こころ・想い」カテゴリーアーカイブ

早織さんのエッセイが素敵だった 

きのう素敵な文章を読んだ。

トーキョーでキョートみつけた  早織 第26回


しん

 
 

深い内容をさらりと綴ってあって、行間ににじむ想いがいっぱい伝わってきた。
早織さんの素晴らしい文章力で浮き上がってくるのは、父と娘のそれぞれの想いである。

まだ早織さんが乳飲み子のときに妻を亡くした父。
男手で育ててもらう娘の気持ち。
そんなことを想像しながら読んだ。

読み終えて、ここには子育てのお手本があるなあと思った。
それは、父親が60代、娘が30代、その歳になってから理解できる父親の気持ち、娘の気持ちが書かれているから。

わがままな私なんて、39歳で子どもを産んでからやっと親の気持ちがわかった。
だから、子育てとは30年も40年もかかってやっと「これでよかったんだ」と思えるものかもしれない。

母娘だととかく会話が多くなるが、父娘だと交わす言葉が少ないかもしれない。
(もちろん例外もあるが。)

その中でお互いの気持ちをどのように伝えあってきたのか。
それはもしかしたら、お互いの思いやりなのかもしれないと思った。

多くを語らなくても伝わるものがある。
女親の私はつい口に出すことが多いけど、口に出さなくても伝わったらいいなあと思った。
いや、これは相手次第という現実があるのだが・・・。

早織さんの記事のタイトルが示すとおり、新しい早織さんに心からエールを送りたい。

 
 

 
 

しめ鯖は早織さんの好物。
第2話にしめ鯖の話がある。)

写真は、高校生の早織さんが買ってきた鯖で父親が作ったしめ鯖。

 
 
カテゴリー: 子育て・野口整体・アトピー, こころ・想い | 4件のコメント

良い苦労 悪い苦労 男性の場合 女性の場合

新しい総理大臣がすでに決まったかのような流れですが、こういうのは古い自民党の体質そのもののような気がします。
いわゆる「勝ち馬に乗る」ということですね。

でも、これって結構世の中のあちこちで日常的に見られることで、特に珍しいことではありません。
もしかしたら人間の性なのかもしれません。
ただ、政治家になると権力がついてまわりますから、庶民のレベルとは大違いですが。

理念を全面に押し出すと、野党の新党問題のようにまとまるものもまとまらなくなります。
細かいところまで一致させようとした玉木さんは、今どちらの方向に進むのか有権者には見えてきません。

枝野さんも最初は細かいことを言っていましたが、最近は消費税も下げるようなことを口にして、だったら最初からそう言えよと思う人も多いことでしょう。

ま、政治家というのは風向き次第でコロコロ変わるものだと思った方がいいのかもしれません。
そういえば、昔「風見鶏」と言われた政治家がおりました。
派閥としては少人数なのに、結構長期政権でした。


 
 

【苦労話】
ところで、新しい総理大臣になりそうな人は、「苦労人」とか「たたき上げ」とか言うキーワードでテレビが情報を垂れ流しているそうですが、それって高齢者への心理作戦ですよね。

昔、田中角栄が登場したときも、同じように「貧しさ」とか「学歴がない」とか「地方出身」ということを強調して、有権者の支持が多く集まりました。
「今太閤」と言われて。

高齢者は苦労話がお好きなのかもしれません。
どこかに自分の苦労を重ねようとする心理があるのかもしれませんね。

でも、苦労をしたからすべて善人になるとは限りません。
苦労の過程で裏の味をしめる人もいるからです。


 
 

【男性の苦労】
でも、私は苦労には良い苦労と悪い苦労があると思っています。
長い目で見ると悪い苦労からでも学びはあるのですが、貴重な時間を有意義に使えなかったという意味では悪い苦労だと思っているのです。

男性の場合は色々な苦労をしながら人間性を高めて行けるでしょうが、みんながみんなそうではありません。
「若い時の苦労は買ってでもせよ」と言われたのは昔のことです。
中には理不尽な苦労もあるので、そういうのはサッサと退散するに限ります。

ホリエモンなら絶対そんな世界に足を踏み入れないでしょう。
そんなの時間の無駄だと思っていますから。
そもそも苦労なんて、美徳でもなんでもないという考え方ですからね。


 
 

【女性の苦労】
一方女性の場合は、悪い苦労はしない方がいいですね。
美しさがなくなります。
さもしい行為や考え方が定着してしまうと、見苦しくなります。

さもしさというのは男性にもありますが、女性は特に目立ちますね。
そういう片鱗を感じると、見かけ上の美しさはいっぺんに飛んでしまいます。

だから私は、ぜひ心の美人になることをおすすめします。
楽しいと思えることをして、尊敬できる人との時間を多く持つようにすると、自然に人生が愉しくなります。

ですから、まずは尊敬できる身近な人を意識することからスタートしましょう。
そこには悪い苦労はありません。
すべてが学びになるからです。

え? 尊敬できる人がいない?
ご両親以外で探してみましょう。
もし本当にいなかったら、尊敬できる人がいる世界に飛び込みましょう。

 
 


(黒毛和牛の時雨煮重 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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三密を禁ずると人間関係が陰性になる

2005年8月15日からブログを書き始めて15年が経った。
授業のある日は更新が思うようにできないが、気持ちは毎日更新で15年間ブログを書いてきた。
ふと、過去ブログを5年ほど遡ったら、無鄰菴(むりんあん)のことが書いてあった。

「徳は孤ならず必ず隣あり」 無鄰菴で思ったマクロビオティックの陰陽 2015.9.2

 
 

人が集まることについて書いてあった。
しかし今は、三密を避けろと言われて、人が集まることが悪であるかのようになってしまった。
飲み会までオンラインだなんて・・・。
まさにこれが陰性な関わり方なのだ。

人は体温を感じながら安心する。
赤子が腕の中でスヤスヤ眠るように。
恋人に抱かれて安心するように。

そんな人間の本当の姿を、陰陽で考えながらブログを綴ってきた。

 
 

嬉しいことに、こんなブログでも読んでいてくださる人がいる。
昨日も「妹が読んでいます」と教えてくれた人がいる。

すごく嬉しい!
なんだろう、この嬉しさは。

ブログを始めた時思った。
コメントをいただくと、ポストにお手紙をもらった時と同じ気持ちになった。
文字に体温を感じるのだ。

 
 

あ、これと同じで、読んでくれていることに体温を感じるんだなと思った。

今はTwitterでのやり取りが多くなって、コメント欄は静かだけど、その向こうにそっと読んでくれる人の存在を感じながら、こうして文字を重ねている。

 
 


煮物椀 京都ホテルオークラ別邸 粟田山荘

 
 

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カテゴリー: 新型コロナウイルス, こころ・想い | 5件のコメント

そろそろ気づけよ その傲慢な生き方に

新型コロナウイルスは悪いことばかりじゃない

効果的な薬もワクチンもないからと騒ぐのではなく

ウイルスというものについて学ぶ機会になった

そして

免疫システムを深く理解できた者から安心が生まれる

 
 

こんなに免疫という言葉が飛び交ったことはなかったのでは?

ただなんとなく言葉だけ知っていたかもしれないが…

これからはその免疫力を下げないようにしよう

どうやって?

いや 難しいことではないよ

不自然なことをしないだけさ

身体が持っている力を最大限に発揮できるようにするだけさ

 
 

今まで人間はその傲慢さゆえに欲張りすぎたよね

その欲が本来の自然の姿を忘れてしまったのさ

だから

このへんでウイルスからのメッセージとして

そろそろ気づけよということになったんじゃないかな?

 
 

 
 

塾生さんが教室に赤ちゃんを連れて来てくれました。
今はお母さんにもらった免疫に守られていますが、これからは自分でどんどん免疫を強くしていきます。
その手助けをするのが大人の役目であり、マイナスにすることが子育てではありません。
大人も赤ちゃんに見習って、自然体で生きましょう!

 
 
カテゴリー: 新型コロナウイルス, からだ, こころ・想い | コメントする

「コロナ」から日常生活を取り戻す

テレビを観る時間があったら、この本を読んでみましょう。

「コロナ」から日常生活を取り戻すという特集が組まれていて、とても参考になります。
1ヵ月ほど前に買っておきながら、時間がなくて読めなかったのです。

私はいつも本を読む時、その問題に対する自分なりの結論を出しておいて、それの裏付けがないかなあと思いながら目を通します。
そういう視点で読むと、納得しながら安心できるので、迷いもなくなります。

今回の新型コロナウイルスは、指定感染症に指定されるのが割と早かったのですが、その時に「2類に指定されてしまうと厄介なんだが・・・」という意見がありました。
そして、そのとおり今厄介なことになっています。

経済との関係もありますが、新型コロナのことがだいぶ分かってきた今となっては、むしろ指定感染症を解除した方が、医療機関も私たちも日常を取り戻せると思っていましたが、そのことがこの本に書かれています。
「医療現場からの直言」として、決してテレビでは流せない本当の事情も書かれていて勉強になります。68P〜

 
 

次に、ソーシャルディスタンスついての記事が面白いです。46P〜
これも普通の人間の本能として「おかしいぞ」と思ってきたことですが、これを読んで納得です。
心理的ストレスの影響がすでに出ているし、肉体面でも影響が出ている人が増えているそうです。
Twitterでもそういうつぶやきが多く見られます。

人間はやっぱり接触しながら安心する生き物のようです(^o^)
離れてよいことはめったにありませんね。
これは陰陽が逆になってしまうのだから、当然のことですが。
マクロビオティックの基本である陰陽の特徴を知っていたら、それだけでも納得できる内容です。

ネットも便利ですが、やはり本の良さは格別です。
ネットの陰性に比べて、本は陽性なので、そんな陰陽も考えると楽しいですね。

 
 

「コロナ」から日常生活を取り戻す

 
 

 
 
カテゴリー: 新型コロナウイルス, からだ, こころ・想い, 本の紹介 | コメントする