マクロビオティック京料理教室 むそう塾」カテゴリーアーカイブ

「煮物コース秋冬編」が始まりました

今日からむそう塾で初めての講座である「煮物コース秋冬編  2015」が始まりました。
日程の関係上、今年は平日開催なのですが、月曜と金曜の2クラスでスタートです。
今月は「子持ち鮎の煮浸し」「金時豆の甘煮」「水菜と黒豚のはりはり煮」の三種類をお伝えしました。
それから桂剥きと刻みもしましたよ〜。
煮物にはとても大切な基本なのでね。

 
 

子持ち鮎の煮浸し マクロビオティック料理教室 むそう塾

 
 

(子持ち鮎の煮浸し 料理:京料理人  中川善博)

それにしてもこの子持ち鮎の煮浸しは美味しかったです!
まるでシシャモ感覚で頭からモグモグと食べられて、お酒にもお弁当にも重宝する煮物だと思いました。
お魚のはずなのに食べ進んでもちっともお魚臭くないのが不思議でした。
ま、作り方を知れば納得するのですが。
幸せコースでお教えする煮魚とはまた違った煮方が新鮮でもあり、プロの料理方法の素晴らしさに感心した一日でもありました。

マクロビオティック料理教室なのに煮魚を教えるなんて、と思いながらこのブログを見てくださる方もいらっしゃることでしょう。
しかし、藻を食べて生きている鮎は、マクロビオティックの陰陽でみても敬遠すべき食べ物ではありません。
ましてや写真の鮎は体長14センチとかなり小ぶりです。
鮎にはカルシウムやビタミンB12や鉄が含まれているため、貧血気味の人にも成長期のお子さんにもおすすめしたいお料理です。

煮物だけを毎月習えるコースなんて、いかにもむそう塾らしいですね。
これから受講される方も、期待を裏切らない講座内容なので、どうぞお楽しみに♪

 
 
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むそう塾生が鱧をおろすところ(麗可さんの場合)

むそう塾生が鱧をおろす動画と骨切りした写真をご紹介します。
上の動画は連続講座が始まる前、下の動画は連続講座の中休み。
その間の4日間はむそう塾でスタッフの仕事をしていたので、腕が落ちたのではないかと思っていたそうですが、そんなことはなくて上手におろせましたね。
中川さんのコメントにもあるように、そろそろ体で覚える段階まで進んだようです。
これからも鱧が入手できるかぎり練習を続けるそうなので、どこまで行けるか楽しみですね。

(鱧をおろす麗可さんの手元)
鱧をおろすむそう塾生

 
 

(2015.9.19)
[youtube width=”880″ height=”560″]

鱧をおろす1

鱧をおろす2

鱧の骨切り1

鱧の骨切り2

 
 

<中川善博より>
速くなったねー 文句なしですな。合格!
もう完璧やろう
後は骨切を薄くするだけ。

*   *   *

(2015.9.24)
[youtube width=”880″ height=”560″]

鱧をおろす3

鱧をおろす4

鱧の骨切り3

鱧の骨切り4

 
 

<中川善博より>
上手になったねー。
何日も練習しなくても忘れてへんかったやろ?
もう、身体が覚えてるからね。

 
 
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フランスでも鰹節 発酵食品の力が必要な時代ですね

私のブログで「味覚を正確に認識できない子供が30%超。このままでは日本の食文化は崩壊する」という記事があります。(2014年12月3日)
今朝、朝日新聞で「フランスでかつお節生産へ 枕崎の業者ら、来夏稼働目標」というのがありました。(2015年9月23日)

フランスで販売されているかつお節の味が日本のものとは違うそうなので、ぜひ本物のかつお節の味を知ってもらいたいとのことですが、日本独特の気候が生んだ発酵の技術が、フランスの気候でどのような仕上がりになるのか気になります。
特に本枯れ節は難易度が高いですよね。

それはそうと、こうして海外で日本食がブームになっているのに、日本人である私たちが本物の味を忘れたり知らなかったりでは勿体ないですね。
日本人が健康であるためにも、そして日本人としての精神を育めるためにも、もっともっと日本料理を大切にお伝えしたいと強く思いました。

ところで、マクロビオティック料理を知って、昆布と椎茸だけでお出汁を取っている人がおられるでしょうが、こうして外国でも注目される鰹節の素晴らしさから距離を置くのはあまり感心しません。
本枯れ節は立派な発酵食品であることを忘れないで、日常的に使うようにしましょう。
そして、お味の変化や効果を体全体で感じてみてください。
それを知ることこそ、生きたマクロビオティックの学び方です。

発酵の力を知らずしてマクロビオティックを語るなかれ。

京都 南禅寺 瓢亭本館 マクロビオティック料理教室 むそう塾

 
 

(京都 南禅寺畔 瓢亭本館)

 
 
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牡蠣の時雨煮が旨すぎる! むそう塾のお弁当講座より 

むそう塾ではいよいよ秋冬バージョンのお弁当講座が始まりました。
このお弁当講座は、もう名物講座になりましたね。

今日の講座で、中川さんがお料理をしている途中から声が上がり、出来上がった時には何やら感動の熱気に包まれていたのがこの「牡蠣の時雨煮」です。
こんなにぷっくりと大きく膨らんだ牡蠣のまま仕上がるところが中川さんの腕なんですよね。
美味しくて、美味しくて。
ご飯もお酒もほしい一品でした。
もちろん、ご飯を召し上がっていましたよ(^^)

ミネラルもたっぷりあるので、貧血気味の方にはぜひ召し上がってほしいです。
また、肝臓にも効果があるので、目がお疲れの時にもおすすめします。
これは陰陽五行を知っている人なら、すぐピンと来ますね。
体のことはよく分からないという人は、とにかく肝臓と腎臓を大事にしましょう。
この時雨煮をおつまみにしながらお酒を呑むと、肝臓への負担を大いに減らしてくれることになります。
左党には嬉しいお料理ですね。

 
 

牡蠣の時雨煮 マクロビオティック料理教室 むそう塾

(牡蠣の時雨煮 料理:京料理人  中川善博)

 
 
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授業としての「京都 瓢亭」さんと「鶴屋吉信」さん 

今日は秘伝コース(土曜クラス)の皆さんと「京都 瓢亭」さんでお食事をしてきました。
中川さんから器やお料理の解説もあって、有意義な一日となりました。
秘伝コースの皆さんには、瓢亭さんのお料理は身近で「出来そう!」と思えるお料理だったと思います。
そのくらいむそう塾で教わったお料理は、「一流料亭を超えるお味」だったと確信していただけたと思います。

瓢亭さんのお料理で盛付のお話をあれこれ出来る時間って、とっても学びが大きいですよね。
お刺身の切り方も深いところでむそう塾のレベルの高さを感じました。
いつもむそう塾で厳しく指導されている塾生さんにとっては、瓢亭さんのお料理は兄弟みたいなもので、親しみを感じたと思います。
お味噌汁のことも授業で中川さんから習っていたので、そのお味を確認した形となりましたね。

私が一番感じたのは、やはり糠漬けでした。
皆さんも同じお気持ちだったことでしょう。
それにしても、むそう塾の皆さんは、凄い財産を手にされていますね。
中川さんから伝えてもらった糠漬けの技術を、大事に確実にご自分のものになさってくださいね。
心からお願いします。

お食事の後は、ちょっとお楽しみということで、「鶴屋吉信」さんでお菓子とお茶をいただきました。
その後は、(なんと!)教室に戻っていつものようにお話をして、楽しい一日を過ごしました。
私と中川さんはまた明日、同じコースを日曜クラスの人たちと楽しみます。

*   *   *

鶴屋吉信さんのお店の正面にはこんな綺麗なディスプレイが!

京都 鶴屋吉信2

 
 

イキイキとしたコスモスが飾ってあるのかな?と思っていると、

京都 鶴屋吉信3

 
 

ちょっと違うようです。

京都 鶴屋吉信1

 
 

「工芸菓子」とのこと。
な〜るほど!

京都 鶴屋吉信4

 
 

2階は喫茶店になっていて、中庭もあります。

吉信

 
 

(京都 鶴屋吉信にて)

このお店の繊細さがいいですねぇ。

 
 
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