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無農薬葡萄の威力を改めて知る

体って実に正直です。
特に葡萄の力は凄いなあと感じます。
葡萄を5〜7粒ずつ3日間食べたのですが、明らかにみかんだけ、梨だけの時より腸の状態が変化するのを感じます。
昨日はおならが出やすい感じで、今朝は腸がとても動いているのが感じられて、便通が惚れ惚れするほど理想的な形状でした。

中川さんが無農薬の葡萄を糠床に入れると発酵が促進されていいよと仰っていたけれど、私はその時の糠床の状態が自分の体でよく判りました。
マクロビオティックでは果物は陰性だから摂ってはいけないと思っている人が多いのですが、私は特別な病気がない限り、果物はむしろ摂った方が良いと思います。酵素の関係でね。
もちろん、摂り過ぎは体を冷やすのでいけませんけれど。

糠床も腸も微生物が心地よく暮らせる環境なら健康体でいられるってことですね。

 
 

マクロビオティック料理教室 むそう塾 水物 ぶどう なし みかん

 
 

(水物 無農薬栽培の梨・みかん・葡萄 盛付け:中川善博)

 
 
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生理不順や月経痛でお悩みの方へ(過去記事一覧)

生理不順や月経痛に関しての過去記事を抜粋でまとめておきました。
何かのお役に立ちましたら幸いです。

① 生理が止まるのは陰性の場合と陽性の場合があります 2014.9.11
② レスリング五輪金メダリスト小原日登美さんの過去の悩み 2014.8.3
③ マクロビオティックの指導現場から(9)生理不順と月経痛を改善するために 2014.1.28
④ 中川式鉄火味噌の体験談 生理の周期が早くなって来ました 2013.11.12
⑤ 痩せて生理が止まった 2012.8.18
⑥ マクロビオティック相談より(生理が来ない) 2012.7.31
⑦ 生理が止まるにも陰陽がある 2010.11.22
⑧ 生理不順でお悩みの方へ 2009.5.29
⑨ 「生理が来ました!」ってやっぱり嬉しい♪ 2008.9.6
⑩ 生理が止まる! 生理が再開する! 2008.2.15

 
 

  りんどう むそう塾

(むそう塾 教室の掛花)

 
 
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生理が止まるのは陰性の場合と陽性の場合があります

先日メールで3年間生理が自力では来ないというご相談がありました。
現在教わっているマクロビオティックの先生からは、陽性で生理が来ないので陰性なお食事をするようにと言われたそうです。
多いですね、このようなご指導が。
生理が止まってしまった女性がむそう塾には沢山来られますが、その圧倒的多数は陰性になり過ぎたためであり、習ったマクロビオティックが陰性傾向のお料理を教える教室の指導を受けたか、もしくは本を使っていたというものです。

反対に私は陽性になって生理が止まってしまった人も見て来ました。
その人達は陽性なマクロビオティックを指導する教室に通われていたり、そのような本を使われていました。
5年、10年生理が来ないのは珍しくなく、ン十年生理が止まったままという強者もいます。

どちらの場合も、たとえ先生がご指導してくださっても、もしそれで生理が再開しないのであれば、その内容を見直した方が良いと思います。
体というのは個人差があるので、そのあたりの微調整が必要だからです。
よくマクロビオティックでは一時期生理が止まることがあっても平気だと言われますが、その一時期の解釈が個々人でバラバラです。
私はせいぜい3か月から6か月で終わりにしてほしいと思います。
赤血球の寿命を考えての数字です。

長期間生理が止まったままですと、これも個人差がありますが20代なのに60代の子宮になっているとお医者さんに言われた人もいます。
陰性なマクロビオティックをしているのに甘いものは食べ続けているという人が最悪の状態です。
起き上がれなくなる人もいたり、中には救急車で病院に運ばれた例もあります。
どちらかというと、陽性になりすぎて生理が止まっている人の方が元気なのですが、元気であるがゆえに切り替えられなくて長引いてしまう欠点があります。

マクロビオティックをしていて最大の落とし穴は盲信することです。
食べ物の力を過信しすぎていたり、体調が良くなるまでの食べ物をいつまでも続けていたりすることです。
マクロビオティックの食べ方は「常に」陰陽バランスを取ることなのに、陰陽どちらかに偏ってしまうことによってせっかくの快調をキープ出来ずに、不調に向かってしまう人がとても多いです。
つまり、マクロビオティックの運転の仕方が解らないのですね。

その結果の一つが生理が止まるという現象でもあります。
マクロビオティックの運転には、緊急の場合と日常的な場合と二通りの方法があることを覚えておきましょう。
そこを知らないか、混同されている人が体調不良になっていますのでね。
マクロビオティックを頭で理解していて、体の声に耳を傾けられていない人にこのような傾向が多いです。
常に答えは自然界にあります。マクロビオティックを盲信せず、陰陽バランスの取れた生活を心がけましょう。
もちろん、食べ物だけで考えないで、生活全般で判断するようにしてくださいね。

中川式金平牛蒡 マクロビオティック料理教室 むそう塾

 
 

(中川式金平牛蒡 料理:陰陽京料理人  中川善博)

 
 
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いつまでも現役でいられるために本物の健康と人間関係を!

私の住む街の駅前には複合型の商業施設があって、市の出張所や銀行やクリニック、美容院、パチンコ店、証券会社などが入っています。
地下1階はデパ地下と同じで食料品が溢れ、地下2階には広い駐車場があり、7階はレストランが並んでいて、その他の階はデパートと同じ商品が並んでいます。
このビルは駅前を再開発するときに建てられたもので、元々駅の近くで商売をしていた人達が優先的に区画を割り当てられたようです。
調べてみると1990年の開業でした。

その一角に珈琲店があります。
私は珈琲はあまり好きではないので、ごく稀におつき合いで入る程度ですが、7階の角にあるそのお店は眺めがとても良くて、一面ガラス張りの窓からは駅前が一望出来ます。
経営者は80歳を超えていらっしゃるとおぼしき男性で、お一人でお店を切り盛りしています。
窓からいっぱい光が入っても汚れが目立たないほど綺麗にお掃除をして、コップも珈琲カップもすべて手洗いで自分で拭いておられます。

 
 

珈琲店1

 
 

上の写真はカップを下げるときの店主ですが、これが普通の角度になってしまうほど腰が曲がっています。
きっと長い間腰をかがめてお仕事をされているうちに、それが普通になってしまったのかもしれません。

 
 

珈琲店2

 
 

これ以上腰が伸びません。
でも歩くのは速くて、店内を小走りのように動きまわります。
きっと重心が前にあるので、速くなってしまうのでしょう。
よく年齢が高くなると動作がゆっくりしがちですが、この人は本当に手早くて気持ちの良い動き方をされます。
おそらくお若い時から手早くお仕事をこなされる人で、そのままのペースでお仕事をされているのかもしれません。

おそらく私より15歳以上年上であろう店主の姿を眺めながら、何歳になってもこうして仕事を持っていることの素晴らしさ、スピードを落とさずに仕事をこなせる体力、そして何より健康であることの大切さを実感したことでした。
特に人間は下半身が弱って来ると行動が制限されるため、精神的にも悪い循環になってしまいます。
そんなことにならないよう、多くの人が若いうちから本物の健康を手にしておいてほしいと思いました。

私は幸いに今まで病気をすることもなく、元気に突っ走ってきましたが、団塊の世代真っ只中なので、同じような年齢の人達のお役に立てるようになるためにも、マクロビオティックの陰陽の考え方とお食事の仕方を、改めて丁寧にお伝えしたいと思いました。
そのためには、今お若い方たちがもっと元気になって、お母さんやお父さん、そしてお爺ちゃんやお婆ちゃんにお料理を作ってあげることが一番です。
それは作ってあげる人、作ってもらう人、双方にとってとても良い氣の流れになるので、ぜひ試していただきたいと思います。

「京料理人  中川善博」のお料理は、冷えかけていた人間関係を復活させるだけの力を持っています。
「美味しい」ということはこんなにも人の心を解きほぐすのかと思えてきっと感動されることでしょう。
今からでも遅くはありません。
あなたもお料理で良好な人間関係と真の健康を手にして、納得の行く人生を送りましょう。
健康はすべてを可能に導く土台です。

 
 
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病院がないほうが死亡率が下がる! 夕張市のドクターが説く、”医療崩壊”のススメ

「病院がないほうが死亡率が下がる! 夕張市のドクターが説く、”医療崩壊”のススメ」という記事がありました。
納得のできることが多いのでリンクします。

「病院がないほうが死亡率が下がる! 夕張市のドクターが説く、”医療崩壊”のススメ」

この中で印象的だったのは、『救急車が呼ばれなくなった。どういうことか。さっきのお婆ちゃん、救急車呼ばないんです。なぜか。だって、もう、命の終わりを受け入れてるんですね。救急車っていうのは、この命を助けてくれ、っていう叫びのもとに呼ばれるものです。あのお婆ちゃんは、助けてくれって思ってないんです。最後まで自分の家で生活したいって思ってるんです。
だから呼ぶのは訪問看護師、在宅医。もちろん、発熱とか一時的なことで、これは良くなるよってことであれば家で点滴したりして治療します。でもそうでない時は、残念ながらお看取りすると。そういう世界です。』というくだりです。

これが自然なんだと思います。
95歳で亡くなった私の両親もそうしていました。
二人とも癌でしたが、癌と一緒に暮らしていたんですね。
まるで病気は顔のシワの一つであるかのように受け入れていました。
『なぁに、歳とったら思うように動かないところが一つや二つ誰でもあるもんさ』と笑顔で言いながら。

だからなるべくそうなれるように、若いうちに不都合なところを作らないような生活を心がけたいですね。
そのためには毎日のお食事や暮らし方、交友関係を納得のいくものにする必要があると思います。
権威ある人が言った情報だからと鵜呑みにするのではなく、自分の心で判断して「何となく落ち着かないものは排除する」選択が必要だと思います。

人間の勘って案外正しいことが多いので、ネットの情報や本の情報に躍らされるのではなく、自分の目で確かめるために足を運ぶのも大切なことです。
私は今までそうしながら「体験したこと」を判断の拠り所にして来ました。
その結果が「むそう塾」であり、人間丸ごとの世界です。
それは夕張の例とも重なります。
医療に助けられることも勿論ありますが、医療に頼りきらない生き方が必要です。

そのためには、救急の状態なのか、慢性の状態なのかの区別ぐらいはつけましょう。
そして「人間はいつも完全なものではなく、どこかが壊れながらどこかが再生されている」という認識も持ちましょう。
それってまさに陰陽なんです。
マクロビオティックを良く言わない人もいますが、私はゴチャゴチャになった考え方を整理して解りやすくするために陰陽の考え方は良いと思っています。
二つの視点から物事を考え直してみると、論点がはっきりして来ることが多々あります。

右手に集注をもち、左手に崩壊を持ち、それを胸の前で落ち着かせる。
そんな印象でしょうか。

 
 

病院がないほうが死亡率が下がる! 夕張市のドクターが説く、”医療崩壊”のススメ

 
 

(病院がないほうが死亡率が下がる! 夕張市のドクターが説く、”医療崩壊”のススメ より)

 
 
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