秘伝コース7月の復習  Fuさん(37-7)

間違いなくあなたの自己ベストな骨切りでしょう。 これでよいのです。
しかし・・あなたにはリズム感というものが無いのでしょうか?(笑)
一定のリズムを外さないで1本切りきるという練習をしましょう。
麗可ちゃんの動画をみると骨を切る間合いと柱時計のカチカチが見事にシンクロして居るのに気づきます。 彼女は切っているときに時計の音など聞こえていないと思います。
それでシンクロするということは自分で一定の間合いをもっているからです。

つぎに厚さの話。
有次を見る角度が定まっているので「絶対」に猫手を怪我することはありません。 怪我をする人は包丁の角度が定まっていないのです。
その刃先を見ながら次は2ミリほど左に刃をおろしてそこから一気に骨を斬る! というふうに切っているでしょう?  良さそうに思いますがそれだからけっかが厚いのです。

感覚で言うと、私は1ページ切って次の1ページに進む時、前のページと同じところに刃を落としています。「0ミリ厚」の位置です。 そんなことをしたら空振りか皮を切ってしまってバラバラになりますやん!と思われるでしょう?
ところが体幹を揺らさずに重心をおろして力まずに刃を振ると、ちゃんと0.7ミリくらいの位置で身を切り始めるのです。 これが見えないものを見る技術です。 実際に斬る瞬間の0.7ミリなんて絶対に目視出来ません。 それを見て決めてから刃を下ろすからリズムは無いわ厚いわとなるのです。
難しい話しをしました。 今解らなくても良いです。 いつか「あ!以前に中川さんが言うていたわけのわからない話はこの事か!」となればよいですね。


やはり切れ方も自己ベストでしたね。 後は薄さです。1匹で2匹分骨切りをしよう!

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コメント

  1. 菜花 より:

    中川さん

    リズムのお話、厚みのお話、どれも桁外れにすごい世界のように感じます。
    だからこそ、中川さんに鱧を教えて頂けることがいかに幸せか…ということに言葉にならない感激を覚えます。
    不器用な私ですが、少しでも中川さん・麗可ちゃんに近づくことができるよう、これからも一生懸命練習致します。
    よろしくお願い致します。

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