むそう塾のお弁当指導(#musobento)は凄い!

美味しそうに作られ、美味しそうに盛り込まれたお弁当ですが、これでもお弁当投稿(OBENTERS #musobento)では100点ではありませんでした。
何が原因だったのかを考えてみましょう。

<マクロビオティック京料理教室 むそう塾 塾生作品のお弁当>

マクロビオティック京料理教室 むそう塾 塾生作品

 
 


本日の好用お弁当です。和牛と牛蒡の時雨煮重(玄米160g、間に海苔)、茄子の胡麻よごし、三度豆地漬、玉蜀黍塩茹、糠漬け、モバ味噌です。盛込2:59。本日もよろしくお願いいたします。
中川善博
美味しそうに出来ています。時雨煮を炊くときいつもと違う鍋か、量を少なく鍋が大きくなりませんでしたか?要チェックです。おかずゾーンは完璧ですね 美味そうです。

実は、いつもと違う鍋で、なおかつお鍋とのバランスがあっていなかったです…!ありがとうございます、毎日のご指導学びが多いです。おかずゾーンはOBENTERS™ と、満足コースでの学びのおかげ様です。いつもありがとうございます!

*   *   *

いかがですか?
たった1枚の写真から鍋の大きさや内容物の量の違いが判ってしまうなんて、凄いことだと思いませんか?
私はビックリしました。
それで中川さんにどうしてそれが判ったのかを質問してみました。
すると、次のようなお返事でした。

「肉の量と初期煮汁の深さが合っていなかったはずです。で、彼女の性格からしてそれを気にして煮詰める時に箸で触りすぎて、断面のタンパク質が剥がれ落ちて、それがまた肉やゴボウにまとわりついて濁っていって煮詰めた状態だから。」とのこと。

なるほど〜。
それで中川さんはいつも授業で、お箸を入れる回数を極力少なくするように指導しているんだなと思いました。
いつも煮汁は澄んでいることにこだわる理由もここにあるわけですね。
煮汁が濁ったお料理には雑味が出ているとも話していました。
それを可能にするための鍋の大きさであり、火加減であり、材料の切り方であり、材料の切断面であり、包丁の切れ味であり、最後は包丁砥ぎに行き着くことになるのですね。

今、幸せコースの桂剥き投稿の真っ最中ですが、あの桂剥き投稿には澄んだ煮汁のための基本がいくつも入っているのでした。
基本ってこわいですね。
あちこちに影響するので疎かにできません。

それにしても1枚の写真からこんなにも多くのことを見抜いてしまう中川さんって本当に凄いと思いました。
毎朝のお弁当投稿を無料で指導する姿勢にも感心しますが、お料理の深さを改めて感じさせてもらえることに、私まで感動しています。
そんな中川さんから丁寧に教えてもらえるむそう塾生の皆さんは幸せですね。

 
 
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コメント

  1. より:

    美風さん

    おはようございます。
    記事を拝見して基本の澄んだ出汁の大切さも痛感し、お鍋容量の事、私が触りすぎる性格の事までも一枚の写真から…すっかりお見通しでありました事に(実際その通りでした)驚き目から鱗でした。
    作ったお弁当に対して中川さんがいっさいの妥協なく真剣にアドバイスくださること、宝ものです。毎朝の盛込のご指導も大変貴重な事ですが、ご指導はそれのみにとどまらす、季節、キレ、全体のバランス、個人似合っているか等をとことんまで教えてくださるむそう塾のサポート力に何度も感動いたします。
    さわりすぎる性格…無駄を目の当たりできました。
    基本をとことんまで大切に出来るか、
    今挑戦中です。記事を、ありがとうございます。

    • マクロ美風 より:

      好ちゃん、おはようございます。

      本当にあのツイートにはビックリしましたね〜。
      どうしてそこまで判るのかといつも思うのですが、この日の眼力には中川さんの凄さを思い知った朝でもありました。
      そして、透き通ることの意味とその奥深さも併せて教えられましたね。
      そんな人に毎朝お弁当指導を受けられるこの機会を、これからも可能な限り頑張ってください。

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