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ごはんのススメ 糖尿病なら特に玄米ごはんがベスト
「マクロビオティック京料理教室 むそう塾」は、2008年7月に「玄米ごはんの炊き方」を教える一日だけの教室として誕生しました。
それから2009年4月までに17回開催したのですが、その間に、「玄米だけでなく、お料理も教えてほしい」という声がたくさん寄せられるようになりました。
それで、2009年5月から「幸せコース」が始まったのです。
・第1期幸せコース 日曜Aクラス
・第1期幸せコース 日曜Bクラス
・第1期幸せコース 日曜Cクラス
・第1期幸せコース 日曜Dクラス
・第1期幸せコース 月曜Aクラス
・第1期幸せコース 月曜Bクラス
・第1期幸せコース 月曜Cクラス
ですから、むそう塾はどこのお料理教室よりも「玄米ごはん」に力を入れて、常に最新の炊き方を皆様にお伝えしています。
玄米ごはんは白米より炊き方が難しいため、敬遠されるかたも多いのですが、健康面で見ると絶対玄米ごはんに軍配が上がるので、美味しく炊いて召し上がってほしいなと思います。
一時期「糖質ダイエット」が流行って、炭水化物まで砂糖類と同じく目の敵にしている人たちがいました。
その結果、当然ですが体調不良になる人が多かったのです。
砂糖は控えてもよいですが、穀類は控えない方がよいのです。
穀類は主食ですから、それを控えると栄養バランスに歪みが生じます。
昔の日本人はごはんをおかわりして食べていました。
でも、今では小さなお茶碗に1膳しか召し上がらない人が多いですね。
その代わりおかずを多く食べています。
そして、間食に甘いものを摂る人のなんと多いことか。
試しにごはんを増やしてみましょう。
そんなに甘いものはほしくならないはずです。
時々食後にお菓子を食べる人がいますが、それはお料理の味付けが濃いか、ごはんが少ないことも影響しています。
お食事が終わっても甘いものがほしくならない状態。
それが陰陽バランスの取れたお食事であり、健康の原点になります。
***
できれば白米より玄米ごはんの方が、簡単に健康を実現できます。
もしあなたが糖尿病だったり、予備軍だったら、迷わず玄米ごはんに移行しましょう。
玄米ごはんをしっかり食べて、満足感のあるお食事で健康的な暮らしが実現するのですから、とても楽な方法なのです。
むそう塾では玄米ごはんだけでなく、色々なごはんを教えています。
主食を変えると、おかずも変わることを体で感じながら、健康的なお料理の数々を教えています。
上のコースに進むにつれて、パンやお菓子も教えていますが、これは主食で健康をコントロールできるようになっているからです。
場合によっては、甘いものがあった方が和む場面もあるでしょう。
そんなとき、体にあまり取り入れたくない材料で作られたものより、自分で納得の行く食材で作ったものの方が安心だと思うのです。
たとえば、こんなスイーツを召し上がってほっこりされるのもいいですね。
あんみつ。
(自由人コース3 8月)
こんなお寿司も幸せです。
(中川式お寿司講座 第2弾)
でも、毎日はちょっといただけませんね。
ですから、基本は玄米ごはんで、ときどき白米が楽しい組み合わせです。
玄米ごはんでも、白米でも、炊き込みご飯にすると、とても美味しくて絶対おかわりしたくなります。
中には玄米ごはんだと知らないでおかわりする人がいるほどです。
とうもろこしごはん。
今が旬ですね。
(鱧の骨切り特訓講座)
栗ごはん。
(幸せコース 10月)
松茸ごはん(玄米)
(幸せコース 10月)
カマスごはん。
(満足コース 10月)
筍ごはん(玄米)
(満足コース 3月)
玄米いなり寿司。
玄米だとは知らずに、玄米嫌いの人も大喜びで召し上がります。
(中川式玄米稲荷寿司と春夏バージョン金平牛蒡講座)
小豆玄米ごはん。
ほのかな甘味に癒やされます。
(中川式小豆玄米ご飯の炊き方秘伝講座)
最後はプレーンな玄米ごはん。
(絹玄米ごはんの炊き方教室)
まだまだたくさんのごはんを教えているので、今度しっかり数えてみましょうかね。
同じ炭水化物でも、穀物の種類によって、腸の健康は大きく変化します。
私たち日本人には、やはりお米が一番負担が少ないので、お料理方法を工夫しながらしっかり召し上がってほしいなと思います。
最後に古い記事ですが、息子と玄米ごはんのことが書かれていますので、ちょっとご紹介します。
単純ですが、案外真理なのが面白いところです。
「玄米ご飯を食べたら、ウンチが3倍出る!」 2017.12.16
カテゴリー: 玄米の炊き方講座, マクロビオティック京料理教室 むそう塾, 食べたもののようになる, からだ
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「からだの声」をキャッチしていますか?
私はマクロビオティックを知るまでは、健康に良い食材や料理法に気をつける程度で、体との対話はそんなに神経質にしていませんでした。
しかし、息子のアトピーがきっかけでマクロビオティックを知り、「腸内環境」がすべての病気の根本原因であることを学びました。
このときの学びがあったからこそ、新型コロナウイルスにも最初から「どうすればよいか」が分かりました。
2020年から3年半経っても、まだ右往左往している現状を見るにつけ、病気の仕組みを知っておいて本当によかったと思っています。
ところで、よく「身体の声」という言い方をしますね。
「体の声」でもいいのですが、難しく考える必要はありません。
たとえば、しょっぱいものを食べたら、あとでお水が飲みたくなりますね。
これも「体の声」の一つなのです。
体には「恒常性」(ホメオスタシス)がありますから、体液の質を一定に保つために動き始めた結果、お水が飲みたくなったので、こういうときには素直に飲みましょう。
また、冷たいものを嫌だなと感じるのも体の声です。
温かい飲み物を飲みたい人も、氷をガリガリかじりたい人も、それぞれ体の声なのでそれも受け入れてあげましょう。
これらを何らかの理由で無視し続けると、そのうち体調不良という状態で体からお返事がきます。
ですから、こまめに体の声に反応してあげることが、健康法の秘訣になります。
これって、ある意味子育ての極意と同じなんですよね。
その都度対応する。
これがボタンを掛け違えないコツです。
***
体の声は、常々食べすぎたり、濃い味付けのものばかり食べていると鈍ります。
いつもお腹が空いてからお食事をするようにしていますか?
平日は無理でも、休日のときだけでもいいから、お腹がすくまでずーっと待ってみましょう。
そうしたら、最初に何がほしくなるか?
ここでその人の素の体調を知ることができます。
ちなみに私は、まずお水です。
それでもまだまだ空腹で居続けると、塩分がほしくなってきます。
ご飯でも甘いものでもないところが面白いです。
それでも我慢していると、頭がちょっと痺れてきます。
ここまで来ると、なにか摂ろうかなとなるわけですが、私は1週間にこんな日が1〜2日はあります。
16時間どころか、20時間食事抜きだとこんな感じになります。
こんなことをしょっちゅうする必要はありませんが、体の声を知るにはとても分りやすい方法です。
体のお掃除ができて気持ちがいいですよ。
(全粒粉胡桃葡萄パン 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)
先日、中川さんが他の荷物と一緒に持たせてくれたパン。
美しい薔薇を眺めながらいただきました。
カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪, からだ
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マクロビオティックを始めた頃は極端な食事をしてしまうものです
先日塾生さんと、マクロビオティックを始めた頃の食事について話をしていました。
美風 「最初はみんな動物性を抜くよね〜。」
塾生 「私は結婚式のお料理から動物性を抜いてもらいました。みんなに悪いことしてしまいました。」
こういうことありますよね。
最初はとにかく動物性を抜いてしまうんです。
実行しやすいからですね。
それがしばらく続くと、体調面や人間関係で「あれ?」という時期がきて、そこから見直す人が多いです。
それもよい経験です。
ある人は、つき合っていた彼とレストランの前で何を食べるか意見が一致せず、「俺と野菜のどっちを取るの?」と言われ、「野菜を取る」といってその場で別れてしまったそうな。
またある人は、ご主人の実家からもらった魚を食べたくなくて、ついには険悪な関係になって離婚したそうな。
こんな話には事欠かないほど、マクロビオティックを知った人たちは食べることで極端な経験をしてきたのです。
でも、今はお食事を楽しめる気持ちになって、健康な生活を送ってくれています。
***
私がマクロビオティックを知って、動物性を食べなくなって3年目の1年間、小豆玄米ご飯を毎日食べていたことがありました。
とにかく美味しく感じたのです。
甘いお菓子を食べませんから、小豆の甘みは癒やしに思えました。
でも、今思うと、あの頃の小豆玄米ごはんは陽性な炊きあがりでした。
動物性が入っていなかったからこそ受け入れられた炊きあがりだったと思います。
今も小豆玄米ごはんは大好きですが、もう少し陰性な炊きあがりにしています。
マクロビオティックを始めた頃より歳も重ねたので、質の良い動物性も取り入れて陰陽バランスを取っています。
食べる量とお食事の回数は多くないので、これで体にはちょうどよく、いたって元気です。
少しのお食事をありがたくいただくことと、感謝の気持ちでストレスを抱えないことが私の健康法かもしれません。
(お赤飯 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)
お赤飯は「自由人コース4」でお教えしましたが、お赤飯も健康に貢献してくれる食べ物です。
なんといっても小豆の力が素晴らしいのです。
小豆は良い血液を作ってくれますので、せっせといただきましょう。
カテゴリー: 食べたもののようになる, からだ, 体験談
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顔も姿勢も生きてきた過去の領収書
人の特徴の一つに「姿勢」がある。
多くの場合はあまり姿勢を意識することなく生活している。
しかし、人に見られる立場の人は、大なり小なり姿勢を意識していると思う。
中でも芸能人やスポーツ選手のように、姿勢が結果を左右するような場合は、徹底的に姿勢を改善していく。
成績や職がかかっているから真剣だ。
習い事も最初に姿勢を指摘される。
目的に合った型というのがある。
その型を習得できると上達が早い。
たま〜に、少し型から外れていても、その人の体の特徴でそれをカバーすることがある。
姿勢というのは、長い間の無意識の上に積み重ねられた結果だから、姿勢には自分の意識もさらしてしまう側面がある。
つまり、「その姿勢」を良しとしてきた自分が存在するのだ。
それほど姿勢はものをいう。
一言で言えば姿勢は個性になるが、得にも損にもなる。
姿勢の美しい人は、見ていても気持ちがいいものだ。
姿勢を悪くしてしまうと、なかなか直せない。
途中から直そうとすると、なかなか難しい。
補助具などを使って、本来のあるべき姿勢にしようとしても、むしろ体が疲れると訴える人が多い。
いわゆる「悪い姿勢」の方が体が楽だというのである。
顔は生きてきた過去の領収書であるが、姿勢もまた領収書だと私は思っている。
だから、姿勢を悪くしないような体の使い方をしないといけない。
よく理解できることだが、気持ちが落ち込んでいるときはどうしてもうつむき加減になってしまうし、嬉しいことがあったときは胸を張っていたい気持ちになる。
だから、精神面のコントロールもまた領収書作りには必要だ。
(姿勢のよい塾生さん 鱧の骨切り特訓講座にて マクロビオティック京料理教室 むそう塾)
写真の塾生さんは、いつも姿勢がよい。
それは立っているときだけでなく、お料理をするときにも目的に応じた姿勢が自然にできる。
だから、見ていても疲れないし、立ち姿が自然体で美しい。
お料理も上手だ。
見ていて疲れるなんて生意気な言い方だが、そういう人もいるのである。
不自然な立ち方だったり、肩に力が入っている人は、見ているとこちらまで肩が凝りそうになる。
そういう人はお料理に時間がかかったり、うまく行かなかったりする。
ということは、お料理もまずくなる方向に行ってしまうので要注意だ。
むそう塾では包丁や火を使うので、何より怪我をしない姿勢を第一に指導している。
その第一歩が桂剥きにおける包丁の持ち方であり、むき方である。
一つひとつの姿勢も動作も、正しく繰り返すことで身につく。
諦めないで美しい姿勢を目指してほしい。
カテゴリー: マクロビオティック京料理教室 むそう塾, からだ
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地味だけど伝統的なお料理が体調を助けてくれる
梅雨のある日本は、今とても湿っぽいですね。
そのせいで、体調が悪い人も多いことでしょう。
そんな人はもしかしたら、水分の摂取が多いかもしれません。
梅雨の季節は空気中に水分が多いので、呼吸からも水分を補っていることになって、体の中にはいつもより水分が多い状態なのです。
ですから、こういう季節の過ごし方として、水分は控え目にするとよいです。
すでに体調が悪い人は、利尿効果のあるものに着目しましょう。
6月の「自由人コース4」では「お赤飯」の授業がありました。
お赤飯は昔からおめでたい時に作るお料理でしたが、この中の「小豆」がとても利尿によいのです。
小豆の煮汁は宝物。
私にはそんなふうに見えます。
尿の出が悪い人や、むくみやすい人、糖尿病の人などは、積極的に小豆料理を摂るといいですね。
そういえば、京都では6月30日に「水無月」を食べる習慣がありますが、それも昔から小豆の効用を知っていたからなのでしょう。
伝統料理にはそういう身体を守る意味が込められているものが多いですね。
そういえば6月30日に、京都高島屋の仙太郎の近くを通ったら、とんでもない場所に「最後尾」の札を持った人が立っていて何事かと思ったら、「水無月」を買い求める人の行列でした。
まるで、バレンタインチョコの売り場のような賑わい方でしたよ。
季節感を大事にする京都の人たちらしいなぁと思いました。
梅雨の季節はもう少し続きます。
せっせと水はけのよい身体にして、元気に本格的な夏を迎えましょう。
そうしたら、水分補給は積極的にね。
(お赤飯 京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)