

(京都 左京区 野村別邸)
連日の授業が終わって、つかの間の休息。
むそう塾の前の道路(仁王門通)をまっすぐ東に行くと、こんな素敵な枝垂れ桜がありました。
まだ蕾がたくさんあったので、これからも楽しめることでしょう。
落ち着いて氣の良い場所でした。
それもそれのはず、ここには旧財閥の別邸が何軒もありました。
もう一度訪れたい落ち着いた雰囲気が気に入りました。
場所は「野村美術館」の前です。
「ほんまもんのマクロビオティック」がむそう塾にあります。


(京都 左京区 野村別邸)
連日の授業が終わって、つかの間の休息。
むそう塾の前の道路(仁王門通)をまっすぐ東に行くと、こんな素敵な枝垂れ桜がありました。
まだ蕾がたくさんあったので、これからも楽しめることでしょう。
落ち着いて氣の良い場所でした。
それもそれのはず、ここには旧財閥の別邸が何軒もありました。
もう一度訪れたい落ち着いた雰囲気が気に入りました。
場所は「野村美術館」の前です。


あの中川式糠漬けを生み出す糠床は、今こんな状態です。
中川さんが胡瓜を取り出していたので、ちょっと見せてもらいました。
ビッシリと白い膜が張り、中川菌が元気な様子を表しています。
さて、この白い膜のお名前は?
これは糠床がどんな状態のとき出てくるのかな?
そんなことが一つひとつ理解出来ていないと糠床の管理はできません。
糠漬け講座ではそこのところを詳しく解説して、糠漬けの理論を徹底的にお伝えします。
あとは皆さんの判断が正しく出来るか否かにかかっています。
毎日見せる糠床の表情を的確にとらえないと、糠床はすぐ機嫌をそこねてしまいます。
子育てより難しいです。
糠床には言い訳もごまかしもききませんからね。
日本の発酵食品の代表的存在である糠漬けですが、とても発酵しているとはいえないもどき糠漬けが出まわっている現在です。
ぜひ、本物の発酵をした糠漬けで腸の健康度をアップさせてください。
腸を制する者は最強の健康を手に入れられます。
あの樽で漬け上がった糠漬けはこんな感じです。
これが乳酸菌たっぷりの今仕様の糠漬けです。
これからどんどん漬かり具合を変えて行きます。
いつもその季節にピッタリの糠漬け。
一年中通して食べられる中川式糠漬けに\(^o^)/


男性なら最低10個はいけるでしょう。
あっさり味のお稲荷さんは、お箸が止まらない美味しさです。
じゅわっとジューシーに仕上げましょう。
ご主人様たちにも喜んでもらえているのが何より嬉しく、励みにもなります。
男性陣の反応をぜひ教えてください。

(お土産のつつみの中にはむそう塾の想いがびっしり詰まっています。)
「中川式稲荷寿司」は目からウロコの作り方です。
そこには凝縮されたあらゆる料理の技術から導き出された料理法があります。
お馴染みの稲荷寿司でも、中川さんの手にかかればこんなに優しいお味になるんだなぁと試食するたびに感心したものです。
そこで私が試作段階で名付けたのが「あとひきお稲荷さん」。
つい何個でも手が伸びてしまう優しいお味だからです。
でも、そのお稲荷さんには次のような需要ポイントがあります。
・お揚げの口当たりのやわらかさ。
・お揚げのジューシーだけど主張しすぎない味。
・ご飯の一粒ひとつぶの味の感触が伝わる詰め加減。
・すし飯に込められた歯ごたえの遊び感覚。
・お揚げとご飯の一体感。
中川式稲荷寿司を作るには、まず玄米が開いた状態の炊き上がりでなければいけません。
そうでなければすし酢がご飯の中に入っていけないからです。
その上ですし飯になりうる硬さがなければなりません。
すし飯は団子状態であってはならず、お口に入れたときにホワッと広がる状態でなければなりません。
お揚げの味が勝ってもだめ、ご飯の味が勝ってもだめ、両方が一体になって醸しだす味のバランスこそが稲荷寿司の信条ともいうべきものです。
これを実現するには相当繊細なバランス感覚が必要で、その秘密の一つはお揚げの絞り加減にあります。
単純に稲荷寿司といいますが、稲荷寿司を美味しいと感じられる仕上がりにするにはこんな背景があることを試作段階で思いました。
外から見ると簡単そうに見える稲荷寿司。
何気なく口にされる方も多いでしょうが、実際に作ってみるとそのバランスの難しさに驚かれることでしょう。
でも、中川さんが絶妙のバランスのコツを秘伝してくれました。
あっと驚く方法で。
どうぞ稲荷寿司を作りながら、ご自分のバランス感覚を確認してください。
諸々のチェックポイントが中川式稲荷寿司にはあります。
それから、稲荷寿司の蔭に隠れてしまいましたが、「春夏バージョンの金平牛蒡」も重要なお料理です。
上級修了レベルの腕でないと出来ないのが「春夏バージョン金平牛蒡」なんですよ。
体の排出が活発になってくるこの季節からは、ぜひこの金平牛蒡で腸内の毒消しをしながら健康に一歩も二歩も近づいてください。
特に牛蒡は動物性の毒消し効果が強いので、動物性の食べ物を取られるかたには定期的に召し上がっていただきたいです。
また牛蒡は精のある食材なので、陰性タイプのかたには毎日少しでも摂ることをお薦めします。

きのう息子と遅い朝食と昼食と夕食を兼ねて、デパートの上にある中華のお店に行った時のこと。
支配人がそばに来られてちょっと話し込んでいました。
花粉症がひどくてとおっしゃるから、甘いものと乳製品と水分を控えればかなり良くなると話したところ、「甘いものが大好きで〜」とおっしゃる。
「主人は私よりひどいからせっせとヨーグルトを食べているんですけど効かないんです」とも。
「あら、そのヨーグルトはかえっていけないですね」と私。
支配人は??というお顔をされるので、食べ方をかいつまんでお話をしたけれど、きっとご自宅では笑い話で終わってしまうんだろうなぁ。
ずっとずっと前に、白米に玄米を混ぜて炊いていた奥様が、ある時私に試食用に小さなおむすびをくれたことがあります。
白米の軟らかさと玄米の硬さが口の中で一緒になってとても食べづらいものでした。
これはダメだと思った私は、すぐ玄米ご飯の炊き方を習うために、東京のリマ・クッキングスクールに通い始めました。
それから5年ほど経って件の奥様とばったりお会いしたところ、実年齢よりかなり老けてお疲れのご様子でした。
口元にはシワがよって、まるで老婆かと思うほどです。
ご主人と一緒に癌になりたくないから玄米ご飯を食べているのとおっしゃっていたのに、すでに癌患者のような感じでした。
その時私は思いました。
「あ〜、やっぱり玄米の炊き方を習って良かった」と。
あの奥様は体に良いといわれている食品を寄せ集めていただけで、そこには食べ方の骨組みが何もなかったんだなと思いました。
私はつくづくマクロビオティックの陰陽理論に基づいて食べ物を選択する術を知っていて良かったと思いました。
食べ物を取り込むだけではなく、取り込まない選択。
それによって体が快調になる事実。
そんなことをあの支配人さんも知ってくださったら、花粉症なんてサヨナラできるのになぁ。
食事の帰り道、息子に「きょうはお腹がすいたでしょう?」と聞くと、「いや慣れてるから別に」と言いました。
彼には時間がなかったら食べないこと、お腹が空いていなかったら食べないこと、食べない方が人間は健康に近づくことなどを教えていたので、こんな返事が返ってきたのでしょう。
「1週間くらい食べられなくても人間はどうってことないからね」と常々言っておいたので、彼なりに食事に対する認識ができて来たのかもしれません。
それを伝えられただけでも親としては良かったなと思いました。