マクロビオティックの落とし穴

マクロビオティックをしていると必ずといって良いほど、マクロビオティックの落とし穴に落ちることがあります。
落とし穴の深さや落ちている時間は人それぞれですが・・・。
簡単にいうと、マクロビオティックを過信して、マクロビオティックを万能と思ってしまうことです。
よくあるのが病気治しのためにマクロビオティックを始めて、運良く病気が改善された場合は、この落とし穴が深くなるのです。
でもね、体質も体調も食べ方も、食べる人の体内環境も免疫力も大いに異なるのです。
ですから、Aさんに効果的なことがBさんにも効果的とは限らないのです。
さらに、西洋医学で使うお薬を食べ物に置き換えただけで、それまでと同じく何かに頼って治してもらおうという意識のままでは、病気の改善はあまり望めません。
もっというと、一度病気をしたら完全に元通りにはなりません。
これは厳密な意味での元通りです。
病気をする前の状態に、言い換えるなら「何事もなかったかのように」戻ることは不可能なのです。
見かけはほとんど元通りになることがあっても、身体のどこかには病気をした影のようなものが残ります。
たとえば精神面にもね。
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それから良く耳にすることなのですが、「病気をしたらマクロビオティックで治すんだ」と言って、さほど医学の勉強もせずにお守りのように「マクロビオティック」という言葉を特効薬のように信じている人がいます。
しかし、マクロビオティックをそのように思っていると、後で大慌てをすることになります。
マクロビオティックは「病気にならないように」普段からお食事や暮らし方や考え方を気をつけておきましょうという程度の位置づけである方が現実的です。
もし病気になったら決してマクロビオティックだけで治そうと意地を張らないで、お医者さまと相談の上で最も納得の行く方法を取るほうが現実的には安全です。
私はマクロビオティックを過信して体調を悪化させた人を何人も見て来ました。
マクロビオティックは病気を正しく把握して正しい対応をしないと、治癒に到達するのは難しい面があります。
この病気の判断には高度の経験が必要なので、誰でも簡単に手を施せない側面もあります。
ですからもし今病気になってしまっているのなら、それを悪化させない方向に希望をつなぐことと、自分の体の力で病気を治そうと気持ちを切り替えることが必要だと思います。
そして自分の体の力をアップさせるためにマクロビオティックを取り入れることが最も適切な判断だと思います。
私が教わった大森英櫻先生もおっしゃっていました。
昔なら簡単に治った病気でも、今の時代は人間の体も食べ物も暮らし方も複雑になっているから、なかなか治りにくいと。
ですから私達にできることは、マクロビオティックをミクロに見ることではなく、もっと本来の意味のマクロ(大きい)な視点で見るようにし、マクロビオティックの力が正しく反映出来るように勉強を重ねることです。
地道な努力なくしてはマクロビオティックで病気に立ち向かうことは困難です。
最後に私がここで言いたかったこと。
それは病気にならないためにマクロビオティックを活用しましょうということです。
むそう塾ではそのためのイロハを「愛クラス」「幸せコース」「上級幸せコース」でお伝えしています。

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