「出張むそう塾 愛クラス」のご報告

6月2日の深夜に山形から秋田入りし、翌日はMyさんのお宅で「出張むそう塾 愛クラス」でした。
個人のお宅での開催なので、京都の中川さんのお店と同じ条件では出来ません。
それに、今回は大きな目的がありました。
ぢゅんさんが一人で玄米ご飯が炊けるようになること」でした。
これは、リウマチのために指が変形して、思うように力が入らない、持てないぢゅんさんの腕で、圧力鍋のフタが開けられるかどうかの問題から始まります。
事前にぢゅんさんは練習してくださいましたが、一人で圧力鍋のフタを開けることは出来ませんでした。
その情報も事前に中川さんに伝えておきました。
絶対目的が達成できるように、お友達のMyさんにはぢゅんさんのサポートが出来るようになってほしいとお願いしました。
それで、Myさんがお持ちのフィスラーとニューシラルガンで1回ずつ、ぢゅんさんのニューシラルガンで2回炊きました。
エマージェンシーの炊き方は、通常の「愛クラス」では教えないのですが、今回はあらゆる場面を想定して、エマージェンシーな炊き方も伝授しました。
皆さんの頭が混乱しないか、少し心配です。
さて、4回とも中川式で炊きましたが、微妙な違いを全員が感じました。
それは、お米の産地や栽培方法による違いでした。
ぢゅんさんにピッタリ合ったお米は、不耕起米ではないことが判明し、不耕起米から普通の栽培米に変えることになりました。
もちろん、農薬や化学肥料の問題はクリアしたお米です。
実際にぢゅんさんは中川さんの目の前で、火加減の調節をしたり、鍋のフタを開けることに挑戦したり、積極的に学ばれていました。
中川さんもフタが少しでも開けやすくなるようにと、京都では伝えていない方法もお伝えしていました。
その中川さんの想いに、そばで見ていて目頭が熱くなりました。
長い間お母様を看病し続けた中川さんの優しさだな?と思いました。
しかし、残念ながら、ぢゅんさんの力では圧力鍋のフタを開けられませんでした。
*    *    *    *
ところで、ご飯を炊く間をみながら、中川さんがお料理を作ることになっていました。
一つは秋田で今が旬の生のじゅんさいを使ったお料理。
もう一つは、私のイチオシで「圧力鍋で作るふろふき大根」でした。
簡単なお大根料理で、体の中にある動物性の毒消しをして欲しかったからです。
それから、魔法のように早く出来るふろふき大根で、少しでも台所に立つ時間を短縮できればと考えました。
ところがところが、あまりにもMyさんのおうちが居心地が良くて、私はすっかりリラックスしてしまいました。
それで、最後になってお料理をしていないことに気づき、中川さんがあわててお料理を作ってくださいました。
というわけで、予定時刻より1時間オーバーで終了しました。
ま、お料理を忘れていた分、じっくりと写真指導ができて良かったのですが。。。
*    *    *    *
夜はMyさんオススメのお店で懇親会だったのですが、このお店が実に素晴らしかったのです。
入口の看板の脇には「伝承田舎料理」という文字があって、その言葉にピンとくるものがありました。
案の定、お通しに出てきたお料理の品々(何品もお通しが出てくる)は、まぎれもなくマクロビオティックそのものでした。
どこにもマクロビオティック料理とは書いてありませんが、伝承田舎料理はマクロビオティック料理の代名詞となり得るものでした。
実にしっかりとした味付けで、最後の「かき揚げ」は中川さんも褒める腕前でした。
火の通りにくい素材、ほとんど生で食べられる素材、それらが一緒に揚げられることを踏まえての下処理がきちんとなされた結果のお味でした。
お料理を美味しくするには、こんな繊細な感性が必要ですね。
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さて、昨日の中川さんのブログには、ぢゅんさんの玄米投稿が載っています。
一人でフタを開けられるように練習したのだそうですが、閉めることはできたけれど、開けることがまだ無理だったそうです。
(ただいま、お電話で確認しました。)
でも、感動で涙が流れました。
不自由な体で、懸命に圧力鍋に取り組むぢゅんさんの姿を想像すると、それだけで泣けて泣けて・・・。
私がぢゅんさんを恋人だと言い切る理由。
もうお分かりですよね?
ぢゅんさんは天使そのものなんです。
魂が濁っていないんです。
ぢゅんさんの強い精神力に比べたら、私は赤子同然です。
私はいつも思います。
ぢゅんさんに会いに行くのではなく、ぢゅんさんに惹かれて引き寄せられてしまうというのが、正直な感覚です。
ぢゅんさんの前に出ると、「お前は何をしているのか!」と頭をガーンと殴られたような衝撃が走ります。
それは真剣に必死に生きている人の、凄味の波動でもあると思います。
ぢゅんさんのような密度の濃い日々を、これから私は送ることが出来るでしょうか?
何としても送りたいです。
ぢゅんさん、一緒に歩ませてね。
そして、貴重な一日をご一緒してくださったrobizoさん、お手伝いしてくださってありがとうございました。
最後に中川さん。
私の気持ちを充分にくみ取ってくださって、本当にありがとうございました。
お互いに皆さんの素晴らしい氣に満たされて、素晴らしい時間を過ごせましたね。
皆さんに感謝申し上げます。

 

ぢゅんさんに関する過去記事の一部
恋の街札幌
ぢゅんさんのこと
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コメント

  1. ぢゅん より:

    美風さん、いつもいつもありがとうございます。
    年に一度七夕のようにお会いできる時間は紛れもなく美風さんの無償の愛です。

    今回、「秋田に行くよ~♪」とお電話いただいたとき、わたしは痛み止めの薬をやめた初めての冬を終え、その厳しさと脱力感でナメクジのような状態でした^^;
    そのわたしが美風さんのお電話いただいた次の日、早起きができたのです。冬の間一人で行けなかった鍼灸にも整体にも一人で行きました。

    そしてこの秋田むそう塾。
    体だけでなく、心も魂も大きく変化した瞬間でした。

    いつもいつも感謝の想いしかありませんでしたが、その先の恩返しできる自分に近づけるよう努力したいと思います。
    ありがとうございました!

  2. マクロ美風 より:

    ぢゅんさんは凄いね~。
    いつも、いつも、教えられます。
    何気ない会話から、宝物を見つける天才ですね。
    私の方こそ、ぢゅんさんにいっぱい教えられた二日間でした。
    ありがとうございました。
    またお会いしましょう!

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