牛乳・卵・海老のアレルギーとアトピーのこと

周りにアトピーの人がいても不自然ではないほどアトピーの人が多い時代になって来ました。
そして最近はアトピーではないけれど、特定の食べ物にアレルギー症状を呈する人も多くなって来ました。
総じて免疫力が落ちていることも考えられますが、多くは「質」の問題に起因すると思っています。
私の息子は生後間もなくから重度のアトピーで、血液検査をすると23種類に陽性反応が出ました。
日常の食べ物ではもう食べられるものがないくらいひどかったです。

ですから、卵の含まれた食べ物はことごとく吐きましたが、今は目玉焼きを3個食べても平気です。
成長とともに抵抗力が増すことも考えられますが、食べ物の「質」がアレルギー反応には一番大きく影響していると感じます。
たとえば海老アレルギーの人がいますが、海老の質を良いものに変えるとアレルギー反応が出なかったという例もあります。
海老はどこでどのような育てられ方をしたかが顕著に出る生き物なので、いい加減なものは買わないことです。

むそう塾ではエビフライもお弁当講座で教えますが、海老の買い方や下処理の仕方を丁寧に教えます。
また出汁巻き玉子も教えますが、卵の選び方は徹底するように伝えています。
間違ってもスーパーの安売り卵に手を出してはいけません。
これは食べ物全般について言えることなのですが、安いものには理由があるのです。
決して特売品に手を出さず、きちんと材料を見抜く目と知識を養ってもらうようにしています。
安売りは品物を見抜く目を持っていなければ危険です。
それは命の安売りにつながるからです。

材料の良し悪しはアレルギーだけでなく、出来上がったお料理の美味しさを左右します。
美味しく作るためにはやはり材料の質は譲れません。
いい加減な餌を食べて育った生き物全般にいえることですが、それらは臭いが悪いですね。
卵や海老や鶏・豚・牛肉などをお料理するために加熱すると、餌の良し悪しが判ります。
良い餌を食べて育ったお肉などは焼いてもイヤな臭いがしません。
脂身部分が特に顕著に違います。

FacebookでもSaori Mayumiさんが貴重な文章を書かれています。
文章中「父が」とあるのは、小児科医の真弓定夫先生のことです。

<引用はじめ>

【卵や大豆は悪者なのか】

この季節になると、父の所には牛乳の指示書依頼が増えてきます。
保育園、小学校などで子どもに牛乳を飲ませないという指示書です。
なぜ父がこの指示書を書いているかいうと、牛乳は牛の血液であり、危険だからです。それに関しては美健ガイド社の『牛乳はモー毒』をお読み下さい。

さて、世の中には卵アレルギーや大豆アレルギーと言っている方も多いのですが、父に言わせると、ほとんどの場合はそうではないとのこと。
卵や大豆そのもの悪いのではなく、それらが口に入るまでの過程を疑うべきなのだと言っています。農薬漬け、防腐剤などの薬漬けにされたら、正常なものも正常ではなくなります。そういう理由から、父は牛乳以外の診断書は一切出しません。

そもそも、アレルギーという言葉は『奇妙な』とか『変わった』とか不自然という意味です。
アレルギーを起こしている時は不自然な食べ物や生活をしているということを身体が教えてくれている時です。
相手を責めても解決しない。
結局ここに辿り着きます。

<引用終わり>

マクロビオティック料理教室 むそう塾 お弁当講座

 
 

(海老フライ 料理:京料理人  中川善博 もちろん、この海老も他の食材も厳選しています。)

 
 
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コメント

  1. ふみよ丸 より:

    美風さん、こんにちは。

    >不自然な食べ物や生活をしているということを身体が教えてくれている時です。相手を責めても解決しない。結局ここに辿り着きます。

    最近私も同じようなことを考えていて、共感しました。

    なんと表現したらよいのか、
    言葉で書くのが難しいのですが、
    「食べものが食べたい」=「それと一緒になりたい」というような感覚があります。

    自分の氣が整っている時は、波動の低い荒い氣が出ているように感じられるものは、ゲッーっとなって食べられないです。

    でも、自分の状態が乱れてくると、甘いものとかジャンクなものが、食べたくなります。

    最近はそんな時でも、「こんなん食べたくなるってことは、氣が整ってへんというサインやな。こういう時こそ、玄米ごはんとお味噌汁、ほんで、本家じゃい安を送って頂いて立て直そぉ!」と明るい気持ちでやり過ごすことが出来るようになりました。

    むそう塾では、ただ単に無農薬だけにこだわるのではなく、食材の質(氣)の重要さという本質部分を教えていただけて、とてもありがたいです。

    • マクロ美風 より:

      ふみよ丸ちゃん、こんばんは。

      ふみよ丸ちゃんならお分かりいただけると思うのですが、食材も人間の育ち方と同じで、生育歴が大きく影響します。
      生まれから育ちまでのすべてと、それを作った人の波動まで入り込んでしまいます。
      もっというと、ふみよ丸ちゃんのお口に入るまでのルートすべての氣をいただくのがお食事になるわけです。
      そこを大切にすることがマクロビオティックなんですよね。

      なお、氣の乱れはそんなにしょっちゅう起こるものではありません。
      案外一定するようになりますから、ふみよ丸ちゃんはまだ改善の余地ありだと思います。
      これからはそこを目指してくださいね。

      • ふみよ丸 より:

        お返事、ありがとうございます。
        はい。改善ありありです(汗)

        今、内面、感じ方を変えるトレーニングをしています。
        自然にそうなるまでは、意図的にやる必要があるのだ!と気がついたことが、最近の一番の学びです。

        どんな時でもプラスの側面を見出せたら。
        小さな幸せを発見し、暖かさや豊かさを感じられる心のセンサーがあれば。
        常に豊かで、常に幸せですね。

        心の持ちようで全てが変わる。

        ずっと、美風さんが教えてくださっていたことが、大変遅ればせながら、やっと腑に落ちました。

        じわじわじわじわですが、変化を感じています。

        ありがとうございます。

        • マクロ美風 より:

          ああ、良かった。
          やっと少しは伝わったようで嬉しいです。

          >自然にそうなるまでは、意図的にやる必要があるのだ!

          そうそう。無意識に出来るようになるまでは、意識的にする期間が必要です。
          その無意識の層が氣の良いもので満たされれば満たされるほど、ふみよ丸ちゃんの氣もアップしてきます。
          変化を楽しみにしていますよ。

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