昨日、東京のデパートで洋服を選んでいて、店員さんと話をしていた時のこと。
店「根菜類って太るんですってね?」
私「え?」
店「根菜類って糖質が多いから太るそうですよ。」
私「・・・」
店「だから私、根菜類を食べないようにしてるんです。」
私「じゃ、お野菜は何を食べるの?」
店「葉っぱです。レタスとかキュウリとかも食べます。」
私「じゃあ、トマトとかも食べるの?」
店「トマト、大好きです! 一年中食べます!(笑顔)」
私「じゃあ、主食は何を食べるの?」
店「ごはんです! 私ごはんが大好きなの! 食べすぎるくらい^^;」
私「なるほど〜。お味噌汁は?」
店「忙しいからあんまり飲まないですね〜。定食屋さんで食べる時は飲むけど。」
私「じゃあ、冷えるかもしれないですね。」
店「そうそう! 私、冷えるんです〜。」
こういうふうな人って結構多いのかもしれないですね。
マクロビオティックを知っている人なら、そんな食べ方したら冷えるだろうとか、ごはんだって糖質はいっぱいあるのにとか思うことでしょう。
でも、この店員さんは生野菜が体によいと思っているし、糖質はマイナス材料だと思っています。
では、なぜごはんを多く食べるのか?
それはきっと体の声なのでしょうね。
体がごはんの糖質を求めているのです。
世には糖質を制限する食べ方がありますが、根菜類の糖質は避けるべきではありません。
むしろ、根菜類を積極的に摂るべきです。
しかし、蓮根・牛蒡・人参・芋類などに代表される根菜類は、皮をむく、生で食べられない(人参は生でもOK)、お料理が面倒などの理由で敬遠されがちなのでしょう。
お菓子などの糖質は避けるべきですが、穀物の糖質は人間にとって最適なエネルギー源です。
そして、根菜類については糖質なんか気にするより、その繊維質に着目するべきです。
さらに、根菜類を食べると、下半身がしっかりしてきます。
立つ、歩く、すべて下半身にエネルギーがあってこそ出来ることです。
現代人は下半身が弱い傾向にありますから、意識的に根菜類を摂った方がよいのですが、お料理方法を知らない人が多いかもしれませんね。
しかし、根菜類のお料理にかける時間は、間違いなくあなたを健康に導く時間なので、せっせと根菜類を食べましょう。
私は根菜類を多く摂るようになってから、別人のように下半身が強くなりました。
夫もゴルフのラウンドが、真夏の暑いときでも「もっと周りたい」と思えるほどになったと話してくれたことがあります。
あ、人参サラダとか、牛蒡サラダとか、生で食べるより加熱した方がよいです。
加熱という陽性が加わるのでね。
そもそもサラダは、お肉を多く食べる人の食文化なので、日本人で魚介類とお野菜を食べて来た人たちには、サッと熱を通す「おひたし」の方が陰陽的には合います。
その点、金平牛蒡は理想的なお料理なので、ぜひ毎日でも召し上がってほしいです。
しかし、金平牛蒡と言っても色々な作り方があります。
むそう塾では「上級幸せコース」でお教えしていますので、今「幸せコース」の人はぜひ頑張って上級幸せコースに進んでくださいね。
最後に、金平牛蒡の参考記事をご紹介しておきます。
マクロビオティックで金平牛蒡といっても作り方が色々あります 2017.6.23
(中川式金平牛蒡 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)
むそう塾でお教えしている金平牛蒡は、お砂糖もみりんも使っていません。
でも、とっても美味しくて、この金平牛蒡を習いたくて東京からも九州からも通ってくれる人がいます。
こういう楽しい記事もありますよ(^o^)
美味しい金平牛蒡とまずい金平牛蒡 ご主人様たちの反応が面白い 2018.11.18
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