京都市の地図を初めて買いました。
観光マップではなく、ごく標準的な地図です。
京都の中心街は碁盤の目で東西南北がはっきりしていても、私には辻の言い方が分からないのです。
交差点の名前がすぐ言えるようになるには、まず通り名を覚えなくてはならないため、地図を買ったのでした。
京都の通り名を覚えるわらべ歌もあるそうで、一度タクシーの運転手さんに聴かせてもらったことがあります。
タクシーに乗って目的地を告げるには「◯◯町△番地」というより、たとえばむそう塾のある交差点なら「川端仁王門」(かわばたにおうもん)と言った方が運転手さんにはすぐ分かるのです。
タクシーの運転手さんもこのわらべ歌で覚えるのだそうです。
何やら法則があるそうで、これがよそ者には厄介ですが、誠に合理的に出来ていて、行きたい場所の特定にはなかなか便利だなと思うようになりました。
<南北の通りに面した場所の特定には>
「上る」(あがる) 「下る」(さがる)
<東西の通りに面した場所の特定には>
「東入」(ひがしいる) 「西入」(にしいる)
なお、昔は御所に向かって行くことを「上る」と言ったけれど、今は御所より北(御所を通り過ぎる)であっても「上る」と言っているとタクシーの運転手さんが話していました。
こんなわけで、私の京都暮らしは通り名を覚えることから始まりそうです。
さて、今日はこれから東京へ家具選びに出かけます。
雨ですが・・・。