マクロビオティックにおける毒消し大根の食べ方

イサキの塩焼き2

イサキの塩焼き1

 

昨日いただいた「イサキの塩焼き」です。
(これで頂き物のお魚はおしまい。)
写真では高さが分かりませんが、大根おろしの量はおにぎり1個分くらいあります。
このくらいの量でなければ毒消しにはならないことを知っておきましょう。
外で焼き魚を注文したときについてくるような量では気休めです。
我が家の場合は、別の器に大根おろしを入れてたっぷりいただきます。

すだちの半分はイサキに、もう半分は大根にたっぷりとかけました。
大根は辛い部分だったのですが、こうしてすだちをかけると辛味がグンと和らいで食べやすくなります。
大根が苦手なお子さんには、みかんジュースをちょっとかけると嘘のように喜んで食べたりします。
(みかんジュースがイヤならりんごジュースでも良いです。)
ちなみに四国ではすだち料理が多くて、すだち蕎麦、すだち飯、土佐酢にもすだちなどと、日常的にすだちをたくさん摂ります。
これは自然に毒消ししているわけですね。

中川さんが焼いてくれただけあって、外はカリッと、中はホロホロとジューシーな焼き上がりで、とっても美味しかったです。
焼き魚でも大葉を添えるなり、大葉を刻んで大根おろしに混ぜるなりすると、もっと毒消し効果は高まります。
毒消しの食材がなかったら動物性は摂らない。
そのくらいに思っていると間違いはありません。
それほど毒消しは重要です。

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コメント

  1. こつぶ より:

    おはようございます。
    大変勉強になる記事をありがとうございます。
    右も左も分からない者ですが、お食事をいただくにあたり意識したいと思います。

    • マクロ美風 より:

      こつぶさん、おはようございます。

      たったこんなことですが、それでもそれを実行するのとしないのとでは、体調に影響することを感じ取れるようになったら、一歩前進です。
      それがマクロビオティックの入り口です。

  2. おはる より:

    美風さん、おはようございます。
    ビジュアルな説明をありがとうございます。
    お魚も大根も、とってもおいしそうです。
    それぞれが引き立てあってて、バランスなのだなあ、と。
    子供の頃から肉や魚を食べたら「野菜は3倍」と言われてました。
    冬にはみかんも箱買いでした。
    すだち蕎麦にすだちご飯。四国のお料理にも興味津々です。

    • マクロ美風 より:

      おはるさん、おはようございます。

      お魚が美味しい地方には必ず毒消しになるものがあります。
      四国は海に囲まれていますから、柑橘類のお料理が多いです。
      中でも徳島はすだち王国で、すだちのお寿司もあります。
      すだちは疲れをとってくれるし、血糖値の安定にも一役買ってくれるので、なるべく摂りたい食品です。

      >子供の頃から肉や魚を食べたら「野菜は3倍」と言われてました。

      しっかりしたお母様ですね。
      でも、最近のお野菜はエネルギーが落ちているので、マクロビオティック的にいうと、3倍ではまだ足りません。
      でも、そんなに大量には食べられませんから、少しでも質の良いエネルギーのある商品を選びましょう。

  3. まなぎ(67-5) より:

    美風さん、おはようございます。

    大根おろしはそんなに必要なのですね!
    定食屋さんくらいの、少しの量を添えていました。
    このくらいの量、と、写真で見るととても分かりやすいです。
    ありがとうございます。
    大根おろしの繊維の食感がどうしても苦手、という人の場合は、他に毒消しになるようなものはありますか?
    おろさず、刻んで生野菜として添えても大丈夫でしょうか。

    • マクロ美風 より:

      まなぎさん、おはようございます。

      外食の場合は毒消しなんて考えていませんから、まったく参考になりません。
      見た目とお値段を考えた結果の盛り付けなのでね。
      マクロビオティックの視点で見ると、まったくお野菜の量が足りませんので要注意です。

      大根おろしの食感が苦手なら、おろし金を思い切って荒く(鬼おろし)にするのも良いし、細かくなめらかにするのも良いし、刻んでサラダ状態にするのも良いです。
      同じおろし金でもおろし方によって滑らかさが出るので、あなたのおろし方をやさしくしてみるのもお試しください。
      それでもおイヤなら、大根料理として他の召し上がり方をされればOKです。

  4. おたに より:

    美風さん
    おはようございます。
    先日の授業で毒消しの話を聞き、今までまったくそのことを意識せずに食事から動物性のものを排除することばかり考えていたのでとても参考になりました。
    食事日記をつけながら、毒消しの効果も実感していきたいと思いま
    す。
    とても参考になる記事をありがとうございます!!

    • マクロ美風 より:

      おたにさん、おはようございます。

      あれれれ。
      動物性のものを排除するだけだと、本当のマクロビオティックではありません。
      体調によっては動物性食品を一時的に取ることもあるのがマクロビオティックです。
      私のブログにはそのことに関する記事がたくさんあります。
      そのうちの一つであるこちらの記事はお読み下さいましたか?
      http://musojuku.jp/bifu-blog/?p=47329

      周りの人と違和感なくマクロビオティックを楽しめるためにも、動物性とマクロビオティックの正しい関係をお勉強し直してください。
      そもそも幸せコースの最初にそのようなお話はしているのですが・・・。
      食事日記で新たな発見がありますように。

      • おたに より:

        美風さん
        お返事ありがとうございます!
        講義やブログで教えていただいて、動物性も時には必要だと気付いて取るようにしていたのですが、逆に最近は取りすぎな気がしてうまくバランスが取れずにまた何となく避け初めていました。
        毒消しの話を聞いてはっとしました。
        食事日記をしていて気づくことが日々沢山あります。この機会を活かしてマクロビオティックを楽しめるようになっていきたいです!

        • マクロ美風 より:

          おたにさん、こんばんは。

          お食事内容は陰陽バランスがとれていることがとても大事です。
          動物性だからダメなのではなく、その負担を最小限に食い止める工夫をして召し上がってください。

          食事日記でお気づきになられたことがあるようで良かったです。
          ご自分の召し上がったものが肉体や精神にどのような影響を及ぼすのかを知るのが食事日記の目的です。
          たった1か月間ですが、楽しみながら観察なさってみてください。

  5. ゆきこ より:

    美風さん、こんにちは。

    前記事へのコメントへのお返事をありがとうございました。
    (すべて見抜かれていましたね笑)

    今日の記事も、とても参考になることばかりでありがとうございます。
    私も、付ける量は少なかったなと、写真を見て思いました。
    動物性のものを食べる時には、意識して摂りたいと思います。

    嬉しい記事をありがとうございました。

    • マクロ美風 より:

      ゆきこさん、おはようございます。

      ほとんどの人は大根おろしの量は少ないと思います。
      もしお好みなら、大根おろしの汁がしたたるくらいで器に入れ、汁ごと召し上がった方がより毒消し効果が強くなります。
      汁の部分にその成分が多く出ているのでね。
      私の兄は大根おろしの汁を飲んでいましたから、体が求めていたのでしょう。
      私の夫も汁だくが好きですが、息子は大根おろしをあまり好みません。
      それぞれに合わせて毒消ししています。

      なお、胃が弱い人は大根おろしの汁をゴクゴク飲むと、胃が痛くなってしまう場合があるのでご注意を。
      ゆきこさんは無関係だと思いますが(^^)

  6. より:

    美風さん、
    こんばんは。

    大根おろしの量、ありがとうございます!
    今まで大根おろしの量について
    意識しておりませんでした。

    ひとつひとつ、
    自分なりに感じながら、
    陰陽を、
    マクロビオティックを
    落とし込んで行きたいと感じます。

    ありがとうございました。

    • マクロ美風 より:

      好さん、おはようございます。

      じゃあ、これからは量も意識してね。
      マクロビオティックを意識したお食事では、質と量の両方を考えます。
      どちらか一方だけでは片手落ちです。
      これを第一歩として頑張ってください。

      • より:

        質と、量。
        大根おろしは家族みんな大好きなのです。
        美風さんのお写真の様にこれからは
        たっぷりと、頂きます。

        お勧めの過去の記事も二つ、読ませて頂きました。
        とてもお勉強になりました。
        ありがとうございました!

        植物性、動物性を区別無く、
        食べ物に感謝すると、いうような事が書かれてありました。
        以前動物性を毛嫌いする様な時期がありましたが、
        少ない学びで頭でっかちになっていて、
        感謝、という事も置き去りでした。

        大事な記事を、ありがとうございました。
        お魚にも、大根にも感謝です。

        • マクロ美風 より:

          好さん、こんばんは。

          私たちは他の生命をいただきながら生きているのです。
          そこには動植物の区別はありません。
          私たちに身を提供してくれたあらゆる生命への感謝があるのみです。
          このことはいつも忘れないようにしましょう。

  7. りっきー より:

    美風さん、こんばんは。
    分かりやすくて、ありがとうございます。

    とっても美味しそうです~お魚大好きです~
    醤油をかけて食べるのが、普通だと思っていました。(@_@;)
    今度いただくときは、大根おろしだけでなく、すだちもプラスしてみようと
    思います。

    • マクロ美風 より:

      りっきーさん、おはようございます。

      >醤油をかけて食べるのが、普通だと思っていました。(@_@;)

      あのう〜、もしや大根おろしをスダチだけで召し上がろうとしていませんか?
      それはお好みでそういう人もいらっしゃるかも知れませんが、りっきーさんがそれをされると完全に陰性の弊害が出ます。
      私は記事中でお醤油をかけることを書いていませんが、お醤油は当然かける前提での文章でした。
      写真では大根おろしと判るように、お醤油はかけていません。
      早とちりしないでくださいね。

      • りっきー より:

        はやとちりでしたーー(>人<;)
        すみませんでした。
        お醤油かけてたっぷり食べることにします。
        ありがとうございました。

        • マクロ美風 より:

          りっきーさん、こんばんは。

          ああ、良かった(笑)
          あなたの場合は当分の間、かなり陽性を意識したお食事をなさってください。

          • りっきー より:

            美風さん、おはようございます。
            鉄火味噌の美味しくて美味しくて、、
            陽性の目指して頑張ります!

  8. 夏目 より:

    美風さん、おはようございます。
    1つ前の毒消しの記事にも通ずることですが、
    今まで、バランスがちゃんととれていなかった
    事が多いなと、記事を読んで感じました。

    子供の頃、手足が黄色くなるほど、みかんを食べて
    いたのですが、魚食がとっても多かったのをふと
    思い出しました。

    昨夜は秋刀魚の焼き魚にしたのですが、
    いつもよりたっぷりの大根おろしと大葉を少し混ぜ、
    スダチをたっぷりかけて、美味しくいただきました。
    4人家族で、今までの倍の大根を使いました。
    食べた後の感じが、上手に表現できませんが、
    違いました。心地良いというより、満足感のような
    感覚を味わいました。

    これからは、動物性のお料理をいただくときには
    必ずバランスの取れる量の毒消しを補えるように、
    意識して食事を作っていきます。

    • マクロ美風 より:

      夏目さん、おはようございます。

      >心地良いというより、満足感のような感覚を味わいました。

      もしかして、大根おろしの量で満腹になったのでは?(笑)
      いえいえ、冗談です(^^ゞ
      陰陽バランスが取れていると、お食事の後で満たされた気分になるのはよくあることです。
      それが中庸の安定感ですね。
      ぜひ中庸を目指してください。

      • 夏目 より:

        美風さん、こんにちは。
        大根おろしの量で満腹は、
        流石になかったのですが(笑)
        上手に表現できませんが、
        魚を食べたぞ!という余韻が
        ないというのでしょうか?
        食後にフルーツや何か他の食べ物を
        欲することが多かったのですが、
        それは、体からの声。食事の
        陰陽バランスが取れていなかった
        ということだったのを身体で
        感じました。
        心も身体も満足する食事とは、
        ということを感じました。

        • マクロ美風 より:

          夏目さん、こんばんは。

          陰陽バランスの取り方は一つのお料理で完成するのが理想ですが、もしそれが出来ない場合でも1食の全体で完成するようにするのが良いですね。

          中川さんが幸せコースで「うざく」をお伝えした時、胡瓜と鰻のバランスを何度も注意していました。
          それは単なる盛り付けの美しさだけではなく、食べ終わった時に鰻が主張しすぎないようにするためでした。
          そんなことも思い出しながら陰陽バランスを取ってみてください。

  9. ばんぶーん より:

    美風さん、こんばんは。

    分かりやすいビジュアルでのご紹介ありがとうございます。
    今夜のお夕飯は焼き魚でしたので早速たっぷりの大根おろしとすだちを添えて頂きました。
    もともと大根おろしは好きで、マクロを知る以前でも焼き魚には添えておりましたが量は控えめでしたね。
    幸せコースで教えていただいてからは別添えでたっぷり出すことをこころがけておりますが、まだまだ足りてなかったかもです。
    今後もバランスが取れるように毒消しを忘れないようにいたします。

    食後は日本茶でさっぱりと。
    日本人に生まれてよかったと思いました。

    いつもためになる記事をありがとうございます。

    • マクロ美風 より:

      ばんぶーんさん、こんばんは。

      ああ、良かったです。
      マクロビオティックではなぜ動物性を控え目にするようにいうのかを考えると、自ずから毒消しの量は決まってきますね。
      先人の残してくれた組み合わせを参考にして、量は動物性の種類とお食事をいただく人の体質を考慮して決めましょうね。

  10. masumi より:

    美風さん

    写真を見てはじめて気づいたのですがすだちは横に切るのですね。
    今までずっと柑橘類は縦切りだったということに!

    横切りと縦切りいちおうお野菜では
    考えてたつもりだったけど至ってなかったです。

    これからも骨々じみーにブログで勉強させてください。(^^)/

    • マクロ美風 より:

      masumiさん、おはようございます。

      すだちを添える目的は絞るためなので、絞りやすさを考えてみると良いですね。
      お野菜の切り方は目的に応じた切り方だけでなく、そこに陰陽が組み込まれればマクロビオティック的になります。
      陰陽の理解度が試される場面です。

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