マクロビオティック京料理教室 むそう塾」カテゴリーアーカイブ

むそう塾に新米が届きました

実りの秋になった。
新幹線の窓から稲穂の美しさを眺めるだけでも、精神的に満たされてくる。
非情にも新幹線はあっという間のスピードで通り過ぎてしまうけれど、本当は田んぼで清々しい空気とともに、稲の香りをかぎたい。

数か月もの間、太陽に当たって育った稲には、しっかりとした陽性のエネルギーがこもっていて、手にすると安堵感や幸せな気持ちが広がってくる。
それは主食という重みだけではなく、お米がいかに神聖な穀物であるかを感じるときでもある。

今の私は田んぼに出ることはないけれど、お米を作っていた時にマクロビオティックを知っていたら、もっと感謝の気持ちで農作業をこなせたかもしれない。
とはいっても、やはり農作業には腰の痛くなることや力仕事も多い。

丹精込めた仕事をしてくださって、今年も滋賀県の農家さんから新米が届いた。
ありがたいことだ。
身土不二で探しても良いお米が入手出来ない塾生さんは、こちらの農家さんから直接送ってもらうことも出来る。

 
 

 
 

(2017年滋賀県産玄米 マクロビオティック京料理教室  むそう塾)

 
 

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秘伝コースの課外授業「瓢亭」さんが終わりました

むそう塾からトコトコと東に歩いて行くと、瓢亭さんに着きます。
そのくらい近い所で、今日は秘伝コースの課外授業でした。

お料理の内容は中川さんのブログでご紹介されますが、秘伝コースの皆さんに学んでいただきたかったのは、瓢亭さんの氣です。
入り口からお庭、そしてお部屋の設えに至るまで、狭いむそう塾にはないものを感じとっていただきたかったのです。

お料理のレベルは、常々中川さんから習っている内容なので、懐かしいお味だったり、自分でも作れるお料理だったりするのが、むそう塾の凄いところです。
敏感な舌をお持ちの塾生さんが、次のようにTwitterで呟いておられました。

「素材は1つ1つ個性があるのに、どれ一つとしてお味が突出してないところが素晴らしいなと思いました。」

これがむそう塾でいつもうるさく指導している内容ですね。
これは人間関係にも似ています。
誰か一人だけが突出していない空間って、とても居心地のよい穏やかな氣が流れますね。
それが調和です。
京料理の真髄は、そういう穏やかな氣にあるのだと感じています。

これはマクロビオティックの陰陽がうまく調和しているのと同じで、安定を生み出します。
瓢亭さんで穏やかなお料理をいただき、綺麗に手入れされたお庭に目を細め、その氣で自分の日常を振り返ると、そこから何かしら感じ取れるものがあったのではないでしょうか。
グルメで終わってしまうのではなく、深いところで調和というものを感じ取っていただければ、今日の課外授業は満点です。

 
 

【追記】
マクロビオティック京料理教室 むそう塾 秘伝コース  課外授業 2017.9.25

 
 

 
 

(京都 瓢亭 お食事が終わって帰るところ)

 
 

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食事日記の第一号が届きました

幸せコースの食事日記第一号が届きました。
送信時刻は真夜中の3時10分。
お子さんが寝静まっている時間帯に頑張ってくださったのですね。
3週間お疲れさまでした。
しっかり感想も書かれていて、良い内容でした。
これから次々と食事日記が届いて来ますが、塾生さんの体調を作っている裏側をきちんと把握して、より良い生活が出来るようにアドバイスにつなげたいと思います。

マクロビオティックは頭で理解するだけでなく、実生活に反映してこそ意味があるので、こうして食事日記で個々人の生活ぶりを報告してもらっています。
これが実に多くの情報を含んでいて、一方的に教えるだけではマクロビオティックの本当の良さは伝えきれないか、誤って解釈される危険性があります。
その人の体調と暮らし方に合わせて初めて陰陽が力を発揮してくれますので、ありのままに恥ずかしがらずに、正直に記録することが大切です。

二人三脚で健康と充実した生き方への一歩を踏み出しましょう。
マクロビオティックの陰陽を正しく知ることは、人生にとって強い味方を得たのと同じです。

 
 

 
 

(ほうれん草の金胡麻和え 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 
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愚直の力 

「愚直」と言う言葉がある。
若い時にはあまり好きではなかったこの言葉が、もう70歳近くになると、これが一番好きになってきた。

若い時には、もっと要領よくとか、カッコよくとか、どこかでコツコツ続けることを嫌っていた。
どこかに効果的な方法があるだろうから、それを探したいと思ってもいた。

でも、私はこの10年間、ずっと愚直の素晴らしさを見続けてきた。

塾生さんには素晴らしい人がたくさんいて、それらの人たちから学ばせてもらうこともしばしば。
たとえば、“おはる”さんという塾生さんは、苦手だったお料理に取り組んで、どんな環境にあっても練習を続けていた。
つい最近は、難易度の高い鉄火味噌が上手に作れるようになって驚いた。

おはるさんを見ていると、愚直の力を感じる。
来る日も来る日も頑張り続ける彼女は、もう人生に勝っているなと思う。
素晴らしいことだ。

彼女は私に大切なことを教えてくれた。
本当の力を。

 
 

 
 

(マクロビオティック京料理教室 むそう塾 おはるさんのお弁当)

 
 

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盛付秘伝・お味噌汁・陰陽での話し合い講座を終えて

先日は大事な講座を3つ開催しました。
15日の「中川善博の盛付秘伝&料理写真の撮り方講座」 、16日の「陰陽別お出汁の取り方と味噌汁大全講座」、18日の「マクロビオティックの陰陽視点で話し合う講座」です。

コースの授業と違って単発講座は、期の異なる塾生さんたちが集うので、懐かしいお顔もあって嬉しくなります。
15日の盛付秘伝講座では、“おはる”さんが再受講してくださって、ご自分で購入された撮影キットを持参されました。
どうやらそれは電気関係が作動不良のようで、中川さんの物と交換してもらったところ、バッチリ綺麗な写真が撮れるようになりました。
良かったですねぇ、持参されて。

他にも写真を見る時に、iPhoneの大きさによる違いや、WindowsとMacの鮮やかさの違いなどが歴然としていて、ショックを受けている人もいました。
こうして自分の写真環境の現実を知ることは、お料理の最後の仕上げに関わることなので、最後の最後まできちんと氣をかけてあげたいですね。
氣の通った盛り付けと氣の通った写真は、芸術品だと私は思っています。

*   *   *

お味噌汁講座では、第110回の愛クラスで同期になった“ぺーたん”さん、“きくこ”さん、“うらら”さんが揃って受講してくださいました。
とても嬉しかったです。
中でもきくこさんは、ご主人様の高血圧のお薬が不要になったと報告してくれて、\(^o^)/とガッツポーズでした。
むそう塾では、原則として高血圧は病気だと思っていませんので、情報を正しく取り入れてくださって良かったなぁと思っています。

下の写真は、お味噌汁講座で中川善博が一番出汁の取り方を実演しているところです。
大事な「煮え華」の説明をしています。
煮え華は一瞬のことなので、じっと見逃さないようにみんなで凝視しています。
見ていると簡単ですが、その火加減に持っていくためには練習が必要です。
ちょっとした加減で味に結果が出てしまう繊細な仕事ですから、丁寧を心がけて最高のお出汁を取れるように頑張りましょう。

陰陽別に「野菜出汁」の取り方もお教えしましたが、こちらは漫然と使うのではなく、目的をもって「陰性にしたい時」に思い切りよく使うと効果的です。
陽性が際立っている時には野菜出汁を飲み物として取り込むと、体が楽になったり美味しかったりします。
今頃は各ご家庭でお味噌汁革命が起きていることでしょう。

 
 

 
 

(陰陽別お出汁の取り方と味噌汁大全講座 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

*   *   *

陰陽視点で話し合う講座では、懐かしい人や新人さんが入り混じって色々なお話をしました。
本当はもっと砕けた状態で話すのが良いのですが、教室ではつい緊張してしまう人も多いようです。
最初からそうなるであろうことは予想していましたので、後半は京都ホテルオークラのカフェでお話し合いをすることにしていました。
しかし、当日は休日のティータイム時間と重なって満席だったため、2階の「バー チッペンベール」で懇親会を兼ねてお話し合いをしました。

1階の「カフェ レックコート」より落ち着いて静かで、椅子の座り心地もよくて、皆さんに気に入ってもらえて良かったです。
お一人がお帰りになって、麗可ちゃんがまだ到着する前の写真ですが、こんな雰囲気のところです。

さえちゃんとこつぶちゃん

 
 

直ちゃんとおはるちゃん

 
 

あさちゃんと好ちゃん

 
 

未佳ちゃんとペロリさんときくこさん

 
 

お味噌汁講座とお話し会と両方を受講されたきくこさんは、マクロビオティックが初めてですから、陰陽のことがチンプンカンプンだったかもしれませんが、だんだん理解出来るようになりますから大丈夫ですよ。
陰陽は奥が深いので、一生学びの対象に出来るほどです。
でも、陰陽を知らなくても、私たちは陰陽のエネルギーの中で生きているので、後から「そうだったのか」と知るだけでいいんですよ。
まずは私のブログを欠かさず読んでいてくださいね。
必要な情報をどんどん発信して行きますから。

*   *   *

むそう塾はお料理では徹底した美味しさと美しさを伝授し、マクロビオティックの陰陽を現実生活に即して常に意識できるようサポートしています。
各講座はそのために必要と思われるものばかりで、各人の習熟度や関心に合わせて単発講座を開催しています。
こうして直接皆さんと会話をしながらマクロビオティックの良さを享受できることは、なんという幸せなことでしょうか。

人生を大切に思う人たち、お食事を大事にしたい人たち、そして人間関係をより良くしたい人たちが、同じ空気を吸って語り合えることの素晴らしさは、その後の氣の流れでわかりますね。
気持ちがスッとして、心が落ち着くのです。
またこんな集まりができたらいいですね。

それぞれの講座にご参加くださった皆様、ありがとうございました。
日々の生活にお役に立ちますように。

 
 

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