マクロビオティックとビタミンB12について

「動物性食品って血が汚れる?」の記事に対して、次のようなコメントがありました。
多くの人に共有していただきたいので、記事にさせていただきます。

<Minさんのコメントより>

はじめまして。いつも楽しく読ませていただいてます。イギリス在住のMinといいます。

周りにベジタリアンやヴィーガンがたくさんいますが こちらでは特にヴィーガンの間でいつも言われてる事が、ビタミンB12の摂取なんです。
聞いたところによると、これは動物性のものからしか取れないそうです。
人間の身体はこれを再利用するのですぐには欠乏症などがでるのには十何年とかかるそうですが神経系などに影響をおよぼすようです。

マクロビを教えていたアメリカ女性のインタビューで、彼女はビタミンB12が足りなく血管が紙のように薄くなってしまい その結果、血管が破れ脳卒中を起こしてしまったそうです。

マクロビと動物性の摂取のことでいつもこの事が納得いかず引っかかっていますが、暮らしている場所、民族性なんかも大きく関わってくるのだろうと思うのですがご意見をお伺いしたくてコメントさせていただきました。

 


<マクロ美風より>
Minさん、初めまして。


ビタミンB12の件については、ヨーロッパの事情も良く承知しております。

特にヴィーガンの方はサプリメントを飲んでいたりしますしね。

動物愛護の観点からそのようにされる方もいらっしゃるので、私は個人個人の考え方を大事にしたいと思っています。

ちなみに日本では海藻を食べる習慣があるため、まずビタミンB12不足は心配ありません。

海藻は動物性ではありませんが、豊富にビタミンB12を含んでおります。


マクロビオティックとはその土地に合った食生活を通じて健康な体を維持し、その上で人生をいかに生きるべきかを考える哲学です。

ですから、Minさんがお住まいのイギリスに古くから伝わる伝統料理を大切にして、その中に動物性食品が含まれていても、その食材は摂取しても問題はありません。
なぜなら、それこそがその土地に住む人にとって最もふさわしい食材であり、食べ方だからです。

ただし、動物性の量は少なめで、マクロビオティックの陰陽バランスが取れていることが望ましいです。


なお、マクロビオティックといえども、病気を改善させるために動物性食品を食養料理として用いることもあります。

ですから、完全に100%動物性を排除するのがマクロビオティックだと思い込んで、体調を悪くしない方がよろしいかと思います。

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コメント

  1. Min より:

    記事にしていただいて ありがとうございます!
    海藻のビタミンB12は 人間にはあまり使い物にならないという説もありますが、日本人は他の民族に比べて海藻を消化、吸収する力が備わっていると聞いた事も。。。
    やはりその土地それぞれの食材と料理法ってたいせつなんですね。
    あまりお日様を見ない薄暗いイギリスの冬。ロースト料理、フィッシュアンドチップス、チキンや魚のパイ。。。イギリスの寒くて長い冬を乗り切っていくための食事なんでしょうね。こういうのが続くとかなり重いですが。。。
    陰陽のバランスをとるまでには まだまだですが、偏り過ぎないようには気をつけていきます。主人がお肉、そしてデザート大大大好きなイギリス人なので なかなか大変ですが。(笑)

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