病気の原因の陰陽

先日息子が観ていたテレビ番組を横から覗いた。
新しい病気として「耳管開放症」を取り上げていた。
原因として急激な体重減少、ホルモンバランス、脱水症状などをあげていた。
しかし、肝心なことに触れていない。
もちろん食生活も触れられていなかった。
耳管は常々は閉じているものなのに、それが開いてしまうことによって起きるこの病気は、新しいので耳鼻科でも判断を間違うことが多いそうだ。
耳が急に異変を起こし、自殺さえ考えるほどつらい病気のようだ。
しかし、テレビを観ながらすぐ思った。
そもそも耳に異常を来たすこと自体、腎臓が弱っているかもしれないが、体が陰性に傾いた結果だと思った。
おそらく陰性な食べ物や飲み物を多く摂っているのではないだろうか? 
投薬だけでなく、食生活の改善が再発を防ぐ意味でも大切だと感じた。
一方、ご家族が「脊髄狭窄症」と診断された人がいた。
こちらの場合は狭窄という文字からも判断できるように、陽性に傾いたと考えられる。
閉じる力が加わった現象だから。
陽性になるというのは加齢のこともあるし、運動不足のこともあるし、精神的ストレスのこともあるし、食べ物のこともある。
それは組織の硬直化が起きているので、改善のためには陰性の助けも借りたいところ。
ゆっくり体を動かすというのは、良い陰性の取り入れ方としてお勧めしたい。
*   *   *
私の知人が椎間板ヘルニアで動けなかったのに、野口整体ですっかり良くなって、毎日6キロの道のりを自転車通勤するようになった。
もちろん、手術も投薬も一切なしで。
マクロビオティックをしていると、ついつい食べ物だけで考えがちだけれど、体を動かすことは食べ物にまさる場合があることを忘れてはならない。
デスクワークは人間を退化させることになりかねないので、体は隅々までちゃんと動かしてあげたいもの。
私たちが病気と向き合うときは、西洋医学を無視したり敵にまわしてはいけない。
病名は西洋医学でつけたものだけれど、その現象をよく表している。
だからその診断は大事にして、マクロビオティックをする者はその病気の原因を判断すると良い。
どんな時にも目の前にある現象をしっかり把握すれば、自ずと病気の原因と対処方法が見えてくる。
たった二つの視点で答えが導き出せるマクロビオティックって本当に凄いと思う。
人生でどんなことがあっても、必ず二つのエネルギーのバランスを考えれば解決への道が開かれるのだから、こんなに心強いことはない。
 

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