床の味見をしてもう少し塩を足します。
米糠も軽?くひとつかみ分をはらりと入れます。

これは「糠床に感づかれないため」の最小限度の補充です。
なお、糠床の表面を鏡のように平らに撫で回してペタペタと叩いてしまう人がいますが、これはいけません。
なぜなら、これでは糠床に酸素が行かないからです。
下の写真のように糠床の表面は指を立ててサラッと均(なら)しておくだけにしましょう。
これなら隙間から酸素が入ります。


 


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