食べ物あれこれ」カテゴリーアーカイブ

ブルーベリージャムとパンの馬鹿喰い後日談(毒消しも)

ブルーベリージャム食べ過ぎの後日談です(笑)
一日にイギリスパンを4枚も食べたのは生まれて初めてです。
まして、マクロビオティックを始めてからは、小麦粉製品は控え目にしているので、授業で作ったパスタの味見もしていた私にはかなりの量の小麦粉が体に入りました。
それに一番の問題は甘味料です。
いくら甘さ控えめとはいっても、4枚に塗ったジャムの量は相当なものでした。
ある意味で実験をするつもりの食べ方だったのですが、不思議なことがありました。

過去の私はパンを食べるとおならが出やすかったのですが、今回は1回しか出ませんでした。
これは日常的な範囲で、まずはそのことが不思議でした。
そして、次の日も朝から快調で頭が重いこともまったくありません。
10時すぎに2枚のトーストを食べてから、1時半ごろ下向きで作業をしていたら、左の鼻から鼻水が出たので、瞬時に「あ、ブルーベリー(砂糖)だ!」と判りました。
私が鼻水を出すのは1年に何回もありません。
でも、1回お鼻をかんだらそれで済みました。
反応といえばそれだけです。

10:30 パン2枚 茄子と胡瓜の糠漬け15切れ ミネストローネ
14:00 パスタの試食少々
19:30 パン2枚 胡瓜の糠漬け1本丸かじり ミネストローネ

はたと思い当たったのが糠漬けとお味噌汁です。
どちらも発酵食品ですが、これが私の腸を小麦粉から守り、砂糖の影響を最小限に食い止めたのだと思います。
中川さんにお聞きしても同様の反応でした。

よく砂糖の毒消しはないというけれど、もしかしたら発酵食品(特に糠漬けとお味噌汁)が毒消しの役目を果たすのではないかとつらつら考えているところです。
たったこれだけの例で断言は出来ませんが、確実に以前の私と反応が違いましたので、記録として記事にしておきます。

 
 

糠漬け 中川善博

 
 

(茄子と胡瓜の糠漬け 料理:中川善博)

 
 
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京料理人 中川善博の絶品ブルーベリージャム

きのうの朝のことでした。
先日むそう塾生のkirinちゃんが中川さんに送ってくださった生のブルーベリーを、中川さんがジャムにしたそうで、「美風さん食べる?」と声をかけてくれました。
中川さんのお手製なら美味しいに違いないので、即答で「いただきます!」。
2階に上がってみると、こんなに美味しそうなジャムがお皿に盛られていました。
ちょっとスプーンで味見をしてみると、すっごく美味しいではないかっ(゚д゚)!
「これをパンにつけて食べたら美味しいだろうね〜」と私が言うと、「あるよ」とさり気なく中川さん。
(ぬぬぬ 何と手回しの良いこと さすが!)

ブルーベリージャム 中川善博

 
 

ということで、登場してきたのが「醍醐味」でした!
これは京都にある美味しいパン屋さんで、「進々堂」の私が好きなイギリスパンです。
ヮ(゚д゚)ォ!

ブルーベリージャム 進々堂 醍醐味

 
 

それで、トーストをいただきました。
甘味は市販のジャムよりうんと少なくて、さらにブルーベリーのフレッシュさがしっかり残っていて、とても爽やかで本当に美味しかったです。
常々甘いものをあまり食べない私が、このトーストを2枚も平らげ、さらに夜にもまた同じメニューで2枚も平らげてしまったのです。
(いくら甘さ控え目といってもこの食べ方は尋常ではなく、正直その後の体調がどうなるかちょっと気がかりな私なのでした。)

ブルーベリージャム 中川善博2

 
 

(おかしいなぁ。中川さんはお菓子も作ることは知っていたけど、それにしてはこのブルーベリージャムは美味しすぎるぞ。)
そんな話をしていたら、例のピザの商品開発をしていた頃、お菓子も開発してジャムも散々研究したのだそうです。
その結果、チーズやお砂糖で体を犠牲にしてしまったのだとか。
そんな中川さんの健康を犠牲にした研究の結果生まれたものが、あの「賀茂茄子のピザ」だったり、「パスタ三種」だったり「京野菜のラタトゥイユ」だったり、むそう塾のメニューにいっぱい反映されています。

つくづく思います。
お料理でオリジナルを創り出すには、病気と背中合わせの研究があってこそなんだなあと。
ふだん私達はどこかで美味しいお料理をいただいたとき、「ん〜、美味しい!」なんて軽く口にしますが、その蔭には料理人さんの涙ぐましい研究があってこそなんだと思いを新たにしたのでした。

それにしても美味しかったです。
中川さんのブルーベリージャム。

 
 
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賀茂茄子の味噌炒め

賀茂茄子の味噌炒め2

 
 

(賀茂茄子の味噌炒め 料理:中川善博)

茄子とお味噌って相性がいいんですよね。
美味しいということは、陰陽バランスが取れていることが多いです。
中川さんがササッと作ってくださった賀茂茄子の味噌炒め。
美味しかったです!
やはり賀茂茄子は美味しいなあを思いながらいただきました。
ごちそうさまー!

 
 
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夏には水分の多い野菜から陰陽を学びましょう

私の住む街は昨日38度まで気温が上がったそうです。
そうですというのは、その時間帯に私は京都にいたので体感していないのですが、きょうは36度の予報が出ています。
北海道生まれで北海道育ちの私には耐え難い気温ですが、順応性のある私(笑)は、埼玉に帰っても京都に行っても暑さに負けずに頑張っています。
きっと陰陽バランスの取り方がうまく機能してくれているのだと感謝しています。

夏の過ごし方は何といっても熱を体内にこもらせないことが大事です。
そのための服装も大切で、皮膚に密着しない着方と通気性の良い素材を選ぶのがポイントです。
襟のあるなしも大きく影響します。
流行のファッションに流されて、放熱を忘れた服装にならないように気をつけましょう。
氣がうまく体を巡ってくれるように、服装もお部屋も整えましょう。

一方食べ物に目を向けると、水分とミネラルの摂り方が決め手です。
これは一年中気をつけるべきことなのですが、特に汗をかく季節には重要な要素になります。
スイカにお塩をかけて食べるのは、かなり理にかなっていて、この季節にスイカがとれることも天の恵みです。
スイカの90%近くは水分なのですが、先日そのことを目で確認する機会がありました。
私が京都から帰宅したら、いただき物のスイカがベランダで丸々1個ビニール袋の中で食べごろを過ぎて溶けかけていました。
まさに90%に近い比率でスイカの汁がチャポチャポしていたのです。

ところでスイカにお塩をかけることによって、カリウム(陰性)の多いスイカに塩のナトリウム(陽性)が加わって陰陽バランスが取れるわけですが、このような組み合わせはトマトにもありますね。
これらの組み合わせは利尿作用があって、汗とともに体内の有害物質の排毒を促してくれます。
そしてあの赤い色は活性酸素を抑制してくれるので免疫力を高めます。
スイカやトマトにはカリウムだけでなく、カルシウムやマグネシウムも含まれていますから、汗でミネラルを失うこの季節にはピッタリの食材ですね。

スイカもトマトもマクロビオティックでは陰性に属しますが、この季節には上手に取り入れてほしいです。
以前マクロビオティック指導校に通っていた時、先生からお聞きしたお話でスイカやトマトにまつわる体験談があるのですが、ここでそれを書いてしまうよりご自分で体験されるのが良いと思いますので、ぜひ食べた後のご自分の体調を意識してみてください。
お水を飲んだ時とスイカを食べた時の違い。
あるいは、お水を飲んだ時とトマトを食べた時の違い。
単純に「美味しかった!」「食べてお終い!」ではなく、その後の体調の細かな変化をキャッチして次に活かすのがマクロビオティックの実践の仕方です。

 
 

トマト むそう塾 マクロビオティック

 
 

(京都上賀茂産無農薬トマト 切り口の鋭さは中川善博の包丁仕事)

 
 
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鱧蕎麦 鱧と万願寺唐辛子のペペロンチーノ

鱧蕎麦 松葉 京都

 
 

(鱧蕎麦:松葉 京都駅店)

今年も鱧(はも)蕎麦の季節になりました。
こうして毎年鱧蕎麦をいただくようになって早くも7年。
すっかり心が京都に定着して来ました。
埼玉より京都のお水の方が私の体に多く入り、京都の空気を吸い、京都の景色を眺め、祇園祭りの光景にも懐かしさを感じ始めるようになりました。
環境の影響は大きいものです。

ところで、京都高島屋の「アルポルト カフェ」の新作メニュー「鱧と万願寺唐辛子のペペロンチーノ」は、なかなか美味しかったです。
いつもならペペロンチーノは油っぽくてどちらかというと避けたい私でしたが、「鱧と万願寺唐辛子のペペロンチーノ」は和風スープが効いていて、さっぱりした仕上がりになっていましたよ。
鱧が美味しいうちに召し上がってみるのも良いですね。

 
 
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