お弁当のおかずの注意点と大豆製品のこと

昨日は「2015年版  秋から冬の極上お弁当講座」追加開催の日でした。
講座名どおり、内容は2015年に初めて登場したメニューなのですが、そのお料理がとっても美味しいので、今年も追加開催してまでお伝えしている講座です。
この講座は一連のお弁当講座と同じで、お弁当を作る人のための応援講座なのですが、実際にはお弁当を作っていない人でも、ご自宅で召し上がるおかずとして応用することができるため、OBENTERS™以外の人も多く受講された講座です。

しかし、お弁当というのは作ってから数時間も経って食べるものですし、持ち歩きのことも考えますので、自宅で作りたてを食べるのとは異なった味付けや料理方法になります。
たとえば、塩分は時間が経つと薄く感じる傾向にあるので、お弁当の味付けはご家庭で食べるものより濃くします。
さらにとろみについては、時間が経つととろみが緩くなる傾向にありますので、お弁当のおかずではとろみを濃くします。

また、おかずの水分の残り具合も、他のおかずへの影響を考えて盛込み時に少し絞りますから、絞った状態でも味が美味しく残るように濃さを決めなければなりません。
ですから、最初からお弁当用のお料理の仕方をしますので、美味しいからといって、いつも濃い目の味付けで自宅で召し上がることのないよう、微妙に加減してくださいね。
お料理は目的に応じて仕上がりを微調整することが大事ですし、そのことは家族の体調や好みによって味付けを調整することにもつながります。

むそう塾はマクロビオティックの陰陽を大切に考えながら、マクロビオティック京料理教室として、京料理の堂々の美味しさと繊細さを前面に出したお料理をお伝えしています。
召し上がる人の体にピッタリの陰陽度で仕上げることをしていれば、体調不良になることは考えにくいです。

今日は関東での降雪のニュースが流れて来ました。
11月中の初雪は54年ぶりだそうです。
寒さを強く感じる人は食べ物で陽性のものを摂りましょう。
しかし、陽性になりすぎて寒くなっている人もいますので、冷え一つとっても色々な陰陽があります。

たとえば焦げ目。
これは陽性の代表なので、湯葉をそのまま食べると陰性ですが、こうして焦げ目をつけることによって、グッと陽性さが増します。
大豆製品だから健康に良いのだと思って、お豆腐やお揚げや湯葉や豆乳の摂り過ぎで体調を崩している人が自然食関係には多いのでお気をつけくださいね。

 
 

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(棒湯葉に焦げ目をつけているところ 料理」京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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