料理人 中川善博の言葉「包丁は耳で砥ぐ」

包丁砥ぎ 中川善博

 

先日の「包丁砥ぎ特訓講座」では、中川さんの新しい指導方法に唸りました。
無駄な力がなかなか抜けない人に対して、段階的に施した指導法が実に素晴らしかったのです。
「なるほどー!」
この指導方法は玄米投稿の時と同じ発想でした。
その方法で指導された人の表情がコトンと変わって、「解った!」という瞬間があります。
「ああ、今確実に解ったんだなぁ」と手応えを感じます。

包丁砥ぎ 中川善博

 

同時に何人も砥いでいるので、しっかり音を聞くために中川さんが耳をそばだてています。
中川さんは「包丁は耳で砥ぐ」と言い、また「包丁砥ぎはセンサー仕事」とも言います。
それほど包丁砥ぎは力仕事ではなく、センサーで感じる作業だということですね。
でも、多くの人は包丁砥ぎは力がいるから男の仕事だと思っていることでしょう。

同じ日にお伝えした「お箸の持ち方特訓」も、センサーで感じる作業でした。
指先のセンサーをフルに活かして、お箸を持つことは、桂剥きの時にはもちろん、揚げ物や出汁巻き玉子の時にも出来上がりに大きく影響します。
つくづくお料理は感じることが大切だなぁと思いました。

 


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京都「美よし菓舗」の「くりもち」がおいしい

栗餅 美よし菓舗

 

昨日の包丁砥ぎ講座ではお茶タイムを設けました。
刃物を扱って緊張した神経をリラックスさせてから、お箸の持ち方練習に移るためです。
中川さんの指示で急遽購入してきたのは、「美よし菓舗」さんの「くりもち」です。
むそう塾から歩いても数分のところにあるお菓子屋さんです。
栗が1個コロンと入っていて、あんこが少しなので甘さが強くなく食べやすいです。
皮の部分が軟らかくて赤ちゃんのほっぺみたい( ^ω^ )
気に入っちゃいました。

お店はこちら
なんともレトロなHPという感じがします。

 


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玄米っ子誕生! イケメン男児\(^o^)/

玄米っ子誕生
(初めまして。お疲れさまでした。産まれてきてくれてありがとう。)

幸せコースBクラスのCさんの赤ちゃんが産まれました。

<Cさんからのメール>

美風さん、中川さん

こんにちは。
今朝7時過ぎ、無事に男の子が産まれました。
3390グラムと大きめに産まれて、ちょっとびっくりでした。

陣痛が始まってから3時間ほど、
産院に着いて20分足らずでの安産、
あまりに早い展開にちょっと焦ってしまいました…^^;

おかげさまで赤ちゃんも私も元気で、
産後、玄米おむすびをおいしくいただきました。

落ち着いたらまた改めてご連絡します。
取り急ぎ失礼します。

 

<マクロ美風より>

Cさん、おめでとう!
そして、お疲れさまでした。
大きなお腹を抱えて鉄火味噌を作っていた姿が目に浮かびます。
出産後玄米おむすびを召し上がれて良かったです。
イケメン男児の誕生に、みんなで歓声をあげています。
これからお二人の育児で大変でしょうが、中川さんから教わった数々のお料理で乗り切ってください。
みんなで応援しています。
早く抱きたいです!

それにしてもこの調った表情にはビックリです。
通常は産まれてすぐの赤ちゃんは、こんなに調っていなくて、お猿さんのようにクシャクシャな顔をしているものなんです。
よく玄米っ子は産まれ落ちた時の顔が違うと言われますが、まさにそのとおりでした。
そのことがとっても嬉しかったです。

 


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マクロビオティックにおける毒消し大根の食べ方

イサキの塩焼き2

イサキの塩焼き1

 

昨日いただいた「イサキの塩焼き」です。
(これで頂き物のお魚はおしまい。)
写真では高さが分かりませんが、大根おろしの量はおにぎり1個分くらいあります。
このくらいの量でなければ毒消しにはならないことを知っておきましょう。
外で焼き魚を注文したときについてくるような量では気休めです。
我が家の場合は、別の器に大根おろしを入れてたっぷりいただきます。

すだちの半分はイサキに、もう半分は大根にたっぷりとかけました。
大根は辛い部分だったのですが、こうしてすだちをかけると辛味がグンと和らいで食べやすくなります。
大根が苦手なお子さんには、みかんジュースをちょっとかけると嘘のように喜んで食べたりします。
(みかんジュースがイヤならりんごジュースでも良いです。)
ちなみに四国ではすだち料理が多くて、すだち蕎麦、すだち飯、土佐酢にもすだちなどと、日常的にすだちをたくさん摂ります。
これは自然に毒消ししているわけですね。

中川さんが焼いてくれただけあって、外はカリッと、中はホロホロとジューシーな焼き上がりで、とっても美味しかったです。
焼き魚でも大葉を添えるなり、大葉を刻んで大根おろしに混ぜるなりすると、もっと毒消し効果は高まります。
毒消しの食材がなかったら動物性は摂らない。
そのくらいに思っていると間違いはありません。
それほど毒消しは重要です。

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マクロ美風の体験的マクロビオティック 毒消しの重要性

一昨日の出来事でした。
鯛のあら炊きとお刺身を美味しい美味しいと喜んでいただいたのですが、それから40分ほどして急に首のつけ根が後ろからキュウと圧迫され始めました。
とっさに「あ!」と思って、中川さんに「おみかんの酸っぱいのありますか?」とお聞きすると、「ありまっせ〜」と出してくれました。
「効くー!って感じがするね」とモグモグと2個つづけて、中川さんは3個つづけて食べました。
凄いな〜、毒消しって。
本当に体が求めているのがよ〜く判るのです。

マクロビオティックでは毒消しの重要性を説き、私も常々意識しているのですが、あの超新鮮なお魚はエネルギーも強かったようです。
中川さんは当然牛蒡も入れてお料理してくださったし、お刺身にはお大根のつま(ケン)も添えてくださったし、梨も出してくださったのですが、私の体はそれでは帳消しが出来なかったようです。

ここで毒消しについてひと言。
食べ物にある毒として代表的なのはフグ毒ですが、このように食べてはいけないほどの毒ではないけれど、動物性の食べ物には比較的体に負担になるものが含まれていて、それを「毒」と表現しています。
その言い方を良しとしない考え方もありますが、私は体に影響する事実を考えると、やはり毒と呼んでもいいような気がしています。
その方が意識が高まるからです。

ところで、お魚の毒消しは大根が基本です。
お刺身の添え物はたいてい毒消し効果があります。
大葉・生わさびは代表的ですね。
そして柑橘類でチャラにします。
一昨日の例でいうと、みかんはケタ違いに効果がある感じでした。
それは酸味がたっぷりあるみかんだったからです。
下の写真でみると、オレンジ色は甘味があります。
グリーン色は酸味がすごくあります。
この酸味に毒消し作用があるので、林檎もみかんも酸っぱい方が体には良いのです。

 

みかん4

 

*   *   *
ちょうど私が埼玉の家で食べているみかんの写真がありました。
今回家を出てくる前に撮って来たものです。
みかん1
みかん2
みかん3

 

京都の「菜の花」さん経由で入手しました。
ギュッと酸味があって、濃い味の美味しいみかんでした。
熊本のみかんですが、これからだんだん北上して、みかんにも産地の陰陽が出てきます。
私が教わった大森英櫻先生はみかんにとても詳しいかたで、産地と体に与える影響の違いをよく話してくださいました。
当時は「へ〜、そんなものかなぁ」と思っていましたが、産地とみかんの陰陽に気を配っていると、少しずつ判ってくることもあります。
面白いものですよ。

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