塾生の“ゆこ”さんが、5月5日の端午の節句に、秘伝コースで習った柏餅を作って写真を送ってくれました。
折り箱に入れた方は、義理のご実家にお届けしたそうです。
中川さんが教えてくれた味噌餡は、とても美味しくて私も大好きです。
きっと甥っ子さんたちも喜んでくれたことでしょう。
(柏餅:料理 マクロビオティック京料理教室 むそう塾 ゆこさん)
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北海道で生まれ育った私は、柏の葉を見るとアイヌの話を思うのです。
私が小学生の頃、母が話してくれた内容は次のようなものでした。
シャモにお金を借りに来たアイヌが、返済時期を「柏の葉が落ちる頃」と言ったが、シャモはそれを秋だと思っていた。
しかし、秋になっても冬になっても柏の葉は落葉せず、やっと枯れ葉が落ちてきたときには新芽が出ていて、結局お金は返してもらえなかったとか、春まで待たされたとかいう話。
つまり、親世代が散って行くときには次世代がちゃんと次いでくれるので、縁起の良い木として、子孫繁栄の願いを込めて柏餅を作って祝うという話でした。
美風さん
素敵なエピソードと共に記事にしてくださりありがとうございます。
中川さんのお料理は、次世代に伝えたいほんまもんの味ばかりで、私が母となり息子達に届けたい、残したいお料理と思いを叶えてくれています。
柏餅もその一つで、毎年作っていましたがやっと今年伝えたい味を食べてもらうことが出来ました。
柏餅を作るときに1番好きなところは、成型を仕上げるとき、息子の頭を撫でているようでとても優しい気持ちになれるところです。
これはグッと集中するが肩の力は抜けている、優しい陽性になれる瞬間だからだと感じています。
次世代に残したい柏餅、毎年大切に作り続けます。
ゆこちゃん、こんばんは。
先日の粽寿司や八寸といい、お寿司講座で習った色々なお寿司といい、格調高いお料理と柏餅で堂々とお祝いしてあげられましたね。
早速お披露目してくださって、私も嬉しいです。
男の子がお二人なので、これから毎年5月5日を楽しみにしてくれることでしょう。
成型するときの頭を撫でる感覚は、母性溢れた愛が伝わってきますね。
素敵な表現だなぁと感心しました。