先に「カーネル・サンダース」の本をご紹介しましたが、大人向けには「カーネル・サンダースの教え」も学びになります。
自己啓発的な内容ですが、私には「まだまだ頑張れるよ」とお尻を叩いてもらえるような内容です。
そういえば、むそう塾を始めたのは私が59歳の時だったし、むそう塾の塾長として日夜頑張ってくれている中川さんは、今年59歳だから、ちょうど私の再スタートの年齢に達したわけです。
(いいなぁ、お若くて)
カーネル・サンダースが60歳で無一文になって、65歳で再起を果たしたといっても、きっと中川さんならそうするだろうなぁと思えるので、案外中川さんは身近なカーネル・サンダースなのかも知れません。
体型も似ているし(笑)
どうやら、このカーネル・サンダースは陽性タイプのようで、お母さんも陽性だなぁと思えるところが多々あります。
そうでなければ、乳飲み子や幼い子供3人を残して住み込みで働きになんか出られません。
カーネル・サンダースは90歳まで生きたそうですが、短気で完全主義者だったとこの本には書かれています。
でも、味に徹底してこだわる中川さんを見ていると、それは完全主義者という表現ではなく、当然なことだと思えるのです。
むしろ職人気質かなと思います。
また、一種の責任とでも言いましょうか。
味を伝える者として、そのとおりに再現できるように工夫を凝らしているのは、カーネル・サンダースも中川さんも同じです。
だって、同じレシピでも作り手によって、どんどん味が変わってしまうのですから。
そのことを熟知しているからこそ、完全なる再現を求めるのは、完全主義者とは言わないと思うのでした。
* * *
以下、本からの抜粋です。
【カーネル・サンダースが11歳の夏に実践したビジネス哲学。】
・できることはすべてやれ。
・やるなら最善をつくせ。
【カーネル・サンダースが所属したロータリークラブのモットー。】
・最も奉仕する者が最大の利益を得る。
・我が身の前に他人に奉仕せよ。
【人が何か事業を行おうとする際のチェックリスト。】
(一つでもノーがあると自分が手がけるビジネスではないと判断する。)
1 嘘偽りはないか?
2 関与するすべての人に公正か?
3 信用と信頼を築けるか?
4 関与するすべての人に利益があるか?
【最後に私が気に入ったカーネルの言葉】
・人は60や65になると人生これで終わりと思うものじゃ。しかしその人の年齢は、自分が感じた年、思い込んだ年で決まるもんじゃ。年がいくつであろうと、やれる仕事はたくさんあるさ。
・安易な道は効率的だし時間もかからない。困難な道は骨が折れるし時間もかかる。しかし時計の針が進むに従って、容易だった道が困難になり、困難だった道が容易になるものじゃ。
・ワシには指針にしていた教訓がある。人は「できる」とか「したい」と思う分だけ実現できるもんじゃ。
特に最後の【人は「できる」とか「したい」と思う分だけ実現できる】というところがいいですねぇ。
書名:「カーネル・サンダースの教え」
出版:朝日新聞出版
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