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主食とおかずの割合

6月10日(土)に、善右衛門さんのところで、ミニ井戸端会議がありました。
その時、善右衛門さんのおっしゃったことが、私とまったく同じ考えだったので、とっても嬉しくなりました。
とても大事な内容であり、マクロビオティックの核心をついているお話なので、ぜひ、多くの方々にもこのお話の内容をお知らせしたいと思いました。
井戸端会議の様子を、guguさんが記事にしてくださいましたので、まず、その記事から覧いただけますか。
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私が昨日の記事の中で、「マクロビオティックで一番大事なのはバランスだと思う」と書きました。
マクロビオティックはお料理だけではないので、様々な意味でのバランスを指すのですが、あえて、お食事だけに限定した場合の大きなバランスは、「主食と副食の割合」だと思います。
つい、このことを忘れて、おかず作りにエネルギーを注いで、その結果体調を崩している人を多く見受けます。
かわいそうです。
主食が白米だったら、栄養分の不足を補うために幾つかのおかずが必要ですが、玄米だったらそんなにおかずはいらないのです。
でも、最近あちらこちらにお邪魔していると、こんな私にでも真剣に相談される方がいらっしゃいます。
よ?くお話をお聞きしていると、やはり主食のことを忘れていらっしゃる方が多いですねぇ。
日本人にとって「ごはん」というのは、空気みたいな存在なのかも知れません。
あまりにも普通すぎて、存在感が薄れるのでしょうか?
でも、このご飯が=主食としてとっても大切なものなのです。
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久司道夫先生がおっしゃっていました。
アメリカには主食という概念がなかった」と。
「そのアメリカでも、“精白しないパン”という意味で“whole grains”という言葉が、やっと数年前から使われるようになった」と。
つまり、怒濤のように押し寄せたアメリカ的な食事は、日本に昔からある「主食」の概念をも麻痺させたのかも知れません。
だからこそ、その欧米化した食事で育った人達は、マクロビオティックのおかず云々と言う前に、まず、主食の大切さを再認識する作業が必要なように思います
後は、玄米ごはんが美味しく炊けることと、美味しいお味噌汁が作れること。
これでマクロビオティックは、8割くらいOKです。
なお、ここでの「美味しい」は、「身体の状態に合っていて美味しく感じる」という意味ですからご注意を。
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最近では、デパ地下などでも「マクロビ弁当」らしきものが売られていますが、あの割合では絶対におかずが多すぎます。
あの割合は、売る側の事情であって、こちらがそれに合わせる必要はありません。
最近の私は、外でお食事をいただくことが多くなりましたが、結構マクロビオティック料理で済んでいます。
ただ、割合は、お酒が出ると崩れますので、その時には雰囲気を優先して美味しくいただき、自宅に帰ってからしっかり調整します。
ですから、自宅では「質素な食事」そのものです。
時には、「玄米おにぎりだけ」ということもありますし、食事そのものを抜くこともあります。
食事の回数・量も、とても少ないですよ?。
それでも元気に飛び回っていますから、こんなものでいいのかも?と実感しております。
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こんなことを書くと、「それでは寂しい」「お食事の楽しみがない」とおっしゃる方の声が聞こえて来そうです。
でも、それが不思議なもので、少ない品数・量であっても、目や口だけで食べるのではなく、気持ちでいただいていると、十分楽しいし満足なのです。
生産者やお料理した人の「気」が入っているお料理は、ほんの少しでも満足できるものです。
「ありがたさをいただく」とでも言うのでしょうか。
パワーを感じられるお料理は、そんなに沢山いただかなくても満たされるように思います。

それでも、やはり、テーブルの上が華やかで、色とりどりで・・・などと、お料理に関する思いは各人各様おありだと思います。
もちろん、私もそんな時には、気持ちも華やぎますよ。
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ブログの性質上、記事に対する反対意見というのは、コメントしにくい面がありますけれど、この際思い切って皆さんが感じる「主食とおかずの割合」をテーマに、自由に書き込んでみてくださいませんか?

私は、上記のような感じで調子がいいのですが、それとは違うご意見、あるいは体験をお持ちの方もいらっしゃると思います。
色々な方が思い思いの書き込みをして、さながら「ブログde井戸端会議」を展開していただければ、と思います。

あいにく、私は明日(17日)から九州に出掛けますので、コメントのお返事を書けるのは、早くて22日(木)以降になってしまいます。
しかし、もしかしたら、私がお返事を書くのではなくて、どなたかが私の代わりにお答えやお返事を書いて下さるかも知れませんね。
なにしろ、「井戸端会議」なのですから、横レス大いにありなんですもの。
皆さんの横レスを、大いに期待しております。

ただ、一つだけお願いがあります。
「井戸端会議」のマナーとして、相手を不快にさせてしまうような表現はご遠慮くださいね。
どこの「井戸端会議」に参加しても、そのような光景はありません。
皆さん、和気あいあいとお話をされて、それでもご自分のご意見は述べておられます。
それでは、「ブログde井戸端会議」、よろしくお願いいたします。

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陰陽のバランスとマクロビオティック

最近、出掛けることが多くなって、アルコールを口にすることが増えた。
アルコールを全く飲めない夫と結婚してから19年あまり、その間にアルコールを口にしたのは数えるほど。
独身時代は、「あなたの肝臓を移植されたら、移植された人がすぐ酔っ払う」といわれるほど、アルコールが入っていた。
でも、それは飲む相手がいるからであって、自宅では一滴も飲まなかった。
結婚前は、それだけ飲み相手がいたってこと。

 

ところが、下戸の夫に加えて子育てが始まると、もう優雅に一杯なんて夢の世界になってしまった。
そして、いつしかアルコールとは無縁の生活を20年近く送っていたのだ。
途中でマクロビオティックを知ってからは、「おー、結果オーライ!」と夫に感謝したものだ。
ところが、昨年あたりから時々外で酒席に出ることがあって、アルコールを飲む回数が増えたけれど、明らかに昔のような飲み方ではなくなった。
大抵、最初はオーガニックビールで乾杯!
その後、無農薬の日本酒かオーガニックワインというパターンが多い。
最近では、お店側もアルコールにオーガニックを意識している所が増えて来たので、ありがたい。
量も昔に比べたら鼻水(汚くて失礼)ていどしか飲まなくなった。
おビールをグラスに2杯、日本酒をお銚子1本ってとこかな?

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それでも、それでも、日本酒に移行したあたりから、猛烈に“しょっぱい”物が食べたくなって来る。
お新香あたりを注文しても、まだ満たされない。
以前、渋谷のとあるバーで、ウィスキーをロックで飲んだ時、懐かしくて頼んだ“アタリメ”が、抜群に美味しかった!
(アタリメを食べるのは、実に20年ぶり!)
お店の主は、私の感激ぶりに首をかしげ、「普通のスルメなんですがねぇ〜」という。
しか〜し、私には今まで食べたどんなアタリメより、最高に美味しかったノダ!
ここで、ハタと気づく。
アタリメの陽性さを美味しく感じただけなのだと。

そりゃ、どう考えたって、アタリメが口に入るまでの工程を考えたら、最高に陽性だよね。
だから、一晩中飲んで一番美味しいおつまみは、アタリメだったのだ。
おー、納得!
昔は知らずに頼んだおつまみだけど、今は身体が叫ぶから注文するおつまみに変わって来た。
あ、そうそう、“焼き味噌”も美味しいネェ。
そういえば、我やさんで、マクロビ・パパさんが作ってくれた、“特製お味噌”美味しかったなぁ。
ぜひ、アレをメニューの定番にしてほしいナ。
こんな感じで、身をもって、短時間に“身体の陰陽”を感じたマクロ美風でした。

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塩分は美味しさを左右する重要な味だけど、絶対ではない。
同じ人間だって時間とともにその要求度は違う。
ましてや、年齢・性別・体質・生活環境などが違えば、味覚なんていくらでも変わる。
それに、最もやっかいなのが、“慣れ”というもの。
塩分は、濃い方にも、薄い方にも慣れる。
慣れてしまうと、身体の声を聴きにくくなる。

だからこそ、お料理の味付けのうち、特に“塩分”は真剣に対応した方がいい。
家族の健康のためにも、微調整できる裏ワザを身につけたいものだ。
その点、善右衛門さんのお料理には、“たれ・ソース”などが絶妙の計算で登場する。
さすがだなぁと思う。

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マクロビオティックで一番大事なのは、バランスだと思う。
それは、人生におけるバランスだったり、精神のバランスだったり、肉体のバランスだったりする。
勿論、お料理におけるバランスも多々ある。
主食と副食のバランスだったり、各栄養分のバランスだったり、味覚のバランスだったり・・・。
きりがない・・・。
要するに、結論は、“陰陽のバランスが偏らない”ことである。
これだけを念頭において、日々、おおらかな気持ちで過ごしていたら、結構あなたはマクロビアンかもね。

 

カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪, マクロ美風の体験的マクロビオティック | 15件のコメント

マクロビ井戸端会議が目白押し

最近、きちんとした記事を書く時間がなくて、と?っても欲求不満です。
書きたいことは、もう、たっくさんあるのに、時間がありません。

 

2月頃から、連日1時間半?3時間の睡眠時間でやりくりしていたら、2キロ痩せました。
今の体重は41キロです。
う?ん、この調子じゃ、夏は40キロ切るだろうな。
これって、20代の私の体重じゃん!
そういえば、20代の時の体重が、その人にとってのベスト体重だというから、同じでいいのかも?
でも、お洋服を買う時、上は7号・下は5号なので(それも小さいサイズの売り場)、何と言っても気に入ったデザインがなくて四苦八苦するの・・・・。
でもでも、1日2?2・5食で快調な日々を送っているので、毎日がとっても楽しくて、眠るのが勿体ないくらいなのです。
しか?し、20代と違うところが顔にあります。
シワ・シミ・ソバカス・くすみは勿論ですが、目が落ち込んで骨がよく分かるのです。
つまり、やつれてるってことですよね。
これはきっと睡眠不足も影響していると思うので、少し意識して2時前には寝るように心がけま?す。
といっても、睡眠時間は3時間前後だと思いますが・・・。
そんな訳で、ブログの更新がままならず、寂しいのですが、また明日から出掛けるので、しばらくパソコンから離れます。
マクロビ井戸端会議が目白押しで、すごい勢いで増えているんですよ。
下記の日程以外にも、「今準備しているので」とご連絡をもらっています。
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ちなみに、明日(あ、今日でした!)からの予定は下記のとおりです。
各地でお目にかかれる方々、楽しみにしていますね?♪
6月10日(土) 昼:京都  「ミニ井戸端会議@善右衛的カフェ」 於:「善右衛門的。カフェ
6月10日(土) 夜:大阪  「某マクロビオティックサークルの交流会」 於:某所
6月11日(日) 昼:奈良  「井戸端会議@なら菜一輪」 於:「菜一輪
6月17日(土) 夜:久留米 mixiのお友達とマクロビ交流会 於:某氏宅
6月18日(日) 昼:久留米 「九州マクロビ的お集まり」 於:「紅い櫨の庵」
6月20日(火) 昼:名古屋 「名マク井戸端会議」 於:「中国茶カフェmarica
(注:「名マク」→メイマクと読み、名古屋マクロビの略 )
6月24日(土) 夜:大阪   「井戸端会議6月@大阪」 於:「hale hale organic cafe by SOLVIVA
6月25日(日) 昼:京都  某氏とマクロビオティック談義 於:某所
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こんなわけで、6月の土日はぜ?んぶマクロビオティックの井戸端会議 or 集まりで埋まってしまいました。
家族よ、私がいない間もしっかり「バランスを考えて」食事してね。
バランスさえ大きく崩さなければ、少々??なお食事をしても大丈夫だよ。
私が帰ったら、きちんと調整してあげるからね。
気持ちよく送り出してくれて、ありがとう。
感謝しています。

カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪ | 43件のコメント

「まくろび庵」の「のんびり焼き」

6月2日(金)、仙台の「ハレマク」に参加して来たのですが、以前から、「始まる前にお話しをしたい」というご希望があったので、今回はその方達とハレマクの前に、「まくろび庵」さんにお邪魔してきました。
花華さんのブログで「まくろび庵さんのお焼き」を知り、みきさんのブログで「のんびり焼き」のことを知り、漠然と「仙台に行ったら行ってみたいお店」「食べてみたいお焼き」と思っていました。
でも、お焼きをいただけるのは火曜日のみ、ハレマクは金曜日というわけで、「う?ん残念」と諦めかけていたのです。
ところが、ハレマクの直前になって、Sさんから「お焼きを食べられるようにお願いしたので、ぜひご一緒に」との連絡があったのです!
嬉しいですね?。
ありがたいですね?。
で、その「まくろび庵」さん。
爽やかな自然の風を存分にとり入れて、「自然」を感じる、と?っても居心地のいいお店でした。
大きめのテーブルが一つあって、6人が座ればそれで一杯なのですが、そのテーブルは実にマルチテーブルで、お店の空間と一つになって、マクロビオティックに寄せる熱き想いを「熟成・発酵」させていました。
なぜ、マルチテーブルなのか?
それは、この記事を読めば納得です。
まくろび庵」さんの誕生秘話を、ぜひ、こちらからご覧になってください。
そして、「のんびり焼き」が生まれた経緯も。
その経緯を知ると、熱い熱い想いを感じますよね。
そのようにして生まれた「のんびり焼き」が美味しくないはずがありません。
なにしろ、「想い」がこもっているのですから。
そこに登場する“13うさぎ”さんは、私と同じ「リマ・クッキングスクール、師範科」の卒業生ですが、期は違います。
でも、同じところで学んだ者同士は、たとえ期が違っても親しみを感じます。
今回は、東京にスイーツのお勉強にいらしていて、お会いできませんでしたが、いつか必ずお会いするべき方なので、その日が待ち遠しいです。
ところで、この「のんびり焼き」の誕生には、ひよこまめさんの存在が欠かせなかったようです。
実際のひよこまめさんとは、ハレマクで席が隣同士という幸運に恵まれました。
とにかくピュアで芯のしっかりした方でしたよ。
惚れました。
それにしても、“わこうちゃん”といい、“13うさぎさん”といい、“ひよこまめさん”といい、「魂を感じる生き方」をされていますよね?。
皆さんの生き方は、魅力的です。
そして、マクロビオティックの知識や技術を持っていながら、迷っていらっしゃる方、方向の見えない方に、勇気を与えてくれます。
“それぞれ”に出来ることをやり、それが一つの形になって行く。
何て素晴らしいことなんでしょう!
自分の一歩は小さくても、幾つか集まれば大きな一歩になることを教えてくれますね。
そんな“すてき空間”、“まくろび庵”さんに、乾杯!

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極陰性とマクロビオティック

リウマチを体・心・魂でみつめよう!のぢゅんさんのブログに、「月山筍」(がっさんたけ)の記事が出ていました。
その写真に、思わず我が故郷、北海道を想い出して、しばし見入っていたのですが、ふと、これは北海道で「姫筍」(ひめたけ)と呼ばれている物の親戚なんだろうなぁと思いました。 
時期的にいって、山形と北海道は気候的にも近いので、きっと間違いありません。
北海道では、太くて大きい筍より、細くて小さい姫筍の方が陰陽からいっても合っているのでしょう。
ところで、きょうのお話は筍ではなくて、山菜全般のことです。
私がメチャクチャに忙しかった時に、Natural Magic SchoolのAnubis 22さんが、サトルマクロ的な記事を書かれていて、コメントしたかったのですが、時期を失してしまいました。
しかし、しかし、時期はあるんですねぇ。
こんな形で、ぢゅんさんがチャンスを送ってくれました。
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春の山菜には極陰性のものが多いので、ちょっとだけいただくというのは、マクロビオティックで陰陽を勉強した人なら、誰でも知っていることですが、その極陰性のことについてです。
とってもサトルマクロ的♪」(2006/5/5)の記事によると、
■成長→停滞(安定)→成長→停滞(安定) 
これが自然なリズム
なのに、その秩序を打ち崩して、爆発的に成長する陰性な増殖波動を極陰性と捉えています。
アスパラの穂先、わらび、ふきのとう、竹の子の穂先などが極陰性であることに関して、想い出したことなのですが、私の故郷は十勝の平野部なので、うんと山奥の人の暮らしぶりは、同じ十勝でも知らないことが沢山ありました。
そのひとつに、山菜の食べ方があり、わらび、こごみなどの先端部分を捨ててしまうのです。
山菜好きの母は、「あら、もったいない」と言って物珍しげにその話を聞いておりましたが、今思うと、これには先人の経験がものをいっているように思います。
つまり、里に比べて山奥の人達は、山菜を口にすることが多かったと想像できます。
すると、当然、体調を崩す人も多かったのでしょう。
そこで、経験則として、山菜の先端を捨てたら体調の変化が著しくなかった、ということでしょうか。
陰陽の理論なんか知らなくても、その土地で採れる物の食べ方を、ちゃんと生きた知恵として、彼らに受け継がれていたのでしょう。
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これこそ、マクロビオティックだと思いませんか?
お料理教室に行かなくても、料理本を見なくても、地元で採れる物の扱い方を先人に学び、また、後世に伝えていく。
このことがきちんと機能していれば、マクロビオティックと意識しなくても、マクロビオティックをしているのと、ほとんど同じだと思うのです。
食べ物に限らず、日本の伝統がきちんと見直されて、大切に守り、引き継ぐシステムを、ぜひ、整えたいと思う今日この頃です。

カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪ | 30件のコメント