こころ・想い」カテゴリーアーカイブ

仕事としての価値を模索する日々

先日埼玉に帰ったときのこと。
夫からこんな話を聞いた。

「〇〇さんと△△さんが事務所を閉めちゃったんだよ」。
夫の同業者が立て続けに2名事務所を閉めたというのだ。
二人共夫よりお若いのに。

表向きの理由と本当の理由はあると思うけど、どうやらIT化の波に乗り切れなかったのが正直なところだろうか?
夫の仕事も開業してから、度重なる法改正、IT化による事務処理の著しい変更もあって、それはそれは大変だったけど、彼なりになんとか頑張って喰らいついて来た。
理由は簡単。それをやらないと食べられなくなるからだ。

しかし、事務所を閉められたお二人は、これからの人生を働かなくても食べていかれる経済状態なのだ。
だから、気の進まないことには取り組まなかったんだと思う。
それにしても、どうやってそんなにお金を貯められたのだろう?
本業以外にお金を作れる方法があったのだろうか?

我が夫はお金を儲けるのが上手な人ではない。
でも、信用はできる。
おそらく彼はその信用のみで何十年と仕事をしてきたと思う。
それがそのまま死ぬまで続けばいいのだが、世の中はいつどんなことになるか分からない。
どうか、信用だけは普遍のものとして残ってほしい。

今は新型コロナのこともあって、どの業種も混乱状態にある。
しかし、従来どおりのことをしようとするから混乱するのであって、新しいことをやってみようと思う者には、こんな混乱期こそチャンスなのかもしれない。
滅ぶものがあってこそ、生まれるものもあるのだから。

ここ京都にも、そういう過去を持つ企業やお店がいっぱいある。
上手に変化しているなあと感心する業種もある。
肝心なのは、常に柔軟に対応できる思考と体力があるかどうかだ。

むそう塾とて例外ではない。
塾生さんの気持ちをちゃんと反映できているだろうか?
悩みに寄り添っているだろうか?
こちらでは良かれと思うものが負担になってはいないだろうか?
常に手探りの状態で進めている。

ただ、これは言えると思う。
残る価値のあるものは残る。
だが、それが難しい。
本物であっても残れない場合があるからだ。
その場合は、きっと方法が悪いのだと思う。

ニーズに応えられたものだけが残る?
それも不安ではないか?
ニーズなんていくらでも変化するからだ。

迷い多きこの時代。
いかにお役に立てるかを模索してみたい。

 
 


(大根の面取り 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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カテゴリー: マクロビオティック京料理教室 むそう塾, こころ・想い, その他 | コメントする

GoToはそんなにダメですか? 健康な人は出かけてもいいのでは?

【GoToやめる?】

あのね、つらつらと思っていることを書いちゃいます。

PCR検査だ、ワクチンだ、マスクだ、集まるな、離れろ、GoToやるだの、GoToやめるだの、もうどうなっちゃってるのこの国。

新型コロナウイルスで重症化したり死亡する人は、お年寄りや基礎疾患のある人が多いというけれど、それって免疫力が低下している人たちじゃないの?
風邪だって、他の病気だって、免疫力が低下したら死につながるのは常識だと思うの。

先日東京でつくづく思ったんだよね。
電車に乗っていてマスクしていないのは私だけだった。
見える範囲内で確認したけど、他の人は全員マスクしてたよ。

こういう人たちはきっと手洗いもしていると思うんだ。
それなのに陽性者の人数が増えたからと大騒ぎしだして、やっぱりGoToをやめようと言い出す始末。

 
 

【過剰なくらい対策してるよ】

お店に入ったらどこも過剰なくらいコロナ対策をしているよね。
飲食店だって気の毒なくらいアクリル板を設置して、雰囲気台なしのところもいっぱいあるよ。
お客が帰るやいなや、座席やテーブルの消毒をしているのを見ると、お客をバイキン扱いしているように思えてしまうくらい。

お店だってそんなに頑張って対策しているのに、営業時間を短縮しろだの、自粛しろだの、もういい加減に考え方を変えろって言いたい。

何かあったら、体力のない者が淘汰されていくのは自然界の掟なのだ。
免疫が落ちてしまったら、死を覚悟しておくのも人間として当然なのだ。
だからこそ、そうならないために、常々最大限の注意や努力をして健康をキープしようとしているのではないのか?

同じ環境にいても、発症する人と発症しない人がいるでしょ?
発症しても死亡する人と死亡しない人がいるでしょ?
インフルエンザだってO-157だって同じことだよね。
そのことをもっと考えるべきだと思うの。

 
 

【旅行するお年寄り】

京都の私の部屋の前を、リュックを背負ったお年寄りが楽しそうに連れ立って歩いて行くの。
紅葉の綺麗なお寺に向かうために。
いいじゃないの、太陽に当たって、歩いて、美味しいものを食べて、楽しい時間を過ごして、免疫力が高まるじゃないの。

彼らが家にこもってテレビ見ているより、何倍も健康的だと思うよ。
そして彼らは経済的にも貢献してくれているのだから、それでいいじゃないの。
健康なら出かけたいのが当たり前だもの。

 
 

【ウイルスを絶滅しようと思うな】

あ、そうそう。
今日、面白いニュースを見たよ。
授業参観に行った保護者が、廊下の足場から教室の様子を見るんだって。
保護者は廊下の足場から… コロナで授業参観にも変化 岐阜 2020.11.21

子どもたちの心が成長する大事な時期に、こういう光景は恐怖心を育てると思ったよ。
間違いなく心に大きな影を落とすこの光景は、異常でしかないね。

保育園や幼稚園だって同じこと。
目しか見えない人との時間が、長く続くことの精神的影響を訴えるお医者さんもいるね。

ウイルスは絶滅できないのだから、こっちが強くなるしかない。
いつまでも薬だワクチンだと騒がず、命ある限り生きられればそれで良いと思えたらいいのに、このへんで方針転換したらいいのにと、私は勝手なことを思う。

ああ、わがままばあやの戯言を書いちゃった(^_-)
ごめんごめん。

 
 

(糠漬け 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

乳酸菌たっぷりの糠床で漬かった茄子は、外側は綺麗な瑠璃色で、内側は紫→ボルドー色→薄いクリーム色を呈する。
これが塩漬けだとボルドー色にはならない。
こういう糠漬けを食べると、腸がすこぶるご機嫌になって、免疫に貢献してくれるんだよ。
せっせと体によいことしようね。

 
 

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カテゴリー: 新型コロナウイルス, からだ, こころ・想い | 2件のコメント

またまた髪を切りました

これからますます多忙になって、少しでも時間を捻出しなくてはいけない私。
子育て中の忙しい時と、独身で仕事をバリバリこなしていた頃のヘアスタイルに戻そうと思った。
つまり、ヘアスタイルにかける時間を大幅に短縮したかったのだ。

独身の頃はこんなヘアスタイルをしてた。
あ、カラーはしてません。

 
 

子育て中は襟足を刈り上げて、耳をくるんと出していた。
案外好きだった。

でも、マクロビオティックを知って、ヘアスタイルにも陰陽があることを知り、陰陽を実感したくて髪を伸ばし始めた。
うんうん、わかるなあ、陰陽の影響ってこういうことなんだ。
私なりにそういう手応えを感じて、これからの私には陽性のヘアスタイルが必要と判断したのでサクッとカットした。

本当は上の写真のような襟足にしたかったのだけど、先月パーマをかけてしまったので、まだ曲線が残っていて思うようにできなかった。
現在できる範囲でのショートはこんなふうになった。
息子が電車内で撮ってくれた。

 
 


ここから3週間毎に上の写真に近づけて行こうと思う。

 
 

あ、そうそう。
息子は私のショートを見て、「残念。とても残念。気が済んだらまた伸ばしてください。」と言う(笑)
どこまでも長い髪が好きなようだ。
でも、夫は私が短い髪の時に出会っているので、「昔みたいになったね」とまんざらでもない様子。

ところで、TwitterやFacebookやInstagramのアイコンはそのまま長い髪の写真にしておこうと思う。
あの写真を撮影した頃は、マクロビオティックを伝えたい想いがいっぱいで、「原理主義者」だったから、それを今の私への重しとしておくためにも効果的だと思ったから。

ふわふわなヘアスタイルではなくなったけど、キリッとしたお婆ちゃんになって頑張ろうと思う。

 
 

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「運動不足より感動不足」 日野原重明医師の言葉より

2017年に105歳で亡くなられた日野原重明医師は、「今の社会は運動不足より感動不足の方が深刻」ととらえて、「心の運動」を大切にされていたそうですが、先日、感動上手な場面を体験しました。

それは、京都のチェンチさんで、自由人コースの課外授業があったときのこと。
全部で4つのテーブルに分かれてお食事をするので、私は3名が座っておられた席に同席させてもらいました。

その席でのこと。
お料理や飲み物が運ばれてくると、みんなであれこれ言いながらワクワクしていただくのですが、“ともちん”さんがとても感動上手なのです。

ただ「美味しい!」と口にするだけでも、その場の雰囲気が明るくなるものですが、ともちんさんは体中でその美味しさを感じて、喜んでいて、「あ〜、しあわせ〜」を連発されます。
本当に、心から幸せそうな感じが隣の私にも伝わってきて、自然にこちらも幸せになります。

初めていただいたお味には、「こんなのはじめて〜」とか、「うわ〜、嬉しい!」とか、とにかく言葉と表情で感動を表現してくれます。
いいですねぇ、こういう人。
こういう人にはまたお食事をご馳走したくなります。

ともちんさんには独特の癒やしムードがあって、私はそのキャラが大好きなのですが、それはまさに人間関係をスムーズにするだけでなく、ご自分の生き方そのものを幸せな方向にできる特技のようなものだと感じました。

100か0かではなく、ファジーな部分がたっぷりあって、そこにゆとりを感じて安心できる空気をかもし出しているのです。
もちろん、人生ではきっちり決めなければいけないこともありますが、周りの人との関係では、ファジーというのは案外良好な関係を生み出します。

感動上手は生き方上手とも言える場面を久々に体験して、嬉しい一日でした。

*   *   *

あ、そうそう。
先日、チェンチさんから外に出ると、シェフがお見送りしてくださったのですが、その時シェフが仰ってくださったご感想をここに書いておきます。

「大勢なのに、一斉にお食事が進むので、とても作りやすかったです。」

それはきっと、日頃のむそう塾での教えにあるかもしれません。
お料理が出来上がったらすぐいただくこと。
お味のピークを大事にすること。
それが作り手に対するマナーでもあり、感謝の気持ちでもあるから。

ということで、感謝と感動を忘れずに日々を過ごしたいと改めて思ったのでした。

 
 


(京都 チェンチ

 
 

多くのスタッフさんがいらして、全員がテキパキと気持ちよく動いていて、気持ちの良い空間でした。
お世話になりました。
お店のますますのご繁盛をお祈りしております。

 
 
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親の何気ない言葉が子どもの一生を左右することがある

昨夜塾生さんとメールのやり取りをしていて思ったことがある。
親の使う何気ない言葉が案外子どもの心を傷つけ、それを一生引きずる場合があることを。

そんな場面は日常にたくさんあるので、ゴミ出しや買い物で立ち話をする時でも、子どもがそばにいる時は注意しよう。

どうやら、子どもは面と向かって言われることより、この何気ない大人同士の日常の言葉で親の本心を悟ってしまうらしいから。

子どもといっても自分の所有物ではないし、一人の人格を持っているのだから、大人と同じように失礼なことは言わないに尽きると思っている。
とはいっても、ついつい気を許してしまうが・・・。

縁あって同じ屋根の下に住んでいるけれど、それぞれの人格は尊重したい。
そんなことを子育てから感じる。

ふと想い出して本棚を探したら、2002年に読んだ本が出てきた。
なかなか思うように育たない息子のことで、何かしら答えを探していたのだろう。
(子どもなんて思うように育たないものなのに 笑)

 
 

 
 

中を開けるといっぱい線が引いてあったり、色分けされていて、真剣に読んでいたんだなと思う。
周りに相談する人もいなくて、頼りにしていたのは本だけだった。

でも、年月が経って出た答えは、「子どもは自分の好きなように育つ」であった。
子育てに失敗してはいけないと、真剣に思いつめなくても、大きく踏み間違えていなければそれでよしとしよう。
案外おおらかな家庭の方が子どもはノビノビできるものだ。

親もまた一人の人間として輝いた日常を送っていれば、それが一番の環境ではないだろうか。
そして、そんな親の姿そのものが最も影響するのだと思う。

だから、人生を楽しもう!
あなた自身を育てよう。

 
 

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