「料理のお手本」辻嘉一著 その精神を読み取りたい

料理のお手本 辻嘉一

 

「料理のお手本」辻嘉一著
自宅にいながら3冊も本が届きました。
早く読みたいけれど、明日のレジュメ作りが優先。
でも、チラ見しちゃった。
げげ!、理想はまな板は最低6枚なんて書いてある。
彼は懐石料理を本職としながら、その腕で主婦向けにこの本を書いたので、このような枚数になったのでしょうね。

同じく料亭料理を長く作った中川さんは、不幸なことに奥様の死とともに、主婦の日常料理を作らなければいけなくなりました。
それも哺乳瓶を抱えた子供のお食事段階からです。
そんな体験をしている料理人はきっと少ないはず。
でも年月が経って、その時から今も続く日常料理のあれこれは、今のむそう塾のオリジナルな料理方法に反映しています。
味は一流料亭のレベルを落とさず、作り方は主婦でも出来るように。

この本の「私の料理修業記」の章には懐石料理のことが書かれています。
その精神はそのままむそう塾が大事にしたいものでもあります。
技法だけでなく、精神をも読み取りたい一冊だと感じました。

 

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