マクロビオティックが楽しい♪」カテゴリーアーカイブ

マクロビオティックの今 そしてむそう塾の伝える陰陽

先週は1週間に二つのマクロビオティックの集まりに出席してきました。
猛暑の中の強行スケジュールでしたが、どちらも大事な集まりなので、他のかたのご意見を伺って参考にさせていただきました。

その中で感じたことを一言でいうなら、11年前のスタート時からむそう塾が目指したことは間違っていなかったということです。
なぜそう出来たかというと、それには二つの理由があります。
一つは、陰陽を当てはめて考えればマクロビオティックの将来が予想できたこと。
もう一つは、私も中川さんも何年にもわたりマクロビオティック実践者の多くに直接会って、その問題点をたくさん把握していたこと。
これに尽きます。

そのうえでむそう塾は、中庸のマクロビオティックを目指してスタートしたのでした。
玄米菜食一辺倒でもなく、動物性が必要な人のためには毒消し方法と併せて、その質や量を細かく伝授してきたのです。
食べる人の体調を把握できる状態でのみ伝えてきたことによって、心身両面にわたって改善される人が多く出て、どれだけ励まされたかわかりません。

しかし世の中にはまだまだマクロビオティックを誤解されている人が多く、そのために著しく体調を崩している人が多いことでしょう。
もしかしたら時代は、「マクロビオティックが体に良いものではなく、体に悪い食べ方」として受け取られているかもしれません。
極端な食事法だけが独り歩きした結果ですね。

そのようなことも十分考慮しながら、むそう塾では陰陽の考え方の利点を伝えるべく、お料理から陰陽を感じ取ってもらいながら、実生活に陰陽を活かす方法をお伝えしています。

先日もお仕事のことで塾生さんから相談がありましたので、陽性な職種を選んだ方があなたに合いますねというお返事をしたところです。
その塾生さんはまだむそう塾に来られたばかりなので、陰陽で職種を考えることを知らなかったようです。
でも、詳しく説明したところ、大いに納得してくださって、これから陰陽を踏まえた仕事選びができそうです。

こんなふうに陰陽は万物すべてに影響することなので、それを知っているのと知らないのとでは大いに生き方が変わってきます。
限られた人生を充実して生き切るために、むそう塾はこれからも「手から手へ」丁寧に陰陽の考え方をお伝えしていきます。

 
 

(万願寺とうがらしと黒毛和牛の美山炒め 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

このお料理には動物性が少し含まれています。
でも、毒消し材料もしっかり入っています。

 
 

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マクロビオティックの盲点
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中川善博から娘へのお弁当
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作家 適菜 収さんの記事より われわれのスタート地点は「常識」だった。

このブログでは政治のことはなるべく書かないようにしています。
なぜなら、「マクロビオティック京料理教室 むそう塾」としての本来の役目は、お料理が苦手な人に美味しいお料理を作れるようになってもらうことにあるからです。
政治や宗教は個々人の問題であって、そこに深く介入すべきものではないと考えるからです。

しかし、「無双原理&盛付コース」では生きた陰陽を学ぶために、政治のお話もします。
マクロビオティックは食べ物のことだけではありませんから、当然なのですが。
実はマクロビオティックの陰陽で政治を見ていくと、実に面白くて、もうすぐ投票日を迎える「第25回参議院議員通常選挙」は、新しい流れも手伝って目が話せない状況になっています。

選挙とはまさに陰陽の結果であり、陽性な者(1票でも多く票を集めた者)が勝ち抜く戦いなわけです。
裏では色々なことがあるわけですが、それも陰陽で考えてみると、生きた陰陽の勉強になって面白いです。

しかし、今は面白がっているだけでは駄目です。
この選挙は有権者の行動が今まで以上に求められているので、投票という行動(陽性)によって自分の未来を切り拓く必要があります。
何も行動しなかった人(陰性)は、自分の人生に不満を言う資格がないと私は思っています。

受け身だけの人生で来た人も、今回ばかりは能動的に動いてみましょう。
国民の一人ひとりが政治をつくり、国をつくって行くのだという自覚が持てたら、この国はもっと元気になれます。

*   *   *

適菜 収さんの記事より。

【自民党離れする保守層と共産党との関係】
このままでいいのか、今の日本。参院前に保守主義者・作家 適菜 収が語る!

われわれのスタート地点は「常識」だった。

これがいいですね。
常識の通用する国にしなければ、日本国民はズタズタになってしまいますから。

 
 

(写真も適菜 収さんの記事からお借りしました)

*   *   *

ところで、私は毎月のようにこの国会議事堂前の道路を左折して某ホテルに行きます。
写真を撮ろうにも車が多くてなかなか撮れないのですが、いつも複雑な想いでこの議事堂を眺めています。
今月は24日にまたこの景色を眺めるのですが、どんな気持ちでここを通過するでしょうか?
国会が正常に機能して、日本国民が少しでも活気を取り戻せるようになってほしいと思っています。

 
 
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「鯵の観音開き」の動画を公開しました

(鯵の棒寿司他 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

今日は「中川式お寿司講座」を開催しました。
昨日の「カレー講座」と連続受講の方が何人かいらして、里帰りしてくれた娘のようで嬉しかったです。

過去に開催したお寿司講座でも、ここが難しい!という人が多かったので、今日は「鯵の観音開き」を動画に撮りました。
すでに受講された人も大いに勉強になると思います。

 
 

【鯵の観音開き】

美味しい中川式のお寿司が作れたら、Twitterでもお弁当投稿でもいいから、お写真を見せてくださいね。
楽しみに待ってます!

 
 
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マクロビオティックの陰陽を知ると、自然界に近い暮らし方が心地よくなります

先日(4月7日)、最後の「無双原理&盛付コース」の授業で、環境の陰陽の話題から睡眠時の話になりました。
Hさんが夜は暖房をつけて寝ているというので、ビックリした私が就寝時には暖房を消しましょう、それで寒かったらお布団の上に何かかけましょうと言いました。
どうやら、1年中掛ふとんの厚さは気にしていない暮らしぶりだったからです。

その結果、Hさんは早速実行してくれて、それまで私によく訴えていた体の不調の多くが改善されました。
そして、大喜びでメールをくれました。

 
 

<Hさんからのメール>

美風さん、こんばんは。
毎日お世話になっております。

布団を一枚増やしたら、足のむくみがみるみる良くなって
驚いてます。。!!

すごいです!!

足のむくみは前ほど気にならなくなり、今まで職場でも、
夕方になると足がむくんで足指運動してたのですが、
その必要がなくなりました。

職場では、ゆるくて足を締め付けないタイプのサンダルを
履いています。が、夕方になってもゆるゆるのまま、スッキリです。

小さな積み重ねがなんと大きなことだと思いました。

帰宅すると息子が暖房をつけて寝ていたので、
教わった通りに、「寝るときは暖房を消してね」と言って
消しました。

ありがとうございます。

小さな癖を見つけ出して一つづつ改善します。

Hより

*   *   *

寝る時の環境を変えただけですが、逆にいうと、それほど環境は私たちに影響が大きいということです。
冷えが及ぼす体調不良は、現代人の悩みのタネだと思います。
日常の暮らし方が自然から離れすぎてしまっていることが原因の場合も多く、Hさんの場合もそのケースでした。

人は自然界の一部なので、出来る限り自然界と同期している方が体への負担は少ないのですが、室内においては湿気だけは調整した方が良いです。
ですから、これから梅雨時や夏の空調を考える時には、湿気を最優先にしましょう。

もちろん、寝具は季節に応じて取り替えます。
先日「七十二候は暮らしの羅針盤」という記事を書きましたが、こういう視点で暮らしを考えていると、昔の伝統建具が一つひとつ納得できます。
例えば「夏障子」や「簾戸(すど)」というのがありますが、これは夏の暑い日差しを遮って風だけ通すものです。

しかし、今はマンションに代表されるように、気密性の高い住環境であるうえ、季節に応じて建具を収納するスペースもありません。
そこでエアコンが登場するわけですが、本来の目的は何だったのかを忘れることなく、なるべく自然界からかけ離れた方向に行かないように気をつけましょう。

それは食べ物も、服装も、暮らし方もすべて陰陽で考えて暮らしていると、自然にそれが出来るようになります。
マクロビオティックの陰陽はそんなことを教えてくれます。
そして、そんなことが健康や幸せにつながっていることを確認できるのが、マクロビオティックの良いところだなあと思うのです。

 
 

(京都 瓢亭)

 
 
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「七十二候(しちじゅうにこう)」は暮らしの羅針盤

今は季節の変化が激しくて、うっかりしているとグングン景色が変わるほど周りの木々や草花が成長しています。
京都はまだ桜が美しくて、今年の桜はとても長い間楽しませてくれています。
植物を見ていると、四季の変化がはっきりと感じられますが、実は食べ物にもそういう変化があるのです。

一般的に「旬」という言葉がありますが、お料理の世界ではこれを大事にすることはもちろん、それをさらに細かく分けて、それこそ1週間単位で食材を選択していきます。
むそう塾でもお弁当投稿の指導で、細かく旬の指導がなされているので、投稿のおまとめを読むだけでも勉強になることがいっぱいあると思います。

私のブログでも何度も取り上げていますが、「七十二候(しちじゅうにこう)」という言葉は、常々意識しておられない方も多いので、よけい暮らし方が季節から離れてしまうのでしょう。
和服の世界ならもっと季節を細かく意識していきますが、洋服の世界はそういう感覚があまりありませんね。

しかし、私たちの住むこの地球は、まさしく季節の変化とともに動いているので、私たちも地球の一部として当然のことながら季節の移ろいを意識して暮らすのが最も自然体に近づくわけです。
気象や動植物の変化を5日毎に意識して暮らすのは、変化の著しい今ならすごく分かりやすいと思います。
これからのあなたの視点に「七十二候」を取り入れてみましょう。
そうすると、マクロビオティックでなぜ「旬」をうるさく言っているのかもよく理解できると思います。

糠漬けやお酒に代表されるように、微生物を扱う世界では七十二候と呼吸を合わせていかないと失敗します。
これからは糠床の微生物が大活躍してくれるので、ぜひあなたも糠漬けを上手に漬けられる人になりましょう。

 
 

<七十二候の過去記事>
今こそ旧暦を意識する暮らし方を 2015.12.11 必読
マクロビオティックと七十二候 2015.8.12
マクロビオティックと睡眠時間 2016.1.14
「穀雨 末候 牡丹華」 京都 瓢亭の庭を眺めながら 2018.5.2

 
 

(竹の子土佐煮 菜花の炊合せ 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

このお料理は3月の時点ではOKなのですが、4月も中旬になった今ではすでに菜花は使えません。
理由は自然界を見れば明らかですね。黄色い花が咲いてしまっています。
一方竹の子はまだ使えますが、そろそろ終わりが近づいて来ました。
こうして食べ物の旬は動いて行きます。

 
 

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