お料理以前(1)お料理と私の子供時代

私は小学2年生で初めて台所に立ちました。
それからずっと、何かしらお料理を作り続けて来ました。
なぜ作り続けられたかというと、やはり最初が肝心だったように思います。
シンクの前にミカン箱(木製)を裏返しに置いて、その上に乗って作ったお料理と呼べないようなお料理を、父も母も「美味しいね」と言って食べてくれたからです。

 

形の悪い目玉焼きも、太く切ったキャベツの千切りも、父は目を細めて食べてくれました。
時には、しょっぱいお味噌汁も、少し焦げたお魚も、父は何も残さずきれいに食べてくれました。
兄や姉達はなんだかんだと言っておりましたが、両親の見せてくれる笑顔でそんなことは気になりませんでした。
母がいつも作ってくれるお料理と味が違うのですから、お料理が上手に出来たかどうかは自分が一番良く判ります。
後で母がそんな時には何が原因かを教えてくれました。
それでも「美味しい」と言って食べてくれた父母には、今も心から感謝しています。
その一言が私を料理の好きな人間にさせてくれたと思うからです。
*    *    *    *
さらに、最高の宝は、私が学校で食べるお昼の時間以外は、家族が全員揃ってお食事をいただいたことです。
そして、そのお食事はすべて母の手づくりでした。
味噌もお野菜もお米もお豆も手づくりでした。
母はお漬物がとても上手だったので、私は今でもお漬物が大好きです。
マクロビオティックという言葉は知らない家庭でしたが、充分マクロビオティック的な生活でした。
母は躾に厳格な人でしたので、父がお箸を持つまで子供たちはお箸を持ってはいけませんでした。
父が着席して初めて「いただきます!」が出来ます。
この厳しさは大人になってから大いに私のためになりました。
そんな家庭で、両親の愛をいっぱい貰って育ったことは、私の人生にとって最高のプレゼントでした。
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