マクロビオティックが楽しい♪」カテゴリーアーカイブ

東北関東大震災に真の応援を!

雑感の記事を書いたところ、何人かの方からメールをいただきました。
私も同じ気持ちですが、コメントをするのがためらわれるのでという内容でした。
そんな気持ちの方もいらっしゃることを想定済みであの記事を書きました。
しかし、反対意見の方ももちろんいらっしゃることも想定済みです。
でもね、それはどちらも一緒なんですよね。
そして、そのどちらの気持ちも私にはありますし、皆さんも持っています。
ただ、表に出すか出さないかの違いではないかと思います。
私は表に出して一緒に考えたいタイプなだけです。
ところでお笑いのことです。
先の記事ではお笑いより生きることなんて書きましたが、それは生死を分ける状態のときには、まだお笑いの出番ではないというだけのことです。
人間はうんと苦しくなると、一筋の光を求めようとします。
どん底から這い上がろうとするんですよね。
まさにこれが陰陽の極みです。
極限状態から生還しようとする時には、お笑いも必要になります。
著しい緊張をほぐすものが欲しくなるのです。
皆さんも経験がありませんか?
すごーく疲れている時には、何もする気が起こらなくて、ただボーッと意味のないテレビ番組を眺めていることが。
これぞ陰陽ですね。
被災者たちのお腹が満たされると共に、次は生活拠点の確保です。
職場を失った人もいるでしょう。
家を失った人もいるでしょう。
むごいことに両方失った人もいるでしょう。
でも、生きて行かなければなりません。
その段階になったら間違いなく大きなお金が必要になります。
生き方にそれぞれの想いはあっても、今の時代は悔しいことにお金なしでは生きられないのです。
その時期に私達が出来ることはたくさんあります。
お笑いを届けるも良し、お金を届けるも良し、労働を届けるも良し、笑顔を届けるも良し。
大切なことは、被災者とどこまで一緒の気持ちになれるかどうかです。
テレビが普通番組に戻り、計画停電も解除されたところで、本当の被災はそれから生まれて来るといっても過言ではないのです。
私達に出来ることは、「忘れない」ことなのではないかと思います。
単に忘れないのではなく、日々の生活のそこかしこで、生活の変化を維持することだと思います。
物に対する姿勢でもいいし、お金に対する認識でもいい。
あるいは暮らし方全般でもいい。
この震災であなたはきっと沢山考えたはず。
その考えたことを一人ひとりが実践に移すことが真の応援になると思うのです。
亡くなった尊い命を無駄にしないためにも、生き残った私達が多少傷つきながらでもいいから、私達が一人ひとりの想いを外に出すことが不可欠だと思っています。
黙っていては何も変わりません。
今こそあなたの想いを言葉に託しましょう。

カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪ | コメントする

雑感

先日、計画停電中にTwitterを覗いたときのこと。
楽しそうに面白おかしくツイートしている文章を読むと、どこかで微妙に距離を感じてしまう自分がいました。
寒くて、暗くて、時々揺られながら、ちょっと寂しくなったのです。
何時になったら通電すると分かっている停電は、いつ通じるか判らない停電とは大違いなのですが、それでも心理的には影響があります。
人間ってどんなに偉そうなことを言っても、嫉妬やねたみと背中合わせで生きています。
自分がつらい時にはまわりもつらそうだと安心します。
反対に、自分だけがつらくてまわりが楽しそうだと嫉妬します。
仮につらくなる理由が自分にあったとしても、自分ではなくまわりに原因を求めたくなります。
その一例がTwitterでの複雑な気持ちでした。
こんなことは大人げないことは分かっています。
でも、そんなものなのですよね、人間の気持ちって。
たとえば、フルタイムで働いている主婦が家族に夕食を食べさせて後片付けをする時、ご主人が呑気にテレビでも観ていたら、ちょっと不満に思いませんか?
頭では「夫はお仕事で疲れているから休ませてあげたい」と思っていても、「私だって仕事で疲れているのよ」と心のどこかで思ってしまいますね。
そんなとき、ちょっとしたご主人のひと言で妻の気持ちは一変します。
あるいは食器を下げてくれるだけでも嬉しいものです。
妻は一緒にお皿を洗うことを望んでいるのではなく、一緒に片付ける「気持ち」が欲しいのだけなのです。
*   *   *
被災地で命がけの時間を過ごしている人達からみれば、それ以外の人達はみんな圏外であって、圏外の人達が発する言葉は空しく響くに違いありません。
「私達は命がかかっているんだよ!」と悲痛の叫びをしたいのですから。
だから、そんな時にはどんな励ましの言葉も、かえって迷惑だったり神経を逆なでするだけでしょう。
放射能云々と言って騒いでいる東京の人達にいらだちを覚えるでしょう。
当事者でなければ分からない気持ちが絶対あるのですから。
よく、こんなに落ち込んでいる時だからこそお笑いを、という考え方もあります。
しかし、私も体験しましたが、本当に落ち込んでいる時には笑いに反応する感情が欠落してしまうのです。
可笑しいことを可笑しいと感じられないのです。
戦時中に歌手が軍隊に慰問していたのとは事情が違います。
緊急に命がかかっているのです。
まずは空腹を満たすこと。
生きるための生命線を確保した上でなければ、笑いは生まれないのだと思います。
そんな時に子供の笑顔は最高の癒しになります。
子供はみんなの宝物だと心から思います。
むそう塾生の出産が相次いでいますが、そのうちのお一人の笑顔(寝顔)をお届けします。

カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪ | 2件のコメント

「マクロ美風の家事アドバイス講座」を受講される方へ

そろそろ家事アドバイス講座の第1回目が近づいて来ました。
せっせと片付けていらした方も途中で地震が来て、片付けどころではなくなったことと思います。
我が家も計画停電の時間を気にしながらの生活です。
被災地での生活物資不足が伝えられると、やっぱり買い置きしておかなくちゃと思う人、今おかれた環境の中で生きようとする人に分かれることでしょう。
どちらを選ぶかで不安感は大きく異なります。
この選び方の結果が日々の暮らし方や生き方に表れるので、まさに家事アドバイス講座の前にこの地震は生きた教材になります。
したがって当日は地震のことにも触れてお話をしたいと思います。
限られた時間の中でどこまでアドバイス出来るか否かは、皆さんの準備いかんによります。
しっかり準備をして、忘れ物のないようにしてくださいね。
なお、個別アドバイスはオープンで行ないますので、他の方へのアドバイスも大いにヒントになりますから、しっかりと聞いて今後の暮らし方や生き方の参考になさってください。
もう一度プログラムをご確認の上、当日が充実した時間になりますようご協力下さいませ。
「マクロ美風の家事アドバイス講座」受付開始!

カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪, マクロ美風の家事アドバイス講座 | コメントする

混乱しているときこそマクロビオティックを!

何だかジェット機のように日々が過ぎて行きます。
ひたすら急ぎの順番に用事をこなしていくことで精一杯。
そんな中、けさ嬉しいお電話がありました。
石巻市のむそう塾生さんからでした。
やっと電気が通じたからとお電話をくださいました。
直接状況をお聞きすると、やはりガソリンさえあれば解決する問題があまりにも多いです。
ガソリンが危険物でなければ、持って駆けつけたい思いにかられます。
ところで、彼女は腹をくくってしっかりとした想いを語ってくれました。
ご実家は跡形もなく、自宅も浸水し、ご主人の職場も水に呑まれ、車もなくなってしまったこの状態で、「それでも私はここで生きて行きます」と言い切っておられました。
この覚悟に比べ、被災地から離れているにもかかわらず、放射能汚染の問題で逃げることばかり考えている人間の何と多いことか。
不安に正面から向き合える冷静さ。
それは自分の中で物事を正しく把握することから始まります。
情報が入って来ないから不安なのではなく、生(せい)をどのように受け止め、常々不安とどのように向き合っているかが問われます。
Sさんは話してくれました。
「本当に今こそマクロビオティックですね」と。
そうなんです。
マクロビオティックも世の中の怪し気なことも、ふるいにかけられる時が来たのでしょう。
こんな時にこそ、生きたマクロビオティックを実践して、「ああ、マクロビオティックを知っていて良かった」と言えるようになりましょう。
混乱しているときこそマクロビオティックの視点が必要です。

カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪ | コメントする

第87次「むそう塾 パスポート取得者」を発表します!

愛クラス開催の記事を書けていないのに、もうパスポート取得者が登場しました。
つまり、昨日愛クラスを受講された方が今日パスポートなのです。
しかも、中学2年の男子!
一発合格も、年齢も、むそう塾始まって以来です。
素晴らしいですね。
新潟からご一家で京都入りされた甲斐がありましたね。
「おじいちゃんに僕の炊いた玄米ご飯を食べてもらいたい」といって頑張ったK君、おめでとうございます!
では、パスポート取得者を発表させていただきます。

<むそう塾 パスポート取得者>


   
Koさん(48−1)

<寸評> 中川善博より

見事にやって下さいましたね。
一発合格です。

ちゃんと講義中に伝えた大事な事が解っています。

あとはご自分でしっかり習熟するように定期的に炊いてください。 

おめでとうございます。

*   *   *

(1)絶対美味しい玄米ご飯の炊き方をマスターしていただきたい。
(2)その玄米ご飯を炊く行為を通じて、自分を見つめ気づきを得て、幸せに繋げてほしい。
(3)まわりの人と一緒に幸せになろうとする意識を持ってほしい。
これが「むそう塾」の願いなので、この(1)?(3)をおおむね理解され、なおかつ実践出来ていると思われる方に、パスポートを発行させていただきました。
これからは、ご自身と向き合いながら、日々の心の持ち方を大切にして、中川さんに言われたことを思い出しながら、人間性をより高めて幸せな日々をお過ごし下さることを願っております。
パスポートを手にされても気を緩めないように、引き続き真剣に玄米と向き合ってください。
パスポートは出発点であり、到達点ではありません。
従ってこれは、第三者に教える力を認めたものではありません。
「中川式玄米ご飯の炊き方」は、中川善博本人のみが口伝の形でお伝えしております。
なぜなら、「中川式玄米ご飯の炊き方」はオーダーメイドの炊き方だからです。
パスポートを取得されましたKoさんは、これで玄米投稿の目的は達成されましたので、お写真を中川さんに送らなくても結構です。
パスポートの発行は、この記事をもって公表するとともに、個人宛へのメールでお知らせいたします。
このメールにはパスポートナンバーが記載されていますので、もし、届かなかった場合はご連絡ください。

カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪ | 6件のコメント