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良好な人間関係のためにマクロビオティックの陰陽を。
私が埼玉から京都に通う生活を始めてから7年目を迎えます。
毎週京都通いをしながら京都の文化に触れていると、日本人が忘れかけている多くのものがこの京都には生きているんだなあと感じます。
ちょっとした言葉遣い、気配り、奥ゆかしさ、どれをとっても人間関係を円滑にするための大事な要素です。
それらが失われかけてから日本人はどんなにさもしい人になったことでしょうか。
それでは人間関係で悩む人が増えるのも当然かなと思います。
みんな一生懸命生きていると思うのですが、ちょっとだけ歯車が噛み合わなかったり、気持ちがうまく通じ合わなかったり、そんなことってありますよね。そんな時あなたはどうなさいますか?
私は陰陽で考えます。
人間関係を陰陽で考えるととてもよく理解できて、すっと腑に落ちることが多かったり、腹が立つようなことでも怒らなくても済んだりして気持ちが穏やかでいられます。
この陰陽の考え方は万能で、いろいろ試してもまだ納得出来ない人はぜひこんな考え方もあるんだって心に留めておいていただけると、お役に立つ時があると思います。
(蓮根の桂剥き 料理:京料理人 中川善博)
蓮根をこんなに美しく剥いてしまう京料理人との出会いは、私に陰陽の学びを深めさせてくれました。
理論に走りがちだった私に料理の現場から陰陽の見直しをさせてくれました。
(糠漬け 料理:京料理人 中川善博)
こんなに美味しそうな糠漬けを漬けながら、私に微生物の世界の素晴らしさを教えてくれました。
まだ京都には微生物を大事に守って家業としているところがいくつもあります。代々受け継いで来た微生物の世界は、大事に大事に細心の注意を払って守らなければ息絶えてしまいます。
それは私達の暮らし方が微生物を忘れた方向に進んでしまったためです。環境の大きな変化は微生物にとって命取りです。人間は鈍感ですが、微生物は繊細で利口です。人間の愚かな行為をまるで全部知り抜いているかのようです。
そんな微生物のことも陰陽で考えたら理解できることがいっぱいあります。これから涼しい季節に向かって、微生物はとっくにその準備を終えています。一歩先を行く感性がなければ微生物との共存は難しいでしょう。
それは人間関係にも当てはまります。一歩先をよんで相手の気持ちになって行動すると良好な関係を築けます。
マクロビオティックは何を食べるか食べないかという狭い世界のことではなくて、もっともっと大きな視点で物事を判断する考え方です。その基準が陰陽です。
夢々食べ物だけで右往左往されませんように。
カテゴリー: マクロビオティック京料理教室 むそう塾, マクロビオティックが楽しい♪
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これがむそう塾の玄米ご飯です
むそう塾で伝授する玄米ご飯を写真に撮るとこんな感じです。
お味をお伝えできないのがとても残念・・・。
(玄米ご飯 料理:京料理人 中川善博)
中川式玄米の炊き方と指導法が他のマクロビオティック料理教室と違う理由
玄米の炊き方を徹底的に研究した中川善博という人物。
京都の老舗料亭「萬亀楼」で修業中から、その腕の良さと研究熱心さには定評があったそうです。その後自分のお店を持って16年間大繁盛のお店を営業するも、最愛の妻をスキルス性胃癌で亡くし、乳飲み子と病気の母親を残されました。ここから彼の運命は変わります。
子育てと親の介護のため、彼はお店を畳んでピザのデリバリー店に就職しました。ここでは商品開発部長として、持ち前の研究熱心さで次々と新商品を開発するのですが、その時の恐ろしいほどの試食がたたって体はボロボロになり、健康診断ではいくつも引っかかるようになってしまいました。
ちょうどその頃、お嬢さんが「私、こんなの食べたい」と一冊の本を持って来ました。それがマクロビオティックの本だったのです。またここで彼の運命の歯車が一つ進みました。彼はその昔、妻を何とか助けたいと思って、実は食養を勉強して桜沢如一の本を何冊も読んでいたのでした。玄米もさんざん炊いたのでした。しかし、その玄米を当時小学生だった息子さんは食べたがらなかったのでした。そんな過去がある彼はここで研究心にスイッチが入ったのです。
そうこうしているうちに母親の容態は悪化してきて、もう昼間も留守に出来ない状態になったため、ピザのお店を辞めてしばらくマクロビオティック料理の研究をしていました。
まずは最新のマクロビオティックを知る必要があると思い、小淵沢にある某マクロビオティック指導校に行ったのでした。そこで出された玄米ご飯があまりにも不味いことに衝撃を受け、玄米の炊き方を本腰を入れて研究し始めました。玄米の種類や鍋や炊き方を変えながら研究は続き、200通りほどの炊き方を研究したそうです。研究していたマクロビオティック料理をブログに載せているうちに、あまりにも美味しそうで実際に食べたいという声があちこちから届くようになったので、住まいの1階に小さな玄米菜食のお店を出しました。また歯車が一つ進みました。
そこで出された玄米ご飯は、一般的に私達が玄米ご飯だと思っていた概念を軽くくつがえし、「え? 白米なの?」と錯覚するほどほんわりとやわらかくて色白でした。私が初めてこの玄米ご飯をいただいた時、申し訳ないのですが何割か白米を入れているのかと思ったほどです。そして玄米独特の臭さがないので二度びっくりでした。
何度通ってもまったく同じ炊き上がりの玄米ご飯に唸るとともに、彼のプロとしての意地をみた思いがしました。
「どうしたらこんなに美味しい玄米ご飯が炊けるのだろう?」。
ずっと私の頭から離れないその秘密を知りたくて、ある日思い切って彼に訊ねてみました。(企業秘密だからきっと教えてくださらないだろうと思いながら。)すると彼はタタターッと早口で手順を話してくれました。私はそこで「!!」とウロコが落ちたのです。「私が今まで炊いていた方法よりもっと陰陽を踏まえた炊き方だったのだ!」これに尽きました。あれほど陰陽を勉強していたのに、玄米ご飯の炊き方については手落ちがありました。まさに盲点でした。
私はそれまで某マクロビオティック指導校で教えられた炊き方をしていましたが、その炊き方だと夏になると玄米ご飯が入らなくなるので、麦や小豆を混ぜたり土鍋で炊いたり、炊き方をもう少し陰性にしたりしながら調整していました。しかし玄米ご飯を食べる年数が長くなると、どうしても重く感じるようになって、玄米の美味しさが今ひとつになっていたのです。
現に私より長い間玄米を食べ続けていた先輩は、もう土鍋炊きか白米か麺類でなければ体が受けつけない人が何人もいました。
美味しさ以前に長い間食べ続けられない玄米の炊き方というのが問題であることに私もそろそろ気づいていたのでした。
彼のお店に通いながら玄米ご飯のことを話す機会が増えて、その時に彼の話した言葉が私を大いに納得させました。
「一生食べ続けられるものでないと主食とは認めません」。
そうだ! そうだったのです! 白米なら毎日食べても飽きないし、一生食べ続けられるではないか! それが出来る炊き上がりの玄米ご飯でなければいけないんだと、やっと腑に落ちた私なのでした。
しかし玄米はそんな生易しいものではありません。玄米を嫌う人がいるのはなぜか? 特に子供はなぜ嫌がるのか?
それをマクロビオティックの先生に質問したことがありますか? きっと次のような答えが返ってきたのではないでしょうか?
・「それはそのお子さんが陽性なのよ〜」
・「子供は陽性だから、白米より陽性な玄米を嫌うのよ〜」
といったところでしょうか。
しかし、子供は正直なので、不味いから食べないのです。その他の玄米嫌いの人は、過去にパサパサとして不味い玄米ご飯を食べたことがあるか、玄米独特の臭いが嫌なこと、そして炊き上がりが硬いこともあげられます。
人間は正直なもので、美味しいものは能書きを言わなくても食べてくれます。食べるスピードも速いです。健康のために我慢して玄米を食べるのではなく、美味しいから玄米を食べる。体調がいいから玄米を食べる。
そんな食べ方が出来るのが京料理人中川善博の編み出した玄米の炊き方です。
お年寄りも子供も男性も女性も、金属アレルギーのある人も、みんなで一つ釜の飯を笑顔で囲める炊き方は、気の遠くなるほどの試作を繰り返した結果、現時点では写真のお鍋が一番適しています。
(シリット社 econtrol ビジョン)
ご飯を炊いた経験がおありの方はよくご存知だと思いますが、少量のご飯を美味しく炊くのは難しいものです。それが玄米となるとさらに難易度は高くなります。そんなにしてまで玄米を食べなくても良いという声も聞こえて来そうですが、やはり玄米の力は特筆すべきものがありますし、この中川式で炊いた玄米ご飯は白米に勝る美味しさがあります。深みと旨味が一体となっているので、白米を食べると物足りなさを感じます。それは当然かと思います。なぜなら米糠部分が全部なくなっているのが白米ですから、その部分の旨味が不足するのも納得できます。
そしてそれは美味しさだけでなく、確実に栄養面でも体に与える影響が白米とは格段に違います。しかしそれは、玄米の良さがすべて体に吸収されて初めて効果が出ることであって、頭で栄養価だけを考えて食べても炊き上がりが不完全だと玄米のマイナス面が前面に出て、かえって体調を悪くしてしまいます。もしあなたが今、玄米を食べているのに体調が良くないなら、それは玄米の炊き方が間違っているのかもしれません。その場合は玄米の炊き方を変えるか、無理をしないで白米か分づき米にされることをお勧めします。そのまま続けていると、間違いなく胃腸を傷めつけてしまいます。
こだわり屋で頑固親父の京料理人中川善博が追究した玄米の炊き方は、亡き妻のように病気になる人を出さないため、病気の人も健康な人も一緒に食べられるため、そして、それを食べて幸せになってもらいたいための方法でした。
教えっ放しにしないで、きちんと炊けるようになるまでマンツーマンで直接メールと写真や動画のやりとりをするのは、どこまでも責任ある指導をするためです。
他のお料理教室に比べて面倒くさい方法だと思われることでしょうが、ここまでしなければお料理は正しく伝わらないということです。ましてや難易度の高い玄米ですから、一方的な教え方では習った人のその後の健康に責任が持てません。
どこまでも責任のある仕事をしたい。それがむそう塾スタイルです。
特異な指導方法ですが、ご理解をいただけましたら嬉しく思います。
なお、むそう塾ではその炊き方を伝授する「愛クラス」を毎月開催しています。開催予定日はこちらの「これから開催予定の講座」でお知らせいたします。
塾生さんからのメール「妻の役目が果たせて嬉しい」
8月24日にいただいたメールですが、嬉しかったので記事にさせていただきます。
Kaさんはただいま4人目のお子さんを妊娠中で、今年の4月に上級幸せコースを修了したばかりです。先日もつわりの最中なのにお弁当講座を受講されて、最後まで頑張ってくれました。糠床もなんとかキープしていて、お若いのに本当に偉いなあと感心しています。
彼女はとても甘え上手なので、義理のお母様にも可愛がられるのがとても良く分かります。
むそう塾で伝えたことをちゃんと復習して、度々復習メールやこうして私にも近況を知らせてくれます。
可愛いですね。
こんな可愛らしさが人間関係を円滑にするのだと思います。
それにしてもご主人様のお給料が一気に4万円近くも上がるなんて、こんなに嬉しいことはありませんね。
よくOBENTERS仲間ではご主人が昇進する話題がありますが、本当にむそう塾生のご家庭ではご夫婦関係が良い方向に進んで行きます。
そりゃあ、あの美味しいお料理を毎日作ってもらったら、頑張るエネルギーが湧いて来るというものです。
3人の男の子を育てながら4人目のお子さんを出産されるのは本当に大変なことですが、案外飄々とした表情でさらりとこなしているところが素敵です。
下の写真のようにこんなに美しいんですよ。
なお食生活ですが、ここで触れているように、しっかりとポイントを押さえて毒消しをきちんとされています。
一家6人の命を預かって無事に夏を乗り越えたことに拍手を送ってあげたいです。
Kaさん、毎日頑張ってますね。
女性はお産をすればするほど体内が綺麗になって行きます。
これからは特に鉄分不足にならないようにして、大仕事をこなしてください。
良いマタニティライフになりますように。
<Kaさんのメールより>
マクロ美風さま
美風さん、こんにちは。
今日は近況報告でメールさせて頂きました。
7月末以降、つわりで思うように動けない日々でしたが、一週間前から急に身体が楽になりました。
それまでは何かする毎にベッドに倒れこんでいて、一日の大半を気絶したように眠り過ごしていましたし、先日の単発講座でもご迷惑おかけしてしまった程だったのですが、どうやらつわりのピークが過ぎたようです。
過去三回経験したつわりと比べて気分の悪さは一番マシで嘔吐もほとんどしなかったのですが、あまりの動けなさに、「私の身体は3人が限界だったに違いない・・」とか、「このままあと半年間寝たきりだったらどうしよう」とか弱気になることもあったのですが(笑)、ホッとしました。
出血した際や鉄火味噌の件では支えて下さりありがとうございました。
まだ本調子には程遠いですが、涼しくなるにつれ元気になってくると思うので無理せずペースを戻していきたいです。
食生活では涼麺講座の時に中川さんが作って下さったトマト入りのお味噌汁をよく作ったのと、すがるように鉄火味噌を口にしたこと以外は約一ヶ月間、家族に何を食べさせていたのかあまり記憶にないのですが、一日一回は教えて頂いた麺類に頼り(特にうどん出汁はお鍋任せで作れてストックできるので重宝しました!)、あとはホントに料理らしいことができなかったのですが、一日トータルでバランスをとることと動物性を摂る時は毒消しを忘れないことだけは意識して過ごしました。お陰様で家族皆体調を崩すことなく夏を乗り切れました。これは旅行で外食が続いた時にも当てはまりました。まだまだヒヨッコではありますが、むそう塾のおかげで大きく踏み外すことなく過ごせたことが有難いです。
そしてもう一つ報告したいことがあります。
それは夫のお給料が来月から上がることになったんです。それも4万円近く!
今までにも上がることはあったのですが、こんなにも一気に上がることはなかったので、私も夫も驚きました。
この上がり幅は仕事上のポジションクラスに応じているらしく、そのクラスは上司の方が決めるので、夫は「上司に恵まれたからや」と言っていますが、やはり夫の頑張りに違いないよなぁと感じています。
そして、むそう塾ではご主人が昇進されるお話が度々上がりますが、我が家においても、むそう塾で大切なことを伝えて頂いたり、相談に乗って頂く中で家族の幸せ度がアップし安定してきたので、家族円満なことが夫のパワーに繋がって今回に至ったと感じています。
そして、頑張る夫を支える手段をむそう塾で得ることができて、私も自信というか妻の役目を果たせる喜びが持てているので、本当に幸せです。
美風さん、ありがとうございます。
これからも色々あるでしょうし、相談させて頂くこともあると思いますが、引き続きよろしくお願いします。
Ka(8-15)
「動物性と共存するマクロビオティック生活」の提言
私ね、いつも思うんです。
何をするにしても現実を直視したいと。
どんなに理想を高く掲げても実現できなければ再考の余地ありだとね。
だから、いつも目の前の現実をさらに良くするにはどうしたら良いのかということを考えながら生きているの。
そんな私がマクロビオティックにのめり込んだのは、「実用弁証法」という言葉に惹かれたからです。
毎日の生活の中に具体的に反映できる哲学があるって素晴らしいことだと身震いしました。
そしてマクロビオティックの勉強をしましたが、違和感をもった記述がありました。
それは、動物性を摂らないために、お蕎麦屋さんに行く時にお醤油を持って行くという話です。
そばつゆにはご存知のように削り節やザラメが入っていますので、それを避けるためであることは理解できるのですが、二つの点で気になりました。
一つは、お蕎麦のみを食べてそばつゆを残すことと、お醤油を持ち込むことの非礼さです。お店の主の気持ちになって考えてみると答えは簡単ですね。
もう一つは、お蕎麦をいただく時に麺にからむそばつゆの量はそんなに多くないのに、そこまで徹底することが私にはない感覚でした。
その後勉強を進めて行くにつれ、現実生活との不協和音は多くなりますが、健康のためにはこれが良いのだと信じて突っ走っていました。
そのうちに私自身や家族にも体調の変化が現れ、嬉しいことや困ったことなどがあって大忙しの状態でした。
いわゆる排毒現象ですが、家族で私が一番強く長い間出ていました。
マクロビオティックを冷静に考えることが出来るようになったのは、私の排毒現象が過ぎて、息子のアトピーも良くなって、精神的にもゆとりが持てた頃からです。
人間って体に問題点があると、それを治したい方向に気が行くものなので、マクロビオティックにすがる思いがどこかにあったのだと思います。
おかげさまでマクロビオティックの陰陽理論と食べ方で、家族全員が確実に健康体になった実感を得られました。
何より嬉しいのは精神面での変化でした。生き方がグンと楽になって夢や希望を現実化しようとするエネルギーが満ちて来るのが分かりました。
しかし私はマクロビオティックを手放しで礼賛しているわけではありません。
一見修行僧のようなその食事内容は、一般社会のお食事に慣れた人からは奇異な感じがしますし、新興宗教のように思われているのも事実です。
それは適用場面を考えないで、単純に動物性を排除することを強調するから問題なのであって、もっと丁寧に原則と例外を説明する必要があると思います。
私は現実を直視して、次のような指導方法を取っているのですが、その結果ご主人もお子様もみんなが笑顔でマクロビオティックを楽しんでくれています。
①動物性の摂取が多くて体調が悪い人は、しばらく動物性を控えれば良いこと。
②もし動物性を摂りたい時には毒消しをしっかりすること。
③排除食を一定期間続けて体調が良くなったら、陰陽バランスが取れるていどに緩めること。
④排除食は徹底した方が効果は早く出るけれど、本人の意志を再優先すること。
⑤白砂糖に限らず甘味料の使用は極力控えること。スイーツは癖である認識をもつこと。
⑥外食は食材の質を意識してお店を選ぶこと。もし体調に合わないものを食べた時には帰宅後毒消し(陰陽バランスを図る)をしておくこと。
⑦家族や人間関係を壊してまで貫くのはマクロビオティックの目指すところではないこと。
本当は各項目について詳しく陰陽理論を含めて解説したいのですが、長くなりますので割愛します。
この中で私がマクロビオティック指導校で特に力を入れてほしいと望むのが③です。
この③がきちんと伝わっていないために、排除一辺倒の食生活をして体調を悪くしている人がいる現実を指導者は知るべきです。
病気治しとしての食べ方を多くの人が夢と期待をもって始めた結果、むしろマクロビオティックを知る前より体調も人間関係も悪くなった人がいる現実に目を向けてほしいです。
ですから私はあえて「動物性と共存するマクロビオティック生活」を提言します。
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下の写真はご主人が奥様のために作った愛夫お弁当です。
堂々の100点をしょっちゅう叩き出すなかなか腕の良いハンサムボーイです。
家事は得意な方がするのがこのご夫婦の暮らし方で、お料理はご主人が担当しているのだそうです。
他に同僚のお弁当二人分と自分の分も作ってリュックに詰め、自転車で出勤する自由なライフスタイルを楽しんでいます。
彼の作るお弁当は評判で、「サラメシ」でも取り上げられました。
【秋刀魚 竜田揚げ、小茄子と万願寺揚げ浸し、胡瓜中華ピクルス、プチトマ時雨煮、南瓜炊いたん。】
(マクロビオティック陰陽弁当 料理:むそう塾生 Mさん)
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