甘いもの・お酒が欲しくなる理由

マクロビオティックを始めると、動物性は比較的簡単にやめることが出来ます。
しかし、最後の最後まで難航するのが甘いものです。
男性ではお酒という人もいます。
もちろんお酒はおつき合いの場では、大いに人間関係をスムーズにしてくれる役目もあるので、何が何でも止めなさいというつもりは毛頭ありません。
私がここで取り上げているのは、自宅で飲んでいるお酒を減らしたい、あるいは止めたいというケースです。
マクロビオティックの教室でもスイーツを教えていたりしますから、甘いものに対する認識にはとても個人差があります。
しかし、体調が今ひとつという人は、短期間でもいいから甘いものを止めてみたり、お酒を止めてみたりすると、体調の変化にビックリされるはずです。
その変化を知ってしまうと、甘いものやお酒がいかに陰性なものかを思い知るでしょう。
そう、甘いものもお酒も陰性の代表選手です。
ということは、それらが欲しいときは体が陽性に傾いているときなんです。
陽性の特徴である「締まる」状態を解消したくて、陰性の特徴である「緩む」ものを欲しがるのです。
でも、体の声には怪しい声があって、習慣化しているものを欲することもあるので要注意ですが。
昔のマクロビオティックは陰性を嫌って、とにかく塩を大量に摂りながら陽性に持っていくやり方でした。
しかしその結果、桜沢先生ご自身もお弟子さんも、ずいぶん陽性過多の状態になったようです。
恩師の大森英櫻先生は、「○○は落第者」なんて実名をあげて、陰陽バランスの崩れたお弟子さんの見本を教えてくれました。
その方達の末路は、やはりお酒やお菓子に手が伸びています。
マクロビオティックを説きながら。
ですから、何事も「ちょうどいい」が良いのです。
そのちょうど良い状態は、玄米ご飯をお代わりして食べることによって、簡単に生み出されます。
無理に意志の力と闘うことなく、基本的なことで解決できるのです。
ただし、玄米は確実に消化吸収できる状態でなければなりません。
もし、炊き上がりに自信のない人は、よく噛むことを忘れてはなりません。
玄米ご飯の効果を期待するには、吸収されて初めてのものであることを忘れてはなりません。
それからとても大事なことなのですが、マクロビオティックは食べ物だけを論じるのではありません。
人間を丸ごと見て答えを出します。
ですから当然のことですが、精神的な影響は絶対はずせません。
甘いものやお酒に関していえば、ストレスが多くなるとそれらのものに手が出ます。
最近ではこんなことがありました。
桂剥き投稿をしている塾生さんが、桂剥きが終わるとおビールが飲みたくて、あるいはお菓子が食べたくて、なんて声が聞こえました。
これは桂剥きがストレスになっているのであって、楽しめていない証拠です。
人生も同じです。
同じ場面において、ある人にはストレスになることであっても、ある人には楽しむチャンスと捉えることが可能だということです。
その差は大きいですよ?。
いわゆるストレス耐性と似ています。
このストレスの扱い方で人生は天と地の差になること間違いなしです。
ストレスは癌だけでなく、死をも誘発してしまう怖いものですからね。
甘いものに距離をおけるようになると、まず目覚めが違います。
頭がクリアになるのが判ります。
そんな状態で毎日過ごしたいと思いませんか?
さあ、あなたも楽しい世界で遊んでみましょう。
マクロビオティックの理論にはそれだけの力があります。
◆kotoさんがアトピーで使用したステロイドから離脱するために、本腰を入れてマクロビオティックに向き合ってくれました。
中川式玄米ご飯と中川式糠漬けが彼女のお食事をバックアップしています。
kotoさんの近況はこちらから。

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コメント

  1. koto より:

    美風さん、おはようございます。
    はい、日々実感しています☆

    今『ちょうどいい』のかもしれません。
    以前は自分でも不思議なくらい甘いものやパンに執着がありましたが、今は「食べなくてもへいき」いえむしろ「必要ない」です。
    以前の執着は、崩れたバランスを甘いものやパンで無茶な形でバランスと取ろうとしていたのかもしれませんね。

    執着がなくなったらとっても自由で、こんなに気持ちの良いものだとは、思いませんでした。

    玄米ごはんをふうわり炊くことはもちろん、それに加えて良く噛むことも心がけています。

    全て、美風さんにアドバイスを戴いたとおりに実行しただけです。
    本当にほんとうに謝しています。

    もっともっとクリアになりたいです☆
    数ヶ月後がちょっと楽しみ♪

  2. koto より:

    ↑一部訂正です。
    「本当にほんとうに"感"謝しています」
    です。
    スミマセン。
    もっと「氣」を整えないとダメですね~☆

  3. マクロ美風 より:

    kotoさん、おはようございます。
    あら、2通もありがとうございます。

    ついにこの境地に達しましたね。
    偉い!
    これからのkotoさんの変化が楽しみです。

    ブログも拝見しました。
    私の記事に追記しておきましょうね。
    よく頑張ってくれたと思います。
    あとに続く人の励みになることでしょう。
    ありがとう。

  4. てんこ より:

    美風さん、おはようございます。

    私は、気が付いたら甘いものもお酒も必要なくなっていました。
    不思議なくらいあっさり。
    以前はどちらも過剰だったな~と自分でも冷や汗です。
    今は、何かの機会に甘いもの(特に白砂糖)やお酒を口にすると、怖いくらいに緩むのを感じています。
    適量を知って、上手に楽しめるようになりたいものですね。

    自分で甘い物の影響を実感できるので、周囲の人に上手に伝えていきたいです。

  5. マクロ美風 より:

    てんこさん、おはようございます。

    >適量を知って、上手に楽しめるようになりたいものですね。

    はい、おしゃるとおりです。
    どちらもあくまで楽しむためのもの。
    嗜好品ですからね~。

    >自分で甘い物の影響を実感できるので、周囲の人に上手に伝えていきたいです。

    いいですね~。
    こんな伝え方が本物です。
    お仕事柄影響は大ですから、ぜひお伝えしていただきたいです。
    よろしくお願いします。

  6. まい2 より:

    美風さんこんにちは。

    甘いものについては、思うところ大です。
    まだ、「必要ない」の極地には至っていませんが、
    それでも食べた後の影響がわかるようになってきました。
    (ご飯もおいしく炊けなくなります!)

    と同時に、周りの甘いものや、アルコールの大好きな友達や大切な人々を見ると、切なくなります。
    どこでそんなにストレスを?と。。
    ちょっとでも減らせたらいいのに、と。

    なにかできることはないかと思うのですが、
    下手な伝え方をして拒否感をもたれてしまうのもこわくて、
    せめてもとせっせと玄米おにぎりを差し入れたり
    手土産がわりにしたりしているのですが…
    もどかしいです。

    まずは自分から変わっていって、
    周りをも巻き込めるようになりたいです。

  7. よつば より:

    美風さん、こんにちは。
    最近、仕事中に少量の砂糖菓子やコーヒーを頂いただけで、ホワーンと集中力が途切れて眠気が来ると感じるようになってきました。
    今までが恐ろしい程、取りすぎだったせいか、一時ピタッと止めてから体調がすこぶる良くなったのですが、
    仕事での空気を乱したくなくて、最近またお付き合いで頂くようになったら、
    今まで忘れていた『イライラ』や『被害妄想』が復活してきました。
    改めて甘いものの恐ろしさを痛感しています。
    周りの人にも理解してもらえるような上手な伝え方があれば
    教えて頂けませんか?
    家族すら甘いものを止めてくれない現状に、無力感を感じています。

  8. より:

    ストレスの多い職場なのか、恐ろしい程のお菓子やお酒がうずまいています。

    特に、上司や先輩からの差し入れが多いです。
    断ることができなくて、せっせと溜めては捨てたり、甘い物が好きな男性陣へ、こっそりあげたりしていますが、自分がとりたくないものを他人に押し付けてるのも、悪い気がするのですよね。

    お菓子を好む、スイーツ男子という言葉があったりしますが
    お酒やお菓子を諸手を挙げて薦める雰囲気が、今の日本には多い気がします。

  9. ひまわり より:

    美風さん、こんばんは。

    実は、私、仕事でお酒と関わっています!
    家ではほぼ口にしません。
    頻繁ではないとは言え、前後は心して体調管理してお酒に向かうようにしています。

    もっと以前にマクロビに出逢っていたら、即座に仕事をやめることを考えたり、この仕事をしながらにして強固にお酒を拒否していたかも(あり得ない)と思います。
    なぜだか、今はそんな気持ちもわかないのです。
    この仕事から私が得ているものの大きさも計り知れないから…かもしれないです。
    今しばらく、自分でうまくバランスしてみたいと思うのですが…どうでしょう?

    甘いもので言えば…
    オットが仕事で忙しくして疲労がたまり、丸一日、倒れるように寝込んでしまったことがあります。
    こんなとき、事前に上手に甘いものでも差し出して、緩めてあげられる良き妻であったら…と反省しました。

    よく様子を見ていないと…ですね。
    最近、オットは私の目の前では甘いものは口にしていませんが、どこかで食べてきてる気配ですけどね(笑)。
    きっと自分でバランスしてるか、習慣化してるか。はたまた妻が???
    どうでしょう???
    いけません、いけません。

  10. koto より:

    美風さん、こんばんは。

    こんなに大々的に追記して下さって~
    何だか恥ずかしいやら、照れくさいやら…
    まだまだ入口に立ったばかりです。
    「ありがとう」だなんてとんでもない!
    私が「ありがとうございます」です。

    玄米と糠漬けを基本に、これからもっとお食事も考えて結果を出さなければいけませんね。
    まだまだ排毒中ですし☆

    この記事を励みに、がんばります。
    美風さん、これからもよろしくお願い致します♪

  11. ひまわり より:

    美風さん、おはようございます。
    先のコメントにちょっと補足します。

    「はたまた妻が(恐いか)???」です。
    お母さんが熱心なマクロビだと、子供さんが隠れて市販の白砂糖たっぷりの甘いものを食べたりするなんて聞きます。
    それと似たような(笑)。
    これでは、もともこもないです。

    なので、甘いものとも上手にお付き合いしたいのです。
    そしてオットに提供する甘いものはマクロビ仕様の手作りで。
    粉ものではなく、和菓子風のものにしています。

    以前、1年に数回の色々な記念日にはオットがケーキを買ってきたりしていました。
    マクロビを始めてからは、それがお団子や、あんみつに変わってます。

    現在のオットの理解では…
    ☆妻は甘いものは食べない。
    ☆洋菓子は問題外。でも、和菓子は時々、良いらしい。
    ☆妻はなによりも「がっつり飯派」らしい。
    となっているみたいです。

    そのオーラが伝わるのでオットも、甘いものを家では食べないのか。
    はたまた、もともと食べないのに私が付き合わせていたのか?
    ともあれ、今の様子をさらにいい状態に進化させたいです☆

  12. マクロ美風 より:

    まい2さん、こんにちは。
    ご自分で変化を感じると周りの人に伝えたくなってしまうものですが、そのときにはグッと我慢しましょう。
    まだその段階では説得力に欠けるからです。
    相手の食生活を否定するようなことになって、相手にとってはあまり気持ちのいいものではありません。

    ですから今できることは、ひたすら自分が健康になって調子の良い毎日を送り、見た目にも変化を感じてもらえるようになることです。
    その段階になると、向こうからまい2さんの方に寄って来ます。
    そのときがチャンスです。
    じっとチャンスが来る時期を待ちましょう。
    それでもその時期が来なければ、その人にはマクロビオティックとのご縁が今ではないのだなと思いましょう。
    決してこちらからは押し付けない。
    これが大原則です。

  13. まい2 より:

    美風さんこんにちは、お返事ありがとうございます。
    最近は、「元気そうだね」とか「肌の感じが変わったね」とか言ってもらうことがあって、そのときにだけ
    「ありがとう♪ごはん食べて甘いもの控えたら、なんだか血圧も体温も上がってきて、調子がいいんだよね~。」
    程度に言うことにしています。

    決してこちらからは押し付けない、ですね。
    惹き寄せられるように、まず自分から、目線は近く、ですね。

    ありがとうございます。

  14. マクロ美風 より:

    よつばさん、こんにちは。
    お!
    甘いものの弊害を体で感じていただいてますね。
    だったらもう甘いものとは距離をおきましょう。
    同僚への伝え方ですが、難しく考えることはありません。
    例えばお酢のものが嫌いな人っていません?
    トマトジュースが嫌いな人っていません?
    青背のお魚が嫌いな人っていません?
    とろろ芋が嫌いな人っていません?
    ウナギの嫌いな人っていません?

    それらと同じです。
    「私は甘いものを食べると体調が変わるようになっちゃったの」と言いましょう。
    「どんなふうになるの?」と聞かれるでしょうから、「眠くなったり体がだるくなったり、集中力がなくなったりしちゃうの。あ、生理痛もひどくなるんだぁ」と言いましょう。
    すると「あ、私もそういうことあるよ」とか、「そんなのしょっちゅうよ」という人がいるかも知れません。
    あるいは「へ~、そういうのって甘いもののせいなんだ~」っていう人がいるかも知れません。

    そのうえで、「だから、あんまり甘いもの食べたくないの」と意思表示をしておきましょう。
    ただそれだけです。
    それだけのことをしっかり、繰り返し伝えるだけです。
    周りの人が甘いものを食べていても、それはそれ。
    各人の選択だから自由です。
    淡々とそれを貫くのです。

    その過程でよつばさんの居心地が悪くなったり、人間関係にひびが入るのではと思って、甘いものにつき合う必要はありません。
    周りの人の顔色を気にしてばかりの生き方はやめましょう。
    自分が良いと思ったこと、正しいと思ったことは貫く信念も必要です。
    そして、そんなよつばさんを素敵だと思ってくれる人が必ずいます。
    そんな人と人生を楽しみましょう。

    よつばさんはともすると八方美人の生き方をしてしまいがちです。
    でもね、生きるのは自分なんですよ。
    自分の人生の責任は自分が取るのです。
    だから、周りの人に必要以上に気遣いをする必要はありません。
    自分を中心に据えた生き方をしてみましょう。
    ぐらつかない、安定するというのは、信用を得る第一歩でもあります。

    もう女子高校生ではないのですから、これからは大人の生き方をしましょう。
    よつばさんに強さが加わったら、鬼に金棒です。
    その笑顔とともに、真の素敵な人になれるでしょう。
    絶対なれます!
    頑張って挑戦してください!

    もし過去に先ほど述べたようなことを実行しても上手く行かなかった経験があったとしても、それはそれです。
    そのときと今とは違います。
    時期が違えば結果が違うのはよくあることです。
    過去に縛られないで、新たな挑戦をしてください。
    「今」を生きるというのは、そういうことです。
    何回でも諦めないでトライする。
    それが陽性な生き方というものです。
    よつばさんには、ぜひ良い陽性を取り入れた生き方をしていただきたいです。

  15. マクロ美風 より:

    直さん、こんにちは。
    スイーツ男子(笑)
    論外ですね。
    男子は塩が利いていないとダメです。
    良いセックスが出来ません。

    よつばさんへのお返事を参考にして、受け取らないでおきましょう。
    上司は部下の体調を損ねるようなことに手を貸してはいけないはず。
    毅然とした態度も必要です。
    そもそも仕事場でお菓子などを食べられるのは、ゆとりがありますよね~。

  16. マクロ美風 より:

    ひまわりさん、こんにちは。

    そのお仕事とお酒の折り合いの付け方は、ひまわりさんが判断されるしかないと思います。
    ひわまりさんの人生ですのでね。
    問題はご主人に対してです。
    決してマクロビオティックをご主人に押し付けないように。

    もう1通のコメントに対するお返事も一緒にします。
    年に数回しかない記念日のお菓子は、ご主人が買って来てくれるケーキでも良いのではないでしょうか?
    お菓子にはお菓子の格もあります。
    あんみつやお団子は日常的なお菓子ですよね。
    記念日という意味を考えてみましょう。

    それからご主人の甘いものですが、マクロビスイーツだから良いというものではありません。
    もっと深く考えてみましょう。
    これには多方面から論じるだけの内容が含まれますので、別記事でお答えしたいと思います。

    マクロビオティックを実践するにあたっては、ご家族のお気持ちをよく確認しておくことが必要です。
    文面から察すると、ご主人のお気持ちをハッキリと把握されていないように思えましたので、もう少しご夫婦の会話を通じてご主人の本当の思いを知ってあげられたら良いと感じました。

  17. マクロ美風 より:

    kotoさん、こんにちは。

    頑張ってくださいね!
    期待していますよ~♪

  18. ひまわり より:

    美風さん、コメントをありがとうございます。

    マクロビに食事を変えた時、「体調を整えるためにこんなふうに食事の内容を変えようと思う」と伝えた時、主人は「難儀な食事じゃね」という反応でした。
    なので今、主人は完全なマクロビ食ではないです(段々、嗜好が変わってきているのは感じます)。

    記念日のお菓子ですが、お団子ならましなのではという判断で主人がお団子などを買ってきてくれるようになったのです。
    私も本当にキュウキュウしていて、甘いものを一切カットしていたので、それを「難儀な食事」と言いつつも、本当に気を使ってくれています。

    でも、「お菓子の格」というものがある。なるほどです。
    別にケーキでも、団子でも、どっちでもいいのだそうですが、折々に主人の思いも聞いて、寄り添え、色のある食卓にできたらなと思います。

    きっちりマクロビしてても甘いものを断つのに大変だったのに、マクロビしてるわけでもない主人が甘いものを断てるかどうか?
    それは難しいだろうと思います。

    中川式玄米にしてから、主人が玄米を食べることが増え、変化を感じることがあり、今後がどうなるかな?と少し楽しみなところです。

  19. マクロ美風 より:

    ひまわりさん、こんにちは。
    う~ん。
    なにかちょっと気になるところがあります。
    ひまわりさんのマクロビオティック観とでもいうのでしょうか。
    ひまわりさんの甘い物のとらえ方と、ご主人とマクロビオティックの関係がスッキリしないのです。
    これは少しお話をすればすぐ解決つくことなのに、コメントでのやり取りのもどかしさを感じます。

    一度むそう塾で甘い物に対する公開講座のようなことをする必要があるかも知れませんね。
    甘い物に対しては誤解されている人がとても多いのです。
    ひまわりさんにもそれを感じます。

  20. ひまわり より:

    美風さん、ぜひとも、ぜひとも。
    今後の予定のひとつによろしくお願いいたします。

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