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真の健康を手に入れるためにマクロ美風が思うこと

私ね、最近思うのです。
私が書きたいことの大半は内海聡先生や三浦直樹先生、真弓定夫先生などに代表されるお医者さまが本を書いてくださっているし、講演会も開催してくださっています。
私がブログを通じて発信しようとした10年前とは比べ物にならないほど、健康に関する情報が溢れる時代になりました。
少しでも勉強しようとする気持ちさえあれば、それらの情報に接することが可能な時代です。

10年一昔といいますが、本当にそんな感じがします。
今では健康に関する情報が溢れて、むしろその被害者が増えている時代になってしまいました。
そのくらい健康をとりまくビジネスは多くなり、詐欺まがいの商法も溢れています。
資格ビジネスも怪しいものが多いですね。
健康に関することならそんなものにひっかかる前に、自分の身体を信じましょう。

健康になろうと思って始めたのに、かえって不健康になっていく場合は、すぐその方法を中止することです。
健康法というのは個人差が大きいので、Aさんに合ってもBさんに合わないことはよくあります。
見極める基準はあくまで自分の気持ちも身体も心地よいかどうかです。
決して頭で考えるのではなく、朝の目覚めから始まって、睡眠も含めた24時間すべてに重さを引きずっていないことが分かりやすい目安ですね。
それらを忘れて言葉や理論に踊らされて自分の身体を見失った時、体調不良の階段を踏み出すのだと思います。

ですから、マクロビオティックだって合う人と合わない人がいます。
マクロビオティックの理念に共感はしても、体調が今一つならその食べ方を見直さなければいけません。(陰陽を見直すのです。)
理念だけでは体調は良くならないのです。
体調はあなたの食べたものをはじめとして、その口から吸った空気や、身の回りの様々な物や環境があなたの心身を形成するのです。
特別に健康のために時間とお金を費やさなくても、身体を敏感な状態に保ってあげられれば案外と健康でいられます。
つまり鈍い身体では真の健康は手に入れられないということですね。
宇宙からいただいたこの身体を、宇宙の理(ことわり)に合わせられる敏感さ、それが今一番必要なのではないでしょうか。

誤解を恐れず極端な言い方を食べ物に関して言えば、「その時食べたいものを食べれば良い」のです。
そのくらい体は自分の体に必要なものを知っています。
現代人の多くは、その能力を信じていないか無視してしまっているんですね。
なお、人間は都合の良い生き物なので、明らかに身体に良くないものでも「身体の声だ」と言って口に運ぶ人が多いので、「身体の声」には嘘もあることを知っておきましょう。
その代表格が甘いものです。
つまり習慣性のあるものは身体の声をかき消してしまう強さがあるので要注意です。

それでもまだ個人差があります。
甘いものをたくさん食べても、それを帳消しに出来るほど汗をいっぱいかくお仕事をしていたり、お酒をたくさん飲んでも肝臓が丈夫でケロッとしている人もいます。
ですから、頭で知った健康法を優先するのではなく、あくまで身体の反応を優先すべきです。
身体の力を信じて、すぐ身体が反応できる機敏さを養うこと。
それが真の敏感な身体として存在できる道です。

熱を出す必要がある時にはすぐ熱が出せる身体であること、下痢をする必要がある時にはすぐ下痢が出来る身体であること。
ここに近づくことが本来の健康法だと思います。
これを知らせるのが痛みであったりだるさであったりするので、それらの反応をしっかり受け止めることが大切です。
これは決して神経質になることではなく、自分の身体をとりまくあらゆることに対して、その力や仕組みを理解することは生きるために当然です。

答えは身体にあり。
私は20代からそう思って生きてきました。
アトピーで薬漬けだった子供時代から一転して、薬なしの40年余りを東洋医学の考えとともに身体を観察してきました。
その結果、身体の仕組みは本当にすごいと今も唸っています。
身体にも陰陽があるように、寿命にも陰陽がありますね。
与えられた命を全うするべく生きれば、それが短くても長くてもジタバタすることなく生きられるように思います。
たった一瞬の幸せ。きょう一日の幸せ。その連続が人生です。

あなたも心穏やかに生きるために、もし呪縛があるのならそれから解き放たれましょう。
もし食べ物の呪縛があるのなら、そんなのはさっさと捨てましょう。
心穏やかな気持ちでいただく食べ物こそがあなたの生命の源となってくれます。
何を食べるかではなく、どんな気持ちで生きるかが健康に貢献してくれると私は思っています。
ですから私は、これからも現場重視で、一料理教室を舞台にして広がる健康ドラマを発信して行こうと思います。
あくまでも事実から軸足を動かすことなく。

 
 

玄米ご飯 中川式 マクロビオティック料理教室 むそう塾

 
 

(中川式炊き方の玄米ご飯 料理:陰陽京料理人  中川善博)

このお焦げが健康に大きく寄与することを忘れてしまった日本人が多い。
玄米は下半身を強くする食べ物だと実感している。

 
 
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蛤のお吸い物 正しい盛り方

ちらし寿司の授業では蛤のお吸い物も作りましたが、蛤が正しく盛れているかどうか気になったので記事にしておきます。
私もうっかりして貝の向きを間違えましたので、同じ人がいらっしゃるかもしれないと思いました。
正しくは次の写真のとおりです。
身の付いている方を手前に置いて、木の芽と花びらが1枚ずつ水面より浮いている状態がお上品。
盛付けも陰陽だなあと感じ入った次第です。

蛤のお吸い物1 マクロビオティック料理教室むそう塾

 
 

(蛤のお吸い物 料理;京料理人  中川善博)

 
 

こんなふうに盛ると不正解。
気をつけましょう。

蛤のお吸い物2 マクロビオティック料理教室むそう塾

 
 
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マクロビオティックをしてミネラル不足にならないでください

マクロビオティックを始めてから貧血になったという人は、間違いなく食べ方に問題がありますから、早急に食べ方を改めましょう。
食養でも鉄火味噌・鯉こく・塩うになどがありますが、手っ取り早く動物性を食べることで解決される場合も多いです。
しかし、動物性を食べてはいけないと意地を張っていると、貧血から来る様々な体調不良に陥ることになりますから、陰陽バランスをよく考えて食べ物を選択してください。
血液の質が悪くなると、細菌やウイルスに対する抵抗力が落ちるので、感染症にかかりやすくなったり、皮膚が荒れたり炎症が起きやすくなったりします。
今は偏った食事のために栄養失調になっている人が多いので、しっかりと微量栄養素に気を配ってほしいと思います。

<参照記事>
玄米を食べて甘いものを減らしていない人はミネラル不足にご注意を!
中川式糠漬けの乳酸菌とミネラルの力が凄い!
毒消しの食材と玄米ご飯の力 有害ミネラルの排出
玄米の排出力とミネラル
動物性を完全排除することがそもそもマクロビオティックではないことに気づくべきです

 
 

蛤のお吸い物 むそう塾 マクロビオティック料理教室

 
 

(蛤のお吸い物 料理:京料理人  中川善博)

写真は蛤(はまぐり)ですが、ビタミンB12だけでなくマグネシウムも含まれていて女性にはお奨めの食材ですね。
お雛様に蛤のお吸い物をいただく理由が分かるような気がしませんか?
アサリや赤貝にもビタミンB12が含まれていますし、貝類の他に穴子・カツオ・鮭などにも造血作用のあるビタミンB12が含まれています。
どうぞ、血液の質を良好に保つために、動物性を毛嫌いすることなく、必要な時には何でもいただくようにして下さい。
偏ったマクロビオティックで体調を悪くする人が続出しないことを願っています。

 
 
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中川式糠漬け(じゃい安DIRECT)を食べて快腸です!

先日から中川式糠漬けの宅配該当者を増やしてお届けしています。
これからまだ糠床の量を増やしますので、そうするともう少し該当者を広げられるのですが、現段階で増えたのは2015年度の幸せコース受講予定者です。
Twitterとは別に感想をお送りくださったKさんのメールが嬉しかったので記事にさせていただきます。

<Kさんからのメール>

中川善博さま

おはようございます。

先日はじゃい安をお送りくださり、ありがとうございました! 包みを開けた瞬間からふわりとよい香りがして思わず顔がほころびました。まず糠だけをいただいてみて、その甘さに驚きました! 胡瓜と茄子をそれぞれ一本ずつ糠付きでいただき、その瑞々しさにびっくりし、さらにもう一本の茄子に手が伸びてしまいました…。

言い訳めいてしまいますが、普段は、というより普通の漬物だと、からくて喉が渇いてこんなに食べられません。糠漬けを一度にこんなにたくさんいただけることに、もうびっくり!! そしてこんなにいただいたのに、喉が渇かない! まろやかでじゅわっと旨みが溢れ出るじゃい安にため息をつきながら、ただただ食べることに集中しておりました。
翌朝は快腸でした! 近頃、お通じチェックはOKのはずなのにお昼すぎにお腹が張ることがよくあったのですが、それもなく、一日すっきりと過ごせました。

これからもじゃい安DIRECTをお願いしたいです。幸せコースに通わせていただく前にじゃい安をいただけること、その凄さを体感できることが本当にありがたく嬉しいです。
実は、以前糠漬けを漬けていました。市販の甚平さんのぬか床から始めたのですが、だんだん調子が悪くなり、状態の判断もできず、結局だめにしてしまいました。。 そんな情けないことにならないように、じゃい安をしっかり受けとることができるように、味をしっかりと身体にしみこませておきます。

K

 
 

<マクロ美風より>

Kさん、おはようございます。
やはり中川式糠漬けはすごかったでしょう?
乳酸菌の強さを体が証明してくれる感じですよね。
それから、市販の糠漬けに比べてしょっぱく感じないのは、お塩がなれているからで、これが発酵の力ですね。
中川式糠漬けに比べると、市販の糠漬けは「塩漬けの糠漬け風味」といった感じになります。
5月からは幸せコースでほんまもんの糠漬け(発酵)を自分でキープ出来るようにお教えしますので、今からしっかりと本物の味を舌に覚えさせておいてくださいね。

 
 

中川式糠漬け マクロビオティック料理教室 むそう塾

 
 

(中川式糠漬け 料理:京料理人  中川善博)

 
 
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むそう塾が甘いものを教えるなんて・・・ 絶品!小豆のお吸い物

むそう塾が甘いものを教える日が来るとは夢々思いませんでした。
しかし、むそう塾に5年も7年も通ってくださって、陰陽をよく理解してくださっているので、先日の満足コースでは甘いものを3種類お伝えしました。
甘いものを試食する前後にはしっかり陽性メニューを組み合わせていても、塾生さんの体調を一番心配していたのはこの私かもしれません。
それほどに甘いものの弊害を見てきてしまったからです。

でも、当日は皆さんの方が甘味耐性があって、むしろ一番耐性の弱いのは私だったようです(笑)
第一、甘いものを3種類もいただくなんて日常ではありませんものね。
皆さんの笑顔が輝いていて、目がイキイキとしているので、いかに甘いものがテンションを上げるかを再認識した日でもありました。

陰陽とは面白いもので、締めの胡麻豆腐の雲丹載せを口にすると、「お酒がほしーい!」という声がどこからともなく聞こえてきました。
そうなんですよね。陽は陰を呼ぶのです。
雲丹はとても陽の強い食べ物なので、食養でも使われていました。食養の雲丹はしょっぱいのでもっと陽性ですが。

ということで、むそう塾始まって以来のお菓子授業を受けた15人は、中川さんから初めてお菓子を習った人たちになります。
あんなに美味しいお菓子は、やはり一般の概念を覆す仕上がりでしたね。
他のお料理と同じく、中川さんの作られるお菓子はひと味もふた味も違った世界でした。
どうぞ陰陽バランスを上手に取りながら、体調と相談して召し上がってくださいね。
では、習ったお料理を振り返ってみましょう。

これほど小豆の美味しさを味わえるとは! 事前の想像をはるかに超えた美味しさでした。
「小豆のお吸い物」と呼びたいほどで、おぜんざいの世界を飛び越えた感じがしました。
さらに、白玉団子の美味しいこと!
今まで食べていた白玉団子って何だったんだろう? もうこれ以外の白玉団子は食べられません。白玉団子入りぜんざい マクロビオティック料理教室 むそう塾(白玉団子入りぜんざい)

白玉団子の美味しさはもちろんですが、和三盆のやさしい甘さが忘れられません。
この上からさらに特製黒蜜をかけてもグッド!
このお菓子にはやはりお抹茶が合います。
黒ごま和三盆かけ 白玉団子 マクロビオティック料理教室 むそう塾
(黒胡麻和三盆かけ 白玉団子)

偽物が多い市販品とは一線を画する本わらび餅。
本わらび粉は希少な材料なので、自分で作ってこその美味しさを!
さらにきな粉をかけても美味しい。
この特製黒蜜の作り方が何とも京料理人中川善博的な繊細な世界でした。
う〜む。本わらび餅 特製黒蜜がけ マクロビオティック料理教室 むそう塾
(本わらび餅 特製黒蜜かけ)

みんながびっくりした胡麻豆腐の上の雲丹。
根室産の新鮮な雲丹をこんなにたくさん!
胡麻豆腐のやわらかさと雲丹のとろり感が一体となって、それはもう思わず唸ってしまう美味しさでした。
加減醤油の演出もあって、お口の中に広がる甘さは、まさに和スイーツの締めくくりに相応しい逸品でした。
なんと贅沢なお料理でしょうか。
胡麻豆腐生雲丹載せ 本わさび 加減醤油 マクロビオティック料理教室 むそう塾
(胡麻豆腐生雲丹載せ 本わさび 加減醤油)

 
 
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