「歯の矯正」について

マクロビオティックの大家である大森英櫻先生から、親子でマクロビオティック教わった知人がいます。
私が先日歯の記事を書いたところ、その方から、歯の矯正に関するご自身の体験を記事用の文章にしてお寄せいただきました。
皆さんのご参考になればと思い、ご紹介させていただきます。

 

 

              *    *    *    *
<以下は、Gentarohさんの文章です。>
今、私が実施している歯の矯正法は、「床矯正」と言って、ホームページはこちらですが、http://www.esprit.or.jp/index.html

 

まずは通常の矯正で使用するブラケットを使う前に、床矯正専用の装置を使用して、歯の位置を外側へ押し広げる形で矯正治療を行います。

 

 

私はこの専用装置を上顎、下顎共に6ヶ月ほど使用しました。

 

この間に歯を移動するスペースを確保することは出来、より矯正しやすくなったのですが、歯間が広くなったので、食べ物が歯間に挟まりやすくなったことには参りましたが。

 

 

そしてこの間、食べる時は装置を外して食べるので、噛み合わせの変化も実感できましたが、より奥歯で力を入れられるようになってきました。

 

 

私自身、ここまではまあ順調に来たと思うのですが、今は一つの転換点で、最近、下の歯だけ通常のブラケットで歯並びを矯正する方向へ転換したところ、その後、しばらくは痛みがひどくて大変でした。

 

 

1週間くらいでその痛みは治まったのですが、今度は噛む力が低下したので、ゆっくり、より多い回数じっくり噛んで食べるしかない状態になっているところです。

 

 

そこで初めて噛む力についてのありがたみを知ったわけですが、そんな毎日を過ごしていると、大森英櫻先生が生前仰っていた一言一言を思い出します。

 

 

色々と仰っていましたが、「いざという時に噛む力の有無が生死に大きく影響する、私は総入れ歯だからゆっくりしか噛めないんだよ」という言葉について、今頃このような状態になって、「なるほど、生きる力、日ごろの活力等とは、噛む力と比例しているのか」と実感している毎日です。

 

また、歯を抜かずに治療を行うことも床矯正を支持する一因になりました。
なぜなら以前、他の矯正歯科へ行った時、「親不知(親しらず)を一本抜く」と言われ、矯正治療を躊躇していたからです。

 

さて最後に?床矯正について、主に利用しているのは、やはり子供さんの歯の矯正のようですが、その目的は、ただ矯正で並び替えるのではなく?食べ物を噛まなくなって退化し、小さくなった現代人の顎を正常な大きさに整えることも目的のひとつになっていると私は認識しています。

 

 

詳しいことは私の駄文だけで判断するのではなく、床矯正のHPを見られることで理解を深めることをお勧めします。

 

 

以上、私の現状、及び床矯正の一部について、書かせていただきました。
*    *    *    *
以上、Gentarohさんの文章でした。
Gentarohさん、体験談をお寄せいただいて、ありがとうございました。
なお、マクロビオティックでは(いや、そうでなくても)、噛むことの大切さはどなたも強調されますが、では、その「歯」についての記事はというと、あまり多くないように思います。
これから、その大切な「歯」について、私の時間が許す限り取り組んでいきたいと思います。
このブログをご覧になってくださっている多くの方から、患者の立場として、あるいは歯科医療関係者の立場として、ご意見をお寄せいただけたら嬉しいです。
本当に患者が望んでいる歯科治療とはどういうものか?
今の歯科医、あるいはその関係者は、それに応えているのか?
などなど、どんなご意見でも結構です。
皆さんの忌憚のないご意見をお待ちしております。

 

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コメント

  1. non より:

    こんにちは!初めて、ブログに参加させていただきます。nonです。先日の美風ゼミ欠席失礼しました。
    さて、歯科矯正の話ですが歯並びは、私は大人になってからずっと悩んできました。歯科検診にいくと必ず言われること、またブラッシング指導も何度か受けましたが、今現在左で噛むと食べ物が挟まるので右しか使っていないのです。歯列矯正をしようと決意したことも何度もありましたが、高額なこと歯医者が苦手(局摩が効かない)こともあって断念してきました。
    私は、歯医者は入ったときのあの匂いからもう身震いしてしまうくらい怖いのですが・・・どこかお勧めの床矯正を実施している歯科医院はあるのでしょうか?
    もし、知っているようでしたら教えてください。やはり、一番に記載の鈴木医院ですか?

  2. たま より:

    美風さん、こんにちは。
    歯の話題、ありがとうございます。

    マクロビオティックを実践されている方も、歯の悩みを抱えていらっしゃる方が多いですよね。
    我々歯科の立場からの発信ができていないことも大きな原因と考えます。反省しなくてはなりませんね。

    できるだけ抜かない削らないを診療方針にしておられ、がんばっている歯医者さんもずいぶんと増えたのではないかと思われます。しかし、食事との関連をしっかりと伝えてくれる歯医者さんが少ないのは否めません。

    誤解を恐れずに極論すると、歯を磨かなくても糖類を摂らない限り、虫歯や歯槽膿漏(歯周病)になることはありません。
    そのことをいかに暮らしに即して実践できるかのアドバイスができないと、この世の中からお口の問題は消えることがないでしょう。

    お口の中の問題は、身体の中の縮図です。
    取り返しのつかない大きな問題に発展する前に、お口の中の問題を解決していくと、不思議と身体の中の問題も消えていくことが多いのです。

    大変恐縮ですが、この場をお借りしてシンポジュウムのお知らせをさせてくださいね。

    今度12月14日(金)に「歯周病をなくすシンポジュウム」を開催いたします。

    抜く治療から、あきらめない治療への扉を開けてみませんか?
    <抜歯と診断された90%以上は助かります>

    というテーマで、臨床(症例)発表を豊富に用い、ご自身の歯を残すことの大切さをお話いたします。

    日時 平成19年12月14日(金)11:00~16:00
    場所 香川県・高松サンポートホール54会議室
    会費 500円(玄米おむすび・歯ブラシ・お茶・資料       代として)

    お問い合わせ 松見歯科診療所(087-881-2323)

    インプラントなどの最進医療優先による抜歯を前提とした治療を受ける前に、本当に歯を残すことができないのかを検証します。治りたい、抜きたくないと真剣に考え取り組んでくださる方のためにそのノウハウを全公開いたします。
    歯と身体の仕組み、関係も明らかにし、生活習慣病の改善を身体全体から考える<マクロビオティックオーラルケア>とは何かを分かりやすく解説いたします。

    また、時間の許す限り、歯科相談も実施いたしますので、お気軽にご参加ください。(歯科受診への勧誘ではありません・笑)

    県外からも多数のご参加をお待ちいたしております。

    美風さん、ありがとうございます。
    記事に関してご都合が悪ければ、削除なさってくださいね。

  3. りんご より:

    はじめまして。いつも拝見してます。

    歯に関してはここのところかなり悩んでいまして。
    歯の痛みがあり、歯科を色々調べて、抜歯の際にも抗生物質を使わないような割と自然治癒を優先する普通の歯科にしてはちょっと変わったところへ行ったのですが、親知らずの抜歯と床矯正を勧められ、
    歯並びは気になっていたので床矯正はかなりやる気にはなったのですが、親知らず抜歯にどうしても踏み切れず、矯正の失敗例などを調べるにつれ、それも怖くなり、
    抜かない、矯正しない、1度にちょっとしか削らない、と本当に殆ど何もしない歯医者さんに見てもらい、矯正も抜歯も止めました。
    今のかみあわせも悪いのですが、悪いなりに長年かけてそのかみ合わせに体が対応してバランスをとっているので、いきなり変えるのはとても体に影響があるというところに少し納得がいき。。。
    今まで他の治療で何でもチャレンジする方で失敗してきたので、今度ばかりは何もしない方を選択したのですが、それでいいのかはまだわかりません。

    ですので、こちらで色々意見が伺えるととても参考になるので、よろしくお願いします。

  4. Gentaroh より:

    nonさん、はじめまして
    美風さんに記事を掲載していただいたGentarohと申します。

    せっかくなので、何か書いたほうがいいのかな?と思い、書かせていただくことにしました。

    私は歯並びについて、ちょっと気になるところがあったので矯正治療をすることにしたのですが、
    nonさんもご存知のように、通常の矯正歯科での治療は超高額であることと、左下の親不知を抜くと言われたことに納得できず、矯正治療を躊躇していました。

    その点、床矯正は矯正治療としてはよりリーズナブルな費用で出来ますが、それでも上下の顎に装置をつける場合、諸費用を含めて15万円くらいはかかります。

    もし、床矯正の治療を受けられる場合、鈴木医院について、通院する際に、nonさんの負担にならない場所に所在しているのなら、一番ハズレのない選択になるのでは?と思います。

    ただ、私は鈴木医院について、床矯正の総本山であるという認識があるだけなのですが。

    よって私としては、負担にならない場所にあり、且つ訪ねてみて、納得の出来る治療をしてもらえそうなところを選択されることをお勧めします。

    床矯正の会員名簿一覧を検索してみて、都合のいい場所にあり、HPがあれば、それらを参考にしてみられても良いと思います。

    治療を受けることは色々と大変なこともあり、私の場合、現在下顎だけデーモンシステムという通常のブラケットをつけた治療に移行していますが、今のところ、良い方向に向かっていると認識しています。

  5. Gentaroh より:

    りんごさん はじめまして!

    上記の記事を書かせていただいたGentarohと申します。

    私も最初に床矯正を開始する際に歯科医さんと話し合いましたが、その時、床矯正と同時に、親不知の抜歯の話もありました。

    しかし、親不知は抜きたくないとの意向を伝えたら、その親不知も矯正する方向で治療することになりました。

    現在途中経過ですが、親不知も矯正することはできます。

    ただ、歯科医さんにとっては決して楽な治療ではないので、やる気のある歯科医さんでないと難しいのかもしれません。

    もし、まだ床矯正に興味をお持ちであれば、納得できる治療をしてもらえそうなところを探すしかないと思います。

    お住まいの地域にもよると思いますが、床矯正の会員名簿を見たら、どこで治療できるかくらいはわかると思うので。

    床矯正の治療について、子供さんはまだ、骨格等が固まっていないので治療もし易いようですが、
    大人の場合、顎自体が硬くなっているので、色々と細かな不都合も出ますし、人によってはかなりのストレスがあるという話も聞いています。

    私の経験上では、歳をとればとるほど負担も大きくなると思いますが、治療を受けて変化を実感すると、明らかに奥歯で歯を食い縛る力が増していることを私は実感しました。

    この経験をして私は初めて、大森先生が仰られた「いざという時の歯を食い縛る力の違い」について、実感できました。

    大森先生ご本人は、わりと早い時期に総入れ歯になられたようなので、
    「私は噛む力が弱いから、ゆっくりしか食べられないし、食べる量も少なくなる」と仰られたのですが、
    「もし自分の歯が残っていたら、もっと玄米も噛んで食べられていたし、もっと長生きできる、生命力のある体を作ることが出来たであろう」と亡くなられる前年に、極少量の玄米を食べられた後、仰っていました。

    私もそんな言葉の数々を今更ながら、自身の体験によって、「ああ、大森先生が仰っていた事とは、こういうことだったのか?」と実感しているところです。

    この場合、大事なことは歯並びだけに捉われず、顎全体、口全体のバランスを整えることなのでは?と私は認識しています。

    何しろ現代人の歯並びの乱れ、及び顎全体の狭小化による衰退は、食物を噛んで食べなくなったことが原因のようで、古くは貴族の顎が細く小さくなっていたようです。

    少し話がずれましたが、歯を矯正するということは、その途中で良くも悪くも色々と影響が出てきます。
    それでも将来の自分自身のために、自身の体をより良い状態に持って行きたいとお思いならば、試行錯誤しながら前進して行っても良いと思います。

    参考になるかどうかはわかりませんが、とりあえず、これだけは書いておいたほうが良いと思ったことを書かせていただきました。

  6. ぽち より:

    歯科医師の松見です。
    皆さん、色々お悩みのようですね。

    何点か皆さんのお悩みにお応えしなければならないと思い書き込みいたしております。

    まず、抜歯について。

    当院はできるだけ抜かない、削らないを方針にしています。

    中高年の方の治療をしていると1本の歯を残すことに大変な努力が双方(患者様と歯医者)に要求されます。又歯を失った方の口の中に1本でよいからこの位置に歯が欲しいと思うことはよくあることです。特に高齢者で著明なのですが、歯を失っていけばいく程健康を損ねお医者様に我が身を委ねなければならなくなります。(恐ろしいことだと思います)それ故若いときに4本の小臼歯を抜歯する事は基本的に賛成できません。
    ある一時期の見栄えのためにもっと長期間の人生に重大な損失を招くと思います。

    又親知らずでも7番の歯の代用になることは非常に多いケースです。安易に親知らずだからと抜歯しないで下さい。

    一番の予防策は妊娠以前のご夫婦の身体の作り方にあります。当院の歯科衛生士の純ちゃん(最近結婚)は「1年間は妊娠しない、旦那の身体を作ってから」と宣言しています。本当にそれが大切と思います。
     
    が、抜歯を余儀なくされる場合もあります。それは、その歯を残すことでマイナスになる場合です。

    例えば、親知らず(8番)が横を向いて生えていて明らかに前の歯(7番)に悪影響を及ぼし始めている時。

    しかし、この場合も、仮に前の歯が虫歯などで大きく損傷している場合、前の歯を抜歯して横に向いている親知らずを起こして矯正するなど可能な限り元気な歯を残し利用するという方法を取ります。(親知らずという一番新しい元気な歯は虫歯や歯周病になっていないことが多いので。)

    いずれにしましても、確かに抜歯を無闇に行う歯科医がいることは事実ですが、意味のある抜歯もあることを知っていてください。

    次に矯正についてです。

    大人になってからの矯正では咬合等の事も考慮してどれを生かすのがベストかを検討し、抜歯を余儀なくされる場合もあります。

    しかし皆さん同じ口の中の状態(頭部や身体の状態も含め)ではなく、従って同じ解決策は無いと思います。
    一人の患者様のケースを10人の床矯正専門の歯医者が診れば解決策も十色です。床矯正専門だからといって同じ方法で同じ結果が得られるかは疑問です。その中で最良の選択をしなければなりません。床矯正もよい方法と思いますが失敗例もあります。歯科医をしっかりと見極めご自身が一番納得をされる方法を選択することが大切でしょう。

    また、10人の同じような床矯正が必要な患者様を一人の歯医者が診ても、10色の方法があって然るべくです。

    それと、マクロビオティックを実践され、二度と同じ問題を繰り返さないよう完全治癒を目指してください。

    もし、長年マクロビオティックを実践されてきて、虫歯や歯肉炎、歯槽膿漏(歯周病)などの問題を引き起こしている方は、実践の方法に間違いが必ずあります。

    マクロビオティックを実践する上において、まず、お口の問題を引き起こすことはありえません。

    よく、玄米のフィチン酸で虫歯が起きるという方もありますが、よく噛んで食べる上で、そんなことは起きません。現に20年ほど玄米食をしていますが、私は医者の不養生で、歯石なども10年に1回か2回くらいしか取ってませんが虫歯にはなっていませんし、歯周病も起きません。

    歯科についてのご質問は、この場をお借りできるのでしたら、何なりとお書き下さい。但し、口下手、筆不精なほうですから、真剣に歯を残したい方、他力本願でない方のみとさせていただけると助かります。

    また、当院のブログのブログ内歯科相談のカテゴリーを開いていただいて、書き込みをしていただけましたら、私もしくは歯科衛生士がお応えいたします。

    美風さん、長々と書かせていただきました。
    このような場も大切ですね。
    ありがとうございます。

  7. ハレルヤ より:

    以前、たま先生の“一日で納得、なるほどマクロビオティック講座”を受けさせていただきましたハレルヤと申します。目からうろこの素晴らしい講座でした。
    正食協会の講座で遠くからですがマクロ美風さんにもお会いしたことがあります。

    ぽちさんはたまさんのご主人なんですよね?

    大阪の枚方に住んでいますが、なかなかいい歯医者さんに恵まれず、恥ずかしながらマクロ歴も長いのですが歯槽膿漏があり口臭がひどいらしく、人前に出るのが不安です。歯医者さんからは抜歯を宣告されていますので重度の歯槽膿漏だと思います。

    抜くのは怖いので、今は治療には行っていませんがデンシーで歯磨きをするなど気を使ってはいます。

    こんな状態でも、本当に抜かずに治すことができるのでしょうか?

    シンポジュウムにも参加したいです。
    そちらでの治療は可能ですか?
    治療内容を詳しく知りたいです。

    よろしくお願い致します。

    マクロ美風さん、こんな場を作ってくださってありがとうございました。救われた気がします。

  8. non より:

    Gentarohさん・・・たまさん、コメントありがとうございます。

    歯は、本当にコンプレックスがあり・・・
    以前、都心で働いていたころ今から12年くらい前ですが・・・歯列矯正で80万円といわれ、そのほか毎月の治療費がかかり・・・私の場合は、最低3年といわれました。
    歯は、大切とかいろいろわかっていますが普通の生活をしていて100万円という額を簡単に払える人は、そう多くはないと思います。

    床矯正の鈴木医院・・・12年前なら、本当に近くに住んでいたのですが・・・・
    でも、恐怖心が強いので信頼できるということなので、鈴木医院に行ってみようと思いました。

    私は、歯列矯正はマクロビオティック的には宇宙の秩序に反すると思っていました。
    詳しく調べていないのでわかりませんが・・・

    このような、場があることに感謝いたします。
    それでは。。。美風さん、今日の尾形先生のお話会楽しみにしています。

  9. たま より:

    美風さん、お早うございます。
    メールありがとうございました。
    美風さんご不在の中ですが、この場をお借りしております。

    ハレルヤさん、おはようございます。
    重度の歯槽膿漏の疑いがあるということですね。
    お口の中の検査をさせていただかないとちゃんとしたことは申し上げられないですが、私どもに抜歯を宣告されてからご来医院なさった方の90%以上の方が抜歯をせずに助かっているという事実があります。
    歯がグラグラの方も、結構早い時期に解決いたします。(もちろん、100%助かるという訳ではありません。)

    美風さんも何度か書いてくださっておりますが、現在の診療報酬の保険制度は、抜歯して義歯を入れたりするほうが点数が高いというのも一つの原因となっています。歯を守ることに診療報酬としてあまり評価されていない中で歯科治療を進めていくとなれば、当然薄利多売的になり、患者様をじっくり時間をかけて診て行くことができない(1回の治療時間、1ヶ月の治療回数)のが現状です。そうなると、残るものも残せない環境となり、多くの歯医者はポケット8mm(重度歯周病)ぐらいになると抜歯を前提にした治療が始まります。もちろん、残すための技術力もあります。
    そして、大切なのは食事と関連させての指導ができるかどうかです。(完全治癒のためには不可欠です)

    デンシーの効果は、理論的にも理解しますが、ハレルヤさんのような状態に効果があるかといえば疑問です。ホームケアはあくまで未病の段階です。お口の中の問題は、内臓疾患と外傷疾患を併せ持ったようなものですし、外傷と捉えた時、足や手にキズができたものと同じようにはできません。なぜなら唾液や食べ物が常に入ってくる環境ですから休めることができませんからね。素人で完璧に問題を解決するのは到底難しくなってきます。やはりプロの手でオフィスケアを実施されホームケアをしっかり併用することが大切です。

    私は、デンタルコーディネーターとして多くの患者様のカウンセリングをさせていただきアドバイスを行ってきましたが、治療のやり直しが非常に多いことに愕然と致します。
    短時間のやっつけ仕事のようなものさえ見受けられます。
    また、患者様ご自身が時間をしっかりかけて取り組んでくださる時、治癒のスピードは素晴らしいものです。

    10年来歯槽膿漏で悩んでいらした方が1年で笑顔になられる(完治)方もたくさんいらっしゃいます。

    ポケットが11mmとか12mmとかのもう骨に歯根がすれすれくっついているような方でも、歯を支えている骨が回復する例も珍しくはありません。
    口臭は早期に解決します。心配しないでいいですよ。

    当院の診療は自費治療となります。そして完全予約制です。ここでかかる費用は、将来、病気にならない予防費と考えてくださるとありがたいです。
    あなたの一生をプランした時に、きっと「よかった」って思っていただけると思います。

    大阪からでしたら少し遠いですが、是非シンポジウムにお越し下さい。
    大阪にもよい先生がいらっしゃると思うので、ご自信が歯科の情報をしっかり持っていれば、願いに叶う治療を望むことができると思います。

  10. たま より:

    すみません。
    文章、ちょっと変ですね(笑)。変換間違いもありました。ごめんなさい。

    美風さんも何度か書いてくださっておりますが、現在の診療報酬の保険制度は、抜歯して義歯を入れたりするほうが点数が高いというのも一つの原因となっています。

    美風さんも何度か書いてくださっておりますが、現在の診療報酬の保険制度は、抜歯して義歯を入れたりするほうが点数が高いというのも、歯を残せない一つの原因となっています。

    大阪にもよい先生がいらっしゃると思うので、ご自信が歯科の情報をしっかり持っていれば、願いに叶う治療を望むことができると思います。

    →ご自身

    訂正させていただきます。すみません。

  11. たま より:

    nonさん、おはようございます。
    美風さんのご好意でこの場をお借りいたします。

    「私は、歯列矯正はマクロビオティック的には宇宙の秩序に反すると思っていました。」

    歯列の問題は、nonさんが生まれてくる何代か前から始まっています。
    その段階に宇宙の秩序が乱れていたと考える方が分かりやすいと思います。

    歯列は、身体のバランスでもあります。
    無理のない矯正は身体のバランスを整えることにもなるでしょう。
    ただ、ご自身が思うほど矯正が必要でない場合もありますので、十分歯医者さんと意見を交わしてくださいね。例えば八重歯はチャームポイント(個性)だったりするわけですから、そのままでもいい場合もあるということです。

    かかる費用ですが、私が住む香川は一人一台車を持っているという誠に地球に付加をあたえている地域ですが、新車を買えても治療費は出せないという方、新車を買うのをあきらめて自転車にしてでも治療を受けるという方、の2パターンがあります。

    また、3人の子供さん(3歳、5歳、7歳)を抱えた専業主婦でご主人も含めて全員が治療に来られている方もいます。彼女は、料理教室にも積極的に参加し望診法講座(山村塾)にも参加されていますが、まず、いらないものを買わなくなったのと、子供にかけていたおやつ代がビックリするほど減り、家計費が以前と比べるとぐんと押さえることができ、その上風邪一つ引くことがなくなったため、薬や病院の医療費がかからなくなった。健康な家族は仕事や学業でも成果があがり、充実した生活が送れるようになった。とおっしゃいます。

    治療が終了すれば、年に1、2回の定期健診だけで一生を送れます。

    何にお金をかける事が大切かを長い目で見ていくといいですね。

    もちろん100万円という金額は、大変です。
    どうぞ、しっかり見極めて大切なお金を無駄にしないようになさってください。

    朝から、お金の話は・・・。
    気を取り直して、きょうも顔晴りましょうね。

  12. りんご より:

    Gentarohさん、コメントありがとうございます!
    矯正で噛みあわせの大切さを実感されたのでしたら、Gentarohにとってとても良い治療を選択されたようですね。
    とても参考になりました。

    歯に関しては自分で治すぞ!と思ってもどうしても先生におまかせするしかないので、自分がどの治療・病院にかかるかで決まってしまうと思うのですが、
    自分の考えがまとまっていないせいか100%信頼できる歯医者さんにまだ縁がないのでしょうかね。

    何を書いたらいいかわからなくなってしまいましたので、とりあえずお礼だけですが、
    たまさん、ぽちさんのコメントも参考になります。
    いずれ松見歯科さんのブログの方に質問させていただくかもしれません。
    よろしくお願いします。

  13. マクロ美風 より:

    nonさん、こんにちは。
    お返事が遅くなって、申し訳ありません。
    私も20代の時に熾烈矯正をしようと思ったことがあります。
    その矯正は、歯を1本抜く必要があるとのことでした。
    21歳の私は、歯の方向だけのために丈夫な歯を抜きたくないと思ってやめました。
    その時の歯医者さんは、自分の勘で選びましたが、今は、インターネットもありますので、もっと詳しい調べ方も出来ますね。

    残念ながら、私が自信をもってお勧めできる関東の歯医者さんは、まだ知りません。
    マクロビオティックの先生が通われている歯医者さんで、比較的評判の良い歯医者さんは知っておりますが、私が体験しているわけではないので、なんとも申し上げられません。

    ぜひ、ご自分で探し出していただけませんか?
    ごめんなさい。

  14. マクロ美風 より:

    たまさん、応援してくださってありがとうございます。

    >食事との関連をしっかりと伝えてくれる歯医者さんが少ないのは否めません。

    仰るとおりです。
    マクロビオティックで食事の大切さを痛感している私達は、歯医者さんにもより多くの食事と体に関する情報を求めてしまいます。

    そのことにお応えしてくださる歯医者さんが、全国でいくつあるでしょうか?
    気づきながらも、それが出来ない歯医者さんは、なぜそれが出来ないのかを、皆さんに知ってもらうことも大切だと考えました。

    このブログが、そんな歯科治療の現状を、多くの皆さんに知ってもらい、納得していただいて、自分の歯は自分で守る認識を持っていただける場になったらいいなぁと思っております。
    これからも、どうぞお力をお貸し頂けますように、お願いいたします。

  15. マクロ美風 より:

    りんごさん、はじめまして。
    コメントをいただきまして、ありがとうございました。
    Gentarohさんやたまさん、それに松見先生からのコメントをご覧になって、りんごさんの中でお考えがまとまりましたでしょうか?
    解らないことがありましたら、また、このブログでみんなで考えてみましょうね。
    度々このような機会を設けたいと思っておりますので。

  16. マクロ美風 より:

    Gentarohさん、色々応援してくださって、本当にありがとうございます。
    「マクロビオティックと歯の関係」については、きちんとした見解をまとめておきたいと思います。
    そのためにも、ぜひ、Gentarohさんのご意見をお寄せくださいませね。
    どうぞ、よろしくお願いいたします。

  17. マクロ美風 より:

    ぽちさん、こと松見先生、お忙しい中ご丁寧なコメントをお寄せくださいまして、大変ありがとうございました。
    歯科医師さんからのご意見は、これほど心強いものはありません。

    先生に色々教えていただいて歯科治療の現状を知り、何としても多くの方々に、認識を新たにしていただきたいと思っておりますが、なかなか記事を書くことが出来ませんでした。

    この度、Gentarohさんからのコメントがきっかけで、このような記事を掲載することが出来ましたのは、そろそろ本格的に取り組みなさいということかなと思っております。

    これから、時間と相談しながら、歯に関する記事を書いていくつもりでおりますので、どうか、ご指導いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。
    今回は、本当にありがとうございました。

  18. マクロ美風 より:

    ハレルヤさん、こんばんは。
    正食協会の講座でご一緒だったなんて、知りませんでした(^^;)
    たまさんのコメントで、すでに十分だと思いますが私からも。

    私も歯槽膿漏で松見先生の治療を受けておりますが、今までどの歯科医院でも受けたことのない素晴らしい治療方法です。
    自費治療なので、当然窓口でお支払いする金額は高くなりますが、金額に見合った納得のいく診察・治療をしてくださいます。
    どうぞ安心してシンポジウムや治療に行かれてはいかがでしょうか。

  19. マクロ美風 より:

    nonさん、こんばんは。
    先日は尾形先生のお話し会にご参加くださいまして、ありがとうございました。

    さて、歯列矯正ですが、私も歯を矯正しようと思った時、37年前ですが100万円かかると言われました。
    このような金額をどう受け止めればよいのか、個人差が大きいですね。

    >私は、歯列矯正はマクロビオティック的には宇宙の秩序に反すると思っていました。

    歯の土台はすでにお母さんのお腹の中にいる時にできています。
    乳歯が顔を出すのは生後ですが、お腹の中ではちゃんと用意されているんですね~。
    その時までのお母さんのお食事や、お父さんお母さん、そのまたお父さんお母さん達の遺伝子も影響してきます。

    それらが完璧で、完全な歯がきちんと並んでいるのでしたら、そして、体調も良いのでしたら、矯正することを宇宙秩序に反すると捉えることも可能かもしれません。
    しかし、完全でない歯を受け継いでしまった場合は、後で矯正して体調を良い方向にもっていくことは、許されると思っています。

    単に美容や見かけだけのためではなく、歯並びが体に与える影響や、ひいては健康に与える影響を考えると、違った角度から考えてみるのもいいですね。

    なお、見逃してならないのは、歯は笑った時に目立つものなので、歯をきちんと整えるということは、精神的にとても自信がつくことです。
    ずっと歯にコンプレックスを持って来た人にとっては、この影響は計り知れないほど大きいと思います。
    こんなこともお考えになって、良い結果が出せるといいですね。

  20. マクロ美風 より:

    たまさん、いっぱい応援してくださって、ありがとうございます。
    3個のコメントを一つのお返事でごめんなさい。

    ぽち先生やたまさんからコメントをいただいて、心から感謝しております。
    歯に関する問題は、責任あるお答えが出来ないので、なかなか記事に書けませんでした。
    しかし、このように皆さんから応援をいただいて、一つの記事が完成していくのも、とても意義のあることだなぁと実感いたしました。

    かつて、「ブログdeマクロビ井戸端会議」を開催したことがありました。
    その時もこんな感じで、記事に奥行きが出た経験があります。
    これからも、時間と相談をしながら、歯に関する記事を書きたいと思いますので、応援してくださいね。
    どうぞ、よろしくお願いいたします。

  21. マクロ美風 より:

    この場を活用して、ぜひ安心して歯科治療に取り組めるように願っております。
    お互い、歯は大切にしたいですね。

  22. Gentaroh より:

    こんばんは Gentarohです。

    今更書くのはどうか?と思っていましたが、皆さんの参考になると良いので、掲載することにしました。

    費用について、私が今受けている治療では、一般に認識されている80~100万などという治療費は掛かりようがありません。

    大まかに計算してみても、最初に受ける検査代が3万円、上下の床矯正の装置が約6万円X2で、
    現在下顎につけているブラケットが透明の物で1万円アップの8万円、
    今月下旬にこだま荘から帰郷した後、上顎にブラケットをつけたら、大きな費用の支払いは終わる予定で、すべて合計しても30万円前後になります。

    もちろん、この他にも月に1~2回の通院費等もありますが、高くとも5千円程度で、すべて合計しても、概算で40万円は掛からないと思います。

    これは、あくまで私の場合になりますが、この私の例をみても、いかに通常の矯正治療が高価なものか、証明出来るのでは?と思います。

    これで普通の矯正では抜いてしまう、横向きの親不知を(横の歯も)抜かずに矯正してしまうのですから、私にとっては願ったり叶ったりで、歯を抜かずに矯正するという、当初の目的をより低費用で出来ることがわかっただけでも収穫があったと思います。

    よって「俺は100万かけて治療するのだ!」という方ならともかく、
    より低費用で治療を行いたい方に参考になればと思います。

  23. マクロ美風 より:

    Gentarohさん、こんばんは。
    コメントをいただきまして、ありがとうございました。
    このコメントも、多くの人に読んでいただきたい内容なので、記事にさせていただきました。
    ご協力に感謝しております。

  24. ぴな より:

    9才の娘の母親です。
    マクロビオティックメールで拝見して投稿しました。

    実はうちの娘は矯正中です。小学校3年生ですので、まだブラケットは使用してませんが、ヘッドギアで上顎の治療をしています。
    治療の説明の時、先生は将来的には抜歯して矯正をするとおっしゃたとき、「えー、こんなに早くから治療するのに歯を抜くの?」と思いましたが、私自身も同じ先生に成人矯正の治療を受け、現在リテナー生活ですので「仕方ないのかな?」とあきらめていました。

    たまたま、昨日メールを読んで床矯正に心が動かされました。鈴木先生は早い段階でしたら装置1つで治療ができ、費用も10万円くらいとのこと。

    うちの娘は下の乳犬歯がグラグラしはじめてきており(上の歯はまだ乳犬歯は大丈夫です。)、早期ではないかもしれませんが、抜歯もしていませんし、矯正の費用も第1段階ということで35万くらい払っただけです。

    矯正を考える時、もっといろいろな方法を探せば35万円の出費はなかったかと思いますが、もう今更そんなことを言っても仕方ありません。それより娘の歯4本分が残せることを考えれば授業料と考えるしかないでしょう。
    (ある本では歯1本は50万円の価値があり、4本で200万円と書いてあるくらいです)

    実際に床矯正の先生に相談して、そして今の先生にももう一度抜かないで矯正できない理由を聞き、今の治療を中断するか、床矯正に切り替えるか決めたいと思います。乳犬歯が抜けそうなので、考える時間はそうありませんが・・・

    そこで一つ心配ごとがあります。
    私はまだリテナーで1年に1回くらい通院があり、歯のクリーニングやアフターケアで通院する必要があります。
    娘の治療を中断したら、先生との関係が悪くなりそうで心配です。どう話して中断するか、も含めてご意見をいただけないでしょうか。
    娘の歯を残すことのほうが大事ですが・・・
    転院についてもアドバイスをいただけたら幸いです。

  25. マクロ美風 より:

    別記事の方でアドバイスをいただけて、良かったですね。
    納得できる治療を受けられますように。

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